『文芸・小説、冒険小説・ハードボイルド、101円~400円』の電子書籍一覧
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きっかけは、謎の資産家からの依頼だった。
2億円の価値ある商品。
購入の条件はただ一つ。
最も危険な探偵を雇うこと。
小学三年生の娘と二人暮らしの私立探偵・矢能。久しぶりの仕事は「2億円の商品取引」の交渉人。
だが、なぜ彼が選ばれたのかは明かされなかった。
そして、取引現場で目的不明の殺人が起きる。
立て続けに起きる誘拐と殺人。
次々に現れる新たな依頼人と行方不明者。
シリーズ史上、最も難解な事件の幕が上がる。
元ヤクザの探偵×掟破りのミステリー
「なにが起こっているんです?」「俺にもわからん」
「矢能シリーズ」第5作! -
大切な妹が殺された。
犯人たちに復讐を。
完全犯罪に天才ゲームクリエイターが挑む。
ファミ通Appランキングで1位を獲得したノベルゲーム、待望の書籍化!
【内容】
孤高の天才ゲームクリエイター「豊田零」。
その唯一の理解者、妹「千香」が殺される。
犯人が逮捕されるも証拠不十分で釈放。
納得できない豊田は妹を殺した犯人に復讐を果たした後、自害する計画を立てる。
豊田に恋心を抱いている、同じく天才ゲームクリエイターの「本田一」は豊田の計画に気付き、それを阻止しようと奮闘する。
本田は、豊田を救うことができるのか――?
【目次】
序章 零と千香
I 本田 一という男
II 本田にとっての豊田
III 殺人計画
IV 始動
V 天秤
VI 悲しき解
VII 真なる裁き
VIII 覚悟
IX 涙
X 真相
EP 本田 一
EP 豊田 零
【原作】
中川潤一(なかがわ・じゅんいち)
1979年12月生まれ。埼玉県出身。東京理科大学卒業後、新聞社に7年勤務。
その後ゲーム業界に転職。フリーランスとして活動する。
【脚本】
前田紀明(まえだ・のりあき)
1980年10月生まれ。埼玉県出身。拓殖大学卒業後、ゲーム会社に勤務。
シナリオディレクションをはじめ、ライターとしても活動する。 -
話題の新人を続々輩出する大藪春彦新人賞、第4回受賞作!
●今野敏 選評(抜粋)
日常生活の描写と、殺人・死体遺棄とのミスマッチが、なんともいえないおかしさを醸し出している。話の先が気になって、ついページをめくってしまった。
●馳星周 選評(抜粋)
物語の進め方も、クライマックスの盛り上げ方も文句ない。
●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋)
主人公、母、祖母。三人の女性が死体隠蔽をめぐって右往左往する様は、時に笑えて時にゾッとする、極上のサスペンスになっていました。
●あらすじ
母から、祖母が徘徊でいなくなってしまったという連絡を受け、ひかりは約半年ぶりに実家に帰ってきた。
仏間に横たわっている父の姿。そして母の言葉。
「おばあちゃんが、殺してしもてん」
台風が通り過ぎ、昨日までの悪天候が嘘のように日射しが明るい。
ひかりは、警察で取り調べを受けるなか思い返していた。実家で起きた、あの出来事を……。
※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録 -
次々と話題の新人を輩出する大藪春彦新人賞、第3回受賞作!
●今野敏 選評(抜粋)
小説として価値があると感じた作品だ。すべての結論が保留になっていながら、それが持ち味となっている。
●馳星周 選評(抜粋)
この作品には奥行きがある。物語の向こうに読者を誘おうとする意志が見え隠れしているのだ。
●徳間書店文芸編集部編集長 選評
独特の余韻がありました。書かないことで書く以上に豊かな世界を創出する手腕は見事です。
●あらすじ
深夜零時。家出を決行した中学生のセナは札幌駅の南口広場を当てもなく彷徨っていた。そこに髭面の男があらわれる。
「どしたの?」
怪しげな男だったが、車で函館のフェリー乗り場まで送ってくれるという甘言に、セナは同乗することを決意した。
芳香剤のきつい車内。何が入っているかわからないボストンバッグ。流れるニュースと知らない音楽。
セナの旅が始まる。
※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録 -
選考委員、激賞! 62歳、住所不定、無職の大型新人、第1回大藪春彦新人賞を受賞し、鮮烈デビュー!
●今野敏 選評(抜粋)
内容の濃さで群を抜いていた。この短い作品の中で、登場人物の印象を変えてみせている。これはなかなかの筆力だ。迷いなく受賞作に推した。
●馳星周 選評(抜粋)
記念すべき第一回の受賞作がこのように完成度の高いものであることは、故大藪春彦氏も喜んでいるのではないだろうか。
●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋)
世に出さなければならないという使命感を抱くほど、作品力は群を抜いていました。
●受賞の言葉(抜粋)
書き続ければ報われると知った。たとえ将来、路上に帰らざるを得ないほど困窮しても、日銭仕事に執筆の時間を犠牲にするくらいなら、わたしは何の躊躇もなく路上に帰ります。その覚悟を受賞の言葉としたい。
●あらすじ
二十七歳で人生を諦めた男。彼は原発事故の模様をテレビで見ていた。これから何かが変わる??そう信じて。しかし待っていたのは何も変わらない毎日と、除染作業員、原発避難民たちが街に住み始めたことよる苛立ちだった。
六年後、彼は金を得るために、高校時代の友人・純也の伝手で除染作業員となる。しかし、それは純也のある計画のために利用されているだけだった……。
選考会で満場一致にて受賞にいたった第一回大藪春彦賞受賞作!
※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録 -
ハンザ同盟の豪商から船を任された若き船長エリック。しかし、高価な琥珀を買い付けた帰路、船員の裏切りに遭って海に投げ込まれてしまう。魔女を自称する老婆に助けられたエリックは、事件の裏に存在する陰謀を知り、自らの誇りを守るために立ちあがった。15世紀の北ドイツを舞台にした壮快な冒険譚!
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学生会館が出火し、居住者の学生一人が焼死した。被害者が所持していた現金も消えていた。所轄の中原刑事は学費滞納で除籍になっていた安田を自白へ追い込む。しかし男は法廷で自供を覆したのだ……裁判制度の矛盾を抉る長篇サスペンス!
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十二・七ミリ銃弾が曳光弾の帯となって操縦席付近に吸い込まれていく。一瞬、赤い霧が噴出したように見えた――。キャッシュで十万ドル。破格な報酬を条件に引き受けた仕事は、ロシアの攻撃ヘリ・ハインドを駆って北朝鮮に潜入し、ある人物を連れて戻ることだった。元陸上自衛隊のエリート・ヘリパイロットが遭遇する、ハインドvs.ミグ-21、ハインドvs.ハインドの壮絶バトル!
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終戦直後の混乱した中国。日本人少年・龍太は、民間輸送会社エンジェル・エアにキッカー(航空投下員)として採用された。物騒な地域に飛んで行き、貨物室から豚を積んだ檻やら得体の知れない麻袋などを蹴落とすのが仕事だ。ある日、エンジントラブルで不時着し共産党ゲリラに捕まった龍太らは、日本軍の隠し財宝が絡んだ激闘に巻き込まれる。片肺DC3で懸命の脱出を試みる、彼らの決死行の行方は?
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生と死のはざまでほとばしる情念。これが北方謙三だ。 定期的に食事はするが、踏み込まない。響子とは二十二年、そうしてきた。死期が近いと告げられるまでは。硲(はざま)冬樹は画家。売れない絵描きではない。横浜に数軒の酒場を持つ。硲の絵を望んだ響子。消えゆく裸身をキャンバスにして、硲は鑿(のみ)を手にした硲は消えない絵を刻みつけようとする。男と女、北方ハードボイルドの到達点!
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グレーのスーツ、地味なネクタイ、きちっと刈った髪。よく独り言を呟く神経質な男。一見普通に見えるが、田中という、棒っきれのようにしか生きられないやくざ者だ。強欲な親分の下、苛立っていた。素人をいたぶり、若い衆がやるようなことをする日々。先頭に立って抗争を乗り切り、跡目をとったつもりになるが、分家を言い渡される。のし上がらねばならぬと肝を決めた。文体の実験的試みが話題を呼んだ記念碑的な連作短編集。
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「コースアゲイン」とは「進路を元に戻せ」という船の専門用語だ。男はどこへ向かい、なぜ元に戻ろうとしているのか。この言葉は何を意味しているのか。物語の中には、酒があり葉巻があり、船があり海がある。そして男がいて女がいる。壮年の作家を主人公とした、一作一作が著者の心の傷から滲み出しているような、あたかも私小説とも思える20の短篇が収められている。
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東京は下町、向島の料亭に生まれた川田周一。十四歳。母はすでになく、父も別居していた。義兄が家を出て、二人の異母姉と周一だけになった。刑事や物騒な連中が来るようになり、店を嵐の気配が包む。そんな中、周一は煙草や酒を覚え、喧嘩を女を知っていく。しっかり眼を開けていろ、との板前・久我の言葉を胸に、男という向こう岸へ、泳ぎ渡りはじめた少年の成長を描いたハードボイルド青春小説。
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最初の男のとき、殺人を犯したその男のために、弁護士になって弁護してやりたいと思った。そしていま、もう一度だけ女を賭ける、男に! 友情のために密輸を企てた馬鹿な男に! ほんとうに彼を恋しているのか確かめるために…。女弁護士・則子の愛と行動を描くハードボイルド長編。
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探偵・浅生、32歳、元商社マン。時として、身体を張って調査をすることもある。時々部屋に泊まりに来る女。彼女は浅生が街に詩を書いている、と言う。どこか心に洞を抱え、心の飢餓感を扱いかねている。そんな人々を放置できないだけなのだ。暴力と叙情を内に秘め、緊迫した文体で綴る。都会に生きる男と女の心の皸を直視するハードボイルドの名編。浅生シリーズ第二作!
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弁護士・谷がかつて愛した洋子の夫・藤井久夫が屍体となって発見された。何者かが車で撥ね飛ばした上、もう一度轢くという念の入れようだ。そして洋子が姿を消した。義弟の和夫は谷に調査を依頼してきた。谷は元刑事の杉田に協力を求め、事件の陰に隠された巨悪に立ち向かう。あの傑作『眠りなき夜』のパート2。
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高空から降り注ぐ最後の審判のラッパのような音。そして各地の尖塔の頂きにくくりつけられた旗。世界中にまきおこったこの怪現象に各国は騒然とする。その頃、フィラデルフィアの気球愛好家の集会に現れた男はロビュールと名乗り、自分は大空を征服したと宣言した……飛行戦艦<あほうどり号>での自由奔放な空の旅がいま始まる。人類の夢、飛ぶことへの憧れをのせてヴェルヌが描く空中の冒険。
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大西洋航路をアメリカからイギリスに向けて航行中の快速帆船チャンセラー号は、不慮の事故から火災を起こし、航行不能に陥ってしまう。火との闘い、沈没の恐怖を乗り越え、なんとか生還しようと乗客と乗組員は筏を作り漂流を始めるが……襲いくる嵐、餓えと渇き、そして悲劇的な出来事が……極限状況下でのサバイバル劇を迫真の筆致で描く傑作。
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友近克也は父・善次郎が築いた馬牧場を出た。兄嫁となる女性に想いを残して……。行くあても買える場所もない、ただ生きるための流浪の旅だった。町々にはびこる悪徒に、容赦なくとどめを刺す克也。暴力と策謀が渦巻く荒野の果てに、安住の地はあるのか? 北海道開拓期。過酷な運命に立ち向かう家族、そして男女を描く連作短編集。
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武田惣角。触れるだけで相手を投げ飛ばす、大東流合気柔術の祖である。「進む道は武芸なり」の信念のもと、武士の世が終焉を迎えた維新後もひたすら修行に励む。のちの講道館柔道の創始者・嘉納治五郎との対決を機に、惣角の流浪が始まる。西郷隆盛との邂逅、琉球空手の使い手・伊志嶺章憲との命を懸けた闘い。合気の道を極めんとする男の壮烈な青春を描く、明治格闘小説。
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成長小説にしてピカレスク・ロマンの香りたっぷり
ひょんなことからやくざの組事務所に出入りすることになった大学生の亮。そこは個性豊かな面々がとぐろをまく強烈な世界だった。就職先もなく、将来が見えないことに苛立ちを感じていた亮は、アウトローの男たちに少しずつ心ひかれていく。しかし、時代に取り残された昔ながらの組には、最大の危機が訪れようとしていた。人生をドロップアウトしかけた青年の一夏の熱くたぎる成長ドラマを描いた第10回大藪春彦賞受賞作。 -
日本推理作家協会賞受賞作。アフリカの呪術医研究の第一人者、大生部教授が繰り広げる新興宗教との闘い。怒涛の第一部。
アフリカの呪術医研究の第一人者、大生部多一郎は、テレビの人気タレント教授。超能力ブームで彼の著者「呪術パワーで殺す!」はベストセラーになった。しかし、妻の逸美は8年前の娘・志織のアフリカでの気球事故での死以来、神経を病んでいた。そして奇跡が売り物の新興宗教にのめりこんでしまった。逸美の奪還をすべく、大生部は奇術師ミラクルと組んで動き出す。 -
バキリキジーツは死んだと思われていた娘の志織だった。執念深いバキリは取り戻しに東京に来ているという。激しい戦いが始まる。
通訳やテレビクルーたち6人もの犠牲者を出しながらも大生部はキジーツになっていた娘を取り戻した。バキリは取り戻しに、ひそかに東京に潜入しているという。番組関係者に次々と奇怪な事件が起こり、死者まで出る。元テレビプロデューサーの馬飼は、大生部一家とバキリが対決する生番組を企画する。光と影が交差し、呪いと祈りが入り混じり、テレビ局の迷路のような廊下で激しい戦いが繰り広げられる。
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