『文芸・小説、ニューメディアプレス』の電子書籍一覧
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田舎の子爵令嬢、レミリィに舞込んだ、公爵家との突然すぎる縁談。招待された御屋敷に行ってみるとそこには十五人の美しい令嬢が集められていた。何とそこでは、前代未聞の花嫁選考会が行われるという。顔見せしない謎の公爵家長男ローランド。代理人のユーインが採点役となって、選考会が始まった! 悪魔のような毒舌とさわやかな笑顔で令嬢達を追い詰めるユーイン。けれどレミリィはなぜかユーインにえこひいきされて、夜な夜な「ローランド様好みの女性」になるための淫らな個人レッスンを受けることに!嫉妬が渦巻く中、選考会の結果は? ローランドとユーインの正体は?幼き日の秘密の思い出と、とろけるようなシンデレラ・ラブストーリー。
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女だけの宮殿で暮らす王女クラリネ。彼女は極度の男嫌いだった。ある日、彼女と隣国の皇太子を結婚させると知らせが届く。時を同じくして、王都から派遣されたという教育係のエドワードが宮殿にやってくる。クラリネをはじめとする女たちの生活は一変! 王女の男嫌い克服作戦がはじまった! 男とまともに話すこともできないクラリネは、皇太子との結婚生活に備えてダンスに食事に勉強にと、エドワードの親身な教育を受けて変わっていく。やがて二人の間にトクベツな感情が芽生えてきて……?! 王宮を舞台にしたロマンチック・ラブ。
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六年間、片想いをしていた相手が、綺麗な女性と結婚した。披露宴から帰ってきた鴫野ささめは、マンションの前で大学時代の後輩、東雲日向と二年振りに再会する。同棲中だった彼女に振られて追い出され、行くあてがないと言う日向。寒空の下に後輩を放り出すのも忍びなく、なによりひとりで失恋の痛みを抱えることがつらくて、ささめは日向を居候させることに。優しく明るい日向に、ささめは徐々に失恋の傷を癒されていくのを感じる。しかし、彼にとってそれは受け入れがたいことだった。初めての恋に破れてしまった痛みも、まだ彼のことが好きだということも、永遠に忘れたりしない。忘れることに罪悪感さえ覚える――そんなことが永遠に続くと、ささめは思っていたのだ。自身の感情の変化に戸惑うささめに、日向は「先輩のことがずっと好きでした」と告白してきて……。一途で料理上手な後輩わんこ×失恋したての甘党美人の、雪降る夜の恋物語。
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経理職の絵梨がひそかに片想いしているのは、同じ会社にいる企画営業職の彰浩だ。大学時代の女友達と集まり、イケメン俳優と一夜限りの関係になってみたいという話題で盛り上がる。
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「時生くん、わたしと付き合って…」「いいよ。…でも俺、亜優ちゃんのこと、好きにはならないよ。それでもいいなら」親友の恋人である時生の、媚薬のような身体に溺れて行く亜優。心を手に入れようとしても、時生は差し出そうとする手を巧みにすり抜け、亜優は虚しく翻弄される。「やらしい身体…。亜優、気持ち良ければ、相手は誰でもいいの…?」ふわりと美しく微笑みながら、亜優をどこまでも傷つけようとする時生。その心の内側にあるものを、ある日、亜優は見付けてしまう。哀しい恋と、とろけるような媚薬の指。ラストシーン、亜優はその時生の心を、優しく包み込んであげられる…?
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詩織は両腕をネクタイできつく縛られていた。動くほどに結び目がギリギリと締まる。声を絞り出しても、エレベーターの中なので、声が届かないみたいだ。しかも遅い時間で会社にはもう誰もいない。
「心配しなくてもいい。気持ちよくしてやるだけだから……、大人しくしてろって!」
「やめてっ! これは犯罪……、んんっ!」
唇を塞がれると、常務の臭い息とタバコの匂いにむせかえった…。
普段会社で目立たない広瀬詩織が突然秘書室に配属された。そこで、常務からとんでもないセクハラにあう。それは詩織が常務と隼人の恋人がラブホテルから出てくるのを偶然に目撃してしまったから…!? それとも、詩織の片思いのせい!?
詩織の上司の江月隼人は社長の一人息子。リーマンショックのときの会社の危機を救った人物だ。父親の秘書という仕事だけではなく、会社全体の実務をこなすようになっていた。
仕事が出来て、センスも良くて、かなりのイケ面。女子社員の憧れの的だ。当然、隼人には恋人がいた。とてもきれいな人で、センスが良く、自信をもって仕事をこなしていた。隼人とお似合いの人だ。同じ秘書課の簗瀬美加がその人。詩織の仕事は美加のアシスタント…。そこにとても危険な罠が潜んでいるのを…詩織はまだ気付かない!? -
凄いな…溢れるように濡れてる! 女は焦らされるのが好きなんだ! ケーキも同じだ、ゆっくりと焦らすように、材料をなじませるんだ
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長年の思いも叶ってやっと大好きな翔と結ばれた六花。初カレにテンションがあがる六花とは裏腹に、翔は相変わらず厳しくて門限にはうるさいし、お泊りなんて絶対禁止! なんだか子ども扱いをされているようで気に入らない。朝まで一緒にいたいなんてわがままなの?
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大手食品メーカーに勤務する晶は、後輩の体調不良の原因について話を訊きたいと、会社に常勤する医師に呼び出される。ところが医務室にいたのは臨時の医師、桐谷だった。
イケメンインテリ風の彼にちょっとドキドキ。でも彼はビジネスライクのようで、お疲れ気味の晶の体調ばかりを気にしている。成り行きでカウンセリングの予約を入れることになるが、あまり乗り気でなかった晶はその約束をすっかり忘れてすっぽかしてしまう。
桐谷は忙しい晶のために退社時間後にカウンセリングの時間をとってくれるが、二人で過ごす時間は楽しくて知らず知らずのうちに彼に惹かれていってしまい……。
彼は仕事で私を心配してくれているだけ。そう自分に言い聞かせるけれど、止められないこの気持ちはどうすればいいの? -
父が経営する貿易出版会社で働く麻耶。人見知りな性格のせいもあり、あまり社内に馴染めない。過去につきあった男性に言われた「一緒にいてもつまらない」という言葉がいつまでも傷となって、人とつきあうことに臆病になっていた。 そんな時、取引先のバイヤー重野と出会う。ハンサムで人当たりもいい重野。彼と親しくなっていくうちに、考え方や趣味がにていることを知り少しずつ心惹かれていくが、それを認めたくない麻耶。過去の思い出が人を好きになることを怖いと感じるようにさせていたのだった。 戸惑いながら重野と親しくなっていくうちに「君を守りたい。僕を信じて」そう告げられ、彼に心を開き始めるが……。
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ライバル予備校同士の合併。綾辻花音は、見た事もないライバル予備校の長男と政略結婚させられる。「冗談じゃないわよ。ダメンズって噂だわ!」ワガママな花音をコントロールできる男などいるのかと思われたが、彼女の前に現れた男は、目をみはるほどのジェントルマン。まだキスの味も知らない花音は、この男の腕にまんまと堕ちてゆくのだった……。女の子から女性へ……ちょっとエッチな変身物語。
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山口春菜は広告代理店で営業の仕事をしている二十九歳になるアラサ―のOL。焦り始めた婚活に気合いを入れてきた結果、いつの間にか、お付き合いしている男の人の数が五人になってしまった。しかも、五人とお泊まり愛をしている。
「毎晩、凄く気持ちよくしてもらえるって最高に幸せだよね」
と、会社のお局様で春菜の盟友の茜先輩はマジ顔で言っていたことがあった。
アレの相性がとても大事。春菜にとって一番大事なものはアレの相性。生物人類学の学説にはセックスの相性がよい男女は長生きするらしい。きっと仲良く暮らしていけるということなんだろうなと、春菜は思う。だから、テクが上手な男が理想的。
それまでは春菜は、男はイケメンだとか、良い大学を出ているとか、年収が多いとか、出来れば親が金持ちとか、そんな基準で選んでいたから、なかなか出会いがなかった。
男の人は表面だけじゃ分からない。実際に寝てみないと、本当のところ、お互いの相性がいいのか、性格がいいのかどうか分からない。
『男って、寝てみないと分からないよね』
この、茜先輩の口癖には重さがある。マジそうだと思う。春菜は、今までの保守的な自分の考え方を変えて、少しでもいいと思った男と、手あたりしだいに、寝てみることにした。 -
咲美は総務課で働くOL。秘書課の絵里奈の結婚式に営業課の可南子と出席し幸せそうな姿を見て可南子は「私も結婚する! 彼氏作る!」と宣言した。 「一緒に合コンに出ようね」と誘われた咲美だが営業課の沢野への想いを密かに温めていた。早速、可南子は合コンを決め咲美も声をかけられたが自分のミスで主任の香椎と残業をしなければならなかった。「気にすることないよ」と香椎は優しく微笑むが、咲美は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。仕事が終わりかけたころに沢野に「可南子ちゃん知らない?」と尋ねられ、合コンに出ているとうっかり口を滑らせた。たちまち顔を曇らせた沢野を見て、咲美はショックを受けた。もしかして沢野さんは可南子を好きなの……?大人気作品「後ろから抱きしめて」を改稿後、新たにSS「前を向いていつまでも」を追加した豪華改稿版! ※本作は「後ろから抱きしめて」の改稿後の再録となります。ご購入の際は十分ご注意ください。
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眼鏡とスーツがとても似合うクールな吉田課長は会社の女子たちの憧れの的。地味な美咲が相手にされるわけがない。課長のことを思うと胸が苦しい。切なくて、泣きたくなる。
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失恋したあたしの泣き顔を見た会社の後輩の鈴木は肉食男子だった! ぐいぐい引き込まれる鈴木の猛烈なアタックにより、あたしは鈴木と体だけの関係に陥ってしまう。だけど、そんなとき元彼から電話がかかってくる。それを知った鈴木は豹変してしまい……。肉食系か草食系か、あなたはどちらが好みですか? 草食男子の恋事情スピンオフ! 人気作品『肉食男子の恋事情』を改訂し、書下ろしSS『肉食男子と草食女子~鈴木の場合~』『肉食男子と草食女子~敏子の場合~』を加えた豪華新装改訂版!※本作品は『肉食男子の恋事情』を改訂し、書下ろしSSを加えた再録になります。ご購入の際は十分ご注意ください。
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真夜中、騒がしさと変な臭いで目を覚ました私は、身体を起こして様子を見るために窓へと近付いた。カーテンを捲ると目の前には炎と黒煙が見える。自分の住んでいるマンションの何処かの部屋が火事になっているらしい。しかし、窓や玄関からは煙が入り込んできてもう逃げられない。パニックを起こすと同時に過呼吸にも襲われて、もう駄目だと死を覚悟したとき……私は助け出された。勇敢な消防士さんに。しかし、命拾いをしたと安堵したのもつかの間、災難というものは重なるようで……検査入院の後自宅マンションに戻ると掲示板には退去のお願いが貼られていたのだった。
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心待ちにしていた有名フラワーアーティストの個展で作品を破損させてしまい、弁償する代わりにアシスタントとして仕事の手伝いをすることになったけれど……この人性格悪すぎ! 花には優しいのにどうして人間には攻撃的なの?! 自分が悪いとはいえ、その扱いには納得がいかない。けれど、仕事に慣れてくると徐々に態度も軟化していって……。
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「ずっと、お前のことが欲しかったんだ……」詩帆を幼いころから見守ってくれた隣のお兄さん、律。社会人になってから多忙が続く律だったが、休日には詩帆と苺狩りに行くと約束してくれた。ひそかに惹かれていた律との日帰り旅行に心はずむ詩帆。しかし、詩帆は律が告げていなかった秘密を知ってしまう。詩帆は動揺するが、悪天候のため期せずして二人で同じ部屋で、すごすことに。律にとって自分は妹のような存在のはず。なのに――。詩帆は、いつも理性的な律から熱くささやかれ、求められ、快楽を知ることとなる。詩帆の体にじっくりとそそぎこまれていく初めての快感。とまどいながらも詩帆はやがて……。
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瑞帆は母の病死後、勤めていた農業機械メーカーを退職し、父と二人で食堂を営んでいる。慣れない仕事に戸惑う中、酔った常連客の口説き文句を真に受け、彼の恋人に「自意識過剰女」と罵られてあえなく失恋。そんな瑞帆の元に子犬系後輩・拓海が帰ってきた。客に絡まれているところを助けてくれて見直したのも束の間、「男を甘く見るな」と強引にキスされる。それからも何かと迫ってくる彼。それは本心? それとも、ただ酔ってキス魔になってるだけ? 拓海の気持ちがわからないまま、彼のキスに翻弄されて……?
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片想いの彼から「俺と取引しないか?」とベッドインする契約を交わしてしまったOLの香澄。彼は誰もが憧れる若き社長。濃厚で甘い日々は幸せと切なさがせめぎ合う。私は彼に愛されているの? それともこれは、ただの契約? 愛欲のオフィスラブ。
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社会人三年目のOL、彩夏は昔ながらの木造平屋建てにひとりで住んでいる。そんな彼女のもとへ、大学を卒業したばかりの遠縁の親戚、翔也がやってきた。三つ年下の翔也は彩夏が勤める会社の新入社員だ。広い一軒家に住む彩夏は翔也に頼み込まれ、彼が新居を見つけるまでという期限つきで同居を始めた。家賃を払わない代わりに家事全般を請け負ってくれる翔也だが、それだけでは気が済まないからベッドのなかでも奉仕をさせて欲しいと言われ――? 年下男子とほのぼの同居&溺愛オフィスラブストーリー。
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心が満たされる相手と身体を絡ませたい相手は違う。短大生の私には高校時代から付き合っている恋人、杏奈ちゃんがいる。数カ月前までは全てが心地良かった関係なのに最近は違和感がある。杏奈ちゃんのバイト先のオーナーは赤髪のロングヘアーをなびかせるジュンジュン。初対面ですっかりトリコになった私は杏奈ちゃんが留守の間にジュンジュンと身体の関係を持つ。私がもっと彼女に気に入ってもらえればきっと本命の恋人にしてもらえると信じて私は舌先を動かす。
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念願のプラネタリウムへの就職ができたのに、施設がハイテク化されていて人間の行う業務は少ない。チケットの販売やもぎり、ホールでは注意事項を述べるだけで上映中はお客さまの監視。大好きな星空とはあまり関係のない仕事ばかりである。特にお客さまの監視はストレスだ。それも、場内担当を任されるときに限って非常識なお客様が来場するのだから私には運というものがないのかもしれない。そして、今日も困ったお客様が……。
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「課長を誘惑しろ」そう脅され命令をされた。それなのに同僚の八神は体を求めてくる。そんなに課長のことが嫌いなの? 理由はなに? 八神の過去のトラウマがわかり、あたしは八神の命令に従うことにしたけれど……八神にとって、あたしは都合のいい女なの?
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友人の結婚式の際、母に着付けてもらったことで興味を持った着物。自分一人で着られるようになりたくて、母の勧める着付け教室に通うことを決めた。母と同年代くらいの女性だと聞いていたのだけれど……実際に現れたのは、私よりも少し年上と思われる和装の似合う男性だった。彼の母親である着付けの先生がぎっくり腰で動けないため、着付けの指導を彼がしてくれるという。臨時とはいえ着付けの先生が男性だなんて……!
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「お前の兄じゃなければいいって何度も思った」実菜穂と湊は親同士の再婚で兄妹になった。血はつながっていなくても実菜穂にとって、たった一人の大切な兄、湊。けれど、湊は数年前から実菜穂によそよそしい態度をとるようになった。今は、おたがい一人暮らしをしている二人だが、実菜穂は久しぶりに湊と再会する。すっかり大人の男性になっている義兄に実菜穂は動揺を隠せない。この再会は二人が望んだわけではない。いとこの結婚式に親族として出席する。その準備のために実家に立ち寄っただけなのだから。なのに、湊は二人きりの密室で実菜穂を執拗に求めてくる。とまどう実菜穂だが熱くとろけるような快感から逃れるすべはなくて――。
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宿屋の娘、アリシュアは毎晩、不思議な夢に悩まされていた。夢の中で顔の見えない男との婚礼を挙げ、初夜をむかえるのだ。その夢の中では、アリシュアは王城に住むお姫様。ある夜、宿屋で一人のお忍びの騎士、クラウディンが毒殺されかけるのを偶然に助ける。クラウディンを助けたために命を狙われてしまうアリシュア。クラウディンは暴君である国王を密かに倒そうとしていたのだ。アリシュアの身を隠すため、クラウディンの領地へと二人は夫婦を装って旅することになるが、夜、アリシュアの体はもてあそばれて……? ドキドキのプリンセスファンタジー!
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「なぜ、逃げた? この俺から――」 舞踏会で出会った美貌の青年伯爵、フランツ。彼と再会したシャルロッテは驚愕する。自分を強引に連れ去った相手が、まさかフランツだったなんて……。混乱するシャルロッテにフランツは「今夜はずっといっしょにいてもらう」と宣言する。舞踏会を途中で抜け出してしまったシャルロッテの行動が、伯爵家当主であるフランツから怒りを買うはめになってしまったのだろうか?館に囚われ、甘く淫らに責め立てられていくうちに、シャルロッテの体は未知の快感に身もだえはじめる。一夜だけでなく毎夜狂おしくシャルロッテを抱くフランツ。彼を信じきれずにいるシャルロッテ。そんな中、伯爵家に不穏な空気が――。
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政略結婚で公爵家へ嫁ぐことになったセシリアは、たとえ親同士が決めた結婚でも、夫婦は仲むつまじくあるべきだと考え夫となるクライドに歩み寄ろうとしていた。そんなある日、セシリアは屋敷の別棟へ入って行く彼を目撃した。そこは絶対に立ち入ってはいけないときつく警告されていたところだが、好奇心から禁断の場所へと足を踏み入れてしまう。そこでセシリアが見たものはみだらな稼業の実験現場だった。「決して近づいてはならないと言ったのに」とクライドに責められるセシリア。夫婦になるのだから隠し事はいけないと主張して口論しているうちにセシリア自身がそのみだらな実験体をすることになってしまい――!?
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杏樹の上司は小児科クリニックの院長、瀬上 晴翔。兄の友人でもある彼は昔はステキ男子だったのに、いまや見る影もない。二十代をくだりはじめて三年、いよいよお見合いでもしようかと悩んでいたら本当にそんな話が持ち上がった。それを知った晴翔は杏樹の見合いに猛反対して、お見合いの日にデートをしようと言い出した。不可抗力のダブルブッキングに悩む杏樹だが――?
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男子高校の新任教師、音羽愛優は、始業式での失態をフォローしてくれた生徒会長の高野忍に惹かれ始める。学校に慣れ始めたころ、先輩教師に乱暴されかかった愛優のピンチを救ってくれたのは忍だった。自分の想いをぶつけ、貪欲なまでに彼女を求める忍。そんな彼の愛撫にとろかされ、愛優は身も心も彼に溺れていく。茜色に染まる放課後。旧校舎で繰り返される淫らな逢瀬。教師としてあるまじき行為に及んでいると悩む愛優に忍が目論んだ決意とは。「かわいい僕の先生。もう離しませんからね」禁断の関係から始まる極上の恋。甘く淫らな官能ラブストーリー。
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「卒業おめでとうございます。伝えておきたいことがあります。先輩のことが好きです」――高校時代、同じ弓道部の先輩・沙智に惹かれていた宗志郎。でも、想いを綴った手紙を渡すことはできなかった。それから十一年以上が過ぎ、弓道師範となった宗志郎は、道場で沙智と再会する。少女のころの面影を残しながら、どこか陰のある沙智。再び弓を執った彼女の射には、悩みや迷いが透けて見えた。宗志郎は沙智を誘って母校の弓道場を訪れる。思い出話をきっかけに、宗志郎は沙智に惹かれる自分に気がついた。沙智に想いを告げる宗志郎だが、沙智の答えは……。高校時代のピュアな初恋と、時を経た2人のオトナの恋が、甘く切なくクロスする。
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夫のDVに耐えかねて離婚した柚子は、人形館の住み込み管理の仕事を始める。しかし館では様々な人形たちが夜ごと部屋に訪れ、肉体を蹂躙した……。しかし他に行くところがないことから、淡々と受け入れ続ける。そんなとき、柚子の体にある変化が訪れる。それを救ってくれたのは、人形たちの中でも特別に不気味な人体模型だった。柚子は次第に、人体模型に感謝とも恋愛感情ともつかない気持ちを抱くようになるが……。
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「どの恐竜だったら、家で飼えますか?」自然科学博物館に勤める“恐竜博士”の北谷竜也は、ある雨の日、風変わりな質問を受ける。絵本作家を名乗った彼女は、恐竜を飼う話を描きたいのだという。竜也は彼女に、一体の肉食恐竜を紹介した。その恐竜はレイニーというニックネームを持ち、大型犬ほどのサイズで、全身をふさふさの羽毛で覆われた愛らしい姿をしている。彼女はレイニーに夢中になった。そして数ヶ月が過ぎたころ、竜也は偶然、まちなかのカフェで彼女を見かけた。難しげな顔で、男と話をする彼女。翌日、博物館に再来した彼女は、どこか元気がなくて……。恐竜博士と絵本作家、夢見がちな二人の、大人向けほんわかロマンス。
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「旅のマジシャン・カイによる、本日限りのスウィート・マジック・ナイトショー」──休日を楽しむために島から渡ってきたマヤは、ポスターの謳い文句に惹かれ、港町の歓楽街へ足を向けた。ショーが始まり、ステージ上のカイへ野次と揶揄が飛ぶ。カイはマヤをステージに招き、「協力して」とささやいた。カイのセクシーなマジックに、すっかり翻弄されるマヤ。はっと気付いたとき、マヤが乗るべき貨物船は港を後にしていた。マヤとカイは酒場へ赴き、ウィスキーを傾けながら、互いの身の上を語り合う。そして、カイがマジックにかける一途な情熱に打たれたマヤは、一夜限りの恋と知りつつ、カイのスウィートマジックに身を委ねる……。
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高校を卒業して二年が経った。ブラスバンドのメンバーとして楽しかった日々を忘れられず、菜月は置いてきぼりにされたような気持ちでいた。そんなある日、メンバーのうちの二人が結婚することが決まった。「余興に演奏しよう」菜月に声をかけたのは、密かに想いを寄せていた聡也だった。
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弓子は二十七歳。雑居ビルの中にあるオフィスで働いている。一人娘のために、親からは結婚のプレッシャーを受けていた。けれど、お見合いではなく、恋愛から結婚に至りたいと考えている。そんなある日、ふとした出来事をきっかけにして、若い警備員と話をするようになった。「ダブルワークをしている」と聞いて驚いたが……。
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映画出演の為、大阪から上京してきたAV男優のミナギは相手役のヒロイン、新人女優のハルヒと気が合わない。ベッドシーンを嫌がるハルヒがキスも未経験ということを知ったミナギは「俺が教えたろか?」とハルヒに迫って強引に唇を奪った。最後まではしないという約束をして、その日から、秘密のレッスンが始まるのだが、だんだんと激しくなっていくエッチなレッスン。もう、止められない行為はやがて加速度を増していき……「ワイルドチェリー 完全版」のスピンオフ! ハルヒ編とミナギ編を加えたSS付!※本作品は「ワイルドキス」の【新装改訂版】になります。ご購入の際は十分お気を付け下さい。
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「本気だしてほしいって、ねだったのはお前だろ? もう引き返せないよ」叔父の別荘に招待された香凛を待っていたのは、とろけるような快感だった。父親の再婚でできた血のつながらない叔父、英輝は七歳年上の青年。学生時代モデルをしていた英輝は、香凛にとって遠い存在の人だったのに……。二人でチェスをすることになり、英輝から「勝ったほうが『ご褒美』をもらえる」というルールを切り出される。チェスの腕前も上級者の英輝に簡単に追いつめられてしまった香凛。体の敏感な箇所を次々と刺激され、香凛は身もだえる。(いつも紳士的な英輝さんが、どうして?) 憧れの叔父に恥ずかしい姿をみられ、羞恥心をあおられながら香凛は――。
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里沙は、ずっと幼なじみの圭介に片想いしている。恋人になれたらいいけれど、家族ぐるみのつきあいであることを考えるとなかなか言い出せなくて。彼のワガママにふりまわされながらも、ずっとこのままいられると思っていたのに……。ある日、彼に真剣な交際をする彼女ができたと聞いて里沙も新しい道を踏み出すことを決める。なのに、合コン帰りに会った圭介は急に不機嫌になって。幼なじみのちょっぴり苦くて甘いラブストーリー。
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雛子の初恋は、隣に住むお兄ちゃん。十二歳年上で、優しい眼差しの人。けれど、雛子が中学を卒業する頃に結婚して家を出た。早く忘れようとしたけれど、初恋の面影はなかなか消え失せてくれない。それから七年。離婚して、隣の家に戻って来た。雛子の胸が再びときめく。
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ある日、出張から帰ると私の大事な熱帯魚が死んでいた。落ち込む私に社長が紹介してくれたのは一軒のアクアショップ。地味な店だが、愛想のいい従業員は熱帯魚の飼い方を親切丁寧に教えてくれるし、熱帯魚の話ができて、熱帯魚がいっぱいで居心地は最高! 暇を見つけてアクアショップに通う私を見て、社長も興味を持ったらしく社長室で熱帯魚を飼いたいと言い出した。すっかり顔馴染みになった店員さんが水槽設置に来てくれたけれど……?!
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暇があれば図書館に通う本の虫。開館時間から閉館時間まで居座るのも珍しいことではない。そんなある日、高い位置の本が取れなくて唸る私を見て笑う男性が。本を取ってくれたのはありがたいけれど、今笑ったよね? 笑いましたよね? さらに「高校生?」だなんて訊いてきた。なんか凄く感じ悪いんですけど! そんな第一印象最悪の男性はどうやら図書館関係者らしい。
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紀美は図書館で働く司書。地味で、くすんだ格好をしているけれど、図書館の仕事に誇りを持ちながら働いている。それに、紀美には密かな楽しみがあった。週末に図書館を訪れる男性がとても気になっていたからだ。知的な風貌で長身の人。ちらりとでも見かけることができたら、幸せな気分に浸れる。ある日、返却された本を書棚に戻している時に、その男性から思いがけず声をかけられた。
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まりあは高校時代にアキレス腱のケガでバスケを続けるのを諦めた。落ち込んでいる時にまりあを救ったのは高校の同級生のゆかだった。ゆかはショートカットのまりあと対照的にロングヘアの茶髪をなびかせて歩いている可憐な女の子だった。二人はじゃれ合う内に友達以上の深い仲になる。卒業式の夜にまりあはゆかに嘘をついて打ち上げを途中で抜け出す。まりあを誘惑する妖艶なラブちゃんの甘い囁きに負けてしまった。専門学校に入学をしたまりあはそこで大人の女性の味を知る。
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麻里は化粧品会社でヒット商品を生み出そうと努力の日々を過ごしていた。ある日憧れの上司がアメリカに転勤をすると知ってショックを受ける。更に上司には婚約者がいて急遽日本で結婚式を挙げることに……。2人の誓いのキスシーンを見た途端に麻里は泣き出しそうになった。そんな傷心の麻里の前に現れたのは年下の大学生、信也だった。初めてのデートで強引に口説かれてキスをされる内に麻里の心は揺らいでゆく。寂しいからといって相手が誰でも良いわけじゃない。仕事もしたいし恋もしたいし幸せになりたいと思っているけれど麻里の本心はどこにあるのか。
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取引先の健はよく出張であたしの会社にやってくる。彼の明るく人懐っこい性格に、あたしは上司と不倫していることを告白してしまった。それからも相談に乗ってくれる彼。遠く離れている健と話していくうちに、だんだんと惹かれはじめていったあたし。そんなとき、健に押し倒されちゃった! 切ない表情で「俺だけを見て」だなんて、ずるいよ。ねぇ、健。あたし、あなたのことを好きになってもいいの? でも、二人の間には遠い空が広がっていて……離れている。もっと、傍にいたいのに……もっと、触れ合いたいのに……。不安にさせないで。
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結婚式に出席した帰り道、麻衣はばったり佑哉に出会う。佑哉もまた、引き出物の袋を提げていた。「もしかして……」麻衣の胸に暗い予感が浮かぶ。今日は、大学時代の友人・塔子の結婚式だった。その塔子は、佑哉と付き合っていた。後味の悪さを消すために、二人はレストランバーへ入る。そこで、佑哉から「実は、創の結婚式だったんだ」と打ち明けられた。「やっぱり……」麻衣は暗澹たる気持ちになった。創は、麻衣が付き合っていた相手だったから。「一方的に別れを告げられた者同士、雨が降る日に再会するなんて」麻衣は呆然とした。
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初めての就職先は社長が倒れてしまい会社が閉鎖。無職になった星野みさきは家の近くのコンビニで地道にアルバイトをしながら就活を続けて新しい職場をゲット! 初出勤の後でみさきは入社祝いをしようと言われて係長に誘われ食事に出かける。2次会は会員制のオシャレなバーに行こうと誘われて断りそびれた。甘いカクテルを飲む内にほろ酔い気分になりいつの間にか係長とキスをして……抵抗する気力を失ったみさきは係長に肩を抱かれてバーの個室に消えてゆく。翌日、主任の残業を手伝うようにと頼まれたみさきは一生懸命に仕事を手伝うのだが主任の目的は別のところにあった。
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人生で一度も彼氏がいないエリ。OLになったのに恋をする間もなく家族の問題がエリに重くのしかかる。ある日バイト帰りに人懐っこいスカウトマンに誘われて風俗店で働くことに。人気嬢になったエリは次の目標を見つけて上京することになった。
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私がテニススクールに通い始めるきっかけは一枚の生徒募集チラシだった。そこに載っていたコーチに一目惚れしてしまったのである。私はすぐに入会手続きをしてお目当てのコーチが指導する時間帯に通い始めた。それが二年前。なのに、運動が苦手な私は今でもコーチと親しくなれない上に、テニスの上達も見られない。今日も、道具の寄せ集めにボールをたくさん叩き込んでしまった。それを拾っていると、コーチの顔が近くにあって……。え? 今のって……キス?!
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【1】外資系会社で働く美桜は、結婚相手に逃げられ、一人でスペインを訪れたが、スリに遭う。助けてくれた碧瞳のエリックと数日間過ごすうち、船上パーティーで熱い夜を……。【2】国際線CAの麻美は機長との失恋を引きずっていた。そんな時、副操縦士となっていた同級生の彼と再会。最初は懐かしいだけだったのに……。【3】ブライダル会社に勤める遥と陽一は親友で、お互い異性として意識することなく過ごしてきた。ある日、陽一から「結婚することにしたよ」と打ち明けられて……。ちょっとエッチでロマンチックなラブストーリーの「ロマンチックの続きはオフィスで」をはじめ「恋のフライトは休暇のあとで」「プロポーズは情熱のキスを」の人気作品3本を改稿後に収録した短編集です。※本作は『ロマンチックの続きはオフィスで』『恋のフライトは休暇のあとで』『プロポーズは情熱のキスを』の改稿後の再録となります。ご購入の際は十分ご注意ください。
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彼は約束の場所に来なかった。何の前触れもなく突然姿を消したのだ。納得できない私は二年経っても約束の場所に立ち続けていた。そんなある日、終電間際のホームで電車から降りてくる彼を見つけた。声を掛けて呼び止めたけれど、その口から発せられたのは……“どちらさまですか?”という信じられない言葉。別れは決定的だった。なのに、偶然の再会がきっかけで会社を知られ、半ば強制的に連れて行かれた飲み屋で彼の発した言葉の意味を知る。頻繁に現れる彼と過ごす日々は長く続かない。怒り狂う彼の恋人に階段から突き落とされ、その日を境に音信不通となったのだ。そして再び巡ってきた約束の日、約束を知るはずのない彼がそこにいた。
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真由は大学三年生。就職活動で大忙しの日々だ。それなりに恋をして、そこそこサークル活動も楽しんだけれど、たった一つだけ心残りがあった。それは、高校の同級生だった彰のこと。バスケ部のポイントゲッターだった彰に、真由は、卒業間際に決死の思いで告白した。「想いを打ち明けて終わりにしよう」まったく期待していなかったのに、彰と付き合うことになった。憧れの人の彼女になれた喜びから、真由の気持ちは先走る。大学でもバスケ部に入った彰は、練習が忙しいためになかなか会えない。寂しさが募った真由は、こっそり見に行ったが、迷惑そうな顔をされた。とうとう「俺、不器用だから。彼女と目標の両立は難しい」と言われてしまった。人気作品『あなたを忘れられなくて』に書下ろしSS『あなたを胸に抱いたまま』を加えた豪華改稿版!※本作品は『あなたを忘れられなくて』の改稿後の再録となります。ご購入の際は十分ご注意ください。
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意に染まぬ結婚など、この家に生まれたからには当然と覚悟をしていた彩乃だけれど、約束の十八歳を迎えてみれば、顔も見たことのない男性と……と考えるとやはり不安で仕方なかった。ある日彩乃は、相手がどんな男か見にいく為に、父上に休暇と偽ってメイドとして乗り込むことを決意。彩乃のお世話係であるメイドのマリは気が気じゃない。彩乃のことを心配したマリは相手方の執事に事情を告げ、手引きをしてもらえるよう頼みこんでくれた。「好きになれるよう努力するため」と告げてあるが、彩乃の作戦はそうじゃない。「とにかくどんな男か顔が見たい。万が一があれば、嫌われるように仕向けたい」という作戦だった。ようやく対面することになったのだけれど、彼はひとくせある男のようで……。彼に気に入られた彩乃は彼専属メイドとして仕えるように命じられ、それだけじゃなく夜のエッチなお世話係まで……!? でもそれにはある理由があって……。
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親の再婚で義理の兄妹になった瑛司と葵。もうすぐ葵の二十歳の誕生日だというある晩に瑛司にエッチなことをされてイかされてしまう。最後までしなかったけど兄妹なのに…と戸惑う葵だったが次の夜も部屋を訪ねてきた瑛司に「眠れない」と嘘をいい愛撫をおねだりしてしまう。お兄ちゃんの唇が、身体が欲しい…次第にそう思うようになっていくが彼は最後までしてくれない。この愛撫に意味はあるの? 禁断ラブ・甘調教 心も身体も甘く濡らして、お兄ちゃん……。
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カメリア商会のお嬢さま・リコは、人知れず傷付いていた。従兄のシュウに純潔を奪われ、望まない肉体関係を強いられる日々。そんな折、兄・ソウマの誕生日パーティでジャグリングショーを披露したのは、端正なルックスの大道芸人・ルイだった。リコは、ルイの巧みなジャグリングと柔らかな物腰に魅せられる。シュウの陵辱に耐えかね、ついに屋敷を飛び出したリコ。行くあてのない彼女は、ルイの部屋に転がり込んだ。一夜の宿の対価として自分の体を差し出そうとするリコを、ルイは拒む。でも、リコは、ルイに惹かれる自分の心に気付いてしまって……。才色兼備のお嬢さまと、優しく孤独な大道芸人の、恋のアヴァンチュール。
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浜辺の村で、ミオは父親と二人で暮らしていた。父親は、薬草の行商をしながら絵を描いている。貧しくとも穏やかな生活に、ミオは心から満足していた。ある晩、名前を呼ばれて目が覚めた。声が聞こえるわけではない。誰かが、ミオの頭の中に呼びかけているのだ。夜が明けてから父親に打ち明けると、「それは呼び言《よびこと》だ。ミオは生まれた村へ帰らねばならない」と言われた。ミオは「言乃葉《ことのは》一族」の末裔だからと。ミオと父親は、山間にある野茂乃《のもの》村を目指した。そこには、祖母・母親・姉の三人が待っていた。ミオは、敵対する乃露《のろ》一族のカノエ、玄太郎と友情を育むが……
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大学受験を控えた、真面目な女子高生……と思いきや、実はHな妄想が趣味の茉莉。そんな茉莉の家に、自由奔放な叔父の充が世界一周旅行を終えて転がり込んできた。何でも豪快で人懐こい充に振り回されっぱなしの茉莉。イライラしていたはずなのに、いつの間にかそんな充に惹かれていって……えっ、妄想に出てくる相手は充叔父さん!? 充が家を出て行くことになってから、ようやく自覚した充への気持ち。この恋、どうなる……?
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弓絵は二十六歳のOL。退職を控え、新入社員の雅治に引き継ぎの仕事を教えている。明朗で一生懸命な雅治に、弓絵は次第に惹かれてゆく。雅治もまた、きめ細やかな弓絵に好感を持っていた。ある日、雅治は弓絵に聞いた。「退職って、結婚のためですか?」まさか、と弓絵は笑って否定した。本当の理由は告げずに。弓絵はイラストレーターになりたかった。夢を実現するために、会社を辞めることを決意した。
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