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『文芸・小説、山田風太郎』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全180件

  • “戦中派”山田風太郎の原点、ここにあり

    激動の昭和20年を、当時満23歳だった医学生・山田誠也(風太郎)がありのままに記録した日記文学の最高峰。いかにして「戦中派」の思想は生まれたのか? 作品に通底する人間観の形成がうかがえる貴重な一作。
  • 古今東西有名人923名の「死」を切り取った山田風太郎の名著、「人間臨終図巻」の漫画文庫化第二弾! 処刑された息子の首を見て母が漏らした一言は?(天草四郎)。死を決意するきっかけとなった植物とは?(ピタゴラス)。文学賞を一度も受賞しなかった理由は?(山本周五郎)。訃報を受けてカーター大統領が述べた言葉とは?(プレスリー)。55名の知られざる死に際を厳選紹介!
  • 著名人923名の死に際を切り取った稀代の名著、『人間臨終図巻』をまさかの漫画化! 第三弾は古今東西の芸術家の「死」を網羅。葛飾北斎「せめてあと五年の命があったなら、ほんとうの絵師になれるのだが」。ルノワール「くそっ、なんてこの世は美しいんだ!」。岸田劉生「マチスのバカヤロー!」。ドストエフスキー「ずっと考えていたんだが、きょう僕は死ぬよ」。山下清「人間、死んだら何もできなくなるもんな、やっぱり」。カフカ「僕の遺稿の全部、中身を読まずに焼却してくれたまえ」。高村光太郎「僕は智恵子とふたりでいつも話しあっている」。芸術家ならではの深みを持った今際の言葉に、あなたは何を思う?
  • 「死ぬと困るから」と病床で焦りを顕わにした夏目漱石。葬儀や遺産について周到精密な遺言を残したレオナルド・ダ・ヴィンチ。「コレデオシマイ」と人を食った言葉で人生を締めくくった勝海舟。「黄金の国」を発見できず貧困にあえぎながら息を引き取ったコロンブス――。古今東西著名人923名の死に際を網羅した稀代の名著『人間臨終図巻』から、忘れがたい「死」55名分を厳選してマンガ化!
  • 968(税込)
    著者:
    山田風太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    山田風太郎流「南総里見八犬伝」、驚嘆の伝奇ロマン長編!

    遥か昔の怨念から里見家を救うため、不思議な宿縁に導かれ、世に現れた八犬士。ここに彼らは出揃った。関東管領・扇谷定正を前に、一大決戦が今始まる――。二十八年の歳月を経て、作家・馬琴は息子の死や自身の失明に直面しつつも懸命に物語を紡ぐ。そして虚実二つの世界はついに融合を迎え、感動のクライマックスへ。馬琴の最高傑作『南総里見八犬伝』を、壮大な構想で現代に蘇らせた、鬼才・山田風太郎による不朽の名作。
  • 968(税込)
    著者:
    山田風太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    山田風太郎流「南総里見八犬伝」、驚嘆の伝奇ロマン長編!

    文化十年、江戸飯田町の小さな家屋で、作家・滝沢馬琴は画家・葛飾北斎に語り出した。宿縁に導かれた八人の犬士が悪や妖異と戦いを繰り広げる『南総里見八犬伝』である。落城寸前の安房・滝田城で、時の城主・里見義実が一縷の望みを愛犬・八房に託したことをきっかけに、里見家の運命が動き出す――。闊達自在な伝奇「虚の世界」と、執筆への執念を燃やす馬琴を綴る「実の世界」を、緻密な構成で見事に交錯させて描いた傑作。
  • 山田風太郎流「南総里見八犬伝」、驚嘆の伝奇ロマン長編!

    宿縁に導かれた八人の犬士が悪や妖異と戦いを繰り広げる『南総里見八犬伝』の「虚の世界」。作者・滝沢馬琴の知られざる執筆生活と画家・葛飾北斎との交流を描いた「実の世界」。鬼才・山田風太郎が二つの世界を交錯させながら描く、傑作伝奇長編。

    ※本書は2022年11月刊行の『八犬伝 上』と『八犬伝 下』の2冊を収録した合本形式での配信となります。
  • 戦後日本を代表する小説家・山田風太郎生誕100周年を記念した、時代小説ベストコレクションです。『慶長大食漢』『死なない剣豪』『嗚呼益羅男』『妖剣林田左文』『姦臣今川状』『南無殺生三万人』『売色奴刑』の7編を収録。
  • 「サッパリ、書けん。」

    悪友親友への便りに垣間見せる素顔の風太郎。
    早くに両親を亡くして世話になった親戚への消息、恩師との交流。
    最も気が合った高木彬光氏との合作の相談、横溝正史氏ともども家族ぐるみの付き合い。

    江戸川乱歩をはじめ、角田喜久雄、鮎川哲也、中井英夫、色川武大、筒井康隆、髙峰秀子、安野光雅、横尾忠則、中島河太郎の各氏から届いた書簡、ドイツ文学者西義之氏との往復書簡もあわせて収録。

    「医者より小説の方が小生の本性には合致している」

    戦時中に単身上京して、軍需工場に勤めながら受験勉強を続けて医学専門学校に合格。1947年に「宝石」の短編懸賞に応募した「達磨峠の事件」が入選。50年に新制医科大学を卒業するも作家の道を選択し、忍法帖シリーズで大人気作家に。世相に対する鋭い批評から、気のおけない仲間に漏らす本音まで飾らない魅力が満載。

    山田風太郎生誕一〇〇年記念
  • 戦後日本を代表する小説家・山田風太郎の生誕100周年を記念した、時代小説ベストコレクションです。

    山田風太郎の作品は、現代もののミステリ、忍法帖、明治もの、室町もの、エッセイ・ノンフィクションなどに大別されますが、代表作のひとつ『妖説太閤記』のように、忍法帖や明治ものに属さない時代小説も少なくないです。
    没後20年に当たる2021年から生誕100年に当たる2022年にかけて、各社から風太郎作品が次々と復刊されていますが、ミステリーと忍法帖がほとんどであり、時代物の短篇は二十年以上も新刊で手に入らないものばかりです。
    今回はそれらのうち、8作品を収録しました。
  • 「将軍家病篤し」の報に、紀州大納言は今や藩を挙げて命運を賭すべく、魔界より甦った怪異の剣士を供に江戸へ向った。この天下覆滅の大陰謀に立ちはだかる柳生十兵衛! その秘剣をかざして天草四郎と対決するが、父但馬守が魔人として敵中に在ることを知り、彼の心は悩乱する。が、――魔剣士を操る森宗意軒の大陰謀は大詰に達し、遂に対決の時いたる! 月明暗き柳生谷で柳生但馬守と、伊賀は上野鍵屋ノ辻で荒木又右衛門と、波蒼き伊勢の船島で宮本武蔵と。――隻眼まなじりを決し、孤剣を抱いて馳せ向う柳生十兵衛! 壮絶無比の大死闘はいよいよ最高潮に。全3巻、完結編。
  • 心をこの世に残しつつ死の際に立った男が愛する女と交る――と、ひと月後にその女胎を裂いて男は再誕する。妖異凄絶の忍法「魔界転生」! 血風の中に甦る剣鬼たちは天草四郎を筆頭に、曰く宮本武蔵、荒木又右衛門、柳生宗矩、柳生兵庫、宝蔵院胤舜、田宮坊太郎。背後でこれを操るは天草の乱に敗れた森宗意軒と、そして由比正雪。 彼等は紀伊大納言頼宣を唆かし、徳川の天下を潰乱に導くべく、魔人と化した「転生七人衆」を紀州に送り込んだ。これに対決しうるは隻眼の剣手、柳生十兵衛あるのみ。妖雲は腥気をはらみ、十兵衛を窺って紀州から柳生の庄に迫った。全3巻、痛快忍法小説。
  • 安サラリーマン伊賀大馬が、トランクの中より探し出せし一巻の巻物、これぞ伊賀忍者の太祖、風忍斎が遺したる忍法相伝書である。大馬が早速、忍法「墨消し」を実験すれば、おお魔天の感応か、その鼻息を受け、あらゆる活字が消失するではないか! かくて、伊賀大馬は現代の忍者と化した。老残の硯学、松中半兵衛先生と肉体美女、鳥羽壺子嬢に支援されて忍法を発動すれば、「鳥の死声」は実力政治家をして「民衆から収奪する喜び」を天下に告白せしめ、「諸行無常」は男女の交りを索漠たる灰色の世界に墜し、セックス万能の時流を排す。辛辣にして軽妙、世人の意表を衝く珍騒動! まさに風太郎ワールド全開!
  • 妖雲は紀州藩を覆った。天草一揆の首謀者・森宗意軒の忍法「魔界転生」により、魔人として蘇生した宮本武蔵、柳生但馬守、荒木又右衛門、天草四郎ら7人の剣鬼が和歌山城内に潜んだのだ。しかも紀伊大納言頼宣もまた魔界への転生を希い、忍体となる美女狩りを続ける。追いつめられた3人の美女は救いを剣の師・柳生十兵衛に求めた。 天下に冠たる大剣士の群れに対し、孤剣隻眼の十兵衛はついに起った! 西国札所第一番青岸渡寺で妙剣・田宮坊太郎と、怒涛逆巻く紀州三段壁で名槍・宝蔵院胤舜と、廃墟の道成寺で豪剣・柳生如雲斎と。――死闘の勝敗は果していずれに!? 疾風怒濤の全3巻。
  • 遊郭のマダムが、むごたらしいバラバラの死体で発見された。店の女たちにも慕われる評判のいいマダムが、なぜ殺されたのか。事件直前に訪れた客たちを調べても、いずれも犯人には辿り着けない。その謎を、風太郎現代ミステリー唯一のシリーズ探偵の「飲んだくれ産科医」荊木歓喜が解き明かす!
  • 女人禁制の誓いを破るとき、飛騨忍法は破滅する――乗鞍丞馬は、天人の如きお美也の美貌に触れたとき、奔り湧く恋情に忘却すべからざるこの戒めを忘れた。彼の幻法は瞬時にして枯死し、宗像主水正の豪剣に左腕を断ち落とされた。以来、宗像家の忠僕となった丞馬が、再び忍者として立ったのは、主水正が闇を縫う銃弾に斃れしゆえ。いま、飛騨忍法は甦った! 夫の仇討ちに京へ旅立つお美也を助け、丞馬は飛騨伝来の「五幻の術」で銃口の前に身を挺する。――かくて4年、最後の敵に対したとき、死を賭けた彼が、お美也への愛慕を籠めた秘法「死恋幻法」の凄まじき美しさ。
  • 片田舎の高校で、ミステリー小説研究会「殺人クラブ」の同人6人の、軽快な会話とドタバタな調子で語られる推理劇5篇の連作集。
  • 安アパート「人間荘」は、1階に7部屋、2階に9部屋があって、それぞれに人間離れした住人が住んでいる。12号室の住人は変わるたびに、人間荘で起きた殺人事件を、黒い表紙のノートに書き遺して……。そのノートが暴く5つの連続殺人と、その円環を閉じる最後の殺人の物語で、「新本格」の先駆けとなるような奇想に満ちた大傑作。
  • 蜀山人が「全盛の君あればこそこの廓は 花も吉原月も吉原」と頌歌をささげた松葉屋の花魁・薫。抜群の美貌と聡明さ、そして見事な侠気で、この女人国の苦海を泳いでゆく。欲と金、色恋の深淵、侍の意地……。快楽の国・吉原で起こる奇っ怪な出来事に、鼠小僧次郎吉、葛飾北斎、遠山の金さんなどが絡んでゆく、山田風太郎ワールド。
  • 968(税込)
    著者:
    山田風太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    不敵な無頼者「六文銭の鉄」の活躍を描く、幻の傑作忍法帖!

    多くの鉱山を開拓し、家康さえも一目置いた稀代の傑物・大久保石見守長安。彼に立ち向かい護衛の伊賀忍者たちと激戦を繰り広げる不敵な無頼者「六文銭の鉄」の活躍を描く、爽快感溢れる忍法帖!
  • 968(税込)
    著者:
    山田風太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    野獣と化した12人の剣豪たちから一人の姫を守り抜け! 幻の傑作忍法帖!

    ”びるしゃな如来”という幻法を掛けられ、あらゆる男を誘惑し悩殺する体になってしまった北畠具教の一人娘、旗姫。欲望の塊と化した12人の剣豪たちから旗姫を守り抜くため、若き忍者が立ち上がる。
  • 戦後日本を代表する大衆小説の大家・山田風太郎が、
    著名人(英雄、武将、政治家、作家、芸術家、芸能人など)、923人の「最期」を切り取った、稀代の名著『人間臨終図巻』をまさかの漫画化!
    志賀直哉は骨壺を盗まれた?
    葬儀は不要と遺言を残した永井荷風の残念な葬式とは?
    久保田万太郎がのどに詰まらせた意外なものとは?
    日本近現代文学史に燦然と名を輝かせる文豪たち、125名はこんなふうに亡くなりました。
  • 足利将軍家の姫・香具耶を手中にした者に南蛮銃三百挺を与えよう。飯綱使いの妖女・玉藻の企みに応じるは信長、謙信、信玄、松永弾正。日吉丸、光秀、山本勘介らも絡み、痛快活劇の幕が開く!
  • 『日本を代表する名監督の映画になった原作を読もう!』

    【収録書籍】
    『復活の日』著者:小松左京
    『魔界転生 上下 山田風太郎ベストコレクション』著者:山田風太郎

    映画「復活の日」
    小松左京の同名SF小説を基に、1980年、草刈正雄を主演にアメリカ大陸や南極でのロケが敢行された大作映画。細菌兵器によって全世界はパニックとなり人類は死滅する、氷に閉ざされた南極大陸に残された863人を除いて……。1年後、南極で地震研究を続けていた吉住は、アメリカ東部地震を予測。今も地下に眠り続けるミサイル自動報復システムの作動を阻止するため、潜水艦で廃墟となったワシントンに向かうが……。令和2年のコロナ・ウイルス状況と重ねてみる読者や映画ファンが続出、再び大きな話題となった。

    映画「魔界転生」
    山田風太郎の同名小説を基に、1981年、千葉真一・沢田研二のW主演で制作された時代劇映画。公開されると沢田研二が扮する天草四郎の妖艶な演技が、人形師辻村ジュサブロー初の制作担当の衣装とともに、大きな話題を呼んだ。江戸城が炎に包まれるラストシーンでは、特撮ではなく実際にセットが燃やされて撮影が敢行。時代劇映画、屈指の名シーンとなった。
  • 715(税込)
    著:
    山田風太郎
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    哀しい異境へようこそ、傑作の初期短編集。「魔界」へと続く作品群――戦後の東京で、青年と、神宮の森の樟(くすのき)をねぐらとする骨の軟らかい美少女との、愛欲を描いた「蝋人」。主人公の男のシンボルの形をした「鼻」を見て、女性が群がる「陰茎人」。グロテスクな表現の中に、風刺とユーモアと哀愁を込め、医学的知識をも駆使して人間の<性>を描いた、山田風太郎の初期短編集。全9編を収録。
  • 「風太郎忍法帖」の中で、現在入手不可能の、驚天動地・抱腹絶倒の忍法で読者を魅了すること請け合いの、傑作短編集。古来伝わる睡魔をもって襲う忍者に対抗すべくあみだされた半睡浮遊剣、仮睡自在剣、夢界生動剣。そこに生じた思いもよらない陥穽を描く「忍法甲州路」のほか、忍法陰陽変を用いて男根女陰を交換する「転の忍法帖」、筑摩一族の忍びの活躍を描く「忍者六道銭」など収録。
  • 奇想天外、荒唐無稽を地でゆく、恐ろしいまでの面白さで、一世を風靡(ふうび)した「風太郎忍法帖」の傑作短編集。 幕府のお庭番の変装所・大丸屋の娘が、秘命をおびたお庭番に恋する「忍者枝垂(しだれ)七十郎」。斬られても、その刹那すぐに溶けあって肉体がつながる忍法を会得している男が、仕官志望の男に勝負を譲って、相手の妻を譲り受ける「忍者枯葉塔九郎」など。現在入手不能の、天下にその名を轟かせた異色作8編。
  • 奇想天外な悪戯を企む悪童4人が、寄宿舎・青雲寮の屋根裏に「天国荘」と名付けた遊び部屋を作った。彼らはそこを参謀本部と呼び、教師いじめのさまざまなアイデアを練る。最初の標的は数学の教師で、その名も糞便攻撃なる途方もない作戦だった(表題作)。度肝を抜く着想と空想力、大胆不敵な悪戯を奔放に描く、ユーモアと皮肉のきいた青春小説。他6篇収録
  • 殺人と公金横領の秘密協定で、突然千五百万円が転がりこんできた男。彼は愛していた女が結婚してしまったことから、人生観が逆転した。大金を餌に、期限付きで次々と女を換えていく。男は快楽の果てに死を決意していたが……(表題作)。狂気の淵にまで追いつめられた男と女の心の変遷、倒錯した心理。著者独特のアイロニーが光るホラーミステリー傑作集!
  • 5人の医学生によって結成する「刺絡会」が、とんでもないことを始めた。男の性欲にも、ある一定の周期があるはずだ。この仮説を証明するため、3年間、交合と手淫を禁じ、自然に夢精する回数を調べるという。このバカバカしくも涙ぐましい実験の結末は……?(表題作)人間というものの悲しき限界を、荒唐無稽な発想で描く。SF的味わいのある17篇収録
  • 怪談というものは、理におちてはこわくない。あとで合理的解決というものをくっつけては面白くない。徹頭徹尾、荒唐無稽なものでなくてはならない。怪談を成功させるには、天才的文章力と、一種病的性格の持主でなければなるまい(著者)。奔放な想像力を縦横無尽に駆使した、まさしく風太郎奇想小説のこれが真髄。20篇収録。巻末に少年篇5篇と緊急追加2篇も同時収録!
  • 一九四七年、東京医科大学に在学中であった著者が、探偵小説誌の懸賞募集に投じた「達磨峠の事件」が入選。ミステリー作家としてデビューを果たす。以後、四九年に本書に収録した「眼中の悪魔」「虚像淫楽」の二篇で、日本探偵作家クラブ賞を受賞。一般には、五八年から開始された「忍法帖」シリーズが爆発的ブームを呼び、時代小説作家として著名であるが、人間心理の綾を鋭くついたミステリーも多数発表している。長短十篇収録。
  • 日本海軍のシンボルとして不沈を誇りながら、瀬戸内海で謎の沈没を遂げた戦艦「陸奥」。その「陸奥」を巡り、巡洋艦「白馬」の艦長、設計者、そして砲撃を命じた旗艦の艦長の子供たちが辿った数奇な運命とは……。人間の繰り返す普遍的な愚行を、実際の事件を取り入れて描く(表題作)。―太平洋戦争末期から敗戦後の世相を背景に、極限下の人間模様を活写! 他10篇収録。
  • 本書には、著者のデビュー作である「達磨峠の事件」の他、様々な中・短編ミステリーを収録した。懸賞小説に応募して当選した作品や、ショート・コントの傑作。さらには、「青春探偵団」や「笑う肉仮面」の原型ともいうべき「青雲寮の秘密」と「肉仮面」。戦前・戦後の世相を背景にしながら、次々と発表した作品の数々。風太郎ミステリーワールド堂々の最終巻!
  • 1,485(税込)
    著者:
    山田風太郎
    著者:
    サメマチオ
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。
    また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    作家、読書人など多くの人から愛される
    希代の名著『人間臨終図巻』がまさかの漫画化!

    戦後日本を代表する大衆小説の大家・山田風太郎が、
    著名人(英雄、武将、政治家、作家、芸術家など)、
    923人の死に様を切り取った『人間臨終図巻』。

    本書ではその中から、紀元前~昭和まで、
    出生順に120人を厳選して漫画化した。
    歴史上の人物の意外な死に方に、
    あなたは何を思うか?

    【主な収録人物】
    ◎ピタゴラス
    豆を踏めなくて市民に殺された
    ◎アレキサンダー大王
    「何だかつまらない遺言」の内容とは
    ◎平清盛
    平家物語に書かれた死に際が劇的すぎる
    ◎一休
    七十代後半でも夜はお盛んだった
    ◎徳川家康
    鯛の天ぷらを食べすぎて食あたり
    ◎勝海舟
    最後の言葉の中の最大傑作「コレデオシマイ」
    ◎夏目漱石
    「早くここへ水をぶっかけてくれ。死ぬと困るから」
    ◎小津安二郎
    「何かいってないとたまらないんだ。ナンマイダ」
  • 文豪たちが描く日本の「名城紀行」シリーズ。

    1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。

    第6巻は遠藤周作、井上友一郎、豊田穣、馬場あき子、山田風太郎、安西篤子、早乙女貢、赤江瀑、大原富枝の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。

    視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。
  • 935(税込)
    著者:
    山田風太郎
    レーベル: ちくま文庫
    出版社: 筑摩書房

    死生観からチーズの肉トロまで。

    麻雀に人生を学び、数十年ぶりの寝小便に狼狽し、男の渡り鳥的欲望について考察する。「無害で有益な人間はほとんど存在しない」「男の顔の化粧ないしカモフラージュとして、ヒゲほど有効なものはない」「美人好みはホンイチ狙い」「人間は長生きしすぎて、せっかくの完全形をみずから壊す」等々の風太郎流名言(?)も次々と登場。ナンセンスに見えて深遠。これぞ風太郎エッセイ。
  • 880(税込)
    著者:
    山田風太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    根来忍者対伊賀忍者! 公儀隠密の座をめぐる熾烈な闘いの行方は!?

    延宝八年、徳川四代将軍家綱の死去と同時に、後継者をめぐって劇的な政変が起きた。新将軍には、若年寄堀田筑前守が擁立する綱吉が就任、それまで権勢を誇っていた大老酒井雅楽頭(うたのかみ)は失脚した。そして、それに伴い、公儀隠密の要職にあった伊賀組が解任され、替って根来(ねごろ)衆が登用されたのである。主命を受けた若き二人の根来忍者、秦漣四郎と吹矢城助は、隠密として初仕事に勇躍、江戸を後にした。だが、彼らの行く手には、復讐の怨念に燃える伊賀忍者たちの執拗な妨害が……。
  • 揺れ動く近代日本黎明期を舞台に展開する奇想天外の物語。

    明治7年、時は文明開化真っ盛り。元八丁堀与力・原胤昭は、恩師有明捨兵衛が悲痛の死を遂げたことから長年勤めた石川大牢獄島を飛び出した。そして、有明の残した姉妹のもとに身を寄せる。この清麗可憐な姉妹に導かれ、粋な町奴は十手を片手に出獄人保護という徳行に乗り出した。だが、官服纏う物怪や凶悪無残な悪党どもが行く手を阻む。嗚呼、正義は地に堕ちたのか? 不思議な縁によって数奇な運命を全うした明治の傑人を描く、大伝奇小説。

    ※本電子書籍は、角川文庫版『明治十手架』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
  • 風太郎作品中、最高のヒーロー・柳生十兵衛の記念すべき初登場作!

    会津大名、加藤明成は淫虐の魔王ともいうべき暗君だった。諌言の末、主家を見限った堀主水は妖異凄絶の武術を持つ会津七本槍を差し向けられ、一族郎党を惨殺されてしまう。唯一生き残ったのは、かよわき7人の女。父や夫の仇討ちを誓う女たちは、剣豪・柳生十兵衛の助けを借り、命懸けの特訓を始める。奔放無頼な十兵衛も陰ながら援護し、悪鬼のごとき敵を討ち果たすべく凄絶な闘いを挑む! 十兵衛三部作の記念すべき第一作。

    ※本電子書籍は、角川文庫版『柳生忍法帖』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
  • 綺羅星のごとき明治の俊傑たちを活写した山風明治小説の白眉

    明治6年、征韓論に敗れた西郷隆盛は薩摩へ。明治政府は大久保利通を中心に動きだし、警察組織もまた、大警視・川路利良によって近代的な警視庁へと変貌を遂げようとしていた。片や、そんな世の動きを好まない元同心・千羽浜四郎と元岡っ引き・冷酒かん八。2人は元江戸南町奉行・駒井相模守の人脈と知恵を借り、警視庁に対決を挑んでゆくのだが……。
    開花期の明治を舞台に俊傑たちが東京を疾走する時代活劇譚!

    ※本電子書籍は、角川文庫版『警視庁草紙』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
  • 女人と欲に溺れた天下人の生涯。人間・秀吉の妖貌を描く異色の太閤記!

    永禄元年、この年23歳の秀吉は信長の愛妹・市姫に理想の女人の顔を見出した。彼女を手中に堕としたい一心で、秀吉は大謀略を企てる。口上の上手さと憎めない面相を隠れ蓑にした、狡知と詐術に満ちた策略の数々。浅井長政の破滅から本能寺の変、山崎合戦、柴田勝家の滅亡まで……全てを掌上で引き起こし、天下取りの階段を登り始める! 英雄・秀吉の仮面を剥ぎ取り、その奇怪極まる妖貌を明らかにする異色の歴史伝奇大作。

    ※本電子書籍は、角川文庫版『妖説太閤記』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
  • 忍法帖の最高傑作にして極めつけのエンタテイメント大作!

    島原の乱に敗れ、幕府への復讐を誓う天草側の軍師、森宗意軒は死者再生の秘術「魔界転生」を編み出した。それは、人生に強い不満を抱く比類なき生命力の持ち主を、魂だけ魔物として現世に再誕させる超忍法だった。次々と魔界から蘇る最強の武芸者集団。魔人たちを配下に得た森宗意軒は紀伊大納言頼宣をも引き込み、ついに柳生十兵衛へと魔の手を伸ばす……。群を抜く着想と圧倒的スケールで繰り広げられる忍法帖の最高傑作!

    ※本電子書籍は、角川文庫版『魔界転生』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
  • 明治群像劇×幽霊譚。山風明治小説の異色にして最高傑作!

    明治15年。年々文明開化の華やかさを増す東京を行く1台の古ぼけた辻馬車があった。それを駆るは元会津同心の干潟干兵衛。孫娘のお雛を馭者台の横に乗せて走る姿が話題を呼び、日々さまざまな人物が去来していく。ある日2人は車会党の恨みを買い、壮士らに取り囲まれてしまう。危機に晒されたお雛が「父(とと)!」と助けを叫ぶと、なんと無人の辻馬車が音もなく動き出した! そして現れたのは……? 山風明治ロマネスクの最高傑作。

    ※本電子書籍は、角川文庫版『幻燈辻馬車』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
  • 北海道の監獄で繰り広げられる奇怪な事件と因縁。明治人間ドラマの白眉!

    北海道が一般の人にとって地の果ての島だった明治19年。薩摩出身の青年、有馬四郎助は月形の樺戸集治監の看守に着任した。そこは刑期12年以上の凶徒を集めた人間の運命の吹きだまりであった。正義感あふれる四郎助は、個性的な囚人たちが起こす奇怪な事件に厳しく対しようとする。だが、元与力のキリスト教教誨師・原胤昭との出会いがその運命を変え始め……。明治に生きる人々の姿をつぶさに拾い上げた圧巻の人間ドラマ。

    ※本電子書籍は、角川文庫版『地の果ての獄』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
  • 執筆上のうっかり話、明治の文学者の貧乏ぶりから死刑執行方法、はては「一握の牌」という歌つくりまで、妄想はばたく長編エッセイ(表題作)ほか、旅、食べ物、読書をテーマに、著者の万華鏡のような魅力があふれるエッセイ集。
  • 250年の時空を超えて飛び交う二人の柳生十兵衛!

    茫々と薄墨に染まる木津川の河原に一人の男があおむけに倒れていた。「こんなことが! 我らの殿をかくも見事に斬るとは!」死者は天下無敵の剣豪・柳生十兵衛であった。が、開かぬはずの方の目がかっと見開いていた!室町と慶安を舞台に250年の時空を超えて飛び交う柳生十兵衛二人・満厳と三厳。剣の奥義と能を媒介とした壮絶無比の大幻魔伝。伝奇小説の大御所が放つ畢生の大傑作といえよう。
  • 759(税込)
    著:
    山田風太郎
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生の由来を描く。初の電子化!

    室町後期の南北朝、長い間抗争を続けていた柳生と伊賀が奇妙な和合で手打ちを行う。柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生した由来を描き、すさまじい三種神器の争奪戦がくり広げられる幻の長篇、遂に初の電子化!
  • 671(税込)
    著:
    山田風太郎
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    酒池肉林とワイロで腐敗しきった権力に挑む痛快活劇。幻の傑作、遂に電子化!!

    「わたしのものの味がそんなに悪いかえ?」お公卿の姫のような臈たけた美女はニタリと笑った。その時、「下におれっ。将軍家由貴姫のお成りである。」という声がした。女は道のまん中にしゃがみ込んでいる。侍達は奇怪なうなり声をあげた。彼らは女の股間の地上にあるものを見た!!
    同心・恥ずかし瓢兵衛の頼みで、岡っ引きになった屁のカッパはお数寄屋坊主の河内山宗俊と出会った。彼は北斎の枕絵を使って、幕閣達を揺さぶっていた。
  • 「関八州取締役・遠山銀五郎と妖術使い」の大伝奇小説

    『甲賀忍法帖』『魔界転生』等の忍法帖で一大ブームを巻き起こした著者の集大成ともいうべき一冊。徳川幕府最後の改革が行われた天保年間、関八州取締役に任ぜられた北町奉行子息・遠山銀五郎はお燿と共に坂東一円の博徒の鎮圧に乗り出す。「人間が人間らしく生きるには乱世においてこそ……」とうそぶく、謎の美怪童・南無扇子丸の妖術に配下の剣客が次々とはまり、遂には任侠もはまり、魔人と化す。銀五郎の革命はなるのか? そして恋の行方は?
  • 傑作再び!幕末から明治を舞台にした傑作集

    幕末から明治を舞台に描いた山田風太郎の名短篇を集成する作品集、第3弾。桜田門外の変を、討ち取られた井伊直弼の首の行方が転々とするなかに捉えた「首」。ロシヤ皇太子ニコラス2世が襲撃された大津事件で、襲った巡査の家族と皇太子の命を救った車夫たちの人生が交差していく「明治かげろう俥」。
     ほかに、「明治忠臣蔵」「天衣無縫」「絞首刑第一番」「三剣鬼」の6編。さらに、これまで全集のみに収録されていた、日下三蔵氏による「山田風太郎明治小説〈人物事典〉」を加筆して収録した。
     実在の事件や人物を素材にして、斬新な視点と解釈が施された作品の数々は、今なお褪せることがない輝きを放っている。
  • 250年の時空を超えて飛び交う二人の柳生十兵衛!

    十兵衛のそばで金春竹阿弥の声がした。「十兵衛さま、あなたさまはご先祖の満厳さまに変身されたのです!」「冗談ではない、前の帝・月ノ輪の宮とお前の伜・金春七郎に御水尾天皇が刺客を放たれたので、助っ人に乗り出したとこだぞ!」そして竹阿弥も世阿弥に変身していた! 天皇の地位、幕府転覆をねらう大陰謀に、足利義満、一休、後水尾天皇、由比正雪、紀伊大納言頼宣がからむ。柳生十兵衛の剣と人間臭さを描く時代小説!解説・小沢章友
  • 風太郎ワールドを満喫できる時代短編小説集。

    「桐華散ラントシテ桐葉コレヲ護ル……」謎の言葉とともに大阪城絵図を北の政所から託された秀吉の遺臣7人は、そこに込めた秀吉の豊臣家生き残りの秘策を探る。そこに降りかかる思わぬ悲劇と、この謎の真意とは……。表題作「幻妖桐の葉おとし」のほか、うだつのあがらぬ旗本たちの生き様を描く「数珠かけ伝法」、忠臣蔵をテーマにした連作「行燈浮世之介」、「変化城」、桜田門外の変でたおれた井伊直弼の首に纏わる奇談「首」など、全6編の時代小説集。
    江戸時代初期から幕末までの時代に生きた様々な身分の人間の情念、人間味を独特の視点から描いている。その時代の世相をときにユーモラスにときに皮肉たっぷりに描く山田風太郎ワールドが満喫できる。
  • 時代を超えた衝撃の名作短編を収録。

    幕末から明治を舞台に描いた山田風太郎の名短編を、文芸評論家・日下三蔵氏の編により収録した短編集。大きく変わっていく激動期に、あるものは自らの意志を貫き、あるものは時代に翻弄される人生を送った。
     無念流の免許皆伝の腕をもち、佐久間象山の下では、勝麟太郎とならぶ俊才と目されていた、立花久米蔵。蘭方の医者でもあり、妻は外国人の血を受け継いでいた。そんな彼が、黒船渡来で攘夷を唱える声に、異論を述べたことから悲劇が始まる、「ヤマトフの逃亡」。
     火事のため、伝馬町の牢屋敷から囚人の切り放しがあり逃げてきた、高野長英の最後までを描く、「伝馬町から今晩は」。
     ほか全七編。
  • 幕末明治期の短篇を集成したシリーズ第2弾!

    幕末から明治を舞台に描いた山田風太郎の名短篇を集成する作品集、第2弾。
     貧しい男やかよわい女の犯した罪は大目に見ようとし、一方で彼らを利用したり、罪のない人間まで巻き込むことを辞さない悪党には、断乎として厳刑を科する名同心、笊ノ目万兵衛。彼が事件を解決しようとする度に、愛する家族が次々と巻き込まれてしまう悲劇を描いた「笊ノ目万兵衛門外へ」。
     ほかに「切腹禁止令」「大谷刑部は幕末に死ぬ」など全7編。
    編者は、文芸評論家・日下三蔵氏。
  • 「関八州取締役・遠山銀五郎と妖術使い」の大伝奇小説

    千葉周作、斎藤弥九郎、桃井春蔵、男谷精一郎、伊庭軍兵衛、浅利又七郎、島田虎之助、高柳又四郎、大石進、樋口十郎左衛門、勝小吉、平手造酒、拳骨和尚、秋山要助……幕末を彩る剣客剣鬼。武蔵野に蟠踞する国定忠治、大前田栄五郎、笹川繁造、清水次郎長……任侠侠客。この群像をいり乱れ、ないまぜて操る怪童南無扇子丸! 対するは遠山金四郎の子息、銀五郎、鳥井燿蔵の娘お燿!! 解説・菊地秀行。
  • 蹴鞠で遊んだ少年の日よ何処。将軍足利家の後継者・三春丸と、その後見人である少年管領・細川勝元。みずみずしい生命力に富むふたりを取りまく権力闘争の機略。十五歳の少年に二十五歳のお妾を取らせる策略合戦。出家を望む三春丸に仕掛けられた秘策が引きおこす花の御所の奇々怪々。歴史的事実に大胆な創作を加えることで浮きあがる人間の真実を、破天荒に描く風太郎節益々快調! 表題作のほかに「室町の大予言」を収録。
  • 明治中期、北海道・樺戸集治監に赴任した薩摩出身の有馬四郎助を中心に展開される数奇な人間模様。時の政府高官はもとより、若き日の幸田露伴、山本五十六の実兄・高野襄、与力上りのクリスチャンで監獄教誨師の原胤昭、元からす組の細谷十太夫、独休庵(ドク・ホリデイ)と称する酔っぱらい医者、加えて秩父困民党、加波山事件や静岡事件、佐賀の乱の残党たちがクロスする意外性こそ著者の明治物の大きな特色。アメリカ西部劇を思わせるスケールの大きさも魅力である。
  • 小説誌の雄『オール讀物』編集部がお贈りする、文藝とエロスの豪華絢爛コラボレーション!近年オール讀物が掲載した、性とエロスの香り漂う創作や特集記事を再編集し、一冊にまとめたのがこの『エロスの記憶』です。まずは創作。小池真理子、桐野夏生、村山由佳、桜木紫乃、林真理子さんの女性作家陣が妍を競う一方で、野坂昭如、勝目梓、石田衣良、山田風太郎という重量級の男性作家陣も、練達の筆でときに熱く、ときにねちっこく性を描きます。特集記事は、女優の岸惠子さん、サッカー元日本代表監督フィリップ・トルシエ氏、池田満寿夫・佐藤陽子夫妻といったバラエティ豊かな人選。渡辺淳一×弘兼憲史、東海林さだお×鹿島茂など対談も充実。「飛田新地の『写真屋』」(井上理津子)、「『フランス書院』の秘密」(北尾トロ)など、性の深淵に肉薄するルポものも満載です。かつて小説雑誌が全盛だった昭和40年代、その一翼を担ったのが他ならぬ官能特集でした。それから半世紀近く経ちましたが、いかなる世であっても男女の仲に秘められた情理を描くのが小説の真髄。本書には、歴代オール讀物編集部がエロスの深淵を追求してきた、その熱気が横溢しています。『エロスの記憶』、どうぞお楽しみください!
  • 明治十九年秋、薩摩出身の有馬四郎助が看守として赴任した北海道月形の樺戸集治監。石狩川のほとりにあるこの監獄は、十二年以上の受刑者ばかりを集めた、まさに悪党どもが年貢を納めるにふさわしい地の果ての牢獄だった。正義感あふれる青年看守がそこで見た奇怪な事件と、牢屋小僧、五寸釘の寅吉といった受刑者たちの数奇な過去の数々。使い捨ての労働力として受刑者を使役し、道路建設や炭鉱開発にあたった薩長閥政府の功罪を抉り、北海道開拓の裏面史を描いた歴史長篇。

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