『文芸・小説、特定非営利活動法人HON.jp、0~10冊』の電子書籍一覧
1 ~60件目/全84件
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NovelJamという小説を書くイベントに提出された自由詩です。小説とは違う面白さを味わってくれれば幸いです。
内容は、詩と謳っているからほんわかしたものなのかと思いきや、意外な苦みや深みが言葉の中に隠されています。Innocentには透き通る白さと染みのような黒さが混じっている。このことを、読んでいただいた皆さまのそれぞれの心の中で受け止めて欲しいです。
〈NovelJam2021Online参加作品〉NovelJamという小説を書くイベントに提出された自由詩です。小説とは違う面白さを味わってくれれば幸いです。
内容は、詩と謳っているからほんわかしたものなのかと思いきや、意外な苦みや深みが言葉の中に隠されています。Innocentには透き通る白さと染みのような黒さが混じっている。このことを、読んでいただいた皆さまのそれぞれの心の中で受け止めて欲しいです。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
絵を描く夢を諦めた彩は無機質な日々を繰り返していた。しかし、ある時切り離したかった縁によって無機質な心は揺り動かされることになる。
〈NovelJam2021Online参加作品〉絵を描く夢を諦めた彩は無機質な日々を繰り返していた。しかし、ある時切り離したかった縁によって無機質な心は揺り動かされることになる。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
とある夏の夜のこと。歳の離れた兄妹は二人で縁日を巡る。小さな妹は縁日にいるというお化けを探していた。そして、とうとう本物のお化けと出逢ってしまい……心に傷を負う優しき兄と純粋な妹を救うは、今は亡き祖父との絆。
〈NovelJam2021Online参加作品〉とある夏の夜のこと。歳の離れた兄妹は二人で縁日を巡る。小さな妹は縁日にいるというお化けを探していた。そして、とうとう本物のお化けと出逢ってしまい……心に傷を負う優しき兄と純粋な妹を救うは、今は亡き祖父との絆。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
297円(税込)レーベル: 特定非営利活動法人HON.jp出版社: 特定非営利活動法人HON.jp
2021年、世界は変わった。新型コロナウイルス──ではなく、ファンタジー世界と接続して。発生したダンジョン、闊歩するモンスター、ダンジョンを抜けて現れたエルフにドワーフ、獣人……。世界が変わったいま、どう生き抜いていくか。縁田家で家族会議が開かれる。「異世界行ってチートでハーレムだ!」とはしゃぐ息子、「こっちでモフモフ獣人逆ハー作るの!」と意気込む娘、「そんなことしたら親子の縁を切る!」と憤る父親。ファンタジーとの共存がニューノーマルとなった世界で、縁田家の明日はどうなる!?
〈NovelJam2021Online参加作品〉2021年、世界は変わった。新型コロナウイルス──ではなく、ファンタジー世界と接続して。発生したダンジョン、闊歩するモンスター、ダンジョンを抜けて現れたエルフにドワーフ、獣人……。世界が変わったいま、どう生き抜いていくか。縁田家で家族会議が開かれる。「異世界行ってチートでハーレムだ!」とはしゃぐ息子、「こっちでモフモフ獣人逆ハー作るの!」と意気込む娘、「そんなことしたら親子の縁を切る!」と憤る父親。ファンタジーとの共存がニューノーマルとなった世界で、縁田家の明日はどうなる!?
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
新型コロナウイルス感染症の収束した近未来、医療の最前線で戦ってきた内科医柴野俊介は、急速な医者余りに合いリストラされてしまう。転職か悩む俊介に、妻は思いがけない提案をする。
近未来シミュレーション医療ドラマ、ここに開幕。
〈NovelJam2021Online参加作品〉新型コロナウイルス感染症の収束した近未来、医療の最前線で戦ってきた内科医柴野俊介は、急速な医者余りに合いリストラされてしまう。転職か悩む俊介に、妻は思いがけない提案をする。
近未来シミュレーション医療ドラマ、ここに開幕。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
…………………………
家族と絆の物語。
制限された生活に疲れている方。
癒されたい、元気がほしい、
ここちよい読後感にじんわりとひたりたい方におすすめです。
特に犬派には、あらがえない描写(!)がつまっています
-------------------
【読者さまよりコメントを抜粋】
(※すべて掲載の許諾を得ております)
◆メディアリード代表:野崎勝弘氏
『完璧なストーリー』
◆作家:坂東太郎氏
『嫉妬もできないぐらいよかったです』
◆脚本家/登山家:森山智仁氏
『豊かな暮らしに触れて、豊かな気持ちになった』
-------------------
新型ウイルスが日常を変えてしまいました。
目に見えない恐怖、へだたりとつながり、生きるとは、家族とは。
すべての愛犬家に贈るハートフルな物語です(ギターも出るよ!)
※劇中のウィルスは、COVID-19を主なモデルとしておりますが、特定はしておりません…………………………
家族と絆の物語。
制限された生活に疲れている方。
癒されたい、元気がほしい、
ここちよい読後感にじんわりとひたりたい方におすすめです。
特に犬派には、あらがえない描写(!)がつまっています
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【読者さまよりコメントを抜粋】
(※すべて掲載の許諾を得ております)
◆メディアリード代表:野崎勝弘氏
『完璧なストーリー』
◆作家:坂東太郎氏
『嫉妬もできないぐらいよかったです』
◆脚本家/登山家:森山智仁氏
『豊かな暮らしに触れて、豊かな気持ちになった』
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新型ウイルスが日常を変えてしまいました。
目に見えない恐怖、へだたりとつながり、生きるとは、家族とは。
すべての愛犬家に贈るハートフルな物語です(ギターも出るよ!)
※劇中のウィルスは、COVID-19を主なモデルとしておりますが、特定はしておりません -
息子セイの結婚をきっかけに、冷え切っていたマコトとココロの関係に変化が起きる。未来に起こるかもしれない、そんな夫婦の喧嘩模様。
〈NovelJam2021Online参加作品〉息子セイの結婚をきっかけに、冷え切っていたマコトとココロの関係に変化が起きる。未来に起こるかもしれない、そんな夫婦の喧嘩模様。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
身体強化や電子機器へのアクセスを可能にするデバイスを脳に埋め込んだ捜査官Mは、相棒とともに爆破テロを未然に防ぐことに成功した。だがその裏で、別のテロ計画が実行に移されていた。
〈NovelJam2021Online参加作品〉身体強化や電子機器へのアクセスを可能にするデバイスを脳に埋め込んだ捜査官Mは、相棒とともに爆破テロを未然に防ぐことに成功した。だがその裏で、別のテロ計画が実行に移されていた。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
「サロン奥沢」あらすじです。世田谷の奥座敷、と呼ばれる閑静な住宅地、奥沢。アロマサロンの主・直子の元に、近くに住む主婦の真由美が客として通い始める。真由美がSNSを始めたときから、直子は絆という鎖に絡め取られそうになるのだった。
〈NovelJam2021Online参加作品〉「サロン奥沢」あらすじです。世田谷の奥座敷、と呼ばれる閑静な住宅地、奥沢。アロマサロンの主・直子の元に、近くに住む主婦の真由美が客として通い始める。真由美がSNSを始めたときから、直子は絆という鎖に絡め取られそうになるのだった。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
上京したばかりの若侍 伊勢仁之助は、人を殺める御仏信仰「たたりぼとけさま」の噂を耳にする。寺社奉行所の役人として調査に乗り出す仁之助だったが……。
〈NovelJam2021Online参加作品〉上京したばかりの若侍 伊勢仁之助は、人を殺める御仏信仰「たたりぼとけさま」の噂を耳にする。寺社奉行所の役人として調査に乗り出す仁之助だったが……。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
半年前に振られた元カノに未練タラタラな男子高校二年生、江西ロク。抜け殻のような毎日を繰り返し、友人にも揶揄われる始末。ある日、某15秒動画アプリで「@縁」という不思議な女子高生に出会い…!? 令和の高校生らしい、新時代恋愛小説。
〈NovelJam2021Online参加作品〉半年前に振られた元カノに未練タラタラな男子高校二年生、江西ロク。抜け殻のような毎日を繰り返し、友人にも揶揄われる始末。ある日、某15秒動画アプリで「@縁」という不思議な女子高生に出会い…!? 令和の高校生らしい、新時代恋愛小説。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
人間界でのウイルス蔓延に伴う不況の影響は神界へも経済的ダメージを与えていた。
神界では貧乏神が絶賛増殖中。縁結びの神様のユイと縁切りの神様のキリは、縁の神界の不況打破のためにとあるビジネスに手をつけるが‥‥
〈NovelJam2021Online参加作品〉人間界でのウイルス蔓延に伴う不況の影響は神界へも経済的ダメージを与えていた。
神界では貧乏神が絶賛増殖中。縁結びの神様のユイと縁切りの神様のキリは、縁の神界の不況打破のためにとあるビジネスに手をつけるが‥‥
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
魔法が使えない魔女として生まれた、ある娘の物語。
チーム夏之日
著者 一之瀬楓
編集 日野光里
デザイン 彩夏
〈NovelJam2021Online参加作品〉魔法が使えない魔女として生まれた、ある娘の物語。
チーム夏之日
著者 一之瀬楓
編集 日野光里
デザイン 彩夏
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
宵闇のお山に火が灯ると、それは白夜神社の参道が開いた印だ。
そのともし火が消える前に、自分の一番大事なものを差し出せば、
縁切神社の白夜様が願いを必ずや叶えてくれると言う。
〈NovelJam2021Online参加作品〉宵闇のお山に火が灯ると、それは白夜神社の参道が開いた印だ。
そのともし火が消える前に、自分の一番大事なものを差し出せば、
縁切神社の白夜様が願いを必ずや叶えてくれると言う。
〈NovelJam2021Online参加作品〉 -
この書籍は、2019年11月2日から3日にかけて開催された出版創作イベント「NovelJam(ノベルジャム)」に参加した44人が、初日に運営から提示されたお題「変」に基づきゼロから生みだした22作品を合本したものです。
「NovelJam」とは「著者」と「編集者」、そして「デザイナー」が集まってチームを作り、小説の完成・販売までを目指す『短期集中型の出版創作イベント』です。ジャムセッション(即興演奏)のように参加者が互いに刺激を得ながら、その場で作品を創り上げています。
『変な女の書いた101行の小説』加茂野もか
『絶対にはじめから二度読む恋愛小説』原里実
『君の名前を聞かせてほしい』茉野いおた
『笑い狼は笑わない』日野光里
『We’re Men’s Dream』澤俊之
『天籟日記』森きいこ
『日本普通化計画』春日すもも
『人狼ファルファッレの最期』琴柱遥
『キノウの村』髙井ホアン
『キボウの村』おおくままなみ
『ふれる』紀野しずく
『バラの棘に憧れて』柳田知雪
『死がふたりを分かつまで』楢川えりか
『許してよ、ダーリン』森田玲花
『ももちゃんはパパと暮らしたい』文音
『スワンプガール』霞弥佳
『多頭少女(左から三番目)の憂鬱』式さん
『失せものは夕凪に』戸森くま
『フレンドオブフレンドプロジェクト』解場繭砥
『輪が廻る』篠田すみれ
『気配』雨露山鳥
『砂場のふたり』Saaara -
2019年11月5日更新
背表紙・表4を加えました。
…………………………
平凡なサラリーマン、国家プロジェクトで【普通】の代表になる!?
平凡なサラリーマン・佐藤太郎が任命されたのは、『日本普通化計画』における【普通】の旗印だった。
政府肝入りの企画、しかも高待遇とあって、依頼を受けようとする佐藤だが、彼には【普通】とは言い切れない気になる部分があって──。
トンデモない国家プロジェクトに巻き込まれてしまった、平凡サラリーマンの密室コメディ! -
名前は単なる記号か? はたまた人の存在意義か?
夫婦別姓問題に鋭く切り込む(かもしれない)、ハートウォーミング・社会派・ジェンダー・ラブストーリー。
●あらすじ:記者である貴子と、名家の跡取りである高広は、交際7年。結婚を意識しているふたりだが、問題はお互いが名字を変えたくないこと。高広の実家に向かったふたりを未曾有の台風が襲う。経験したことのないピンチに陥ったふたりを救ったのは、奇しくも相手の名字だった……。
●著者より:陰陽道では「名前は原始的な呪いである」と言われています。自分の名前や名字にこだわりを持つ人は少なくありません。ですが日本の婚姻制度では、夫婦で別の名字を名乗ることは認められていません。妻の姓に合わせる夫婦は全体の5%。名字にこだわりのあるカップルが結婚するとしたらどうするのか? サラッと読めて、ちょっと考えさせられる作品となってます。ぜひお読みください! -
2019年11月4日更新
背表紙・裏表紙を追加、本文の軽微な修整をしました。
…………………………
19世紀最後の年、清の隣にある小国、天籟の姫君が、ヨーロッパの小国、クリークヴァルト公国へと嫁ごうとしていた。その船旅に乗り合わせた日本の少女、霞は、不思議な出来事に遭遇する。 -
2019年11月5日更新
掌編二作品追加
…………………………
多頭少女(左から三番目)は悩んでいた。
――「親知らず」を抜かなければならないことに。
体は一つ、頭は複数。でも彼女(左から三番目)の憂鬱な気持ちは本人にしか分からなくて――。
ちょっと不思議な女の子たち(多頭)が経験する、ちょっとした非日常のお話。 -
2019年11月6日更新
背表紙・表4を加えました。
…………………………
人を食い殺した人狼として、異端審問にかけられた男。彼が語り始めたのは、一人の人狼に出会った少年の話だった――。
人を食べないことで人間に狩られず残ってきた最後の人狼と、その人狼に育てられた少年。心を通わせたはずのふたりに、何が起こって人狼が異端審問を受けるまでに至ったか。
これは決して交わることのできなかったふたつの個体が織りなす、かなしくもうつくしい愛の物語。 -
2019年11月4日更新
背表紙・裏表紙を追加しました。
…………………………
サツキは26歳。音楽への夢を諦め、実家で養鶏の手伝いをしながら日々を送っていた。だが、ふとしたきっかけで出会った3人組のガールズバンドをロックフェスの会場に送り届ける道中、予想外の展開が・・・。
クライマックスのライブの描写は、バンドをやったことがある人なら絶対に泣けるでしょう。音楽を続けることの意味を、一緒に考えてみませんか。 -
イタリアンレストランでシェフをやっている白辻冬弥の裏稼業は吸血鬼ハンターだ。物心ついた時から吸血鬼狩りとして生きていた彼の常識は、1人の女吸血鬼との出会いによって変わっていく。あろうことか、彼は生まれて初めての初恋を吸血鬼に捧げてしまったのだ。彼女は人の血ではなくバラの精気だけを吸って生きる強く気高い女性だった。
それでも彼女を狩らねばならない。冬弥は彼女を狩るためと自分に言い聞かせるが、実際にやっているのはデートへのお誘いというチグハグな行動。同僚にからかわれ、自分の変化に戸惑う冬弥。そんな彼の元に、別のハンターが彼女を狩りに行ったという報告が…… -
妹尾乙芽は、身に覚えのない飛び降り自殺の悪夢に悩まされていた。”エニグマの君”こと姉帯梢は、前時代的な夢判断を引き合いに出し、自殺の夢は自己の再誕と新生を暗示する吉兆だと語る。しかし、解決の糸口を見つけられず精神の均衡を徐々に失っていく乙芽。新生を望んでいるのは、本当に自分なのか? 今を生きているはずの自分の主観が、見知らぬ誰かの夢でない確証がどこにあるのか? 有機物と無機物のはざまで、乙芽は翻弄される。
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お腹の中に授かった命を、繰り返し失ってしまった私。
命を失う恐怖感と子供を授かりたい願望がシーソーのように振れ続けている。
苦しい治療で蝕まれる身体。夫と痛みを分かち合えないつらさに、病んでいく私。
妻を気遣う夫の行動も苦しむ私には届かず、すれ違いが積み重なっていく。
期待と落胆を何度も繰り返して、ふれる私の心が辿りついた先は── -
ある日夫が逮捕され、彼女の日常は静かに変わり始める。
今までは努力しなくても一緒にいられたかもしれないけれど、これからのわたしたちには努力がいる。だけど、わたしは……。 -
女子大生は湯船に浸かる。上京し、ひとりだけの新生活がはじまった。瑞々しい肌が光り、絹のように艷やかな黒髪がタオルからハラリと一条、赤らんだ頬にかかり、湯気の中に誰も見ることのない大輪が咲く。しかし、彼女は気づくのだ。バスルームにはもうひとつ、いや、無数の気配があることを……。
謎解き作家 雨露山鳥がおくるミステリー短編。バスルームの女子大生に迫る気配の正体とは!? -
世界一美しいとされるビッグジェム、『オパールの女王』が忽然と姿を消した! なんとしても明日までに見つけなければならないのに、海辺の豪邸での失せ物探しにやって来たのは、トンチキな教授に騙された謝礼目当ての学生一人……!?
宝石商の美女、不機嫌な富豪、だらしのない放蕩息子。そして、花を摘む一人の少女。探偵はおらず、推理の必要もない。ただ、『失せ物』を見つけ出せばいいだけのはずだったのに!
夏の終わりの夕凪に、黒い水面を突き破り、≪奴≫は姿を現した――。
☆文藝ハッカソンイベント、NovelJam''[dash] 2019参加作品。当日審査においてファーストインプレッション賞一位を獲得。チーム「くま式」が贈る、ちょっと不思議な物語。
☆電車の中で化け物と遭遇する女子高生の奮闘を描く短編、『車窓』を同時収録! -
5歳の女の子であるももちゃんは、ある秘密を隠しながら、「パパ」とふたりで仲良く暮らしていた。ささやかな日常以外望むものは何もないのに、足場が徐々に崩れだして――
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2019年11月6日更新
完成版に差し替えました。
…………………………
街で女工として働きながらも貧しい暮らしをしているドリスは、ひょんなことがら泥棒の疑いを掛けられ、街を逃げだす。向かう先は昔祖母が言っていた「希望の村」。同室のカテリーナを連れて誰も飢えることがないという幸せな村へ向かい、苦労の末にたどり着いた先は確かに理想郷だった。だがそれを見たドリスはその幸福に酷く打ちのめされる……。幸せとはなにかを探るジュブナイルファンタジー。 -
彼女は言う。「あの頃から早希は変わったよ」と。
彼は言う。「早希は変わってる」と。
「好きな人の一番になるよりも、二番がいいに決まってる」
早希は、一体何者なのか?
ーーこれは四人の視点から語られる、ひとりの女の物語。 -
「友達の友達と帰りの電車の中、一緒にいた友達だけ帰った時に気まずくなってしまうことを解決するシステム」を開発せよ――。イノベーション研修、などというお題目の研修会で、即席の四人のメンバーで適当にブチあげた製品企画が特別賞を取ってしまい、泣く泣く始まる開発。
自分で考えた企画ながら、パワーポイント上「AIで」などと言って誤魔化したあたりの実装は困難を極めた。深夜に主張される偏ったアイディア、テストを進めても進めても次々発覚する欠陥……。
やる気がなかったはずの開発は、意地なのか使命感なのか、残業代は支払われないまま、朦朧とした意識の中でついに完成する。ここまで素晴らしい製品を仕上げたのだから、きっと素晴らしい反響があるに違いないさ。ハハハハ……。
そして反響はやってきた。それこそ、運命を揺るがすようなやつが……。それは、誰の運命かと言えば――。 -
2019年11月6日更新
完成版
…………………………
技術者であるパーシバルは日常的に脳内に掛かる靄に苦悩していた。父を蝕む謎の病気「神聖病」を恐れながらも、革命的発明「発動機関」を製作する。だが、世界へ公開する瞬間、世界の根幹に呼び寄せられ、厳しい選択を迫られる……。苦悩する技師は、誰と出会い、どの道を歩むのか。ふたつの物語が交錯するジュブナイルファンタジー。 -
近くにいるけど出会えない、遠くにいるけど隣に感じる……そんな二人の「織り成さない」ストーリーを2行の文章で表現した小説。あなたから見た私と、私から見たあなた。同じ虹を見ていても、ふたりの視線は交わりそうで、交わらない。愛し合う/愛し合っていた、ふたりの距離が、たった2行の文章で構成される世界。あなたがどこをどのように読むかによって、ふたりの物語は躍動し、発展し、変化する。一度では読み切れない、二度目には読め方が変わる、re:readability(再読性)に優れた、恋愛小説です。一度で終わっちゃう愛は、愛じゃない。
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「この店では雨の日に話が途切れたら怖い話をするというルールがあるんです」バーのマスターから切り出された問いかけに、客で訪れた男が語り始めたのは、少女と笑い狼の神社を探して歩いたことだった。「おじちゃん、笑い狼知らない?」笑い狼とは大犬神社の狛犬ならぬ、狛狼の瞳に年に一度だけ夕日が差し込み、笑ったように見えることを言う。それを見た者の願いを叶うのだそうだ。「おかしいの……あるはずなのに……」少女の記憶を辿ってさ迷っても、なかなか神社には辿りつかない。どうやら少女の記憶の街はどれも30年前で止まっていたのだ。男はそこで初めて、少女が30年前に亡くなった自分の妹ではないかと感じるようになる。ようやく辿りついた神社は、ビルの影になり、もう夕日は差さなくなっていた。笑い狼は笑うのか? 少女の願いは叶うのか? 生きている者と死んでいる者が交錯するバーで、雨の夜に、不思議な話が始まる。
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妄想と現実の境界で溺れ続ける主人公。その狂気が加速していく様を、101行の文章で表現した小説。この物語の主人公は、「私」に仮託された亜妃ではない。深い闇から薄明を経て徐々に白んでいく世界の明るさを浴びざるを得ない「あなた」自身である。101行の文章で構成されたページたちに横たわる、膨大な行間と行白に漂う「文字のない世界」に記されるはずだった言葉たち。彼らを探す時間は、この本に小説を読む新しい楽しみ方を教えてくれるだろう。ノンブルはKの濃度表記も兼ねているので、電子書籍用カラーチェッカーとしても便利にお使いいただけます。
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高校時代の友達が3人、東京の家に来る。1人は半年ぶりに会う仲良し。もうひとりは普通。最後の1人は……。
7年ぶりに会う友達は、用事があったようだ。わざわざ田舎から東京に来てまで頼みたい用事とは……。 -
この書籍は、2018年11月23日から25日にかけて開催された出版創作イベント「NovelJam(ノベルジャム)」に参加した32人が、初日に提示されたお題「家」に基づきゼロから生みだした16作品を合本したものです。
NovelJamとは「著者」と「編集者」、そして「デザイナー」が集まってチームを作り、小説の完成・販売までを目指す『短期集中型の出版創作イベント』です。今回も合宿形式で実施し、創作漬けの濃厚な3日間となりました。そこから生まれた熱い創作の成果をお楽しみください。
チーム いちばん堂
『あなたが帰る場所は』一之瀬楓
『みんな釘のせいだ』最堂四期
ふくだりょうこ/杉浦昭太郎
チーム Bukkowasu
『リトルホーム、ラストサマー』藤宮ニア
『いえ喰ういえ』維嶋津
宮坂琢磨/CAROL
チーム 東蛇(イースト・スネイク)
『しのばずエレジイ』坂東太郎
『異世界?いかねぇよ』白色黒蛇
武原康滋/田島佳穂
チーム みかんグミ
『ハコニワ』吉川キイロ
『フェイク・ポップ』西山保長
腐ってもみかん/古海あいこ
チーム モリサワ
『あなたは砂場でマルボロを』森田玲花
『マイ・スマート・ホーム』沢しおん
天王丸景虎/恩田未知子
チーム アンジェロと雪の女王
『おかえり、ただいま、また明日』藤谷燈子
『みそしる戦争』太田有紀
アンジェロ/新月ゆき
チーム GOMERA
『川の先へ雲は流れ』藤城孝輔
『【大好き】センパイを双子コーデでコロしてみた!』西河理貴
波野發作/ほさかなお
チーム RISE
『帰りゃんせ』日野光里
『BOX』澤俊之
つきぬけ/米田淳一 -
「満たされないなら、とりあえず埋めてよ」
OLの飯田は耐えられないさみしさから逃げている。まるで毎日を吐き捨てるかのようにして。
毎晩違う男と宿にし、煙草をくゆらせ、笑っても、乾いて乾いてしょうがない。
一体、私の居場所はどこなの?
――そろそろ終わりの時間です。くだらねえな、しあわせなんて。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
ギターや音楽の小説ばかりを描く野良作家が、そのエッセンスを凝縮してジャムしながら全力投球しました。もともと削りながら端的に描く文章を、向こう側が透けるほどまで研磨しております。あなたはその向こう側になにを見出すのでしょうか。たぶんそれはきっと、美しい明日につながる光を放つ、あなた自身のこころにあるものだと思います。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
「わたし、センパイみたいになりたいです」
人気動画配信者MAYUが語る衝撃の真実とは
人気動画配信者MAYU。一年ぶりに最後の動画が投稿されたという噂が流れる。いつものように現れたMAYUは、「ミツハラマリ」という人物について語りだす。高校の先輩。演劇部のステージ。スポットライトに輝くセンパイの姿に一目惚れした「MAYU」は、「先輩みたいになりたい!」と強く心に誓う。翌年、卒業記念の舞台で、マリと同じ演目、同じ配役を完璧に演じきったMAYUは、その後もセンパイの後を追って同じ大学に進学。ルームメイトとして暮らし始める。おそろいのアクセサリー。双子のコーデ。仲睦まじい先輩と後輩に何が起こったのか。MAYUの「最後の動画」とは。今、その真相が語られる。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
不忍池のほとりで皺だらけの服にゴム長靴、薄汚れた風体の老人と出会う。
薄紅色の桜が舞う中、ベンチに座りぼんやりと池を眺める老人から語られる純愛と哀愁の物語。
昭和半ば、夏盛りのデート。それから四十九年、秋風吹抜ける夜の記憶。
いまは亡き妻と過ごした思い出。
不忍池を舞台に、一人の男が愛を語る。
「小説家になろう」作家、ライトノベル作家の坂東太郎が、得意のコメディも異世界も封印。
恋愛ジャンルに正面から向き合い、誕生した純愛と哀愁がおりなす追憶の物語。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
認知症の夫と二人暮らしのサエ。日に日に症状が重くなっていく夫に疲れを感じ、施設に入ってもらいたいと考えるサエだったが夫にその気はなく、施設の話に怒り狂うばかり。
しかし、夫には施設に入りたくない理由があった。それは、妻であるサエと交わした記念日の『約束』。わずかに記憶に残った約束を守るため、夫はある日、行動に出るのだった。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
僕は世界のそこここで妻たちと暮らしていた。
それは〈クラウドハウス〉による
ワールドワイドなライフスタイル。
世界をまたにかける投資家である「僕」は上海、パリ、東京、大阪で「妻」たちと暮らしている。それが〈クラウドハウス〉。世界中どこでも望み通りの同じ「暮らし」ができる、セレブ御用達のサービスだ。妻たちはクローン人間で、僕とはサブスクリプション契約をしているのだ。仮想通貨の暴落で〈クラウドハウス〉を失った僕は、大阪を彷徨う。そこには運命の出会いが待っていた。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
【NovelJam2018秋 花田菜々子賞受賞作】アンバランスな家族。心を開けない友人。曖昧な生きづらさを抱えて過ごす主人公・新山真希は、高校三年生の夏に写真家で同い年の「little」と出会う。作品に魅了され、やりとりをする中で、ある日名曲喫茶「リトル」への招待を受けた。「家族とは家族になれなかった」人たちが集うリトルで、真希の人生は緩やかにも確実に変化を遂げていく――。家族とは何か、ホームとは何か。「誰か」との出会いを経て、自分の生きる道について考える成長譚。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
高校生の真知は、兄が経営するカフェで店番をしていた。そこへ常連客の朝倉和泉と、彼の父親が来店する。父親は和泉から「海外で暮らすことになった」と報告され、まだ顔も知らない息子の恋人を心配していた。「プロポーズもしてないってことか?」とあきれる父親に、和泉は「今日中には伝えるつもり」と答えるが……。
家族にふりまわされて育った女子高校生と、その義理の兄・修二。さらに恋人の和泉が織りなす、夕暮れどきの告白劇。さびしいって、なに? しあわせって、どんなもの? あなたの心に語りかける、青春系エンタメ小説!
NovelJam 2018秋 出場作品 -
朝ごはんは和食派という共通項があるヒモの男とその彼女。しかし、二人には決定的な溝があった。みそしるの好みである。白味噌派のヒモ。赤味噌派の彼女。二人の間で勃発するみそしる戦争。
その最中、事件がおこり、塞ぎ込んでしまう彼女。
ヒモはそんな彼女を救うべく、とある料理に挑む。
ヒモが味噌汁戦争を経て、絆を取り戻し、自らの人生を再び歩き始める成長物語。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
朝起きたら「そいつ」がいた。羽の生えた身長10センチのちんちくりん(妖精)。
「では勇者様、いざ異世界へ行きましょう!」
「いかねぇよ」
この問答は何度繰り返せばいいんだろう? 夢も希望も好きなものも『ない』高校2年の俺が頑なに異世界行きを拒む理由。そんなに理解できねぇか?
異世界転生っぽい日常っぽい青春群像劇っぽい茶番劇。
「白色黒蛇的落語」最新譚
今、壮大な冒険が始まらない。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
瓜二つの顔を持つ双子の紺と藍。幼い頃に両親が離婚した際、「藍のおまけ」として母に引き取られたと信じる紺は心を閉ざしてしまう。その時自分の手を握ってくれた藍だけを信じて生きてきた紺だが、中学生になったある日母親の妊娠が発覚し……。
家族ってなんだろう? 大人になる直前、身体や心の変化に戸惑う紺の感受性は、きっと誰もが味わったことがあるはず。大人の身勝手に反発する紺は、きっといつかの自分の姿。ラストで明かされる意外な真相。わたしの家族って絶対、変!
NovelJam 2018秋 出場作品 -
アイドル×フェイクニュース
嘘vs.嘘で、真実を作り出せ!
フェイクニュースサイトを運営しながら、シェアハウスで共同生活を送るアイドルオタクのウソ、ギーク、オマイツ。ある日、推しの地下アイドル「るべむじゃーの!」が解散するというデマニュースが、何者かによって拡散されてしまう。モラトリアムの終わりを予感しつつも、デマによって失速したアイドルの勢いを取り戻すべく「ジャスティン・ビーバーがRT!」というフェイクニュースを流すことで対抗しようとする三人だったが……何が本当に「本当」なのか、情報が氾濫する現代社会の罪と罰。誰も他人事ではいられない物語、ここに開幕!
NovelJam 2018秋 出場作品 -
和釘職人・宗方永治の悩みは最近、釘の声が聞こえること。超能力か、それともただのノイローゼか。釘の声にうんざりな毎日を過ごす永治だったが、さらなる悩みが増えつつあった。それは離婚して永治の家に転がり込んできた姉・智世の事だった。彼女の離婚も気になるが、あいかわらず釘の声はやかましく……だが意外にもそれは、全ての問題を解決するカギなのだった(クギなのに)。
NovelJam 2018秋 出場作品 -
存在しないはずの四番目の歌を聞くと、子供は家に戻れなくなるという噂がある神隠しの団地。そこに住む小学四年生の男の子、健司は「帰りゃんせ」の歌を口づさむ謎の少年ハスに出逢ってしまう。その子に連れられて、家から遠く帰れなくなるまで離れてしまった健司は、母親のものへと必死に戻ろうとする。けれど、ハスは健司の帰宅を妨害するのだった。はたして健司は大好きなお母さんのもとへと帰ることができるのか? ハスは何者なのか? 四番目の歌詞に秘められた意味とは?
NovelJam 2018秋 出場作品 -
【NovelJam2018秋 最優秀賞受賞作】坂上巧(ばんじょうたくみ)は、ある悩みを抱えていた。生まれ故郷の谷崎町と、隣町の三笠町との合併である。UR(都市飼育管理機構)の職員として橋渡しに奔走するもうまくいかず、胃を痛める日々。そしてとうとう、両町のいがみあいは物理的な合併バトルに発展する! 豆腐屋がマンションを切り刻み、重要文化財がビームを放つ。家が家を喰い、町が町を?む戦いの終着点はどこに? 家と人類が奇妙な共生関係にある世界での騒動を描く、奇想短編バカSF。これが平成最後の大合併だッ!
NovelJam 2018秋 出場作品 -
もし、死んだ大切な人がスマホの中に住み着いているとしたら? スマホAIが人の思考をコピーして動く近未来。神保ヒロキは、公務員として持ち主を失ったスマホを法に基づきAIごと破壊する仕事に従事している。廃棄寸前の形見のスマホを前に「中に入っている兄のAIから最期の言葉を聞きたい」というカスミの願いは、果たして叶うのか…!?
制作:チームモリサワ
(森田玲花 沢しおん 天王丸景虎 恩田未知子)
NovelJam 2018秋 出場作品 -
この書籍は、NPO法人日本独立作家同盟が2018年2月に開催したイベント「NovelJam(ノベルジャム)」で生み出された16作品を合本し、審査員による講評や写真などを追加したものです。
「NovelJam」とは「著者」と「編集者」、そして「デザイナー」が集まってチームを作り、小説の完成・販売までを目指す『短期集中型の出版創作イベント』です。2泊3日の合宿形式で生まれた熱い創作の成果をお楽しみください。
『DIYベイビー』山田しいた(著)
『グッバイ、スプリング』寧花(著)
小野寺ひかり(編)山家由希(デザイン)
『バカとバカンス』天王丸景虎(著)
『REcycleKiDs』ふくだりょうこ(著)
野崎勝弘(編)波野發作(デザイン)
『その話いつまでしてんだよ』森山智仁(著)
『ひつじときいろい消しゴム』根木珠(著)
米田淳一(編)杉浦昭太郎(デザイン)
『魔法少女リルリルリルリと俺の選択』アンジェロ(著)
『ユキとナギの冒険』牧野楠葉(著)
ハギヨシ(編)古海あいこ(デザイン)
『平成最後の逃避行』藤崎いちか(著)
『怪獣アドレッセント』腐ってもみかん(著)
和良拓馬(編)藤沢チヒロ(デザイン)
『味噌汁とパン・オ・ショコラ』渡鳥右子(著)
『舞勇傅(ぶゆうでん)』冨士山絢々(著)
谷口恵子(編)w.okada(デザイン)
『ツイハイ』渋澤怜(著)
『僕は彼の肉になる』金巻ともこ(著)
ふじいそう(編)澤俊之(デザイン)
『たそかれ時の女神たち』飴乃ちはれ(著)
『オートマティック クリミナル』高橋文樹(著)
澁野 義一(編)嶋田佳奈子(デザイン) -
この書籍は、NPO法人日本独立作家同盟が2017年2月に開催したイベント「NovelJam(ノベルジャム)」で生み出された16作品を合本したものです。
「NovelJam」とは「著者」と「編集者」、そして「デザイナー」が集まってチームを作り、小説の完成・販売までを目指す『短期集中型の出版創作イベント』です。ジャムセッション(即興演奏)のように参加者が互いに刺激を得ながら、その場で作品を創り上げています。
『原稿は来週水曜までに』新城カズマ(著)賀屋聡子(編)
『老人とプログラム言語』松永肇一(著)賀屋聡子(編)
『愚者ぐしゃ』牧野楠葉(著)田坂苑子(編)
『白虹』小沢かな(著)小沢高広(編)
『助けて!池波正太郎!!』菊池健(著)小沢高広(編)
『世界を救っても恋は実らない』マテバ牛乳(著)高橋文樹(編)
『メテオライト』結城紫雄(著)高橋文樹(編)
『ワナビよ、(死んでも)大志を抱け!』坂東太郎(著)古田靖(編)
『輝家魔法的肉包子店』かずはしとも(著)藤澤千尋(編)
『30年後へ「逃げ残り」』和良拓馬(著)澁野義一(編)
『裸身讃歌 ~いかに私は恥を捨て身体を愛するようになったか~』添牙いろは(著)澁野義一(編)
『PAUSA』澤俊之(著)波野發作(編)
『スパアン』米田淳一(著)波野發作(編)
『低体温症ガール』ふくだりょうこ(著)鈴木沓子(編)
『平成三侠伝』小野寺ひかり(著)阿曽淳史(編)
『8番になった8日間』工藤ダイキ(著)阿曽淳史(編)
デザイナー・イラストレーター
jitari kasuga 有田満弘 亀山鶴子 松野美穂(順不同) -
現代アラサー男子による新型任侠道、平成の世に新たに誕生!
日光エンゾー20歳。彼は、世にまったく名前を知られていない一人の俳優に憧れていた。その俳優の名は、奥野平次。35歳。役者兼レンタルビデオ屋の店員。映画出演本数は10本程度。映画クレジットに己の名前が登場したことはない。平次は、彼が心から憧れる昭和の任侠映画スター“健さん”と風貌が瓜二つ。だが、歩んだキャリアは天国と地獄。そんな平次に、最後にして最高のチャンスが訪れる。映画制作会社に勤める親友・久野新八が方々に頭を下げ、根回しし、ようやく取ってきた“主役”の座。しかしその裏で、新八は自分の上司の不正を知る。裏金、裏接待、裏社会とのつながり……。口封じのため、重傷を負わされた新八。友の出世のために身を犠牲にした新八の姿に、平次は自分が「本当になりたかったものはなんだったのか」を問い直す。夢を破いて、悪事を撃破する、うだつの上がらない平成男児が人間としての殻を突き破る、平成版痛快任侠劇!
Novel Jam 2017 出場作品 -
セックスレス。欲求不満。夫の浮気相手、男。壊れていく自分を止められない! 死してなお愚かな女のいびつな愛の形。
夫とのセックスレスな生活に悩みすぎて心を病み、あげく夫がゲイだったことを知って衝動的に死を選んでしまったカオリ。気づいたら、幽霊となって夫と暮らしていたマンションに戻っていた。自分がいなくなったそのマンションで、男の恋人と暮らす夫。かっこ良くもないくせに自信満々なその恋人と仲睦まじい夫を見ているうち、カオリは色々な恨みが込み上げてきて……
NovelJam 2017 出場作品 -
父娘をつなぐ1枚の馬券。「勝ち負け」の外に、広がる世界がある。
2012年10月28日、府中市・東京競馬場。そこには驚きの「大逃げ」を打つ競走馬と、その一頭に思いを託す一人の男がいた――。
ひょんなことから、その時の手帳を見つけた彼の娘は、ギャンブルとは無縁のはずの父の肖像を探し始める。謎解きの延長線上に浮かんだ老人から聞いた、驚きの真実とは……?
Novel Jam 2017 出場作品 -
24歳(ゆとり世代ど真ん中)のボクが味わったワンダフル留置所ライフ!
背中に大きな「留」の字を背負った瞬間、ボクの中で何かが破壊された音がした。居酒屋でケンカ、警察官に頭突き、何のこと? 公務執行妨害、傷害罪、誰の罪? ブラック企業に懲戒解雇されて人生どん底のときに、トラブルに巻き込まれて逮捕されちゃった……!? 酔いも醒めぬままに放り込まれた留置所。パイプ椅子とボクを結びつける腰縄、存外軽いSサイズの手錠、泣いてばかりの相部屋のオジサン、毎日の昼食コッペパン縛り、背中に大きな蝶々を背負った男との入浴、ヨレヨレのネズミ色のスウェット……。昨日までのボクの人生からは考えられないこと、信じられないことばかり……、ゆとり世代? どこがだよ。誰がどう見ても波乱な人生。八日間にわたるワンダフル留置所ライフの始まりだ――――ゆとり世代ど真ん中、思わぬ留置所生活を経験した現代っ子・工藤ダイキ、渾身の私小説!
Novel Jam2017出場作品 -
古いプログラム言語を操る老人と、介護アンドロイドの秘密とは……
「世界中の滅びたデジタルの遺産を探している」「そんなことに意味があるのかね」「俺は外の人間だ。外から来て、空白を埋めて、帰る。それでいいと思っている」「あの子を外に連れて行ってくれないか」――突然現れたデジタル考古学者マコトと、ずっと一緒にいたミコロフ爺さんの会話。介護アンドロイドの少年は、部屋の外でそれを聞いた。
古いプログラム言語の仕事を、細々と請け負うミコロフ爺さんただ一人が入居者の老人ホーム。アンドロイドの少年は爺さんと二人、静かに過ごしていた。そんな暮らしが、“外の世界”から来たマコトの乱入で激変する。刺激に満ちた“外”の情報、疑問にも思わなかった、爺さんに発注される“仕事”の真相。珍しいプログラム言語を収集しているというマコトの行動は、爺さんと少年の日常を壊してしまうのだが……。「行け。お前には外の世界がある」――これは老人にそう告げられ、少年が外に旅立つまでの、とある物語。
松永肇一:著
賀屋聡子:編集
NovelJam 2017 海猫沢めろん賞作品
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