『文芸・小説、菊池亜希子』の電子書籍一覧
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「人も、物も、小説も、洋服も、映画も、世代や時代に関係なく、
しみじみと、よいと思えるものを大切にしたい。そんな気持ちを伝えてゆきたい」
という菊池亜希子さんが描く、ジャンルも世代もばらばらな、20人の仕事場。
ページを開くたびワクワク、不思議とじんわり、
そして1冊ぶん読み終えたあとには、全員をもっと大好きになる。
全く新しい“あっこ流”仕事場エッセイ
『菊池亜希子 おじゃまします 仕事場探訪20人』、どうぞご堪能ください。
※掲載内容は2014年単行本初版発行当時のものです
●大好きな19人の仕事場に“おじゃまします”
糸井重里さん/コピーライター
くらもちふさこさん/漫画家
阿部好世さん/プティローブノアー
幅允孝さん/ブックディレクター
皆川明さん/ミナペルホネン
甲斐みのりさん/文筆家
カトウキョウコさん・ジヌシジュンコさん/アンティパスト
舟越桂さん/彫刻家
飯田純久さん/イイダ傘店
唐澤明日香さん/アトリエペネロープ
祖父江慎さん/装丁家
高山なおみさん/料理家
宮崎吾朗さん/映画監督
松浦弥太郎さん/編集長
sunui/デザイン集団
TRUCK/家具屋
手塚貴晴さん・由比さん/建築家
小川洋子さん/小説家
細野晴臣さん/音楽家
●20人目は、菊池亜希子(&ワカメ)の“いらっしゃいませ”
●bonus track おしゃべり対談
●おじゃましますの服と手土産
●おじゃましますとその後
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むぐむぐ、むしゃむしゃ、むふふのふ。
「美味しい」って楽しくて嬉しくて、
ちょっと切ない。
大好きな食べ物のことを考えると、私のお腹はきゅるると鳴り、
耳の根っこがきゅうっと痺れ、胸の奥がぎゅっと疼く。
書きたいことは揚げたてのメンチカツの肉汁のごとく、
はたまたもぎたての桃の果汁のように、
次から次へと溢れ出してくるのだった。
女優でモデルの菊池亜希子の子ども時代から母になった現在までの
「食」にまつわるエッセイ集! 著者によるイラストも満載。
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階段裏でこっそり食べたお母さんの大きなおにぎり。中学の時、好きな人と下校途中で食べたあったかい肉まん。校則を破って、恋バナを咲かせながら食べた食堂のカツ丼。「がんばってね」と母からの紙切れが添えられた涙味のカップアイス。モデルだけど、どうしても食べたかったカロリー満載のスティックパン。役者の先輩に連れて行ってもらった居酒屋の衝撃的なハムカツ。修羅場で疲労困憊の時に食べるわたしの「仙豆」。ハロコン帰りのお出汁が心に沁みるうどん。「冷めちゃうから早く!」と寝ぼけまなこの夫を急かす朝食……などなど。
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