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『文芸・小説、グーテンベルク21、呉茂一、1円~』の電子書籍一覧

1 ~6件目/全6件

  • ルキアノスは哲人皇帝マルクス・アウレリウス治世下の2世紀後半のローマ時代に活躍した。多数の著作を著したが、独創と構想力のゆたかな作家といわれる。一方そのギリシア語は、きわめて流暢で、しかも平易な、典型的な古典散文といわれる。彼がはたして時世を慷慨する警世家だったか、それとも単に皮肉を並べ知的な逆説を弄する戯画家だったかは、人によって判断を異にするが、その面白さは折り紙つき。本書には「本当の話」「遊女の対話」「悲劇作者ゼウス」など代表作7編を収めた。
  • アリストパネス(446年頃~385年頃BC)は古代ギリシア、アテナイ出身の劇作家で、喜劇作家、風刺作家の代表として知られる。 ギリシア喜劇は彼の時代に最盛期をむかえ、彼の死とともに衰えた。生涯に44作の喜劇を書いたが、現存するのは11作である。どの作品においても、当時の実在の人物を取り上げ、奔放な想像力と構想力で時代を風刺するのが特徴で、過激な笑いを提供した。この第1集には「蜂」「平和」「鳥」の3編の代表作を収録した。
  • 少年ダフニスは森のなかで山羊に育てられているのを、少女クロエはニンフの洞窟で羊に育てられているのを見つけられた捨て子だった。二人はそれぞれ山羊飼いと羊飼いの夫婦に拾われ、すくすくと育ち、やがて恋心を覚えるようになる。エーゲ海のレスボス島の伸びやかな牧野を舞台に繰りひろげられる神話的・牧歌的な物語。
  • シリーズ2冊
    880(税込)

    トロイアの陥落後、帰路についたオデュッセウスは単眼巨人ポリュペモスの島に着く。仲間を食われたオデュッセウスはポリュペモスの目をえぐって脱出するが、ポリュペモスの父親、海神ポセイドンの怒りをかい、以後故郷へたどりつくまで10年間の長い放浪苦難をよぎなくされる。女神カリュプソによる7年の幽閉、人を豚に変える魔女キルケ、美しい歌声で誘惑するセイレネス、恐ろしい怪物スキュレとカリュプデスらとの遭遇と闘い、そしてようやくたどり着いた故郷イタケでは、妻ペネロペイアに言い寄り、その家を我が物顔に占拠利用するやくざな求婚者どもと闘わなければならなかった。
    だが、オデュッセウスは単純な勇士、不撓の航海者にとどまらない。策士であり、高貴であると同時に残酷・貪欲な人物でもある。「オデュッセイア」はそうした意味でも「最初の小説」「最初のすぐれた冒険小説」の名にはじない。
  • シリーズ2冊
    880(税込)
    著:
    ホメロス
    訳者:
    呉茂一
    レーベル: ――

    トロイア戦争が始まって10年目の最後の年、ギリシア方とトロイア方の勇将・戦士たちがくりひろげる戦乱絵巻。その中心となるのは、ギリシア方の総大将アガメムノンと、もう一人の勇将アキレウスとの、捕虜にしたトロイア方の娘をめぐっての人間臭い確執だ。全体は「源平盛衰記」のような日本の戦記物さながら。映画「トロイ」の原典でもある。
    アキレウスが戦いを拒否し、ギリシア方の敗勢は濃くなる。トロイア方の勇将ヘクトルがギリシア勢を海辺に追い詰めるにおよんで、アガメムノンは莫大な褒賞を約束してアキレウスを呼び戻そうとする
  • 原題は「変身譚」で、魔法によってロバにされてしまった若者ルキウスの遍歴を描く。ロバのルキウスはつぎつぎと競売にかけられて飼い主の変わるなか、あちこちと連れまわされ、何度も命を脅かされながら当時の世態を目の当たりにする。バラの花を食べて、ぶじに人間の姿にもどれるのは、はたしていつの日か? ルネサンス時代に再発見されて以来、愛読されてきた、風刺のきいたファンタジー。

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