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『文芸・小説、e-NOVELS』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全169件

  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    森奈津子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    作家、藤崎京子はスランプに陥っていた。執筆中の長編小説『鮮やかな憂鬱』を書く手が完全に止まってしまった。担当編集者の井田史郎に、見捨てられたくない、だめな女だと思われたくない彼女は「小説の中のホテル暮らしという設定が、うまく想像できない」と言い訳をする。すると井田は、「それならばホテルにカンヅメにしてあげます」と提案してくるのだったが…。現実と小説の世界がリンクする、幻想ミステリー。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    近藤史恵
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    代わりばえのしない日々に倦んでいた牧村は、通勤途中にある画廊で働いていた咲子に一目惚れする。猛烈なアタックの後、七ヶ月後にやっと自分の部屋に連れてくることに成功した。ところが、ベッドに押し倒し「愛してるよ」と囁いた直後、恐ろしい異変が起きる。彼女が突然苦しみだし、首にはまるで誰かに締められたかのように、赤黒い指の跡がくっきりと浮かび上がったのだ。驚いて病院に運び、一命を取り留めたものの、彼女からは別れを告げられてしまう。諦めきれない牧村は、探偵を雇い彼女の秘密を探ろうとするが…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    森奈津子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    住宅メーカーの広報として働く“私”は、清楚な美貌を持つ12歳下の大学生・春夜と恋人関係にあった。濃密な愛の日々を過ごす二人だったが、私立大学の薬学部に通う春夜が、ある日学校で親指ほどの赤ん坊を拾ってくる。春夜に愛情を注がれて、赤ん坊は驚くべきスピードで成長していくが、私はその姿におぞましさを感じて……。レズビアンカップルのもとにやって来た、小さな小さな赤ん坊。やがてその存在は、二人の関係に影を落としていく。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    近藤史恵
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    高級フランス料理店“アゼル・リ・ドー”に毎日通ってくるアラサーぐらいの、どちらかと言えば美人な女性客がいた。店員たちを不審がらせたのは、決して安くはないディナー・コースを、もう2週間も毎日食べ続けていること。よほど裕福なのだとしても、毎日では胃がもたれたりすることもあるだろうに…。そんなある日、シェフの内山は、消費者金融に出入りしている彼女を目撃する。どうして毎日店に通ってくれるのかと尋ねると彼女は…。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    森奈津子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    一郎7歳。父の一馬に死んだ母親の写真が見たいと言うと、そんなものはないと拒否される。一郎10歳。自分には親戚も祖父母もいないことに疑問を持ち始める。母親は実は死んではいないのではないか、父は嘘をついているのではないかと言うと、一馬は泣きそうな顔になった。一郎が成長するにつれ、父と息子の関係は徐々に変化を見せ始め、父が写真を嫌うのには、実はとんでもない理由があることに、一郎が気づき…!?
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    有栖川有栖
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    春の川に横たわる美しい少女の死体。彼女の亡骸を囲むように浮かんだ無数の桜の花びら。その光景は驚くほどの美しさで…。英都大学の一回生、アリスこと有栖川有栖は、ふと立ち寄ったキャンパスのラウンジで、先輩の江神二郎に出会う。アリスは、そのまま江神に誘われ、ふたりが所属する推理小説研究会の創部メンバーの一人、石黒に引き合わされる。石黒は、かつて自分の郷里で起きた事件について、江神に相談を持ちかけるのだったが…。江神シリーズ第四弾『女王国の城』につながる、ファン必読の読み切り短編!!(本作は「川に死体のある風景」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    森奈津子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    膨大な数の蔵書が溢れかえる、学者の父の書斎。机の上に置かれた石は、時折私に語り掛けてきた。肉体は魂の錘なんだよ。肉体は天に昇りたがる魂を引き止めるための錘なんだ。彼(石)から私は多くのことを学んだ。幼稚園に馴染めず、通わなくなっても、知識は全てその石から得ることができた。そんなある日、入院していた祖母が危篤だという知らせを受けると、石は自分も病院に連れていけと言った…。
  • 男は夜明けの空を見つめながら、震える手でウイスキーボトルをつかんだ。金や名誉を患者の命よりも重んじる日本の医学会に嫌気がさし、世界を飛び回り、その腕を磨いてきた外科医…。そんな彼のもとに、ある患者の母親から一通の手紙が届いた。運命のいたずらなのか、その患者は…。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 作家、久美沙織が知性と心を持った「AI冷蔵庫」をテーマに、感動や笑い、ロマンやエロスと様々な要素をぶっこんで綴った「冷蔵庫シリーズ」を、ドドーンとひとつにまとめてみました! けなげな雑種の冷蔵庫ぺーとご主人様の愛情物語「冷蔵庫を捨てに」、擬犬化(?)された冷蔵庫の物語「臆病なデカい冷蔵庫」、ハードボイルドタッチの「冷蔵庫王レイキ」、人間のために灼熱の砂漠を渡り血清を運ぶ冷蔵庫たちの感動物語「冷蔵庫の方程式」、椋鳩十先生へのオマージュ「四角塚」、SFタッチの「夢見る冷蔵庫」、そしてフランスの超有名なあの小説へのオマージュ「0〔レイ〕嬢の物語」の全7本を収録した超お得版!
  • 大学入学を間近に控えたある日。幾つもの大企業を傘下に持つ泊グループの総帥でもある父から、僕は一度も会ったことのない伯父を探すよう命じられた。事情も分からぬまま、南米コロンビアへ旅立ったが…。伯父・三平太を知るという人々に会い、その消息を追う僕が知った、驚きの真実とは?…。(本作は「川に死体のある風景」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    私は、昔ながらの面影を残す「黄昏ホテル」のバーで友人と飲んでいた。そのままラウンジに移動した私たちは、ジッポーライター、カクテル、音楽と趣味の話題に花を咲かせていた。そんな中、何事にもこだわりを持つ友人のために、私はあるとっておきのものをポケットから取り出したのだった。アズ・タイム・ゴーズ・バイ(時の過ぎゆくままに)…。古いスタンダード・ナンバーと同じ、カクテル名の本当の意味を知った私は…。大人のための、ミステリアスなハードボイルド小説。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    二階堂黎人
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    地球から約十万光年離れた惑星・アドラス。この星の観測をしていたシャトルが突然のイオン嵐に巻き込まれ墜落。乗船していたトキトウ博士の娘マリアとホープ中佐だけが、怪我を負いながらもかろうじて生き残った。暗雲がたちこめる外界から逃れ、洞窟に身を隠すふたりだったが…。アンドロイドを殺したのは誰なのか? 動機は? まさかの展開、結末が待ち受けるSFミステリー。
  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    瀬名秀明
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    18世紀半の東イングランドには、時代を超えて何度も姿を現す魔女の伝説があった。かつて、魔女狩りの行われたこの地で生まれ育った私は、ゴッサーマー・スカイが頭上に広がった日の夕刻、漆喰のはがれかかった壁の内側から1通の手紙を発見した。前世紀半ばに書かれたその手紙の内容は…。魔女伝説に作家・瀬名秀明が挑んだ珠玉の歴史ファンタジー。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    田中哲弥
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    中国マフィアが所有するコカインと、それを手に入れるために組が用意していた数億円が忽然と消えた。その犯人と疑われた岩男は、弟分の伸吉とふたり、銃を持った組の人間たちに追われていた。命からがら逃げる中、岩男は、まだ堅気で大工の見習いをしていた頃に、棟梁がよくしてくれた話をふと思い出す。通称「黄昏ホテル」のパン屋の片隅で売られているタイヤキを頬張りながら、棟梁がしてくれたその話は…。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    菅浩江
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    近未来。VR(バーチャルリアリティ)空間では、人はどんなものにもなれる。ある日、従兄弟で次世代コンピュータの開発者・谷津原禎一郎の依頼で、VR空間をさまよっていた金森詳子は、“アリス”と名乗る少女に出会う。しかし“アリス”は思いもよらぬものに姿を変え「ソルト」という謎の言葉を残して姿を消してしまう…。その言葉の意味は? アリスの正体は? やがてくるであろうコンピュータ社会を見通した世界を描いた、SF長編!!
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    太田忠司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    探偵・ムナカタ氏は三十年以上も前、両親と宿泊した思い出のホテルを訪ねた。かつてこのホテル内のバー「とわいらいと」で見た不思議な魔法の謎を解くために…。著者の人気シリーズ「休日探偵ムナカタ氏」のムナカタ探偵が子供時代の謎に挑む短編ミステリー。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    歌野晶午
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    「玉川上水を死体が流れている」。110番通報を確認するため、交番から現場へ駆けつけた市田。死体は背中に「R高校 秋山」とかかれたジャージを着ている。川を流れていく「秋山」を自転車で追跡する市田だったが…。川を流れる「死体」の正体、そして、そこから発展する思いも寄らない事件の結末とは?(本作は「川に死体のある風景」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    田中啓文
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    バンド、「唐島栄治クインテット」のテナーサックス奏者・永見緋太郎は、ある日、バンドのリーダー唐島に誘われ、絵画展にやってきた。ところが、永見たちが見ている目の前でちょっとした騒ぎが起きる。絵画展のメインでもある抽象画「落下する緑」が上下逆さまに展示されているというのだ。その場に居合わせた絵の作者・宮堀重吉は大激怒。しかし、展覧会の初日には確かに正しく絵は展示されていたという…。果たして誰が、いつ、何の目的で絵を逆さまにしたのか?永見緋太郎の推理が冴え渡る、痛快ミステリー小説。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    西澤保彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    作家・日能克久は、高校時代の同窓会で、クラスメイトの梅木万理子が、自分を好きだったことを知らされる。よくある青春の思い出話であるはずの告白。しかし、日能の記憶によれば、万理子は死んだはずだった。だが、死んだはずの万理子は、美しい女性となって日能の前に現れる…。日能は、なぜ万理子が死んだと思い込んでいたのか?ホラータッチの傑作ミステリー。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    北野勇作
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    嫌なことはつい先延ばしにしてしまう性格のわたしだったが、ついに痛みがこらえられず、仕事の空き時間に会社近くの歯医者へ向かった。商店街から一本外れた路地の、古ぼけたビルの4階にあるその歯医者で、わたしはとんでもない体験をするのだった…。誰もが一度は行ったことがある歯医者だからこそ、自分にも起こりそうな恐怖体験。背筋がひんやりする傑作SF小説!
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    野崎六助
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    黄昏ホテルで、刺客たちの襲撃にそなえているおれ。しかし、不足の事態が発生し、自分の生命維持レベルが下がっていることに気付いたおれは、この場から撤収することに決めたのだが…。黄昏ホテルを舞台にしたスリリングなSFハードボイルド。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    皆川博子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    幼いころに視力を失った「わたし」に、<風>が、ホテルというものの存在を教えてくれた。「ホテルは、太陽みたいなもの? 星みたいなもの?」。そう訊ねるわたしに<風>は、様々なイメージを与えてくれる。そしてわたしは、かつて目がまだ見えていた頃の記憶を頼りに、私だけのホテルを思い描く…。美しい言葉で綴られた魅惑の幻想小説。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    壊れている。脳味噌が「酢豆腐」並に、腐っている。軽蔑され冷笑され罵倒され、蹂躙され踏みにじられ陵辱されている――ような気がする。耐えられず、今日もまた酒を飲む。飲み続ける――。二十世紀末、私はまったくもって売れない作家として、かれこれ十年近くに渡って生活を続けていた。自身の無能と自意識過剰に苛まれ、他人の眼に脅え、それらを忘れるべく酒に溺れながら。個性的なその世界観からマニアックな評価が高い飯野文彦が出版社、編集者といった枠組みを超えて綴った、異形ワールド!
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    あたしは、今、大好きなヒロシとミイナ、ショウジとケンイチと共に、車で温泉に向かっている。ヒロシは、あたしみたいなブスでノロマでバカな女なんて相手にしないとわかっていた。そんなヒロシにバカにされ暴力をふるわれても、あたしは彼と一緒にいられるだけでよかったんだ。旅館に着き、ヒロシの彼女のミイナに誘われて風呂に行くと、そこには不思議なおばあさんがいて…。不気味な旅館で、その晩あたしの目の前で起きた事件とは…。
  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    僕は29歳の売れない作家。没になった原稿を川に投げ捨てようとしたところを女子高生・エリスに止められた。生意気だが、不思議な魅力を持つ彼女に誘われ、神保町のある古本屋を訪ねると、店主の妻の老婦人が、おかしな夢を見たという。その話を聞いたエリスは「亜影王が来た」と呟いた。叶わなかった過去の夢を実現してくれるという「亜影王」とは何者なのか? エリスに誘われるまま、僕は、「亜影王」を追って東京中を歩き回ることに…。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    太田忠司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    ある夏の昼下がり、私の妻・瑞枝は息子・高哉の夏休みの宿題である昆虫採集に付き合って、ふたりで林の中に入っていった。だが、瑞枝がふと目を離したすきに高哉は忽然と姿を消した。以来、瑞枝は心を病み、高哉を探し続けている。私は、瑞枝に高哉を諦めさせるため、中学時代の同級生であり、瑞枝の主治医でもある竹下に頼んで、ある計画を実行することを決意していた。そしてその当日…計画はうまくいったかに見えたが…。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    1999年の正月、小説家である私のもとに奇妙な年賀状が届いた。『1999年1月9日 覚えていますか』。手書きでたったそれだけが書かれた葉書。差出人には「斎藤」としか書かれていない。謎めいた年賀状をきっかけに過去の記憶がよみがえる。『ノストラダムスの大予言』に書かれた恐怖の大魔王による人類滅亡を回避するため、高校生だった私は、ある約束をしたのだったが…。アメリカのSF作家、ジャック・フィニイを敬愛する著者が「時間怪談」をテーマに描いた不思議な物語。
  • 330(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    瀬名秀明
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    文庫本の巻末に付される「文庫解説」。これは日本独特の文化と言えるのではないだろうか。この解説を読んでから買うかどうか決める、この解説のために文庫を買い直すという人もいるぐらいだ。本作は、作家・瀬名秀明が、1995年にデビューしてから2003年までに書いた文庫解説24編に学生時代のエッセイを加えて収録。「そのときどきに考えていたことを、おそらく作品の胸を借りながら確かめるように書いてきた」という言葉の通り、ある意味個人史とも言える作品となっている。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    太田忠司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    僕がまだ小学校に通っていた頃、下校途中に見つけた「硝子の家」。赤く衰弱した陽光に照り映えたその屋敷の入り口には『お入りください 入場無料』の看板が立てられていた。入るかどうか迷っていた僕は背中を何かに押され、気づけば鏡の林の中に紛れこみ、迷っていた。泣きながらやみくもに駆けまわって、もう二度と外へ出られないと思ったその時、気づけば出入り口に辿りついていた。そして、月日が流れ「硝子の家」のことを忘れかけていた僕は、再びあの家の前に立っていた…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    貫井徳郎
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    その公園に面した場所で営業していたのは、加倉喜直の蕎麦屋と、麻井春樹の喫茶店。二人とも長年持ち続けてきた夢を叶えた結果の店だった。それなりに充実した日々を送る二人の幸せは、ある日を境に揺さぶられることになる。それは、公園のトイレに住み着いたホームレスだった。10m先にまで届くほどの異臭を放つホームレスが、両店の客足を途絶えさせたのだ。追い詰められた二人は、自らホームレスを排除することを決意するのだが…。
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    野崎六助
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    本作は「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」という中編連作シリーズの第一話、短編バージョン。近未来の都市・シャンティータウンのノースエリア。大通りをリサイクル資源である“死体”を回収する車が通りすぎ、地上は歩くことがはばかられるほど頽廃しているこの場所で、おれは、“死体製造”つまり、賞金稼ぎを生業としていた。そんなおれの命を狙うクローン人間。誰が、なんのためにクローン人間を仕向けたのか?
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    アニメ『時闘鬼 多々恵』で声優を務める谷川浅理。今日は共演者で、大物の声優、左京民子との顔合わせの日でもあった。出演者の誰もが緊張する中、付き人の優佳と共にやってきた左京民子は、若々しい声で見事に役を演じきった…かに見えた。民子のアフレコに違和感を感じた浅理と同じく、脚本家・石井琢郎も違和感をおぼえていた。収録の帰り道、ふたりの後ろには民子の付き人、優佳が立っていて…。異形コレクションと題したシリーズに書き下ろされた、世にも不思議な物語。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    皆川博子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    映画監督の彼は、同業者の父の再婚相手、自分より年下の義母・塁子の口ずさむ歌に、18世紀半ば、イタリアで夭折した作曲家が死の直前に作った聖母哀傷の曲を重ね合わせ、映画を撮ろうとしていた。しかし、資金繰りは難航し、予算1億のところ半分を出資してもいいという映画会社は見つかったが、後の半分が工面できない。そんな彼に出資者を紹介したのは累子だったが、その資金をあろうことか彼の父親が攫っていった…。累子が口ずさむ魂送りの歌が送ったのは…!?
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    大学生の僕は、下宿へと帰る道すがら、野菜売りのおじさんからトマトをひと皿買った。部屋に着くと、それに塩を振りながら缶ビールを2本のみ、その後はまぐろのフレーク缶をつまみにウィスキーの水割りをちびちびとやっていた。特にしたいことがあるわけでもなく、あと1、2年はこんな毎日をぼんやりと過ごすのだ。これでいいと思っていたのだ、その時までは…。冷蔵庫で冷やした水割り用の水を入れた瓶の中に不思議な光景を見つけたことから、僕の人生に変化が起きて…!?
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    雨の蒸し暑いある日、売れない作家・井之妖彦は、自分の脳が誰かによって揉みほぐされていることに気づく。だから、すぐに感情的になり、ねちねちと細かいことにこだわり、優れた才能を見いだされず不遇のまま過ごしているのだ。すべてそれで納得がゆく。誰だ、誰が私の脳を!? 男の精神が壊れていく過程を、つぶさに、執拗に描ききった奇作。
  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    もうすぐ八月の声をきこうというある日、私のもとに、作家仲間のFから長文の手紙が送られてきた。性格的に問題があり、いつしか仲間内からも距離をおかれ、郷里に帰ったと風の噂に聞いたFからの手紙。そこにはアルコール依存症だったFが手に入れた「魔法のお茶」によって、酒を断つにいたった話、そしてそのお茶を飲むようになってFの目の前に現れた「あいつ」の話が…。
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    小説家である私の実家の裏には、人が住まなくなって久しいぼろ長屋があった。ある日その大家である私の両親のもとに、ぜひ長屋を貸してほしいと申し出る男が現れたという。風雨にさらされ、とても人が住める状態ではないと念押ししたにも関わらず、強引に引越してきた老人とその妻…。そんなある日、私のもとに不気味な手紙が送られてきて、その老夫婦の元を訪ねることになるのだが、彼らが語り始めたのは驚くべきことで…。
  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    都落ちして郷里に戻ってきた怪奇物作家の井之は、ある日、地元のさびれた神社に面白いものがあるという噂を耳にする。それはなんと、陰部に歯のはえた女の木乃伊だった…。そこに添えられた古い手記には、木乃伊となった女の悲しくも驚きの運命が綴られていた。やがて、その木乃伊に魅了された井之は…。
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    主人公の「私」が小説家である事を知り「実は私も小説を書いたことがあるの…」と自作をメールで送ってきた憧れの女性。その内容は、彼女の清楚な外観からは想像もつかない淫らで、破廉恥な官能小説。いやはや、作中話として全文が掲載されているこの小説がまた本格的で、思わず生唾を飲みこみたくなるような内容。地位も名声もある夫人が、銀座の公衆トイレで繰り返す痴態…。これだけでも読み応えがあるのだが、さらに本作は驚くべき結末へと進んでいく。官能小説と言うべきか、ホラー小説というべきは、はたまた…。
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    作家を志しながらも、現実の厳しさに挫折しかけている青年。夢を諦め、東京を離れて郷里へ帰るしかないのか? そんな彼の前に現れた一人の女性。誰からも愛され、くったくのない笑顔を見せる彼女に、いつしか青年は…。姿を見るだけで胸がキュンと締めつけられるような淡く切ない思い、清らかで真っ直ぐな恋心――恋するっていいなぁ。
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    幼い頃から暴君だった父。ある日、酔った父が私の部屋に入ろうとしたのを止めようと、咄嗟に体当たりをした。父はあやまって階段から転落…。幸い、大事には至らなかったが、一方的に暴力をふるわれる関係は終わりを告げた。今までの鬱憤を晴らすかのように、私は母に、そして父にも暴力をふるうようになった。そして…。果たして主人公がたどり着くのは?
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    目を覚ますと、佳奈子が目を大きく見開いて立っていた。わかっているのに、酒を飲むといつもやってしまう…。「覚えていないんだ、どうか許してくれ」と頭を下げる私の脳裏に浮かんだのは、幼い頃、兄妹のように育った従妹の幹枝との、思い出。最初は好奇心からキスをしただけだった。やがていけない遊びはエスカレートし…。
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    落語好きの著者がどうしても聴きたい落語会のために出向いた大阪。いつものごとく、居酒屋で軽く一杯ひっかけよう…としたのがいけなかったのか!? 落語の書き下ろしも手掛ける著者ならではのひねりの利いた一席、とくとご堪能ください!! しかし、ここまでいってもやっぱり井之妖彦は、酒をやめられないんですね~。
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    紆余曲折を経て、40歳で小学校の教員となった私。生徒数は8人と少ないが、可愛い子供ばかり。しかし、私はある日、生徒が一人増えている事に気づいた。しかも、その少年は私の記憶の中の懐かしくも切ない思いを呼び起こし…。子供の頃の純真で深い友情。それでいて大人になったら相手の存在すら忘れてしまっている残酷さ。それらが呼び起こすキュンと胸が締めつけられるような想いを、奇才・飯野文彦が見事に操り、私たちを不思議な世界へ誘う…。感動と切なさ、そして恐怖をともなう秀作です。
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    作家である私は、ある日、仕事場にある「あるモノ」が妙な光を発していることに気づいた。その光を見つめているうちに、自分の口からも同じような光が飛び出していた。それは…人魂だった。人魂に意識が乗り移った私は、ふわふわと宙を飛び、扉をすりぬけ…そして妻の寝室で目にしたのは…。妻の情事を知った私がとった行動は!?
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    私立探偵…とは名ばかりの何でも屋のおれは、一か月前にアルのママから「あたしのかわいい坊やを連れもどしてちょうだい」という依頼を受けた。東京砂漠を愛車でぶっ飛ばしながら、アルを探すおれだったが…。荒んだ近未来の東京で繰り広げられる、バイオレンス劇! 飯野文彦節全開の、エロ、暴力ありの和製スプラッタパンク!
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    「昔、SM雑誌でライターをしていたときに経験した不思議な出来事を、一編の小説にまとめてみました。くわしいことは差し障りがあるので、ここには書けません。それは本編の中で……。ご愛読のほど、なにとぞよろしくお願いいたします」(著者:飯野文彦)取材先の肛門科で聞いた、世にも不思議なお話し!
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    先輩作家に紹介されたアメリカ帰りの美女は、酒も下ネタもいける口。ふたりきりで酌み交わす安焼酎が気分をハイにし、豪快なH体験談が甘く下心を誘う。すっかり機嫌良く次の肴を頼もうとしたとき、突然「やめてください」! いったい何が悪かった? 鰻の肝で精力つけて、という下心が見透かされたのか?「駄目なんです、わたし、鰻が。三年前――」。鰻嫌いの陰に隠された、驚くべきトラウマ体験。果たして現実か妄想か? 異常な告白は、留まるところを知らずに大暴走する。いったい何なんだ、この女!? 身も心も引きずり回されたその果てに、作家が辿り着いた場所とは? 悪酔い必至の酒の夜語り、妄想から妄想へ今夜はハシゴ!
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    Y県とN県の県境に、突如なぞの巨大生物が出現した!? 厳戒態勢がひかれ、立ち入り禁止となったそのエリアに侵入した男が拾った巨大な紙片には、驚くべき事実が綴られていた!! 果たして巨大生物の正体とその運命は? 奇才・飯野文彦が描く怪獣モノの、ちょっと普通ではない驚愕の結末。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    私が佐山外雄と出会ったのは、今から二年ほど前のことだ。その頃、すでに彼の性根は、残念ながら腐っていた――。先輩作家とのトークライブにファンとして現われた男は、にこにこと土産の焼酎を差し出した。三度四度と回を重ねるにつれて、男は馴れ馴れしく、いや図々しく、こちらの領域へと踏み込んでくるようになる。疎ましい男を何とか突き放そうとして、ますますその神経を磨り減らす気弱な私。だが、ようやく突き放しに成功したと思ったとき、男は新たな貌を露わにした。のっぴきならない状況に追い詰められた私が、機先を制するべく打った奇策中の奇策とは? 狂乱の宴が、今始まる!
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    近所のラーメン屋で昼食を済ませ、自宅に帰ったらリビングに見知らぬ老人が居た。「昨日、訪ねてきてくれたでしょう。そのとき、この人だと思ったんですよ」と言う老人は、私の願い事を2つかなえてくれる代わりに、自分の願いも1つ聞いてほしいと言う。この老人、実は私が昨日ふと訪れた神社の樹齢千年を超えるという神木――神代桜だったのだ。彼が持ちかけてきた取引とは? そして、老人と話すうちに明らかになった驚愕の事実!!
  • 贔屓にしている落語家の独演会を聴きに、山梨から名古屋まで長距離バスで出かけた私。ところが、バスを降りた途端、見知らぬ美女に声をかけられた。彼女は私の事を知っている様子だが、こちらには何の覚えもない…。そんな事はお構いなしの彼女に、強引に手を引かれ私が連れて行かれた先には!?
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    十年余り前。じめじめと蒸し暑く、金も当てもないまま夜な夜なK町を冷やかし歩いていた私の心にも、カビならぬいつも以上にしみったれたものが巣くいはじめた梅雨間近のころである――。その鰻屋を見つけたのは、裏通りのディープな一角だった。〈鰻を食べると。一・元気になります。二・若返ります。三・セックスが強くなります。四・死人がよみがえります。〉カレンダーの裏紙にマジックで書いたような稚拙な張り紙には、確かにそうあった。曇りガラスはいつも閉ざされて出入りする客もなく、鰻の匂いすら漂ってこないその店の奥で、いったい何が調理されているのか? 好奇心の虜となった私はある日、ついに意を決して暖簾を潜った…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    両親の死以来10年、兄妹は爛れた背徳的な「性」活を送ってきた。兄のどんな歪んだ要求にも、白痴の妹は笑顔で応える。外界との接触を断ち、ありとあらゆる欲望を追求する日々。しかしある日、彼らの許をひとりの紳士が訪れた。「妹さんの噂を耳にしまして。どうか、妹さんを見せてほしいんですが。怪しい者ではありません。わたしはただ妹さんと……。お金なら払いますから」。求めに応じて妹を貸し出したときから、ふたりの間の危ういバランスは崩れ始め…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    妻と訪れた「風林火山博」で、退屈した私は、今は寂れたこの会場がデパートだった頃のことを思い出す。やがて、とりとめのない追憶の中から浮上してくるひとつの記憶。「誰だ、この子は……」。地下フロアーの片隅に、ひっそりと閉じられた不思議な扉。鬱屈した受験生の日常は、常に鍵をかけられた扉の向こうへの好奇心を爆発寸前にまで高める。そして、ついに我慢の限界を超えた少年の前で、扉はあまりにもあっさりと開かれた。そこに待っていたのは…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    40も半ばを過ぎた売れない小説家の私は、妻に去られ、今は田舎の年老いた両親の面倒を見ることで、いくばくかのお小遣いをもらって生活をしている。そんな私の頭の中を閉めている妙なフレーズがあった。「ゆやん、ゆよん、ゆや、ゆよん。ゆやん、ゆよん、ゆや、ゆよん」。何の音かわからない。わからないながら、ふとした瞬間、それを呟いている私がいた…。それが、もしかしたら、幼い頃、何かのドラマで耳にした中原中也の詩「汚れちまった悲しみに」の一節ではないかと思い当たった私は、それを確かめに図書館へと向かったが…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    ある日、妻が仕事中の私の書斎の扉を開けて、「あの人がやってきた!」と慌てた様子で言う。あの人とは、5年前、新婚旅行先の宮崎の海岸に死んだように横たわっていた老人のこと。しかも彼は、痩せた体にそぐわぬ巨根を見せびらかすかのように全裸だったのだ。まるで二人の心の内を見透かしたようなことを言う老人に興味を持った新婚の妻に、私は思わず殺意さえ覚えるが、次の瞬間、老人の姿は忽然と消えた…。エロと狂気のスペクタクル…そして驚天動地の結末が!?
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    留守電に吹き込まれていたメッセージは、見知らぬ若い女性からの間違い電話だった。そこに込められている切なる想いは、しかし相手には永遠に届かないのだ。それを知っているのは自分だけ。哀れさと焦燥に胸を焦がしながらも、どうすることもできない私は、日夜悶々としていたのだったが、ある日ついに二度目のメッセージが。そこに吹き込まれた相手の番号を前に、極限まで膨らんだ様々な想いが迸るとき、いったい何が起きるのか!?
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    深夜の子供部屋に響いた壮絶な悲鳴。「傷口は接合しましたから。出血していますが、二、三日もすれば元気になるでしょう。しかし…事情が事情だけに、警察に連絡しなければなりません」「おっしゃってください。花恵は何をされたんですか!?」。ようやく授かった娘を襲った凶事が、母の精神を責め苛む。誰が何のためにこんな酷いことを? 護らなければ、この愛しい我が娘だけは。襲い来る悪意に敢然と立ち向かう母。その先に、血みどろな修羅の地平が広がる!
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    周囲の喧噪に耐えきれず、発作的な怒りに身を任せて暴れ回る男。ついに暴れている最中に意識を喪い、病院に担ぎ込まれるに至って、医者に勧められ辺鄙な郊外の一軒家へ転地する。水商売に出かける女を見送った後は、何をするでもなくただ庭をながめる日々。その生活が一変したのは、古屋の中でそれだけが真新しいインターホンの存在に気づいたときだった。その小さなモニターの中に、男はいったい何を見出すのか!?

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