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『文芸・小説、太田出版』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全147件

  • チケット即入手困難、渋谷を騒然とさせた伝説の展覧会、禁断の書籍化

    展示された怪文書100点以上を大収録!
    誰が、どこで、なぜ、この“怪文書”を書いたのか──

    掲載されている「怪文書」は、全てフィクションである。
    なぜこれほどしつこく忠告するかといえば、端的に危険だからだ。
    ──ダ・ヴィンチ・恐山

    ※この書物は普通ではありません

    ■怪文書(かいぶんしょ)
    “ 意味不明な主張をしている文章のこと。
    内容は誹謗中傷や被害妄想、非現実的なものが多い。
    ほとんどが根拠不明で誤った情報を元にしている。”
    ──本当にそうなのでしょうか?
  • 全米騒然
    ニューヨークタイムズ・ベストセラー
    世界9カ国で翻訳
    刊行前からSNSで話題沸騰!

    望まない妊娠は、セックスをするから起きるのではない。

    女性の50倍の生殖能力を持ち、
    コンドームを着用したセックスは気持ち良くないという偏見に囚われ、
    あらゆる避妊の責任を女性に押し付ける男性が、
    無責任な射精をしたときのみ起きる。

    望まない妊娠による中絶と避妊を根本から問い直す28個の提言。

    「セックスをする人、セックスをしたい人、あるいは将来セックスをするかもしれない人を育てている人にとって、必読の書」(ワシントン・ポスト紙)
  • 1,760(税込)
    著:
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    これはどうでもいい手紙ではなく、「じゆうりつ」なんだ



    メッセージアプリの消えない「入力中…」、雨音が聞こえ続けているカーテンの向こう側、授業中に回される小さな折り手紙。

    ■■■の存在を意識した時、物語は再び動き始める。



    『かわいそ笑』『6』に続く、新進ホラー作家・梨の単著第3作目!

    299の断片が紡ぎ出す、聞こえなかった旋律と戦慄──



    恐ろしく、そしてどこか儚い。

    ──四季凪アキラ(にじさんじVTuber)
  • 2020年11月に発売した『安彦良和 マイ・バック・ページズ』の最後で「企画中」という形で示唆されていた監督作『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(2022年6月3日公開)。そのすべてを監督・安彦良和が語りおろす――。

    「アムロが言っていることは正解なんです。ドアンに戦争の匂いがある限り、また違う敵が来るかもしれない。別の災難が降りかかるかもしれない。だからと言って、武器を捨てていいのかというクエスチョンは残ってもいいけど、その答えは、はっきりしていると思うんですよ」
    (安彦良和/本文より)
  • なぜ、競馬で9370万円的中できたのか――!?

    『稼ぐギャンブル』『同[実践編]』を合本、さらに書きおろしの新章「令和のギャンブル」を追加した『稼ぐギャンブル[完全版]』ついに登場!!

    稼ぎ続けるギャンブル芸人が教えるパチンコホールの選び方のコツから競馬の万馬券の狙い方まで。さらに“高額追徴課税”問題の真相、そして“人生最後のギャンブル”とは――。

    以下「令和のギャンブル」より
    ・競馬の配当金の追徴課税が数千万円!
    ・損することを恐れたら稼ぐことはできない
    ・9370万円を的中させたこと
    ・人生の選択肢はすべて「ギャンブル」だ!
    ・「人生最後のギャンブル」がはじまります!
  • 1,650(税込)
    著:
    元少年A
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    1997年6月28日。

    僕は、僕ではなくなった。

    酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。



    「少年A」――それが、僕の代名詞となった。

     僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。

    それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、

    不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。
  • 『新世紀エヴァンゲリオン』監督・庵野秀明は、いかにして“エヴァ”へ辿り着いたのか!?庵野秀明監督への超ロング・インタビュー、制作スタッフたちによる未発表「庵野秀明“欠席裁判”座談会」後編を含む第二集。
    目次情報
    第一部 庵野秀明ロングインタビュー(構成+竹熊健太郎)
    ・第壱章 もう、僕は勉強しない
    ・第弐章 ダイコンフィルム誕生
    ・第参章 エヴァへの長い道
    ・第四章 絶望は思うんだけど、そこからスタートです
    第二部 『エヴァンゲリオン』スタッフによる庵野秀明”欠席裁判”(後編)
    第三部 私とエヴァンゲリオン(竹熊健太郎)
  • 社会現象にまでなったアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を読み解くための基本文献。庵野秀明監督への超ロング・インタビュー、制作スタッフたちによる未発表「庵野秀明“欠席裁判”座談会」前編を含む第一集。
    目次情報
    第一部
    庵野秀明ロングインタビュー(構成+大泉実成)
    ・第壱章 僕たちには何もない
    ・第弐章 物語の終わらせ方
    ・第参章 創作とはオナニーショウである
    ・第四章 「デビルマン」とエディプス・コンプレックス
    第二部 『エヴァンゲリオン』スタッフによる庵野秀明”欠席裁判”(前編)
    第三部綾波レイとはなにか?(大泉実成)
  • TikTok、ソーシャルゲーム、ミュージックビデオ、アニメ……
    現代のカルチャーを横断する 〈セカイ系〉論の新境地!

    「社会」を描かないものとして長らく揶揄の対象となってきた〈セカイ系〉。しかし、 その誕生が2000年代初頭であったことを思い返すと、インターネットの普及によって「世界」の意味するところにドラスティックな変化が起きたことを鋭敏に捉えた想像力でもあったのではないか。〈セカイ系〉をキーワードにアニメ・音楽・アート・哲学などを横断して論じる評論アンソロジー『ferne』が話題を呼んだ気鋭の論客・北出栞の初著作。

    まるで「世界の終わり」だと思わずつぶやきたくなる時代を前にして、まずは沈黙のうちに自分の感情と向き合えないか。〈セカイ系〉という言葉は、私たちにそんな問いを呼び起こさせるように感じる(本文より)
  • オタクにしてホスト、そして…ぼくが人類を全滅させる!?
    実話をもとに描かれる、神なき時代を生き抜くための「新しい希望」!!極限の問題作!!!


    【あらすじ】
    九十年代、どこにでもあるような地方都市「H市」。
    主人公の「ぼく」は十八歳、美少女アニメとゲームとマンガがちょっと好きな程度の、いたって普通の工場作業員だ。夏のある日、なんとなくトラックで職人を轢き殺そうとしたのがきっかけで、仕事をクビになってしまった。
    お別れ会と称して親方に連れて行かれたのは、どこにでもあるような安いスナック。そこで出会ったある女性の紹介で、新しくオープンするホストクラブで働くことに......。
    だが、そこにいたのはホストとはかけ離れたシャブ中のチンピラ「シンさん」だった。
    その出会いが、ゆるやかに「ぼく」を変えていく。


    【目次】
    第1話「恐怖、溶解人間」
    第2話「最強、土下座マシン」
    第3話「夏の黒魔術」
    第4話「デッドエンド」
    第5話「神のゲームとヒューマントラッシュファクトリー in my ぼく」
    第6話「ライフ・イズ・アニメーション」
    第7話「全滅 NO FUTURE」
    最終話「YES FUTURE!」

    ※この電子書籍は、『全滅脳フューチャー!!!』(2009年9月初版発行)を改稿、さらに雑誌連載時に掲載された新井英樹氏のイラストを加えた「完全版」として制作されました。
  • 1,980(税込)
    著:
    佐川恭一
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    こんな地獄を乗り越えないと就職できない世の中、間違ってないか――?

    20XX年の近未来、「ウルトラベビーブーム世代」の大学生たちが、今とは比べ物にならないほど激化した就職活動に挑む――。

    主人公の太田亮介は、就職活動に熱が入っていない京都大学三回生。日本を牛耳る巨大企業「Z社」に入社するため、ようやく重い腰を上げて就活に臨むが……。

    銃撃をかわしながら出身大学OBを探す「OB訪問」やSNSでの10万人フォロワー獲得をめざす「インターンシップ」、歴戦の就活猛者たちと激論をかわす「グループディスカッション」、そして多くの就活生が命を落とす「面接試験」。生死を賭けた選考に挑む就活生たちの悲劇を克明に描き、現代の新卒一括採用システムに一石を投じる、“就活エンターテインメント”登場!
  • 1,980(税込)
    著:
    大前粟生
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    『芸人雑誌』の太田出版が送る、『おもろい以外いらんねん』大前粟生による世界初“ピン芸人”小説!

    Aマッソ加納の紹介(『アメトーーク!!』)によって業界の話題をさらった『おもろい以外いらんねん』に続く大前粟生「芸人本」の最新作は、これまで描かれることの少なかった“ピン芸人”にフォーカスをあてる。主人公・高崎犬彦とそのライバル・安西煮転がしの約20年もの人生を追いかけることで、芸人にまとわりつく「売れること」と「消費のされやすさ」の葛藤を描く。

    「本気でネタを見てくれてる人って、売れれば売れるほど少なくなっていくんか?
    売れるほど芸人らしくなくなっていくんか?
    せやったら、売れるってなに? 僕は、僕らは、なんのために芸人しとるん?」
    ――本文より
  • 1,760(税込)
    著:
    加賀翔
    著:
    白武ときお
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    歌人・穂村弘氏、推薦!
    ―――私たちは世界のごく一部にほんの一瞬だけ触れて消えてゆく。
    お二人の言葉に出会って、その運命の愛しさを強く思った。

    お笑い芸人かが屋の加賀翔と放送作家白武ときおによる、季語や韻律から解き放たれたエロティシズムあふれる俳句、自由律俳句。

    QJWebから始まった俳句連載が、この度一冊の句集になった。
    加賀翔・白武ときおが書籍用に新たに制作した作品に加え、連載ゲストの作品、読者から募った珠玉の投稿句を含め、300のエロ自由律俳句が収蔵されている。
  • 1,980(税込)
    著:
    波木銅
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    洪水が来たのにすべては洗い流されず、原発の町には方舟も来てくれなかった。そして華奢な未来が残った。――樋口毅宏推薦!

    「私は変わりたかったよ。変えなきゃいけないところを変えられないまま、いろんなものを失っちゃった。この町と同じだね」(本文より)
    原発のある片田舎の町で、小説家を夢見ながら友人たちと退屈な日々を送っていた馬車道ハタリ。高校卒業を機に上京し数年が経ったある日、彼女のもとに見知らぬ作家の私小説の原稿が届く。そこには原発事故で壊滅した故郷にまつわる、彼女たちの重大な秘密が描かれようとしていた。大洪水、原発事故、カルト教団、未確認生物……次々と襲い掛かる脅威に、怒れるギグワーカー・馬車道ハタリは血気盛んに立ち向かう。現代の閉塞感を打ち破る、新世代ハードボイルド小説。
  • 7人組ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」のメンバー・長野凌大によるフォトブック『長野凌大フォト&エッセイ「私」』が発売!
    2021年11月から2023年8月まで、18歳から20歳になる期間の約1年10カ月にわたって長野が撮影・執筆を行ってきたQJWebでの週刊連載「QJWebカメラ部(現:QJカメラ部)」の書籍化。
    これまでの連載で掲載してきた写真とエッセイが収録される。さらに、新たに取材を行ったロングインタビュー&撮り下ろし写真も掲載。写真に対するこだわりやクリエイティブに関する考え、「10代」が終わることへの想い、未来への展望を語っており、長野凌大のこだわりを堪能できる一冊です。

    ※電子版にはミニカード特典は付いておりません。
  • なぜ一鬼の頸(くび)が斬れない剣士・胡蝶しのぶは子どもたちの人気者になったのか?

    『エモい古語辞典』『不道徳お母さん講座』『女の子は本当にピンクが好きなのか』の著者、注目の最新作。

    『鬼滅の刃』から『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『すずめの戸締まり』『ミッドサマー』『コンビニ人間』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』――現代のポップカルチャーを支えるキーワードは、「ケア」。

    流行りの「ケア」ってちょっと難しそう……?
    でも、私たち大人だって、人に優しく、思いやって生きていきたい。

    「ケア」=抑圧的で退屈でつまらない 虚無と冷笑の時代を終わらせ、
    「ケア」できる人=かっこいい! の時代へ。

    ●愛される「学級委員的」キャラクター、竈門炭治郎と胡蝶しのぶ(アニメ『鬼滅の刃』)●「経済人」予備軍として扱われる大学生、責任主体とみなされない主婦(『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』)●ヒロインは家父長制にとらわれた退屈なお母さん(映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)●家父長制の国のハロウィン 暴動からボン・ジョヴィへ(統一教会との関連が取りざたされる「家庭教育支援条例」と岸政彦『断片的なものの社会学』)●コントロールできない人生とナラティブ・セラピー(アニメ『平家物語』)●親切≠道徳 絆ではなく親切で繫がるには(映画『すずめの戸締り』)

    ネットで話題の連載が待望の書籍化。
  • 1997年からTBS系列で放送され今年で41回大会を迎える『SASUKE』初の公式ブックが2023年12月14日(木)に発売決定!!

    「ミスターSASUKE」山田勝己、完全制覇を成し遂げた4選手全員、SASUKE新世代、第8回大会ファイナリストのケイン・コスギや樽美酒研二(ゴールデンボンバー)など『SASUKE』に魅了されてきた男たちを独占ロングインタビュー!!

    年末に放送予定の第41回大会に向けた一般オーディション、高校生が出場権を争った第1回SASUKE甲子園、500人による最終予選会など壮絶な裏側に密着!! そして最終決定した第41回大会出場全100人の選手名鑑を掲載!! さらに過去40回大会の結果、出場選手のデータも網羅!!

    2028年ロサンゼルスオリンピックにおいて『SASUKE』がベースとなった障害物レースが近代五種の種目として正式採用!! スポーツ・エンターテインメントの金字塔『SASUKE』の第41回大会がさらに楽しみになる初の公式ブック、ここに誕生!!
  • 内側からの狂信論
    宗教、スピリチュアル、自己啓発、マルチ商法、
    陰謀論、自然派カルト、ネトウヨ言説…

    「真理」を求める人たちを、どうして軽んじられるだろうか――。

    宗教2世(エホバの証人2世)として過酷な幼少期を経験し、現在、宗教2世のために自助グループの運営にも尽力する文学研究者の著者が、宗教1世(自らカルト宗教などに入信した人)と宗教2世10名にインタビュー。その証言や、幻想文学、そして自身や自身の母親の経験をもとに、「他人」としてではなく、「当事者」として、また問題に深く関心を持つ味方「共事者」として、「狂信」の内側に迫る。

    自己省察を踏まえ回心と逆回心(W.ジェイムズ)を読み解く。
    宗教研究・文学研究・回復ケア論の新たなアプローチ。
    ――島薗進(宗教学者)

    自らがなぜ踏み越えたか、振り返る。
    今なお癒えぬ傷をさすって。
    当事者たちの渾身の独白集。
    ――荻上チキ(評論家)
  • 1,980(税込)
    著:
    岡野 大嗣
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    ※電子版は、紙版の内容と一部異なる箇所がございます。



    How are you?

    小さな暮らしが歌になる



    岡野大嗣 第4歌集「うれしい近況」



    誰だろう毛布をかけてくれたのは わからないからしあわせだった
  • 暗闇が消えると何が失われるのか?
    生物学者が詩的に綴る、感動の科学エッセイ。

    2022年度 英ウォーターストーンズ ポピュラーサイエンス部門
    ベスト・ブック獲得
    スウェーデンから、アメリカ、ドイツほか各国で続々翻訳

    闇がなければ光はなかった 闇は光の母 ――谷川俊太郎

    いま、街灯の照明をはじめとする人工の光が、多くの夜の自然の光を奪っている。その結果、古来から続く生物の概日リズム(体内時計)を乱し、真夜中に鳥を歌わせ、卵から孵化したウミガメを間違った方向へ誘導し、月明かりの下の岩礁でおこなわれるサンゴの交配の儀式すら阻害している。
    本書は、人工の光による自然への影響(=光害:ひかりがい) をひもとき、失われた闇を取り戻そうとする呼びかけである。
  • 木下龍也と鈴木晴香が挑む、現代短歌の新境地。
    言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。
    ふたりが演じる彼らは誰なのか。どこにいるのか。
    そしてどんな結末を迎えるのか。
    目撃せよ。

    過去の「恋」をしなかったことにはできなくて、
    それを「なくて」もよかったと思えるほど、僕は強くない。
    ――木下龍也

    美しさと逞しさ、正常と狂気がメリーゴーランドのように、
    回転灯のように、走馬灯のように回転し続ける世界。
    ほんとうの恐ろしさは、それが終わらないことにあるのかもしれません。
    ――鈴木晴香

    ※電子版は【通常版】のみとなります。また、電子版は紙版と若干装丁が異なります。
  • 百田尚樹初の日英対訳版! 笑いと涙の傑作長編ベストセラーを日英二か国語で楽しむ。

    輝かしい自分史を残したい団塊世代の男。スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。

    自慢の教育論を発表したい主婦。

    本の出版を夢見る彼らに丸栄社の敏腕編集長・牛河原は「いつもの提案」を持ちかける。

    「現代では、夢を見るには金がいるんだ」。

    牛河原がそう嘯くビジネスの中身とは。現代人のいびつな欲望を抉り出す。
  • 22年ぶりに出所した、元日本赤軍闘士・重信房子。
    「女性らしさ」から自分らしさへ、自ら綴った決定版・青春記。

    こんな生き方は私の予定にはなかった。
    だけど、仲間と共に在る。

    22年の獄中生活を終えて出所し、出版のためにこの文章を読み直してみると、消したいエピソードも多々ありました。(中略)私は、どんなふうに戦い、どんな思いをもって力を尽くし、そして敗れたのか、当時の何万という「世の中を良くしたい」と願った変革者の一人として、当時の何万と居た友人たちへの報告として読んでもらえたら嬉しいです。
    ―――あとがきより
  • 1,980(税込)
    著:
    戸田真琴
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    「切るなら、 机でも、皮膚でもなく、
    見えないものを切らないといけないんだ」(本文より)

    毒親との生活。はじめての恋。AVデビューと引退。
    「あたたかい地獄」からの 帰還を描く、著者渾身・初の私小説。
  • 「初対面でも、ゲームの話を聞いているとなぜか、昔からの友達のように感じるんです。」(宇多丸)



    ゲームの思い出やゲームのプレイスタイルを楽しく語らうゲームトーク・バラエティ『プレイステーション presents ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ』。TBSラジオで2017年3月に放送開始され、2022年4月の放送終了まで、登場ゲスト数は総勢127名。そのなかから「番組で伝説を残したエピソード登場回」をセレクトしてお送りします。



    この本の主役はゲームのプレイヤーです。あの有名ミュージシャンも、あの人気タレントも、昔はゲームが好きなひとりのプレイヤー。あのハードが発売された時代の空気、あのソフトを一緒に遊びまくった友達……。いろんなゲーム話を通して浮かび上がるのは、各プレイヤーのさまざまな「ライフ」。それは、“コンピューターゲームのある生活史”とも言えるのです。



    「ゲームの話をしてると、なぜかすぐ友達みたいになっちゃうんだよね」(宇多丸)



    ゲーム好きな、あなたも主役のひとりです。本書では各ゲストのトークを書籍用に再構成。さらに番組関係者が番組への思いを語るコラム、ゲーム知識が深まること間違いなし! な脚注と、容量ギリギリまでお楽しみ要素を詰め込みました。



    書籍版『マイゲームマイライフ』心ゆくまでお楽しみください!



    【MY GAME MY LIFE】

    三浦大知

    「これまで取材でゲームの話をする機会はほとんどなくて。宇多丸さんとはプレイするゲームが近い、と思っていました。」



    加山雄三

    「船上でサメが出るVRゲームをやらせると、みんな怖がるね。その後に言うの。「ここらへんもサメが出るんだよ」って」



    椎名慶治(SURFACE)

    「『FFⅪ』は僕の人生を大きく変えました。『FFⅪ』をやっていなかったら、たぶんSURFACEは解散していなかったと思います。」



    加藤夏希

    「ゲームプレイでの憧れは“姫プレイ”。娘も“ゲーム界の姫”になってほしいですね。」



    酒井雄二(ゴスペラーズ)

    「僕は“旅ゲーマー”で、据え置き型ハード持ち歩き派。携帯してしまえば、もうそれは携帯ゲーム機なんです。」



    橘 慶太(w-inds.)

    「ゲームでは戦略を練り、連携を取って、心理戦を制し、勝つ。付いたあだ名は「諸葛亮」です。」



    岡崎体育

    「ゲーム中、家に落雷がありまして。人間、ホンマにツラいとき笑うんや、って。」



    片桐 仁

    「最長プレイ時間はバイト時代の96時間。やっていて面白いのかも分からないけど、止められないんです。」



    宮部みゆき

    「35歳でゲーム一年生。周りからいろんな助言をいただきました。やらないゲームの攻略本を読むのも楽しいです。」



    清塚信也

    「母が公式にゲームをさせてくれる日は1年に1日。過酷なゲーム環境でしたが、ゲームから得たことはすべてピアノに活きています。」



    藤田ニコル

    「私は『ポケモン』とほぼタメなんです。『ポケモン』をやったことないなんて終わってますよ。」



    上坂すみれ

    「萌えや音楽の素晴らしさ……ゲームからいろんなことを学んできました。そして友だちは自分の中で作り出す、ということも。」



    貴島明日香

    「オンライン上には私の“青春”がありました。今はお酒を飲みながら『エーペックス』を楽しんでいます。」



    【MY GAME MY LIFE LASTPLAY】

    PART.1

    椎名慶治(SURFACE)

    「今後またSURFACEが解散となって2人がノーコメントだったら、ファンは「ああ、ゲームだろ」ってなりますよね。「ゲームに飽きたらまた戻るんでしょ?」みたいな(笑)。」



    PART.2

    三浦大知

    「番組を1回目から聴いていて思うのは“ここは本当の自分になれる場所”。そんな場所は他になかったので、この場所があったことで幸せになった人はたくさんいると思います。」



    【OFFICIAL COMMENTS】

    RAM RIDER(番組テーマ曲担当)

    朝井真由美(番組ホームページ放送後記コラム担当)

    宇内梨沙(番組ナレーション担当)



    【COMICS】

    山本さほ



    【PERSONALITY INTERVIEW】

    ライムスター宇多丸のマイゲーム・マイライフ

    「この番組は、ゲームの番組ではあるんだけど、個々のゲームの紹介が主眼では実はなくて、その人にしか話せない、「その人固有のゲーム体験」を根掘り葉掘り聞いてゆくことこそメインという、そこが何より面白いところだったと思います。」



    「やっぱりゲームって、基本は遊びだから、実人生以上に「失敗した話」を、気軽に出来るんですよね。無茶苦茶な遊び方をしているとか、やりすぎて怒られちゃったみたいなエピソードも、心置きなく出来る。そこに、その人のチャームが出やすいんだと思います。」
  • 「国会議事堂とシンデレラ城はどっちが高い?」

    「記録上、富士山がいちばん遠くから見えたのはどこ?」



    社会で意外と役に立つ、

    日本と東京の「なるほど!」コレクション



    NHK大河ドラマの考証でもおなじみの吹浦忠正先生が皆さんと共有したかった、きっといつか役に立つ知識を50問のクイズ形式で紹介。



    必ずしも「正解が1つ」とは限りません。



    単なる言葉や数字の丸暗記じゃなく、

    答えの背景や周囲の関連事項にも想像の翼を広げられる、

    「自分の目で社会を見ることのできる大人」になるための地理・歴史本!


  • 80年代が好きで、90年代に生まれ、100のカルチャーに愛された声優・降幡愛。

    そんな彼女の人生は至って普通で、語るほどドラマチックな出来事もドラスティックな変化もない。だけどそこに“降幡愛”の本質がある。

    本書は、降幡愛がこれまで影響を受けたカルチャーを詳らかにしていくとともに、趣味に情熱を注いできた彼女の半生を追いかけた。地元・長野での生活からはじまり、声優界へのデビューと目覚ましい活躍、好きを詰め込んだソロ歌手活動……。その人生に見え隠れする100のカルチャーを紐解いていく。

    また、雑誌『Quick Japan』に連載していた対談企画「降幡愛のロマンティックが足りてない?」を加筆して再編集。これを読んだらロマンティック、足ります。



    本書まえがきより(一部抜粋)

    決して、ドラマや漫画のような人生ではないですし、だからといって不満と感じたこともないのが私です。ただただ、自分のなりたいものに一直線に歩んできました。きっとここまで読んでくださった方の中には、私と同じ夢をもっている方もいらっしゃると思います。この本を最後まで読み進めていただいて、背中を少しでも押せていたら良いなぁと思います。素直に正直にまっすぐ目の前の出来事を全力で楽しんで、好き=愛を見つけてほしいと思います!!
  • 福岡伸一、大推薦。



    顕微鏡の奥のコスモスの花びらを数えてひとり微笑むような、

    偏愛的で心温まる全く斬新な科学エッセイ登場。

    ――福岡伸一(『生物と無生物のあいだ』著者)



    ヨシタケシンスケ、山崎直子、絶賛!



    探査機のスキマにはさんで

    宇宙の誰かに届けたい本、No.1。

    ――ヨシタケシンスケ(絵本作家)



    若手研究者ならではの貴重なエッセイ。

    私も共感しきり、初心にかえって心が洗われました!

    ――山崎直子(宇宙飛行士)





    「空を飛ぶこと」に異様な執着を持つ若者は、

    宇宙飛行士になることを目指して、

    東京大学の航空宇宙工学科へ。

    そして、やがてJAXAの門を叩く。



    宇宙のなかに、日常がある。

    日常のなかに、宇宙がある。



    笑っちゃうくらい壮大な宇宙と

    手のひらサイズの日常をダイナミックに行き来する

    新感覚の宇宙工学エッセイ!



    著者待望のデビュー作。





    “だからたとえば、宇宙の果てが一体どうなっているのか、

    この本は答えることができないと思う。



    地球上の生命が何のために生まれたのか、

    答えることができないと思う。



    どうすれば重力の底から抜け出せるか、

    教えてあげられないと思う。



    けれど、どこかの誰かの生活の隙間を埋めることはできる。

    ちぎって丸めて詰め込んで、ぴたりと寄り添うことはできる。

    壊れてしまいそうな時に、ふんわりとその慣性を抱きとめることはできる。



    だって、地球は宇宙だから。



    地球が宇宙であるように、

    このワンルームでの生活はどこかの誰かの生活でもあるはずだから。

    この部屋も、隣の部屋も、職員室もロッカールームも、

    広大な宇宙と同じ物理法則に支配された一つの空間であるはずだから。”



    (本文「はじめに」より)
  • 2,090(税込)
    著:
    掟ポルシェ
    著:
    吉田豪
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    プロインタビュアー・吉田豪と「ロマンポルシェ。」の説教担当・掟ポルシェによる雑誌『CONTINUE』の最長不倒連載「電池以下」待望の第二弾!! 昭和の大スターから令和の人気声優まで、衝撃的かつディープ、そして感動のインタビュー集!!



    ◆出演

    前川 清(歌手)

    田代まさし(歌手、タレント)

    上坂すみれ(声優)

    m.c.A・T(歌手、プロデューサー)

    鬼越トマホーク(お笑い芸人)

    池畑慎之介/ピーター(歌手)

    美川憲一(歌手)

    根本 凪(Vtuber)

    伊藤政則(音楽評論家)

    有野晋哉(お笑い芸人)

    高千穂遙(作家)

    茨城清志(元「W☆ING」代表)

    山田邦子(タレント)
  • 1,760(税込)
    著:
    国崎☆和也
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

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    唯一無二の「へんな」漫才師・ランジャタイ、国崎和也による初のエッセイ集。
    少年時代のへんな思い出から、売れてなくても楽しかったへんな地下芸人時代、
    そしてM-1当日など近年のへんな日常まで──。
    国崎和也の「へんな原風景」がここに。
  • 1,980(税込)
    著:
    梅津瑞樹
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    孤独と自意識に揺れ、もがき、あらゆる決めつけに抗って生きる。
    「異端の2.5次元俳優」が“穴”の中から見つめる、その先にあるものとは――?

    舞台『刀剣乱舞』(山姥切長義役)など人気作品に多数出演する傍ら、鴻上尚史主宰の「虚構の劇団」に所属し役者としての高い実力と類稀な美貌で注目を集めている俳優・梅津瑞樹。いわゆる“2.5次元俳優”として日本テレビ系『ろくにんよれば町内会』へのレギュラー出演や『バケット』で食レポに挑戦するなど、TVバラエティでも活躍の場を広げている彼による初のコラム連載と書きおろし原稿を収めた随筆集。
  • 1,760(税込)
    著:
    吉田豪
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    プロインタビュアー・吉田豪と「ロマンポルシェ。」の説教担当・掟ポルシェによる雑誌『CONTINUE』の最長不倒連載が、ふたりによる初の共著として発売。アイドル、お笑い芸人、俳優のみならず伝説のパンクロッカー、イチロー以上の知名度を誇るプロレス版メジャーリーガー、ボクシング界のフィクサーから芸能界を牛耳る超大物プロデューサーまで、雑誌連載時のインタビューを大幅に加筆修正、知られざる衝撃的かつディープ、そして感動のエピソードの数々収録した人物評伝の決定版。

    ◆出演
    片岡鶴太郎(お笑い芸人)
    木村一八(俳優)
    安東弘樹(アナウンサー)
    セイントフォー(歌手)
    中島 愛(歌手)
    TAJIRI(プロレスラー)
    ISHIYA(パンクロッカー)
    山根 明(元・日本ボクシング連盟会長)
    高橋廣行(「制服向上委員会」プロデューサー)
    秋元 康(「AKB48」「乃木坂46」「櫻坂46」プロデューサー)
  • 2,200(税込)
    著:
    荻上チキ
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    緊急出版!

    長年、最前線で戦い続ける専門家が集結し、TBSラジオ放送時、大反響を巻き起こした「荻上チキ・Session」の特集「シリーズ・宗教2世」を中心に大幅な増補を加え、さらに「社会調査支援機構チキラボ」にて、「宗教2世」当事者大規模調査を敢行。NHK・日テレ・TBS・テレ朝・朝日新聞・読売新聞・産経新聞など各メディアで取り上げられ、話題となった。

    選べなかった信仰、選べなかった家族、選べなかったコミュニティ、そして社会からの偏見に苦しんできた2世たちを、これ以上、独りにしないために。1131人の生の声を集め、信仰という名の虐待=「宗教的虐待」(スピリチュアル・アビュース)の実態に迫る。「宗教2世問題」の決定版。

    世界は、どの「教え」よりも広い。
    あなたは、「その場所」を離れてでも、幸福に生きていく権利がある。
    ――荻上チキ(本書「あとがき」より)

    ●編著:荻上チキ

    ●共著:櫻井義秀/西田公昭/鈴木エイト/横道誠/斉藤正美/山口智美/遠藤まめた/松岡宗嗣/トミヤマユキコ/倉本さおり

    ●協力:TBSラジオ「荻上チキ・Session」
    発信型ニュースプロジェクト「荻上チキ・Session」(平日15時30分~17時50分)。TBSラジオで放送されているニュース・報道系のラジオ番組。様々な専門家や取材者、当事者などとともにお送りする特集コーナー「Main Session」と、毎日のニュースを伝える「Daily News Session」の2本柱。メインパーソナリティは評論家の荻上チキ。パートナーはフリーアナウンサーの南部広美。2013年4月、「荻上チキ・Session-22」(平日22時~)としてスタート、2020年9月からは時間帯を夕方に移して現在に至る。
  • 1,650(税込)
    著:
    こだま
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    【こだま最新作、刊行決定!】
    おしまいの地シリーズ、ついに完結!

    『ここは、おしまいの地』、『いまだ、おしまいの地』に続く、
    “おしまいの地”シリーズ三部作の完結編!

    累計22万部突破した衝撃のデビュー作『夫のちんぽが入らない』、
    第34回講談社エッセイ賞を受賞した『ここは、おしまいの地』、
    名エッセイストの仲間入りをしたこだまが放つ最新刊

    <内容>
    10年以上夫に誕生日を告げられない話、マルチ商法に漬かった母の話、ヨガ教室で反コロナに目覚めた父など、珠玉のエッセイを多数収録予定。


    【目次】
    先生のお葬式
    きょうが誕生日だってずっと言えなかった
    ピカチュウの凧
    花火きれいでしたね
    抗鬱の舞
    何かに目覚めた私たち
    タイムカプセルの行方
    日記(2021年~)
    父の終活
    直角くん
    あの時の私です

    ほか

    ※本書は『Quick Japan』連載「Orphans」(2020年10月~2021年12月)/ブログ『塩で揉む』(2021年~)/『OHTABOOKSTAND』(2022年6月、7月)に大幅な加筆・修正を加えたものです。
  • 【本作品は、2017年に宙出版より紙単行本として出版されたものを、太田出版が2022年に電子書籍化したものです。】

    『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』の第二弾、
    『BL進化論[対話篇] ボーイズラブが生まれる場所』が遂に電子書籍化!

    男性同士の深い関係性を描き、主に女性を中心に愛好されてきたBL(ボーイズラブ)。
    物語の中の登場人物が示す道筋には、現実社会を生きる我々が目指すべき未来も描かれている。
    BL作品は今や、ホモフォビア、ミソジニー、家父長制社会における役割からの解放、LGBTQ+への認識など、
    現実社会に影響を与えるまでに進化を遂げているのだ。

    本書では、BL研究者である著者・溝口彰子が、
    BLの最前線を行く合計13名クリエイターたちとの対話を通して、作品に込められた思いや魅力について迫りながら、
    BLの進化と社会との関係性について考察している。
    4本の書きおろしの論考も加えた、大ボリュームの一冊。

    【対談作家】
    ヨネダコウ、中村明日美子、岩本薫、トウテムポール、榎田尤利/ユウリ、スカーレット・ベリ子、石原理、羽生山へび子、C・S・パキャット、よしながふみ

    【ボーナストラック】
    千葉雅也、BOYSLAB、三浦しをん

    【論考】
    コラム1 BLとゲイの関係、そして今後?/コラム2 「二四年組」が切り拓いたオリジナルな世界観の重要性/コラム3 「ホモソーシャル」概念を整理する/BL映画論 序論
  • 庵野秀明の「シン・」シリーズは、「おたく」の歴史を踏まえた自覚的な「つくり直し」である。その方法と美学の出自を探る、挑発的芸術論。

    戦後の「おたく」表現のフェティシズムや美学の出自は、戦時下に狂い咲いたアヴァンギャルドが、戦後、政治的にウォッシュされたものであるというのがぼくの一貫した主張だが、「シン・」シリーズは、
    その美学や方法を「正しく」運用し直し、戦後おたく表現を「修正」する試みなのだ。成田亨ウルトラマンの初期デザインの採用などその際たるものだろう。しかし、それは「特撮」とか「アニメ」とか
    戦後のジャンルに必ずしも閉じたものでなく、もう少し広い。その「広さ」が重要だ。 (「あとがき」より)
    ※本データには、図版・注釈への双方向リンクは含まれません。

    <目次>
    第一章 赤いエッフェル塔の歴史学
    1 ローアングルの鉄塔の系譜学
    2 「映画」的なものをめぐる見えない運動
    3 板垣鷹穂の「映画的」手法
    4 「後衛」たちの鉄塔

    第二章 第3村問題と郷土映画
    1 『シン・エヴァ』に於ける再「物語」化
    2 戦時下に育まれた手塚治虫の映画理論
    3 『海の神兵』と文化映画実装問題
    4 柳田國男のデータベース的映画論
    5 郷土巡礼

    第三章 原形質と成熟
    1 「成長」もアニメ的「動き」と捉える手塚の美学
    2 『シン・ゴジラ』という蛭子譚
    3 「変身」「変形」への執着
    4 エイゼンシュテインの原形質とゲーテの形態学
    5 原形質から生成される人造人間
  • バナナマン、東京03と共に

    東京お笑いシーンを変えた

    放送作家オークラの青春譚が

    12月3日、いよいよ刊行!



    1994年、ダウンタウン旋風が吹き荒れる中、お笑いコンビとしてデビューしたオークラ。

    しかし、才気あふれる芸人たちを前に「俺が一番面白い! 」という自意識は砕かれ、己の限界を知る。

    「コント愛なら誰にも負けない」と作家へ転身したオークラは、バナナマン、東京03、おぎやはぎ、ラーメンズ──新たな才能たちと出会い、数々のユニットコントを生み出し、仲間たちとさまざまなカルチャーを巻き込んだ作品を世に出すようになる。

    SAKEROCK、佐久間宣行との出会いから、いつしか夢となった「カルチャーとコントの融合」を舞台で、テレビで、その実現に向けてチャレンジは止まらない。

    『ドラゴン桜2』の脚本を担当し、「コント愛」が多くの場所に広がった今、オークラの自意識はどこへ向かうのか?

    天才たちの側で見た誰も知らないストーリー。オークラ初のお笑い自伝。
  • 550(税込)
    著:
    百田尚樹
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    『永遠の0(ゼロ)』の百田尚樹、大暴走!!
    書き下ろしは、出版界を舞台にした掟破りのブラック・コメディ!

    ◆あらすじ◆
    敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。
    自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男、スティーブ・ジョブズのような大物になりたいフリーター、ベストセラー作家になってママ友たちを見返してやりたい主婦……。
    牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは――。
    現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取った問題作。

    「知っているか? 現代では、夢を見るには金がいるんだ」
  • 意識を失ってる女性にキスするなんて、ぞっとする。

    お金持ちになる方法は、王子との結婚だけじゃない。



    米国女性コメディ作家が語り直した、陽気で爽やかな現代のおとぎ話。



    【本書で再話される物語】

    人魚姫/眠り姫/白雪姫/シンデレラ/赤ずきん/ラプンツェル/ピーターパン

    /美女と野獣/親指姫ほか



    「なぜ長い間、男たちに女性の物語を書かせてきたのか? 彼らは私たちを塔に閉じ込めたり、家を掃除させたり、とても眠くさせたりしたのです。この本は遂にそれを正した!」

    ――ローレン・アダムス(女優)



    「ウィットに富んだ、今求められているおとぎ話のリブートだ。私たちがこれまで子供たちに何を教えてきたのか、考えさせられる」

    ――ジョー・ファイアストン(コメディアン)



    「グリム兄弟もローラ・レーンとエレン・ホーンにはかなわない」

    ――ジェニファー・ライト(作家)



    「時代は変わりました。物語も変わるべきでしょう」

    ――著者まえがきより
  • 第34回講談社エッセイ賞受賞作家こだま

    場所と記憶をめぐる、笑いと涙の紀行エッセイ



    「俺はたった今刑務所から出てきたんだ」



    私たちは「えっ」と発したまま固まった。刑務所と監獄博物館のある街特有の冗談だろうか。膝の上に載せた「かにめし」に手を付けられずにいた。(中略)

    別れ際、おじさんが「これやるよ、餞別だ」と言って渡してきたものを広げてみた。それは首元や袖口の伸びきったスウェットの上下だった。



    第34回講談社エッセイ賞受賞のエッセイストこだま、待望の新作は自身初となる紀行エッセイ。

    どの場所でも期待を裏切らない出来事が起こり、そして見事に巻き込まれていくこだま。笑いあり、涙あり、そしてドラマチックな展開に驚く内容も。



    網走、夕張、京都などにとどまらず、病院や引っ越し、移動中のタクシーなど「自分と縁のあった場所」について全20篇を収録。
  • 550(税込)
    著:
    百田尚樹
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    ※本書は2007年に発売された『聖夜の贈り物』を改題し、電子化したものです。



    イブの夜、五人の女性に起きた五つの奇蹟――。



    『永遠の0』で全国の読者を感涙の渦に巻き込んだストーリーテラー百田尚樹が贈る、愛をめぐる珠玉の短編集!
  • 「やりにくいですよ。ワシらだって人間ですから」

    ――三つ巴から再び双頭へ。またも相対する菱と菱。

    迷い込んだ長期抗争という迷路、そしてコロナ禍。



    2020年、ヤクザでいる意味はあるのか?

    “新しい日常”を生きる彼らの実像!



    第一章 分裂の影響 / 第二章 『神戸派』と『名古屋派』

    第三章 三つ巴抗争の出口 / 第四章 2020年のヤクザ

    第五章 第一次六神抗争と第二次六神抗争
  • 1,430(税込)
    著:
    こだま
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    講談社エッセイ賞受賞作家、こだまの最新作!

    覆面作家のエッセイ集が9月2日に発売!



    集団お見合いを成功へと導いた父、とあるオンラインゲームで「神」と崇められる夫、小学生を出待ちしてお手玉を配る祖母……“おしまいの地”で暮らす人達の、一生懸命だけど何かが可笑しい。主婦であり、作家であるこだまの日々の生活と共に切り取ったエッセイ集。



    17年に発表したデビュー作『夫のちんぽが入らない』は20万部を突破し、翌年刊行した『ここは、おしまいの地』は歴史ある文学賞のひとつ「講談社エッセイ賞』を受賞、そして19年には『夫の〜』がNetflixにてドラマ化(タナダユキ監督)され世界へ配信されるなど、デビューから過ぎた怒涛の3年間。



    そして2020年、待望の新作として『いまだ、おしまいの地』が発売される。作品が日本のみならず世界へと広がったにも関わらず、いまだおしまいの地で暮らし、いまだ彼女が作家であることを家族は知らないまま。ぜひ、こだまさんの秘密を共有するような気持ちでご一読ください。
  • 550(税込)
    著:
    百田尚樹
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢義平。

    彼の所属する恵比寿高校ボクシング部に

    幼なじみでいじめられっ子だった木樽優紀が入部した。

    特進コースで成績トップクラスの木樽の入部は周囲を驚かせる。

    木樽には強くなりたい理由があった。



    大阪の下町を舞台に二人の少年の成長と挫折を感動的に画き出し

    全国の読者を感動の渦に巻き込んだ傑作青春小説、待望の電子書籍化!!
  • 550(税込)
    著:
    百田尚樹
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    ボクシング部で憧れの鏑矢の背中を追って地道な努力を続ける木樽。

    周囲も驚く成長にともない鏑矢との関係には微妙な変化が忍び寄る。

    最後に勝つのは誰なのか!?



    女性教師・耀子、マネージャー・丸野、監督・沢木、

    孤高のライバル・稲村、個性的な部員たち他、

    多彩な人々との出会いを背景に

    少年たちの友情を感動的に描き出したスポーツ小説の金字塔!

    本当の強さとは何か!?
  • 770(税込)
    著:
    百田尚樹
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    「生きて妻のもとへ帰る」

     日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた......。

     人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。

     元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。

     「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。

    はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!




  • 4,070(税込)
    著:
    安田理央
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    学校やTVが教えてくれない大切なことは大体エロ本から教わった。
    石野卓球

    とうとうエロ本の歴史は終わってしまった。
    僕たちの体と心を作ってくれたその素晴らしき世界に愛を込めて、
    1946年から2018年までの創刊号で見る日本エロ本全史。

    こうして集めてきたエロ雑誌創刊号コレクションから、エポックメイキングな存在となった雑誌100冊をまとめて紹介させてもらうことになった。それは当然、70年以上に渡る戦後エロ雑誌の歴史を追いかける旅となる。2010年代に入って、エロ雑誌は壊滅的な状況を迎えた。今はもうその命は風前の灯火、というよりも、もう寿命を迎えてしまったという気がする。戦後から21世紀にかけてのエロ本の通史をまとめるという試みは、おそらくこれが初めてということになるだろう。本書は、自分という存在を育んでくれたエロ本文化へのラブレターでもあり、追悼の辞でもあるのだ。(「はじめに」より)

    ・創刊号100冊をオールカラーで紹介
    ・現在、入手困難な雑誌多数収録
    ・対談 都築響一×安田理央「雑誌の魅力は『出会い頭の事故』だ」収録
  • 1,760(税込)
    著:
    辛酸なめ子
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    この世はもうあの世。悩めるインスタグラマーのレミと、その守護霊でゲイのイルカ、ヌルランによる抱腹絶倒、唯一無比の物語。著者畢生の書き下ろし!

    非常に真面目、どこまで本気か分からない、それが滅茶苦茶おもしろい! 辛酸ワールドは小説になってさらに濃厚です。
    都会のお洒落な闇へ飲み込まれていきそうなレミを救う、守護霊イルカ、ヌルランのクレバーなこと!「首から上で考えてばかりだから顔にしわができるんだよ。意識がいつも顔にあるから」、名言です。新しい商品が次から次へと生まれて消費されていくこの世界で、このイルカはちょうど彼の泳ぎ方のようにスマートなサバイバル・スキルを教えてくれます。自然に語られる死生観、死後の世界の美しさもすっと心に入ってきます。とても面白かった!(綿矢りさ)

    ☆公式Twitterで「ヌルラン」とコミュニケーションができます!
    @NururanJp
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    7月14日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開となる
    映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』。
    この度、公開を記念したオフィシャルブックが登場です!

    表紙は押見修造が6年ぶりに描き下ろした“志乃ちゃん”カラーイラスト。
    完全描き下ろしのスピンオフ読み切り(18P)も収録。

    10代キャストたちの青春の息遣いが伝わる撮影スチールアルバム&手書きアンケートや監督インタビューなど、映画と併せてご覧いただければ「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の世界を何倍も楽しめること間違いなし!

    ・メインキャスト(南沙良、蒔田彩珠、萩原利久)カラースチール・メモリアルアルバム(64P)
    ・メインキャスト手書きアンケート回答集
    ・監督・湯浅弘章インタビュー
    ・原作・押見修造、自作を語るロングインタビュー
    ・押見修造完全描き下ろし・スピンオフ漫画(18P)
  • 1,430(税込)
    著:
    末井昭
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    生と死、愛と金ーー経験から凝縮された、優しい哲学。



    ""「自由になる」ってこういうことだったんだ !""ーー高橋源一郎



    2014年、著書『自殺』で第30回講談社エッセイ賞を受賞した作家にして天才編集者・末井昭。

    18年3月には自著『素敵なダイナマイトスキャンダル』が映画化される。

    1980年代には数々の伝説的雑誌を創刊し、ヒットメーカーとして羨望されることも多かったが、

    その私生活は幼少期から、常に修羅場と一緒に暮らしているかのようだった。

    そんな著者の激しいエピソードとそこから導かれた格言138をこの1冊に凝縮。

    いま修羅場のドン底にいる人でもきっと乗り越えられるヒントが見つかるはず!



    目次 第1章 自分は闇の中にいる(自殺、いじめ、表現への執着)

    第2章 嘘の始まり(結婚、浮気、恋愛)

    第3章 ギャンブルの川と世の支配者(借金、ギャンブル、お金)

    第4章 悪魔が入ってこなくなった(聖書、離婚、愛)

  • スーパーの鮮魚コーナーを物色していた父が、

    一匹八十円と書かれた蟹を見て「虫より安いじゃねえか」と呟いた。



    『夫のちんぽが入らない』から1年。

    “ちょっと変わった”人生のかけらを集めた自伝的エッセイがついに書籍化!



    著者の実話を描いた私小説『夫のちんぽが入らない』。その衝撃の関係性が口コミで瞬く間に広まり、2017年1月の発売からいままでで13万部(2017年12月現在)に到達し、異色のデビューとなった。主婦こだまの満を持してのデビュー2作目は、『Quick Japan』誌上で掲載した読み切りと連載「Orphans」をもとに改稿した短編集。家族や職場、これまで経験してきた著者の半生を描く。



    何もない“おしまいの地”に生まれた実家は空き巣に何度も入られ、訪問販売の餌食だったこと。中学の卒業文集で「早死しそうな人」「秘密の多そうな人」ランキングで1位を獲得したこと。引越し業者でさえ「これは最強っすね」と袖口で鼻を押さえながら言ってくる「臭すぎる新居」での夫との生活。



    生まれ持った気質なのか、見事なまでに災難に巻き込まれる“おしまいの地”での出来事。





    歌広場淳(ゴールデンボンバー)推薦文:

    「この本を読んでおじいちゃんが事故に遭う場面で爆笑してしまいました。これじゃ僕が酷い人みたいじゃないですか。こだまさん、ほんと勘弁してください。」

  • 日本がいちばんきらきらしていたあの時代、



    ぼくは、ひたすら地に足をつけたいと願った。



    その後ぼくは、「世の中の仕組みはどうなっているのか」とか、「どうやったらもうちょっとうまく生きられるようになるか」というような本を何冊か書くが、そのとき気づいたことを最初から知っていればまったくちがった人生になったと思う。でもそれは、ものすごくつまらない人生だったかもしれない。(「あとがき」より)



    バブルの足音からその絶頂、そして崩壊まで、1982年から1995年までの長い長い?80年代""の青春。

  • 巨乳?ボイン?デカパイ?



    以後、おっぱいについて語る者は、この本を避けて通ることはできないだろう。



    「おっぱい」はいつから性器になったのか。巨乳愛の虚実を谷間に探る!都築響一(編集者)



    いつの時代でも大きなおっぱいが好まれていたわけではない。70年代にはユニセックスで華奢な体つきこそがファッショナブルであり、80年代のAV業界でさえも胸の大きなAV女優は人気を得ることができなかった。ようやく「巨乳」という言葉が誕生し、一般的に普及したのは1990年頃になってから。それまでは「ボイン」「デカパイ」「Dカップ」などと呼ばれていた。江戸時代から開国、敗戦、経済成長を経て現在、社会の「大きなおっぱい」の受け止められ方は、時代を反映して変わっていく。なぜ変わっていったのか。その理由と全貌をあきれるほどの調査で明らかにした革命的論考。



    【目次】

    はじめに

    序章 原宿に日本初の巨乳専門ショップがあった

    第一章 巨乳をめぐる世界史

    第二章 おっぱいは性的対象ではなかった

    第三章 グラマーの襲来

    第四章 ボインの時代 ナインの時代

    第五章 デカパイからDカップへ

    第六章 巨乳の誕生

    第七章 それは爆乳と呼ばれた

    第八章 21世紀の巨乳たち

    おわりに

    巨乳年表 1871〜2017

    参考文献一覧
  • 読み終わったとき、もっとも危険な世界史が見えてくる。
    イスラームの側からしか見えない歴史を解き明かし未来を予見する。
    19世紀は西欧列強による世界の植民地化の時代、20世紀は2度にわたる世界大戦による西欧の破産とその破産管財人である米ソによる残務処理の時代であった。21世紀は、西欧の覇権の下にあった中国文明、ロシア文明、インド文明、イスラーム文明の再興による文明の再編の時代となる。シルクロード経済圏の覇者を目指す中国の一路一帯構想、ロシアのウクライナ内戦、クリミア危機への介入は、「大陸国家」中国とロシアが文明の再編の主役であることを示しているが、実のところ影の主役はイスラーム世界(ダール・イスラーム)である。イスラームは、西欧の世界支配の枠組「領域国民国家システム」自体を揺るがす可能性を秘めているのである。(「あとがき」より)
    最新の中東情勢分析に加え、長年のイスラーム研究と著者の思想を凝縮した他の誰にも書けない生きた世界史! !
  • 開けたら春日先生の脳みその中。
    凄腕の精神科医の魂が暴走したら、 もう誰にも止められない。
    これはもうリノベーションというより「どこでもドア」だと思います。
    (穂村弘・歌人)

    精神科医は還暦を超えて、さらに危機を迎えていた。自分は親から、呪いをかけられている。どうしても、そこから逃れられない。どうすればいいのか。
    小さい頃、盗み聞きした両親の会話(父「あいつ(息子であるわたしのこと)、将来は美容師にしたらどうだろう」。母「そうね」)や、失明を恐れる母の発言(美しい母は失明への恐怖を持っていた。その話を脅迫的に聞かされる息子。無力感しかないが、もし母が視力を失ったら、力関係は逆転し、息子のわたしが主導権を握ることにならないか。不細工な私は彼女の視野には映らなくなるということではないか。そうしたら……)などなど、数々の親の呪いを抱えてきたが、年を取る毎に妄想となって膨らむ一方なのだった。ムージル的に言えば、無自覚のうちに私は不幸におちいっているのかもしれない。いまやモーパッサン式「御祓い」をするしかない。そうして、作者はさまざまな方法を試みる。そして、最後、親の呪いを取り払うために、実家のリノベーションにとりかかる。はたしてお祓いは成功するのか。
    前作に続き、私小説的に綴られる精神科医の痛切なる心の叫び。
  • 「あいつはどっち側や?」
    「それが、ようわからん」

    衝撃の分裂から2年。
    第三の組織“任侠山口組""の登場、そして
    再分裂の背景に存在する“再統合計画""。
    「勝者なき戦争」の全貌とその先。

    代紋を背負う者たちの“菱の侠典""はどこに?
    “菱""をめぐる争いの当事者たちの本音。
  • 1,650(税込)
    著:
    橋本治
    著:
    橋爪大三郎
    レーベル: ――
    出版社: 太田出版

    日本語は、そもそも文字を持たなかった日本人が、いい加減に漢字を使うところから始まった―?

    成り行き任せ、混沌だらけの日本語の謎に挑みながら、日本人の本質にまで迫る。

    あっけに取られるほど手ごわくて、面白い日本語論。



    ■日本語のできあがり方 鎌倉時代まで

    文字を持たなかった日本人

    日本語のDNA螺旋構造

    外国に説明できない日本史

    学問に向かない日本語

    日本語は「意味の言葉」ではない

    言葉は神から与えられる?

    お経を日本語に訳さなかった理由

    言葉はまず音であった

    音の多様性

    ひらがなができた理由

    歌があったから日本語がある

    話し言葉を文字化する日本、文字化しない朝鮮

    男女のコミュニケーションが国家体制の根幹

    書きながら成長する紫式部

    男は和歌が詠めない

    公式には認めない女性とひらがな
  • 【特集】吉川浩満編集協力 人間の未来
    吉川浩満「特集によせて」
    稲葉振一郎+吉川浩満「<人間>の未来/人間の<未来>」
    木島泰三「自由意志と刑罰の未来」
    粥川準二「人間の未来とバイオテクノロジー」
    ベンジャミン・クリッツアー「動物たちの未来は変えられるか?」
    山本貴光「ゲームと人間」
    飯島和樹+片岡雅知「トロッコに乗って本当の自分を探しに行こう」
    柴田絵里「アイの自由研究日記」
    井上智洋「人工知能とベーシックインカムによる革命」
    平野徳恵「セックスロボットの社会的影響と愛の可能性」
    諫早庸一「歴史の未来 歴史学の明日」
    【連載】
    動く人第11回 國分功一郎「哲学の生まれる場所」
    朴沙羅「家の歴史を書く」第2回
    栗原康
  • ドローン、殺人ロボット、生物兵器……最強科学集団は何を行なってきたのか。
    闇に覆われた60年が、初めて明かされる。
    2016年ピューリッツァー賞最終候補作!
    アメリカでもっとも謎に包まれた軍事科学研究機関、国防高等研究計画局(DARPA)。
    1958年の創設以来、国防総省の直属機関としてGPS、インターネット、ドローンなどを次々と生みだし、世界を変える一方、
    放射能や危険な毒物による大規模な環境汚染といった大きな負の遺産ものこしてきた。
    彼らは未来を創りだす超頭脳集団か? それとも科学で世界を支配する恐るべき存在なのか?
    兵器開発の暗黒史、終わりなき産業戦争の実態、「スノーデン・ファイル」流出の裏側など闇に覆われてきたDARPAの事実を開示。
    さらに殺人マシンやロボット義手など最新研究の真価を問う出色の全米ベストセラー・ノンフィクション。
  • 受け継がれるべき出版人の遺伝子。
    「本を生み出す」という目的のために、様々な障壁をものともせず、未来へとつながる道を切り拓いた人々がいた──。
    編集者、翻訳権エージェント、著作権コンサルタント、児童文学作家として歩んだ著者による、個人史としての出版史。
    様々な出来事に直接間接に関わってきた著者がはじめて明かす「そのとき何が起こったか」。
    混迷の時代を一歩ずつ踏み分けてきた先人たちの足跡は、大変革期の真っ只中にある現在の出版界への大いなる指針となる。

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