セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です
GWコイン大還元祭
期間限定!初めての予約購入で最大コイン+20%還元!

『文芸・小説、ミステリー・推理・サスペンス、文春文庫』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全380件

  • シリーズ27冊
    428791(税込)
    著:
    赤川次郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    駅のタクシー乗場で突如弾丸に襲われた母娘。現場に居合わせた宇野と夕子は、すぐに犯人が割れるだろうと予測したが、母親を予期せぬスキャンダルが襲い、事態は思いがけない方向へ…(「裏切った弾丸」)。心霊スポットを紹介するロケ現場で、1人のお笑いタレントが毒を盛られた疑いで急死。妻は自分が夫を恨んでいたことを告白、またロケの際はかならず手づくり弁当を持たせていたことも明かした…(「幽霊注意報」)。日常に潜む悪意――赤川マジックは今作も絶好調! 大人気「幽霊」シリーズ第23弾。
  • シリーズ21冊
    503950(税込)
    著:
    石田衣良
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    ミステリーの「今」を読みたければ、池袋を読め。刺す少年、消える少女、マル暴に過激ジャーナリスト、カリスマダンサー……駅西口公園、通称ウエストゲートパークを根城にする少年少女たちが、発熱する都会のストリートを軽やかに疾走する。若者たちの現在をクールに、そして鮮烈に描く大人気シリーズの第一作。青春小説の爽快感とクライムノヴェルの危険な味わいを洗練させ、新しい世代から絶大な支持を得て話題となった連続ドラマの原作。
  • シリーズ3冊
    740791(税込)
    著:
    竹村優希
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    視える臨床心理士×心霊探偵コンビによる新シリーズ!

    臨床心理士の泉宮一華(いずみや・いちか)は、霊が視えることを隠しながら、渋谷の宮益坂メンタルクリニックで働いている。そんな一華の平穏な日常は、彼女の秘密を握る謎の青年・翠(すい)の登場によって崩壊の危機に! 半ば脅される形で、一華は翠に同行し、心霊スポットの「調査」をすることになる。渋谷のスクランブル交差点に、山奥のトンネル、閉鎖した診療所……。キジトラ猫の式神・タマを従えて、二人の怖くて賑やかな幽霊退治がスタートする。

    『丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。』『大正幽霊アパート鳳銘館の新米管理人』著者による、書き下ろし新シリーズが開幕!
  • ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。やがて生き埋めにされた男が発見されたが、地面に突き出た薬指の肉はすっかり削ぎ落とされ、女物の指輪が光っていた……女はどこに!? NY市警は、科学捜査専門家リンカーン・ライムに協力を要請する。彼は四肢麻痺でベッドから一歩も動けないのだが……。ハンデをも武器にする、ニューヒーローが大活躍の傑作ジェットコースターミステリ。<リンカーン・ライム>シリーズ第1弾!
  • シリーズ2冊
    0770(税込)
    著:
    東野圭吾
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    累計290万部突破。直木賞を受賞した大ベストセラー!

    天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
    福山雅治主演で2008年に映画化され、堤真一、松雪泰子の熱演も話題になった。

    ※この電子書籍は2008年8月に文藝春秋より刊行された文庫を底本としています
  • ミステリー文学賞&年末ランキング4冠! 本格ミステリーの新時代を告げた記念碑的傑作!

    かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。
    ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。
    そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。

    蓬莱倶楽部の悪徳商法を調査する将虎の軽妙なハードボイルド探偵の活躍を楽しむあなたに、ラストで襲い掛かる大どんでん返し!?

    日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞&「このミステリーがすごい!」「本格ミステリベスト10」で第1位!
    中居正広さんほか、たくさんの著名人も激賞!
    二度読み必至の究極の徹夜本です。
  • シリーズ3冊
    880(税込)
    著:
    水生大海
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    正しいのは会社のリクツか人情か?
    新米社労士ヒナコが挑む、本邦初の〈労務ミステリー〉登場。

    社労士とは――社会保険労務士(国家資格)の略。労働・社会保険問題から年金まで、クライアント企業のお手伝いをする。

    「退職理由を自己都合から解雇に 変えて!」元社員が怒鳴り込んできた。
    嫌がらせで異動させられたと言う彼女と会社の主張は平行線、やがて会社の不正が明らかになり……(「五度目の春のヒヨコ」)。

    新米社労士の朝倉雛子(26歳、恋人なし)がパワハラ、産休育休、残業代、裁量労働制、労災、解雇、ブラックバイトなどなど、様々な事件で奮闘。
    読めば心がほっこり、労務問題の勉強にもなる人気シリーズ第1弾!

    解説・吉田伸子

    ※この電子書籍は2017年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 2014年3月3日、日本テレビ『しゃべくり007』で、紹介された作品です。
    「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。
  • シリーズ2冊
    765(税込)
    著:
    貴志祐介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    晨光(しんこう)学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇なく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムにサイコパスが紛れこんだとき──。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。
  • 711(税込)
    著:
    道尾秀介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    “写真”が暴くもうひとつの真相。あなたは見抜けるか
    各章の最終ページに登場する一枚の写真。その意味が解った瞬間、読んでいた物語は一変する――。二度読み必至の驚愕ミステリ。

    ※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • リンカーン・ライムシリーズからスピンオフした美貌の“人間嘘発見器”。この女を欺くことは誰にもできない――。他人をコントロールする天才、ダニエル・ペル。カルト集団を率いて一家を惨殺、終身刑を宣告されたその男が、大胆かつ緻密な計画で脱獄に成功した。ペルを追うのは“ウォッチメイカー”事件でリンカーン・ライムと行動を共にした、いかなる嘘をも見抜く尋問の天才キャサリン・ダンス捜査官。ペルとダンス、二人の天才が熱い火花を散らす頭脳戦の幕が開く! 2008年週刊文春ミステリーベスト10第3位、このミステリーがすごい!第5位。【キャサリン・ダンスシリーズ第1作】
  • 801(税込)
    著:
    織守きょうや
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    未来屋小説大賞受賞!
    芳樹は憧れのかつての家庭教師・真壁が結婚を前に脅迫されていると知り探偵に調査を依頼するが――。完全に騙される傑作ミステリー。

    憧れの家庭教師だった真壁が結婚を前に脅されていることを知り、僕は尻込みする彼にかわり探偵事務所に調査を依頼。そこに現れたのは中学時代にいじめに遭っていた従兄をえげつない方法で救ってくれた先輩の理花だった。調査を進めるにつれ、見えてきた真実。背筋も凍るラスト。気鋭のミステリ作家による、衝撃の傑作長編!

    ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ3冊
    723801(税込)
    著:
    中山七里
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    警視庁一課の刑事、葛城公彦は平凡な青年。天才的な閃きにも鋭い洞察にも無縁だが、ガールフレンドの高遠寺円に助けられ、今日も難事件に立ち向かう。法律家を志望する円のブレーンは元裁判官の静おばあちゃん。最後まで予断を許さないストーリー展開で一気に読ませる痛快アームチェア・ディテクティブ連作。
  • 781(税込)
    著:
    貴志祐介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    2年半の沈黙を破り、満を持して世に放つ貴志祐介ワールド全開の作品集。
    最新SF「赤い雨」は、パンデミックが起きたときあらわになる人間の本性を描いた、今読むべき一作。
    表題作は、著者自身が「ここまで強いテンションを維持した作品は、書いたことがありません」と断言する手に汗握るミステリー。
    人間の愚かさが絶望で世界を塗りつぶすとき、希望が一筋の光となって未来を照らし出す。

    〈収録作〉
    「夜の記憶」――『十三番目の人格‐ISOLA‐』『黒い家』で本格デビュー前に書かれた貴重な一編。水生生物の「彼」は、暗黒の海の中で目覚め、「町」を目指す。一方三島暁と織女の夫婦は、南の島のバカンスで太陽系脱出前の最後の時を過ごす。二つの物語が交錯するとき、貴志祐介ワールドの原風景が立ち上がる。
    「罪人の選択」――1946年8月21日、磯部武雄は佐久間茂に殺されようとしていた。佐久間が戦争に行っている間に、磯部が佐久間の妻を寝取ったからだ。磯部の前に出されたのは一升瓶と缶詰。一方には猛毒が入っている。もしどちらかを口にして生き延びられたら磯部は許されるという。果たして正解は?
    ほか「呪文」「赤い雨」の全4作。

    ※この電子書籍は2020年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 801(税込)
    著:
    米澤穂信
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、
    過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

    無人になって6年が過ぎた山間の集落・簑石を
    再生させるプロジェクトが、市長の肝いりで始動した。

    市役所の「甦り課」で移住者たちの支援を担当することになった万願寺だが、
    課長の西野も新人の観山もやる気なし。

    しかも、公募で集まってきた定住希望者たちは、
    次々とトラブルに見舞われ、
    一人また一人と簑石を去って行き……。

    直木賞作家・米澤穂信がおくる極上のミステリ悲喜劇。

    解説・篠田節子

    ※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 究極の特殊設定ミステリ、文庫化!
    犯人を見つけるまで令嬢は何度も殺される。殺人の夜をタイムループし、関係者の人格を転移しながら真相を追え。阿津川辰海氏絶賛。

    ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ3冊
    711880(税込)
    著:
    奥泉光
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「日本のジーヴズ」と讃えられるユーモア・ミステリ!
    大学の怪事件に挑むヘタレ教員・クワコーと奇人ぞろいの文芸部員。教員の自虐と女子学生の暴言が衝突するとき、謎は解かれる!

    解説・辻村深月
  • 大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨。
    同じ団地に住む里子が、家族内で性虐待を受けていたことを知り、衝撃を受ける。
    助けられなかったという自責の念を胸に抱えたまま中学生になった友梨は、
    都会的で美しい親友・真帆を守ろうとして、暴漢の男を刺してしまう。
    ところが何故か、翌日警察に連れて行かれたのは、あの里子だった。

    殺人事件、スクールカースト、子育て、孤独と希望、繋がり。
    お互いの関係を必死に隠して大人になった3人の女たちが過ごした20年、
    その入り組んだ秘密の関係の果てに彼女たちを待つものは何だったのか。
    大人になった三人の人生が交差した時、衝撃の真実が見えてくる。

    女たちが幼いころから直面する社会の罪、言葉で説明できないあやうい関係性、深い信頼。
    ラストに用意された、ミステリファンも唸る「驚き」。
    『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞した近藤史恵が描く傑作長編。

    解説・内澤旬子

    橋本環奈・葵わかな・吉川愛でWOWOW連続ドラマ化決定。

    ※この電子書籍は2017年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 相撲と本格ミステリ、奇跡の邂逅!

    ひょんなことから相撲部屋に入門したアメリカの青年マークは、将来有望な力士としてデビュー。
    しかし、彼を待っていたのは角界に吹き荒れる殺戮の嵐だった!
    立ち合いの瞬間、爆死する力士、頭のない前頭、
    密室状態の土俵で殺された行司、連日殺されていく対戦予定の力士……。

    2017年、衝撃的なあらすじがネット上で話題沸騰!
    本格ミステリと相撲、その伝統と格式が奇跡的に融合した伝説の奇書が電子書籍で登場。

    解説・奥泉光
  • 897(税込)
    著:
    香納諒一
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    『贄の夜会』の警視庁捜査一課大河内班が再登場!

    腐乱死体となって発見された16歳の少女・舞子は妊娠していた。援助交際、ネットカフェ難民――地方の養護施設から逃げ出し都会をさまよう舞子は、腹違いの弟を死に追いやり保険金を奪った叔父の行方を追っていたという。無縁社会を生きる若者たちの孤独を噛みしめ奔走する警視庁捜査一課大河内班の刑事たち。解説・中辻理夫
  • 週刊文春ミステリーベスト10 2015年海外部門 1位!コニャック・ミステリ大賞など4つのミステリ賞を受賞!異様な手口で惨殺された二人の女。カミーユ・ヴェルーヴェン警部は部下たちと捜査を開始するが、やがて第二の事件が発生。カミーユは事件の恐るべき共通点を発見する……。ベストセラー『その女アレックス』の著者が放つ衝撃作。あまりに悪意に満ちた犯罪計画――あなたも犯人の悪意から逃れられない。
  • 「月曜の朝」は「最低の気分」と同じ意味。あーあ、今日からまた仕事だよ。ところが、ある月曜日、出社してみると、うるさい上司たちはなんと全員が会社を休んでいた。最高の月曜日だ! 十年に一度の珍事に喜んだのも束の間、クレーマーに不倫に事故! 次から次へと難題が起こり……。表題作のほか、「花束のない送別会」「禁酒の日」「徒歩十五分」「見えない手の殺人」と、平凡なサラリーマンが思わぬ事件に巻き込まれる五つの短篇を収録。
  • 418(税込)
    著:
    山村美紗
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    江夏冬子は二十九歳、東大法卒、スタイル抜群の美人。そして京都府警の捜査一課への新任検視官でもある。着任の翌日、早速、事件が起きた。密室の勉強部屋で中学三年生の女の子が死んでいたのだ。外傷ナシで死因は不明。現場に急行した冬子はたちまち、少女が妊娠三、四カ月で、首を絞められて殺されたことを見破り、才女をケムたがっていた橋口部長刑事を驚かせる。事件を解決するごとに、冬子と橋口はいいコンビに成長して行く。ミステリの女王によるみごとな推理八連作!
  • 1,300(税込)
    2024/5/8 (水) 配信予定
    著:
    紀蔚然
    訳:
    舩山むつみ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    邦訳版もミステリー文学賞をダブル受賞!

    劇作家で大学教授でもある呉誠(ウ―チェン)は若い頃からパニック障害と鬱に悩まされてきた。ある日、日頃の鬱憤が爆発して酒席で出席者全員を辛辣に罵倒してしまう。恥じ入った呉誠は芝居も教職もなげうって台北の裏路地・臥龍街に隠棲し、私立探偵の看板を掲げることに。

    にわか仕立ての素人探偵は、やがて台北中を震撼させる六張犂(リョウチャンリ)連続殺人事件に巻き込まれる。呉誠は己の冤罪をはらすため、自分の力で真犯人を見つけ出すことを誓う。
    監視カメラが路地の隅々まで設置された台北で次々と殺人を行う謎のシリアルキラー〈六張犂の殺人鬼〉の正体は?

    探偵VS犯人のスリリングなストーリー展開と、ハードボイルド小説から受け継いだシニカルなモノローグ、台湾らしい丁々発止の会話。

    台湾を代表する劇作家が満を持して放った初めての小説は台湾で話題を呼び、台北国際ブックフェア大賞などを受賞。フランス、イタリア、トルコ、韓国、タイ、中国語簡体字版が刊行された。

    2021年に邦訳が刊行されると日本でも話題を呼び、2022年には第13回翻訳ミステリー大賞とファルコン賞(マルタの鷹協会日本支部主催)のダブル受賞を果たした。

    ※この電子書籍は2021年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 801(税込)
    2024/5/8 (水) 配信予定
    著:
    秋谷りんこ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    新川帆立大絶賛! 創作大賞2023(note主催)「別冊文藝春秋賞」受賞作

    「号泣しました。様々な痛みを抱えて生きる人々を、そっと包み込んで肯定してくれる優しい作品です。」――新川帆立(作家)      

    ★感涙必至のお仕事ミステリーが誕生!★

    ~元看護師の著者が送る、命の物語~

    完治の望めない人々が集う長期療養型病棟に務める看護師・卯月咲笑。ある日、意識不明の男性のベッド脇に見知らぬ女の子の姿が。それは卯月だけに視える患者の「思い残し」だった――。彼らの心残りを解きほぐし、より良い看護を目指したいと奔走する日々が始まった。ナースが起こす小さな奇跡に心温まるお仕事ミステリー。
  • 劇場支配人兼名探偵・ウィリアム近松太郎、登場!
    サブカルチャーの聖地・下北沢で起こる怪事件に、
    東西の2大劇作家の名を持つ謎のイケメンが挑む!

    進学のため上京した竹本光汰朗は、亡き祖父が作り、今は祖母が経営する
    下北沢センナリ劇場でアルバイトとして働き始める。
    演劇人やミュージシャンたちが夢を追いかける街で起こる
    「甦る死者」や「人間消失」など様々か怪事件を、
    劇場支配人・ウィリアム近松太郎とワトソン役の光汰朗が快刀乱麻解決!

    ACT1 神様のたまご
    シャーロック・ホームズや金田一耕助が出るパロディ芝居の初日に、
    小道具の宝石が盗まれた!? 
    コナン・ドイル「青いガーネット」のパスティーシュ。

    ACT2 死と乙女
    芝居小屋を狙った連続空き巣事件が発生。
    一人で留守番していた光汰朗の前に謎の黒い人影が!

    ACT3 シルヤキミ
    島崎藤村の詩「知るや君」に曲をつけたロックナンバーを歌う
    女性ボーカルの正体は?

    ACT4 マクロプスの旅
    下北沢の街が靄に包まれる”シモキタの白い夜”に、
    死んだはずの暗黒舞踏のカリスマが出現!?

    ACT5 藤十郎の鯉
    劇団藤十郎一座が上演した歌舞伎の演目「鯉つかみ」の舞台から
    役者が消えそのまま失踪した。
    横溝正史「幽霊座」のパスティーシュ。
  • アフターコロナの介護業界の闇、その先の希望を描く。熱き刑事の物語

    介護施設経営者が殺害された。容疑者となった友を救うため、警視庁刑事が走る。高齢化社会の絶望と希望を描く社会派ミステリー。

    ※この電子書籍は2121年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ7冊
    801880(税込)
    著:
    堂場瞬一
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    定年まであと10年のベテラン刑事・岩倉剛。
    その特異な記憶力と勘を武器に、相棒の若い女性刑事とともに事件を追う!

    定年まであと10年の岩倉剛は50歳になる誕生日の目前、捜査一課から所轄の南大田署に異動となる。
    その直後に管内で独居老人が殺される事件が発生。

    彼は、元交番勤務で同じく異動してきたばかりの後輩女性刑事・伊東彩香と共に事件の捜査に加わる。
    一方、さらに管内では新聞記者の自殺が発覚し――。

    行く先々で事件を呼ぶと言われるベテラン刑事。
    アナザーフェイス・シリーズに次ぐ新たな警察小説の誕生!

    週刊文春に連載され話題となった、待望の新作第一弾。
  • 殺し屋は、実行前に推理する…殺し屋シリーズ第3弾!

    交通事故の被害者と加害者、その両方に殺しの依頼が入ってきた。ふたりの殺し屋がそれぞれの視点で推理を進めた先には…。
  • 幽霊屋敷に超能力者たちが集結! 傑作ホラーミステリ

    本年度最高のホラーミステリ登場!

    洋館で繰り返された残虐な事件……
    うごめく恐怖、悲しい記憶から
    私たちは逃れられるのか?

    少女の頃に念動力で世間を騒がせて以来引きこもるようになった紗良を、幼馴染のひなたは見守ってきた。しかし紗良の噂を聞きつけた富豪から「幽霊屋敷」の謎を解き明かして欲しいとの依頼が入る。屋敷にはテレパス、サイコメトリストら超能力者が呼び寄せられていた。二人を待ち受ける恐怖の日々。書き下ろしホラーミステリ。
    カバー画・雪下まゆ
  • 『怪盗レッド』などで人気の著者が、一般文芸に登場!
    予知能力高校生×やるきゼロ!? 探偵の
    新シリーズが始動!

    暇な探偵・貝瀬歩の事務所を、
    女子高生の桐野柚葉が訪ねてきた。

    彼女は、自分が2日後に殺される予知を視たと語り、
    歩に助けを求める。

    予知の存在など信じない歩だが、
    真剣な様子の柚葉を放っておくこともできず、
    依頼を引き受けることに。

    柚葉の自宅を調べると、玄関先から盗聴器が見つかり……。

    累計155万部突破の人気シリーズ『怪盗レッド』の著者による
    ちょっと異色で一癖ある探偵×バディ小説の誕生!
  • 北欧の人気ミステリー・シリーズ第2弾!
    ミーナら特捜班を嘲笑うように連続する誘拐殺人。次の犯行はいつ? ストックホルムを舞台に犯人との頭脳戦が始まる。

    ストックホルム警察特捜班に届いたのは幼児誘拐事件の報告だった。白昼堂々、保育中の子供を連れ去るという大胆な手口。過去の少女誘拐殺人との類似から特捜班は最悪の事態を想定するも、捜査は難航。刑事ミーナは2年前に捜査協力を仰いだメンタリスト、ヴィンセントに接触する。

    極端な潔癖症の刑事ミーナと、「数字」に執着する心の偏りを持つメンタリスト、ヴィンセント。互いに惹かれ合う二人が挑むのは連続児童誘拐という卑劣な犯罪です。別れ別れだったミーナの娘も登場、事件捜査のみならず特捜班の面々の「秘密」からも目が離せない快作です。
  • 1,001(税込)
    著:
    池澤夏樹
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    新しい海洋冒険小説の誕生!

    アイヌの血を引くジンは、南極海での氷山曳航計画を担う船シンディバード号に密航し、露見するもなんとか滞在を認められた。ジンは厨房で働く一方、船内新聞の記者として乗船者たちを取材して親交を深めていくが、やがてプロジェクトを妨害する「敵」の存在が浮かび上がる――。21世紀の新しい海洋冒険小説。
    解説・沼野充義

    ※この電子書籍は2014年9月に文藝春秋より刊行された文春文庫版を底本としています。
  • 950(税込)
    著:
    伊岡瞬
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    人は運命に抗うことができるか?

    1968年、後に「千里見の七夕崩れ」とよばれる大型台風による土砂崩れで、町は多数の死者・行方不明者を出した。
    20年後、同じ町の旅館の娘・清田千遥は、東京からやってきた大学生・坂井裕二と出会う。裕二はなぜか夜ごと町を徘徊していた――
    激流に飲まれた運命がやがて大きな感動へとたどり着く。

    『代償』『悪寒』のベストセラー作家・伊岡瞬史上、
    最も残酷で美しい青春ミステリー!

    Apple Books Store 2022年上半期ベストブック(ミステリー部門)

    ※この電子書籍は2022年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • スティーヴン・キングが描く、不可能な事象の裏に潜む圧倒的恐怖

    完璧な証拠で逮捕された少年惨殺事件の犯人。しかし彼には鉄壁のアリバイがあって──。事件の裏に隠れた恐ろしい存在とは。

    平穏な町で起きた、11歳の少年の惨殺事件。ラルフたち地元警察は、複数の目撃証言を得て、高校の教師で少年野球のコーチとしても慕われるテリーを逮捕した。しかし、彼には完璧なアリバイがあることが判明する。自身の潔白を主張するテリー。一方で、異常犯罪への憎悪を募らせる遺族と住民たち。そして、町を新たな悲劇が襲う。

    ※この電子書籍は2021年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 犯人がアナログ過ぎる!? ドタバタ狂言誘拐の行方は――
    下関の大学生・翔太郎は、ひょんな事からヤクザの組長の娘と騒動に巻き込まれる。そして殺人が!青春コメディ&本格ミステリの傑作。

    単行本 2008年1月 文藝春秋刊
    文庫 2010年7月 文春文庫刊
    文庫新装版 2024年1月 文春文庫刊
    ※この電子書籍は文庫新装版を底本としています。
  • 801(税込)
    著:
    黒川博行
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    人間の尽きることない欲望をあぶりだす美術ミステリー!

    技術の粋を集めて作ったヴィンテージアロハの精巧な偽物を売り捌く男は、やがて……(「ヒタチヤ ロイヤル」)。素人の蔵から出た重文級の屏風。協力者を仕立て、安く買い叩こうとするが(「栖芳写し」)。古美術業界を舞台に、尽きることのない人間の欲望と騙し合いを描く、著者十八番の傑作美術ミステリー連作集。解説・山村祥

    価値を知らない素人に、親切を装って作品を売りさばく段取りをつけるが――「マケット」
    阿漕なホストに画廊勤務があると知り、美術品を使って罠を仕掛ける――「上代裂」
    技術の粋を集めてヴィンテージ・アロハの精巧な偽物を作るが――「ヒタチヤ ロイヤル」
    資産家に偽物を掴ませた悪徳業者を懲らしめようと、ある策略をめぐらす――「乾隆御墨」
    素人の蔵から重文級の屏風絵が出た。安く買いたたこうと芝居をうつが――「栖芳写し」
    財政難に陥った美術館が極秘に青銅器のコレクションを売るという――「鶯文六花形盒子」

    ※この電子書籍は2020年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 人気ミステリ作家の新作が勢ぞろい!

    ミステリの最前線で活躍するスター作家が各々の趣向を凝らした珠玉の6作を一気読み! 驚きも面白さも絶対保証の豪華アンソロジー。
  • 1,100(税込)
    著:
    佐々木譲
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    ロシアで育った日系人の数奇な運命を描く、圧倒的歴史改変冒険小説!

    舞台は日露戦争で日本が敗戦した世界。日系移民2世の登志矢は、革命の嵐に巻き込まれ数奇な運命に翻弄されていく。

    解説 杉江松恋

    ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ26冊
    459880(税込)
    著:
    西村京太郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    早池峰(はやちね)山、カッパ淵、曲り家……。岩手県遠野市の里山を散策する悠々自適の退職者に見えた被害者の足どりは、一体何を意味するのか。奥軽井沢にあるM研究所のHPの掲示板に残された批判のメッセージとは。次々と起きる殺人を被害者の娘は食い止めることができるのか。現代医学の闇を衝いた十津川警部シリーズの傑作。
  • 米CBSでTVドラマ化!
    シリコンヴァレーで連続誘拐事件が発生。死のゲームを操るのは!?
    ドンデン返しの魔術師、新シリーズが待望の文庫化

    シリコンヴァレーで19歳の女子大生が失踪した。警察は事件性はなさそうだと判断するが、単なる家出ではないと考えた父親が1万ドルの懸賞金を設ける。人捜しの懸賞金ハンターであるコルター・ショウは彼女の行方を追うが、事態はやがて連続誘拐事件に発展し、死者が出るに至り……。ディーヴァーの新たなヒーロー誕生。新シリーズが開幕!

    ※この電子書籍は2020年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 880(税込)
    著:
    堂場瞬一
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「父親殺し」の葛藤に苦しむ刑事を描く渾身の警察小説

    銀座で発生した放火殺人の被害者は、かつての父の愛人だった。政治家の父を追い詰める刑事の執念の捜査。破滅するのは父か、自分か?

    ※この電子書籍は2021年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 950(税込)
    著:
    本岡類
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    イエス・キリストの正体とは?
    先端科学の知識と作家的想像力を駆使し緻密に組み立てられ傑作ミステリ。
    日本版「ダ・ヴィンチ・コード」登場!

    日本人考古学者・夏原圭介はキリスト生誕の地・イスラエルのナザレで、
    〈イエスの乳歯〉と思われる歯を発掘した。
    しかも、その乳歯からはホモサピエンスとは異なるDNAが検出された。
    イエス・キリストは現生人類とは異なる〈人類〉だったのか?

    イエスの乳歯はセンセーショナルな話題を呼び、
    神の実在が証明されたとして世界中でキリスト教をはじめとした
    宗教ブームが湧き起こる。
    夏原の旧友で新聞記者の小田切秀樹は夏原のインタビューに
    成功する一方で、妻の夕海が勢いを増した新興宗教に
    取り込まれてしまい苦悩する。

    そんな折、夏原と同じく大学の同じサークルだった
    沼修司が亡くなったとの知らせが届く。教師のかたわら、
    源為朝の鬼退治伝説を調べていた沼は、
    青ヶ島で調査中に事故死を遂げたらしい。
    沼の妹から兄の遺品整理をして欲しいと頼まれた小田切は、
    彼ら三人の恩師の娘で、やはり同級生だった秦野牧と一緒に
    青ヶ島へ赴くが、そこで思いがけない事態に陥るのだった。
  • 950(税込)
    著:
    折原一
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    彼女は女神か、悪魔か? 大好評「〇〇者」シリーズ
    なぜ、こんな女に? 彼女は女神なのか、悪魔なのか――。

    結婚が決まっていた親友の死に疑問を抱き、ライターの池尻淳之介は真相を探り始めた。
    “婚約者”牧村花音は、複数の交際相手を騙し、練炭自殺に見せかけて殺害したとして、起訴されている。そして迎えた初公判の日、傍聴席で被告を真剣に見つめる四人の女がいた。

    平凡な容姿の彼女になぜ男たちは騙されたのか。そして彼女はなぜここまで人々の注目を集めるのか。
    事件の全貌が見えた時、いつしか舞台は暗転し――。

    実際にあった事件に材をとった、大好評「〇〇者」シリーズ。
    折原作品の真骨頂とも言える、鮮やかなトリックが炸裂する!

    文庫解説・高橋ユキ

    ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • もうやめて……ミステリはここまで進化した!

    第164回直木賞候補作。

    ひたひたと忍び寄る恐怖。
    ぬるりと変容する日常。

    話題沸騰の「最恐」ミステリ、待望の文庫化。

    閉鎖空間に監禁された
    デスゲームの参加者のような切迫感。──彩瀬まる

    平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家……。きっかけはほんの些細な秘密だった。

    保身や油断、猜疑心や傲慢。
    内部から毒に蝕まれ、
    気がつけば取返しのつかない場所に立ち尽くしている自分に気づく。

    凶器のように研ぎ澄まされた“取扱い注意”の傑作短編集。

    解説=彩瀬まる

    ※この電子書籍は2020年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ6冊
    730850(税込)
    著:
    今野敏
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    公安部外事一課の倉島警部補シリーズ、待望の新刊!

    外事一課の倉島は、「ゼロ」の研修帰りのエース公安マン。
    ロシア外相が来日し、随行員の行動確認を命じられるが、同時期にベトナム人の殺害事件が発生。
    容疑者にロシア人ヴァイオリニストが浮かび上がる。
    一方、外事二課で中国担当の盛本もこの事件の情報を集めていることがわかる。
    倉島は、ベトナム、ロシア、中国が絡む事件の背景を探るが……。

    公安のエース、倉島警部補の活躍を描くシリーズ最新刊!

    ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 警察小説の新鋭・鳴神響一の新シリーズが開幕!

    鎌倉山にある豪邸の書斎で文化勲章も受章した蘆名盛雄が、死体で発見される。
    そして、謎の死を遂げた文豪の遺作「稲村ヶ崎の落日」の原稿が消えた――。
    神奈川県警捜査一課の吉川元哉がコンビを組まされたのは、
    幼なじみで鎌倉署刑事課の小笠原亜澄。
    年下なのに小生意気で口うるさい亜澄だが、
    抜群の推理力で、これまでも共に難事件を解決してきた相棒だ。
    ふたりは事件を解決できるのか?
  • 『その女アレックス』の鬼才ルメートルが描く、戦慄の犯罪文学

    『その女アレックス』で世界中を驚愕させた鬼才ルメートルが放つ、極上の心理サスペンス。

     あの日、あの森で少年は死んだ。 ――僕が殺した。

     母とともに小さな村に暮らす十二歳の少年アントワーヌは、隣家の六歳の男の子を殺した。森の中にアントワーヌが作ったツリーハウスの下で。殺すつもりなんてなかった。いつも一緒に遊んでいた犬が死んでしまったことと、心の中に積み重なってきた孤独と失望とが、一瞬の激情になっただけだった。でも幼い子供は死んでしまった。

     死体を隠して家に戻ったアントワーヌ。だが子供の失踪に村は揺れる。警察もメディアもやってくる。やがてあの森の捜索がはじまるだろう。そしてアントワーヌは気づいた。いつも身につけていた腕時計がなくなっていることに。もしあれが死体とともに見つかってしまったら……。

    十二歳の利発な少年による完全犯罪は成るのか? 殺人の朝から、村に嵐がやってくるまでの三日間――その代償がアントワーヌの人生を狂わせる。

    『その女アレックス』『監禁面接』などのミステリーで世界的人気を誇り、フランス最大の文学賞ゴンクール賞を受賞した鬼才が、罪と罰と恐怖で一人の少年を追いつめる。先読み不可能、鋭すぎる筆致で描く犯罪文学の傑作。

    文庫解説・三橋暁

    ※この電子書籍は2021年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 「あたしって虐待されてるの?」
    アリバイトリックに新境地!あなたは絶対に見破れない。

    椎名きさらは小学五年生。母子家庭で窮乏している上に
    親から〈水責めの刑〉で厳しく躾けられていた。
    ある時、保健室の遊馬先生や転校生の翔太らに指摘され、
    自分が虐待されているのではないかと気づき始める……。

    一方、JR川崎駅近くの路上で、大手風俗店のオーナー・遠山が
    刺し殺された。県警本部捜査一課の真壁は所轄の捜査員・宝生と組んで
    聞き込みに当たり、かつて遠山の店で働いていた椎名綺羅に疑念を抱く。だが事件当夜、彼女は娘のきさらと一緒に自宅にいたという
    アリバイがあった。真壁は生活安全課に所属しながら数々の事件を
    解決に導いた女性捜査員・仲田蛍の力を借りて、椎名母娘の実像に迫る。

    前作『希望が死んだ夜に』の「こどもの貧困」に続き、
    「こどもの虐待」をテーマに〈仲田・真壁コンビ〉の活躍を描く
    社会派と本格が融合した傑作ミステリー。

    芦沢央 推薦!
    「構造的であるからこそ、そこにおさまらないものが浮かび上がる
    衝撃の先にあるものを描こうとしている小説だと思った」

    ※この電子書籍は2020年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ10冊
    592691(税込)
    著:
    吉永南央
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    北関東の紅雲町(こううんちょう)で、コーヒー豆と和食器の店を営む大正生まれのお草(そう)さん。彼女は、常連たちとの会話から街で起こっている小さな事件に気付き、ひとり捜索に精を出す。ある日、とあるマンションの一室で虐待が行われていると気づいたお草さん。ひとり捜索まがいのことを始めるが…。悩む人たちの心に彼女の言葉は届くのか? 行動するお婆ちゃん探偵・お草さんを主人公に「老い」と「家族」を正面に据えて描く、期待の新鋭のミステリ短篇。
  • 平穏な街に忍びよる巨大な陰謀。渾身の傑作警察小説
    大分の城下町で善良な市民が殺された。必死に犯人を追う警察だったが、同時期に東京で起きた殺人との関連が指摘され事態は急変する。

    ※この電子書籍は2020年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 1,801(税込)
    著:
    島田荘司
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    吉敷竹史シリーズ 20年振りの新作長篇文庫化!
    加賀百万石から終戦直後の混乱期、そして現在へと続く謎の連鎖。密室状態の中、五人の男を一瞬にして斬り殺した謎の美剣士の正体は?

    ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 幼馴染が遺した暗号、隠されているのは、金かそれとも……
    河辺のもとにかかってきたある電話。思い出すのは封印していた真っ白な雪と死体。あの日、本当は何があったのか? 大河ミステリー。

    元刑事の河辺は、音信不通だった幼馴染の佐登志が死んだ知らせを受ける。彼が遺したのは、暗号めいた伝言。友からの謎かけに、河辺には封印していたはずの苦い記憶がよみがえる。40年前、故郷で巻き込まれたある事件――。追われるように都会に出た彼らが、歩んできた人生とは? かつての悲劇に迫る、大河ミステリー。

    ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 崖っぷちニートの青年。島暮らしで人生の立て直し?

    就活に失敗し、オンラインゲーム三昧の「俺」。親に愛想を尽かされた末に送り込まれたのは、離島の薄汚れた建物だった。考えた末、下宿代目当てでニートたちを募って“共同生活”を送ることに。新しい仲間や穏やかな島民、猫たちと交流する中で、閉じた世界が少しずつ広がっていき……。日常ミステリの名手が贈る、爽やかな読み味の傑作長編。(解説・池澤春菜)

    ※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 1,001(税込)
    著:
    久坂部羊
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    彼女は善意の名医か、患者を殺した悪魔か――

    救急医・白石ルネは、意識不明で運ばれてきた男性を、家族の同意のもと延命治療を中止、尊厳死に導く。しかし3年後、ルネを嫌う麻酔医が、ルネは積極的に安楽死を行ったと病院に告発。身に覚えのないルネだが、やがてマスコミも巻き込む大問題に発展、遺族も白石を告訴するが……医療×法廷ミステリーの新たな傑作誕生!

    ※この電子書籍は2020年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 悲しみが共鳴した時、真実の扉が開く

    警察小説界注目の実力派作家・麻見和史氏が文春文庫初登場です! 主人公の藤木は50代の男性刑事。もともとはやり手刑事でしたが、妻をガンで亡くしたことで仕事への意欲を失い。コールドケース(未解決事件)を扱う「警視庁捜査一課 特命捜査対策室支援係」に配属されます。そこに、30年前に立川でおきた小学4年生遺体遺棄事件の再捜査が命じられます。子供を失った父親に話を聞くことで、藤木が失っていた「刑事の矜持」が再び動き出すのか? 「曲者」が揃った「支援係」の面々とたどり着いた事件の真相とは!?
  • 950(税込)
    著:
    坂上泉
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    大藪賞&推協賞W受賞! 新鋭が放つ骨太ミステリ
    昭和29年の大阪で起きた連続猟奇殺人事件。中卒叩き上げの若き刑事・新城と帝大卒の警察官僚・守屋は戦後日本の巨大な闇に迫る。

    ※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ2冊
    880950(税込)
    著:
    永瀬隼介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    圧倒的な実力と覚悟を持つカリスマ刑事・桜井の後を追い、闇社会と関わりつつ頭角を現した新人刑事・高木。「刑事にも守るべき家族がある」という組対課刑事・洲本とともに、暴力団幹部が惨殺された事件の謎を追うが――。
    (単行本『凄腕』改題)

    新宿・歌舞伎町を舞台に展開される命がけの麻薬捜査で、暴力団幹部殺人事件の真相に迫る。
    刑事たちの生き様が熱い本格警察エンタテインメント。

    ※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本『凄腕』を改題した文庫版を底本としています。
  • リアル公安小説の新シリーズ始動!
    この男、天才か、変人か? 若き国際派公安マンが日本を守る!

    「この国に真の諜報組織をつくれ!」。
    警視庁公安部長の密命を受けた、国際派の若きキャリア公安マン片野坂彰。
    最強の先輩情報官と、音大出身で三か国語を操る女性捜査官を相棒に、特捜チームが始動する。

    最初の事件は、国境を望む対馬。
    一撃で三人を殺した黒幕は――。

    大人気の青山望シリーズに続く、公安小説の最先端!
  • アメリカ最高のミステリーに与えられる
    エドガー賞最優秀長編賞最終候補。

    わたしの父の身体には、
    たくさんの銃弾が刻んだ傷跡がある――

    全米の書評を絶賛の声で埋めつくした、少女と銃と父と、いまは亡き母の物語。

    12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。それまでは父とふたり、各地を転々としながら暮らしてきたが、娘に真っ当な暮らしをさせようと、父サミュエルは漁師として働くことを決めたのだ。しかし母方の祖母は父娘に会おうとしない。母はなぜ死んだのか。自分が生まれる前、両親はどんなふうに生きてきたのか。父の身体に刻まれた弾傷はどうしてできたのか。真相は彼女が考える以上に重く、その因縁が父娘に忍び寄りつつあった……。

    ティーンとしていじめや恋愛を経験して成長してゆくルーの物語と、サミュエルを撃った弾丸にまつわる過去の断章を交互に語り、緊迫のクライム・サスペンスと雄大なロード・ノヴェル、鮮烈な青春小説と美しい自然の物語を完璧に融合させ、みずみずしい感動を呼ぶ傑作ミステリー。

    どんな小説が好みなのかを問わず、心に響くものがここには必ずある。(ニューズウィーク)

    恋愛小説でありミステリーでもある、感動的な物語の饗宴。(ピープル)

    ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。