『文芸・小説、梓林太郎、401円~500円』の電子書籍一覧
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北アルプス常念岳(じょうねんだけ)に通じる林道沿いの小屋から身元不明の男女の変死体が発見された。死亡日時が二~三日違うという。女の財布から、奈良正倉院展や銀閣寺のチケット、男の所持品の中に東京の酒屋の名刺が見つかった。やがて明らかとなった二人の関係と人間模様。家族全員の消失、殺された男の親友だった警察官の失踪……。安曇野署・道原伝吉が辿り着いた事件の真相は!? 会心の長篇旅情推理。
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北アルプスの常念岳に向かっていた会社員・重村保輔が、「不帰ノ谷(かえらずのたに)」の異名を持つ一ノ俣谷で行方不明になった! 懸命な捜索のなか、今度は捜索隊に加わっていた重村の友人・柿沼達行が刺殺されるという惨劇が発生! さらに、相次いで死に追いやられる重村の知人たち……。殺人鬼の正体、そして動機は? ご存じ道原伝吉刑事が、真相に鋭く迫る長編山岳ミステリー。
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山の魔物が死を招く!
登山客で賑わう山には死を招く魔物が棲んでいる! 東京・葛飾の小仏探偵事務所を訪れた男性中学教師は教え子の女生徒との関係を知られたことで脅迫されているという。脅迫相手である女は自らを警視庁の刑事と称していた。偽刑事と睨んだ小仏は、教師、教え子と相談の上、脅迫金の受取り現場で待ちぶせするが、女は現われなかった。その頃、都心に近い高尾山の森林で死体が発見され…下町探偵が活躍する傑作ミステリー!「高尾山 魔界の彷徨」改題。 -
新進作家・沢地十糸子は南アルプス北岳登山に清田修三を誘った。彼を殺す目的で――! 自分という愛人がありながら妹を犯した清田に恨みをこめ、ナイフを振り上げた十糸子から、清田は逃げ去った。それなのに、後日、清田は遺体となって発見された!? あの日、彼を狙う別の人物がいたのだ。だが、警察は十糸子を追及しはじめる。恐ろしき心理劇の結末とは?
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殺意は平凡な生活に萌した! 「お互い一人になれたら一緒になろう」と約束し、松崎三千絵との不倫を解消した向田幹也。ところが、末期ガンと知った彼の妻が失踪する。向田は行方を探す一方で三千絵との生活を夢みるが……若き取締役である向田の後妻の座を狙い、早くも接近する女性がいた。殺人、そして脅迫事件! 哀しい人間心理を描く傑作長編。
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登山に出かけた父の安志(やすし)が、下山日になっても帰ってこない。娘の佳奈子(かなこ)は、上高地に向かい、捜索隊も出動するが、その中の一人が、不審な死を遂げた。父と同行した女性は何者か。そして、安志の痕跡が西穂高独標直下の岩棚から忽然(こつぜん)と消えているのはなぜなのか。安志の隠されていた過去に向き合いながら、佳奈子は、事件の真相を追う! 胸を打つ哀切のミステリー。
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「夫を殺して」。愛人の穂波(ほなみ)の言葉に、宮島(みやじま)は身を震わせながらうなずいた……。八ヶ岳山中で崖から突き落とし、事故に見せかけようとするが、失敗。逆に自分が大怪我(おおけが)をしてしまう。ところが、殺しそこねたはずの穂波の夫が、その直後から行方不明に! いったい何が? 二人はお互いを疑い始めて……。息詰まる展開、迫真の心理描写で描く山岳ミステリの傑作!
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恵まれない生い立ちの青年にとって、女子大生との同棲生活は夢のような日々だった。しかし、嫉妬から恋人を絞殺。あてもなく部屋を飛び出した彼の足は、いつしか駒ヶ岳へと向かっていた。そこに待ち受けていたさらなる悲劇の連鎖とは? 母が「鬼畜」と罵る父への憎悪が、人生の歯車を狂わせたのか? 逃亡者の心理に深く切り込んだ傑作クライムノベル!
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安曇野で開催された山岳オリエンテーリングで、一組の男女が遭難死。彼らは何者かに偽のコース図を渡されていた! 北アルプス山岳救助隊員・柴門一鬼の調査もむなしく、いっこうに容疑者が絞れない。そんななか、松本市内で凄惨な事件が発生、以後も次々と起きる残虐事件に捜査陣は翻弄される。一連の事件に共通する驚愕の事実とは? 山岳推理の傑作!
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出来心から始まる殺人の連鎖。久我は妻の死の謎を追う……。山岳ミステリー長編
その日、取り引き先のOL・石塚渚左との逢瀬から帰宅した久我を待っていたのは、妻の史子が登山した白馬岳で行方不明になったという報せだった。翌朝、発見された史子の遺体には不審な点があり、解剖の結果、何者かに絞殺されたことが判明する。刑事とともに調べた史子の持ち物からは、久我の知らない男が写った一枚の写真が見つかり、その男が唯一の手がかりと思われたが、三週間後、その男もまた遺体となって発見される――。久我は会社を辞め、妻の死の謎を追うことを決意する! 斯界の第一人者が描く長編山岳ミステリー。
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建設業界を舞台に怨嗟の罠に落ちた男。長編推理
松宮達行は、建設のための周辺環境調査をする会社を経営していた。歴史は浅いが業績は良好だった。ある日、松宮家で他人の仕業による食中毒事件が起き、子供が入院してしまう。数日後、松宮自身も知り合いの個展で出会った美女と食事をした帰り、車にはねられ入院。深夜、松宮の病室に男が侵入した。一体誰が、何の目的で?殺し屋の影に怯える日々が続いた。そして、松宮が仕事を取るために工作を進めていた交通局の課長が殺される事件が起きた。今度は松宮が疑われてしまう。私怨かライバル業者の罠か? 建設業界の裏側を鋭く描く本格推理! -
刑事・道原伝吉の活躍を描く。山岳ミステリー、7篇
短い夏も終わり、例年より早い雪に見舞われた北アルプスで『赤岩ヒュッテ』の管理人、溝口由吉が何者かに殺された。豊科警察署の刑事・道原伝吉が捜査にあたる。そして遺体の近くで発見された一本のピッケルから事件には意外な怨恨の線が浮び上がる。(「遭難遺体の告発」)自然の脅威と様々な思いを秘めて山に登る人間を描いた7篇の傑作短編集!ほかに「断崖の始発」「呪われた斜面」「蒼いガレ場」「共犯の沢」「飛騨泣き」「裏木曽以来」。
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事故か陰謀か…道原伝吉刑事、大苦戦。本格推理
10月下旬、北アルプス上高地――。映画『黒い断崖』のロケ中、ヒロイン北川由希のおもちゃのはずの拳銃から実弾が発射された。相手役の有島竜二は即死、殺人容疑は由希をはじめとして、撮影現場にいた全員に向けられた。長野県豊科署の刑事・道原伝吉は早速、事件の背景を探ったのだが……。復讐か? 陰謀か? 事件演出の犯人は深い謎に包まれていった――。巧妙な山岳トリックを駆使して描く、本格ミステリー。 -
雄大な自然と人間の犯罪。山岳ミステリー、7篇を収録
木曾駒ヶ岳はこの冬二度目の雪をかぶって朝陽に輝いていた。栗本三奈子は銀行強盗の人質として、山で一夜を明かした。翌朝、解放された三奈子を待っていたのは夫の冷たい態度だった。この事件をきっかけに、三奈子と逃亡した犯人の人生の歯車が狂い始めていたのに気が付いた者は誰もいなかった。表題作ほか「無名沢」「赤い崩壊地」「下山近道」「地獄への縦走」「奥又白谷」「魔性の尾根」を収録。山岳サスペンス・ミステリー傑作短編集! -
上高地を舞台に私設救助隊の活躍を描く、山岳ロマン
毎年、山で遭難し命を亡くす人は後を絶たない。様々な問題点を抱えている救助活動に疑問を持った若者がなにげなくいった。「私設の救助隊を作ったらどうか?」。山を純粋に愛する男たちの熱い血が騒いだ。頼もしい山男たちが次々に集まってきた。地元の人々の協力と反発の中で発足した私設救助隊の活躍が始まった。人は、救助隊を“イエローリボン”と呼んだ。次々と危険な任務を果たしてゆく山男たちの姿を描いた感動の長編山岳ロマン。
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