『文芸・小説、冒険小説・ハードボイルド』の電子書籍一覧
361 ~420件目/全566件
-
砂礫に投げ出された体、傍らにある突撃銃AK47、残骸となった軍用ヘリUH‐1ヒューイ…一体、何が起こったのか? RASDのポリサリオ戦線に軍事訓練を施すため招聘された傭兵の檜垣耀二は、敵対するモロッコ秘密警察に拉致され、訊問を受けたらしく記憶を失っていた。機体に残されたアタッシェケースの中身……政治的にも軍事的にも機密情報とは見えぬ謎の書類を巡り、闘いが始まる。
-
家族をこよなく愛する小泉は中堅の商社に勤める平凡なサラリーマン。彼は、土地売買の極秘巨大プロジェクトを立ち上げた。必死の思いで進めた仕事のメドがたったある日、計画を知るという謎の不動産屋から呼び出される。彼を待っていたのは暴力団だった。家族を狙うという脅しにも負けず敢然と立ち向かう小泉だったが……。容赦ない暴力とせつない愛が交差する中島らもの遺作バイオレンス小説。
-
空手選手としての生命を断たれ、杖をつき、整体院を経営する私は、深夜突然何者かに襲われた。患者のひとり劉昌輝に紹介された空手選手・星野を施術した帰りだった。翌日、警視庁捜査一課の部長刑事・赤城がやって来た。劉の手下が殺害されたという。劉は横浜に本拠地を持つ中華レストランのオーナーだが、裏社会の大物でもある。前夜の襲撃と関係があるのか?見えない敵に向かう男の孤独な闘い。
-
過去に秘密を抱えた法律コンサルタントが闇社会を切り裂く! 傑作ピカレスク・ハードボイルド。
東京地検特捜部の検事だった千本木創は、二年前、大物財界人が絡む大がかりな贈収賄事件の捜査に当たり複数の刺客に襲われ、逆に相手の男たちに大怪我を負わせてしまう。実刑こそ免れたものの、傷害罪で起訴され、退官に追い込まれてしまった。千本木は、それ以来、法律コンサルタントとして細々と暮らしているが、しかし、それは表の顔にすぎない――。その素顔は、悪人どもから巨額の金を脅し取り、私的に裁く、凄腕の「潰し屋」なのだ……! ピカレスク・ハードボイルドの傑作! -
赤坂の高級料亭近くで、二億円の闇献金が強奪された。極秘捜査に当たった鑑識課員の刀根は、弾丸に残された旋条痕から、精巧な密造銃による犯行と睨むが…。銃製造に命をかける男の妄念と、銃を憎む男の執念がぶつかる、著者会心の傑作推理!
-
客の罵声を浴びながらリングに転がる。八百長ボクシングで金を稼ぐおれは、トレーナーの野倉と大型ワゴン「オデッセイア」でアメリカ大陸を漂泊中、ベトナム帰りの二人のプロレスラーと合流。イラン人への手紙をマイアミに届ける過程で、パーレビ国王の隠し財産を巡る闘いに巻き込まれていた。CIAやモサド、マフィアと闘う一匹狼達の群れ。痛快冒険小説。
-
14歳の少女を誘拐、強姦、殺害のうえ、身代金を要求した犯人を銃殺した元刑事・梅沢信介。殺人犯として服役。出所後、梅沢は抜け殻だった。酒浸りの彼に長崎県五島列島の小さな町の町長が、不審な事件の調査を依頼した。隠れキリシタンの島に到着した梅沢を待っていたのは、島民の敵意と、おどろおどろしい人間関係。そして、町長が撲殺され、さらなる殺人の連鎖が始まる。怨念と憎悪の連環が風光明媚な島に惨劇を……。佐藤浩市主演で2003年TVドラマ化。
-
復讐に燃えていたはずだった。そして、再挑戦するはずのでかいヤマ。五年の刑期を終え出所した藤堂は、落とし前をつけに伊豆下田へ。そこで、一人の女との出会いが藤堂の運命を狂わせて行く。情念に蝕まれ破滅へ向かう男を描ききった異色作! 2012年、若松孝二監督により映画化。
-
新興格闘技団体の合宿を依頼されたサバイバル・インストラクターの富臣竜彦。元陸上自衛隊のエリートで、幼い頃から修練を積む野見流合気拳術の使い手だ。極限状態の中、殴りかかってきた若手レスラーを一蹴した富臣に、武闘家としての片鱗を見た団体代表のスーパースター・神代の目が光る……。今野敏が描く痛快格闘技小説。(『闘魂パンテオン』改題)。
-
太田蘭三の代表作にして警察小説の金字塔!
奥多摩で発見された女の全裸死体。それが事件の始まりだった。北多摩署の香月功刑事は、女と死の直前に関係していたことから被疑者として取り調べを受けた。容疑を晴らすべく、香月は警察手帳を返上、〈顔のない刑事〉として捜査を開始した。だが、女の生前の足取りを追い、ある暴力団に接触したところ、香月は捕らえられてしまった。直後、白昼に第2の殺人が……!太田蘭三の代表作にして、警察小説の金字塔! -
警視庁の郷原力也に緊急指令が下った。来日中のロシア大統領令嬢が、乗客ごと乗っ取られた遊覧船に拉致されたのだ。しかも、人質の中には郷原と別居中の妻子がいる! 人質の安全確保と強行突入との狭間で揺れる郷原。北方四島返還が目的と言う武装集団の正体と真の狙いとは?
警視庁捜査一課極秘戦闘班は誘拐、テロ、凶悪事件などを叩き潰すのを任務とする。その班長・郷原力也警部に緊急指令が下った。来日中のロシア大統領令嬢が、乗客ごと乗っ取られた大型クルーザーに拉致されたのだ。しかも、人質の中には郷原と別居中の妻子がいる!一人また一人と惨殺されるなか、人質の安全確保と強行突入との狭間で揺れる郷原。北方四島返還が目的と言う武装集団の正体と真の狙いとは?圧倒的な迫力で描くサスペンス巨編! -
秀吉軍に挟撃された知将・佐々成政は絶体絶命の危機に陥った。存亡を賭けた“厳冬の飛騨超え”を決行。雪と氷の地獄に挑んだが、自然の猛威の前に兵たちは次々に倒れた。が、この無謀ともいえる雪中行の背後には、驚天動地の陰謀が隠されていた……。
-
男たちは体を張って闘う。誰かを、何かを守るため――。刑事と暴力団員として再び出会った空手のライバル。その最後の勝負を描く『花道』、新興流派のフルコンタクト空手に、伝統空手の誇りをかけて挑戦する男を描いた『空手道・内海道場』、少女を食い物にする芸能界の売春組織に、スタントマンの憤激の拳が炸裂する『血と埃のバラード』……。著者会心の8編を収録した短編集、待望の文庫化! 男と男のプライドをかけた熱い闘いが始まる!
-
精神(サイコ)ダイバーとは人間の頭脳に潜入し、その秘密を探り出す特殊能力を持つ超戦士である――文成仙吉、美空、九門鳳介ら精神ダイバーが空海の秘宝を巡り、謎の獣人と巨大な陰謀に立ち向かう。
アクションとエロティシズムの奔流で空前の大ベストセラーとなった『魔獣狩り(サイコダイバー・シリーズ)』全12巻を1冊にまとめた合冊版!
【収録作品】
『魔獣狩り・淫楽編』
『魔獣狩り・暗黒編』
『魔獣狩り・鬼哭編』
『魔獣狩り外伝・聖母隠陀羅編』
『美空曼陀羅』
『魔性菩薩』(上)(下)
『魍魎の女王』(上)(下)
『黄金獣』(上)(下)
『呪禁道士』 -
塩路市は悪名高き二大暴力団・黒石組と花竜会が激しく抗争を繰り返す新興地方都市である。市政は麻痺し、市民生活は危険にさらされていた。警視庁特別監察官・滝田一郎に下った命令は「塩路市を監察せよ」というものだった。それは射殺も含め、手段・方法を選ばず、超法規的行動を認められた非情捜査を意味していた。塩路市の利権をめぐる両組の対立抗争には市警察も絡んでいるらしく、滝田は地元警察と暴力団の警戒網を突破して現地潜入を果たしたが…異才飯干晃一が放つハードアクションの白眉!
-
「夫を愛しているの」その依頼人は、昔愛した恋人だった。キャバクラの女と一緒に会社の金を持ち逃げした夫を捜してほしいという。なんという役回りだろう。そんな夫でも、臆面もなく「愛している」と繰り返す女に呆れつつ、わたしは問題のキャバクラに出かけた。だが、そこでわたしはキリエという名の、完璧な美少女に出会った……。新感覚ハードボイルド。
-
牧野と朝比奈は、警察学校在学中からの親友だった。牧野は父の病のため、今では家業を継いでいるが、信金の支店長から、模擬訓練を行いたいので強盗犯を演じてくれないかと信金の支店長に依頼された。経営に苦しむ牧野は謝礼ほしさに協力したが、実際に現金が紛失してしまう。一方本多は、手入れで知り合って不倫関係にある娘との情事に……。連続刊行第5弾。
-
渋谷署地域課の羽村巡査が装備一式を奪われ、凍死体で発見された。捜査本部は本庁の久我公太巡査部長に、刑事課強行犯第一係の辺見敏隆警部補とコンビを組むよう命じる。久我は伝説の刑事の相棒となることを喜ぶが、辺見はある事件をきっかけに、まったく人を寄せつけず…。連続刊行第4弾!
-
唐獅子牡丹のモンモンを背負う若き組長、ひょんなことからクラブ対抗水泳大会に駆り出された。だが泳ぎの得意な組長は、最中とんでもない事件に呑み込まれ、命と身体を張ることに…!現役アナウンサーのデビュー作は、愉快痛快の傑作青春小説。
-
警察小説の名手、新たな挑戦。孤独な3人の若者と孤高の警視正――命をかけた潜入捜査が幕を開ける!
家族を何者かに惨殺された過去を持つタケルは、クチナワと名乗る車椅子の刑事に、極秘の捜査チームへ誘われる。早速、“本社”と呼ばれる組織が麻薬売買目的で企画する音楽イベントへの潜入を命じられたタケルは、会場で二人の若者――中国残留孤児三世としての鬱屈を抱えるホウ、復讐のためイベント企画者の恋人を演じる美少女カスミ――と出会う。孤独な潜入捜査班の葛藤と成長を描く、エンタテインメント巨編! 解説・小島秀夫
※本書は小社より二〇一〇年十二月に刊行された『カルテット1 渋谷デッドエンド』『カルテット2 イケニエのマチ』を文庫化したものが底本です。 -
内戦の続くサラエボを訪れた若きジャーナリスト・柴田は、セルビア兵から英雄的傭兵である“シンゲン”という日本人の存在を知らされる。足取りを追いかけ、メキシコの紛争地帯でようやく“シンゲン”に出会った柴田は、危険を顧みず行動を共にする。戦いとは無縁の日本に生まれながら「生きるために戦う」と言い切る天才的傭兵に柴田の胸中は。
-
大型旅客機の墜落から16年後の夏――大惨事の背後に隠された謀略の存在が浮上した。折しも、事故に深く関わったと見られる北朝鮮の女工作員〈由沙〉が東京に出現し、にわかに防衛庁、米軍、北朝鮮、さらに正体不明の男たちが暗闘を始める。時を同じくして、墜落で母を亡くした遺児恭祐の身辺も激変した。新任保護司の異常な介入、不審なビル火災、ついには父浩太朗が何者かに殺された! 外務省内の抗争も絡んだ三つ巴の諜報戦を、最後まで踊り続けるのは誰だ?
-
21世紀後半、世界は相変らず血と硝煙に満ちていた。レッド・アメリカと呼ばれる地帯で起きた事件では、反政府ゲリラ、政府軍、米空挺部隊、米陸軍特殊部隊と敵味方の区別なく死体の山が築かれた。死体の中には、腕や脚は勿論、首のないものもあったという…。そんな折り、イランの首都テヘランで、一匹狼の殺し屋シド・アキヤマに接触した男がいた。日本の内閣官房情報室の黒崎と名乗る男は、シド・アキヤマに四人のテロリストの殺害を依頼する。レッド・アメリカの惨殺事件は彼らの仕業なのか? 闘いは始まった。
-
興信所の調査員・高倉圭介は中国地方の山奥にある赤猿温泉郷に赴いた。この鄙びた温泉に帰ってきた曰く付きの男「薮枯らし純次」の監視を依頼されたのだ。村人たちは何を怖れているのか? 村の歴史に纏わる秘密とは何か?官能的な旋律が村に響き、第一の殺人事件が発生。そして、次々に血腥い事件が起り、高倉は次第に、閉鎖された村で、瘴気ただよう闇の狂気にとりつかれてゆく…。
-
真田幸村に奇策あり!
優れた忍びを探していた霧隠才蔵は、天賦の才を持つ猿飛佐助を見いだした。才蔵が仕える真田幸村は、忍びとしての佐助を評価し、自らの配下に加える。関ヶ原の後、紀州九度山に配流されていた幸村は、密かに徳川家康への爪を研いでおり、忍びの者を九度山に集めていたのだ。佐助の他、筧十蔵、根津甚八、三好清海、望月六郎ら腕利きの忍びも集結した。服部半蔵党は、蘇りの術を駆使して真田の忍びを翻弄。佐助は、天地に張りめぐらされた鋼の糸を自在に渡って、敵斬殺をもくろみ、九度山は凄絶な闘争の場と化す。一方、徳川家康の目的は、真田家の有する奇怪な技術であった。真田は密かに、闇の一族より、連射する鉄砲などの技術を授けられていたのだ。真田と徳川の暗闘、真田十勇士と服部党の死闘の行く末はいかに――。関ヶ原後から大坂冬の陣へ、史実と伝奇が交錯する戦国活劇。 -
飛騨山系。登山ルートを大きく外れた原生林の中に、銃音がこだまする。予期せぬ敵の出現に、シド・アキヤマは苦戦を強いられていた。誇り高き歴戦の傭兵である彼の、今の仕事は「ミュウ」の名で呼ばれる人々の抹殺だった。彼等を追う「狩人」アキヤマの前に現われた、強力な敵の正体は? 彼が狙う「ミュウ」とは一体、何者なのか?そして明らかになる、恐るべき国際陰謀の全容とは…。西暦20XX年、レトロウイルス流行後の世界を舞台に、プロフェッショナルな男達の、命を賭けた激闘が今、始まる! 圧倒的パワーで迫る、近未来格闘アクション。
-
【第11回大藪春彦賞受賞作】俺、28歳。金もなけりゃ、女もいない。定職にも就いてない。同い年の喜彦とつるんでは行きつけのバーで酒を呑み、泥酔したサラリーマンから財布を奪ったりしてはソープランドへ直行する日々。輝いて見えるものなど何もなかった。人生はタクシーに乗っているようなもので、全然進まなくても金だけはかかってしまう。そんな俺たちに今日も金の臭いがするトラブルが転がり込む。
-
精神(サイコ)ダイバーとは人間の頭脳に潜入し,その秘密を探り出す特殊能力を持つ超戦士である――文成仙吉、美空、九門鳳介ら精神ダイバーが空海の秘宝を巡り、謎の獣人と巨大な陰謀に立ち向かう。アクションとエロティシズムの奔流で空前の大ベストセラーとなった『魔獣狩り(サイコダイバー・シリーズ)』の第1弾、ついに登場!
-
夜の福岡空港に一機の垂直離着陸機が緊急着陸した。対馬沖にいるソ連太平洋艦隊の旗艦アクチャーブリの艦載機だ。日本海で何が起きているのだ?一人のルポライターがそこで恐るべき光景を目撃した。一方、緊迫する最高国防会議は極秘に強行攻撃を決断。攻撃隊員たちは絶望的な戦闘に突入していく…。
-
筑波研究学園都市の〈高エネルギー研究所〉が謎の武装軍団に占拠され、途方もない要求が突きつけられた。「林彪を引き渡せ!」――'71年にモンゴルで死んだはずの中国要人が今なぜ?政府はアクチャーブリ突入後、奇跡の生還を果たし反逆の戦士となった南一勝に軍団壊滅を命じた。だが南は当の軍団からも誘われていた!
-
江戸の怪事件、科学の力でご明察!
品川沖に突然海坊主が現れたという。続けて仙台堀では河童も出た。若き蘭学者岩永淳庵は辰巳芸者の豆吉とともに、騒動を解決すべく推理をめぐらせるが、そこには驚きの真相が隠されていた……表題作ほか、江戸の町で起きた難事件、怪事件を当時の最新科学知識・蘭学を駆使して謎を解き、さらに江戸の外まで冒険の旅に繰り出す痛快時代ミステリー! -
県警の相次ぐ不祥事で警察への信頼が揺らぐなか、横浜市長は「犯罪のないクリーンな国際都市」を旗印に、地域密着型の自治体警察を復活させた。治安の悪い危険なエリア天国区は別名〈ヘブンズスラム〉と呼ばれ、貧困と暴力に支配されている。管轄するのは横浜市警第3分署。殉職率の高さと地名をかけて、ここへの異動は刑事たちの間で「天国行き」と囁かれていた。警察小説、堂々開幕!
-
エリートvs叩き上げ
隠した扱いされたベテランの刑事魂が炸裂!
人材派遣会社社長の撲殺体が発見された。大崎署の不破警部補は、部下の真崎巡査長と捜査を開始。捜査本部が設置され、不破と真崎は出張ってきた本庁捜一強行犯捜査第六係の警部補たちとそれぞれコンビを組まされることに。不破は、エリート意識が強く所轄を見下す本庁組が鼻持ちならずに…。本庁と所轄署の争いを描く! -
反対する祖父を殴り倒して日本に出稼ぎに来た、日系ブラジル人マーリオ。しかし希望は裏切られた。低賃金で過酷な労働を強いる工場から抜け出し、今は風俗嬢の送迎運転手をやっている。ある日マーリオは、中国マフィアと関西やくざの取引の隙に、大金と覚醒剤をかすめ取ることに成功。怒りと絶望を道連れに、たった一人の闘い──逃避行がはじまった! 第1回大藪春彦賞受賞作品。[解説/村上貴史]
-
僕の貞操が奪われちゃう!?
男たちの前に現れた美女は女神か、悪女か――。荒れ果てた無人島に、ある財閥の人物によって居住地が整備された。賃貸契約の条件は「童貞であること」――。童貞のみが住むことを許された、童貞の聖地。そこは童貞男たちの楽園となった。楽園はもちろん女人禁制である。そして女性と関係を持ち、初体験を済ませた者は住む資格を失う。しかし、島の外に出かけた住人に突如出会いが訪れる。気弱なサラリーマン・土田康志は妖艶な年上美女・瑠璃子と、アニメオタクの青島浩司は天真爛漫なロリータ美少女・彩芽と、そして実姉に憧れて女装する青年・佐久間優希は清楚で美しい比呂美と……。豊満な女体を前に、彼らは童貞の誇りと居住権を守れるのか? 名手が描く性春サバイバル官能。 -
軍需企業の開発拠点がロケットランチャーで爆破された。不可解なテロ事件解明のため、防衛省情報官・伊吹司(い ぶき つかさ)はチーム「ラバーズ」に召集される。ラバーズとは国家的危機に際し、公安、警察、防衛関連の各機関から精鋭を集め事案にあたる、民間の超法規特務機関だ。事件を追う伊吹の前に謀略と昭和戦史の闇がたちはだかる。日本の過去と現在を問う軍事謀略シリーズ第一弾!
-
「おれは殺(や)っていない!」
犯人を射殺してしまった元SPの別所は酒浸りになり、生活安全課勤務となった。ある日、警視庁人事一課 監察室の矢代から、盗品横領の疑義がかけられていると知らされる。まったく身に覚えがないが、ロッカー からは別所の指掌紋が付着した証拠品が次々と見つかり……。指名手配された刑事の孤独な逃亡劇。
SP時代に正当防衛とはいえ、テロリストを射殺し、人殺しの罪悪感に苛まれている別所雄也。現在は上野署生活安全課の警部となり、やさぐれた日々を過ごしている。酒におぼれ、妻子とは別居中。そんな転落人生に追い打ちをかける事件が……。部下の土屋隆直巡査部長が絞殺されてしまったのだ。そして凶器の革紐から検出されたのは、別所の指掌紋。何者かの罠だった。殺人犯として指名手配された別所は、無実を証明すべく逃亡操作に奔走する。再起すべきときはいま! -
大谷シルクロード探検隊――明治末期、研究踏査のため同地に派遣された探検隊である。ひょんなことから隊員の手記を入手した大学教授・古賀はそこで、楼蘭に恐るべき秘密が隠されていたことを知る。そして手記の存在が明らかになるや、時代を超えた魔手が古賀を狙い始めた!
-
東京地検のエリート検事・杜丘冬人は、新宿駅の雑路で突然、女性から強盗強姦犯人だと指弾される。濡れ衣を着せられたその日から地獄の逃亡生活が始まった。自分を罠に陥れた者は誰なのか。怒りだけが彼の支えだった。巨匠の最高傑作長編! 高倉健主演映画原作。
-
首都・東京を48時間で制圧する!――深夜、正体不明の三人の男が突如、破壊活動を開始した。東京証券取引所、築地中央市場を擁し、新幹線を含む交通大動脈の走る日本の経済・情報・生活の心臓部・中央区を、彼らは集中的に攻撃し始めたのだ。男たちの目的と正体は? 苦悩する政府・警察首脳。首都に戒厳令の布かれる時が迫っていた…!
-
俺たちが揃えば誰にも負けない。互いの“力”を信頼し合う自衛官の入江とヤクザの坂爪。ある日、坂爪が結婚すると言う。さらに、ヤクザから足を洗って中国に永住するのだと。これを機に離れた二人だったが、約一カ月後、坂爪の携帯から入江へ一通のメールが届く。急遽中国へ向かう入江。だが、そこはすでに戦場と化していた。二人の運命が交錯したとき、血なまぐさい暴力の連鎖が始まる!
-
刑事・保月の発見した金塊をきっかけに男二人、密輸組織との戦いが始まる! ハードボイルド・アクション!
香川の田舎刑事・保月直昭は瀬戸内海でダイビング中に二億円相当の金塊を発見した。保月は金塊の主は密輸組織だと睨み、友人の森戸と共に組織を壊滅させて中央に抜擢されることを夢みるが逆に組織に海底へ沈められそうになる。妻を誘拐され性交奴隷にされた保月は、復讐の鬼となり、組織の中枢に迫る。 男の闘いと友情の世界を描く、ハードボイルド・アクション! -
この男たちに泣け。
無骨で不器用だが、人生の情を知る愛すべき男たち。仲間を売る『卑しき道』を歩む監察官、悪党から鮮やかに金を奪う詐欺師、雨の酒場で一夜ブルースを奏でる見知らぬ男……故風間一輝の傑作ハードボイルド短篇集。 -
アドルフ・ヒトラーが怖れ、求めた伝説の飛行物体・凶鳥(フッケバイン)とは
1945年。敗色濃厚な、ナチス・ドイツ。ヒトラーの元に、謎の飛行物体が撃墜されたという情報が入る。それこそが、「地球外の飛行物体」と怖れられたフッケバインであった。回収を命じられた兵の前に現れた物は! -
純情と反骨を抱え、男たちはいく――。傑作長編ハードボイルド!
殺人罪の時効は十五年。もうまもなく時効が成立する男が、いまお前たちの目の前にいる。俺だよ――私立探偵の室井。横浜の養護施設新設を計画したら、周辺の住民から反対運動が起こった。しかも牧師や信者にまで嫌がらせが始まったという。調査を依頼された室井はその背景を洗い出していくが……。池袋のさびれた裏通りにある古アパートの住人たちの人生を中心に据えた“風間ワールド”シリーズ。不器用だけれど、どこかいとおしい男たちを描いた傑作長編ハードボイルド。 -
残忍な連続テロに鳴海・神谷の敏腕刑事が挑む。大量虐殺の犯人を追え!
……く、苦しい……。突然数百もの人々が、激しいめまいと嘔吐に襲われ、折り重なって倒れた。それはまさに地獄絵の出現であった! ――関門トンネルで起きた青酸ガスによる無差別殺人。犯人は政府に五十億円を要求したが、政府はこれを拒否。そのために犯人は、青酸ガスで地下鉄を襲い、さらに、日本の全刑務所開放を要求してきた……。犯人を必死に追跡する特捜部の鳴海・神谷の両敏腕捜査員と、それを嘲笑うかのごとく大量虐殺を繰り返す残忍無類の犯人。スリリングに展開する、アクション・ハードボイルドの傑作。 -
心より金、愛よりセックス!欲望だけに生きた鬼畜、戦慄の叫び!
警視庁捜査4課在籍中、重山利行は、ある殺人事件の背後に大物政治家が関与していることを掴んだ。彼と共存共栄の「紳士協定」を結び、不動産業に転身した重山は、己の欲望の赴くままに凶行を重ね、セックスに明け暮れていく……。7名の男女を殺害した男の壮絶な生を。赤裸々な独白体で描いた問題作! 1992年刊の廣済堂文庫の改装版。 -
最強と謳われる陸上自衛官・真田聖人の妻が斬殺された。妊娠六ヵ月、幸せの真っ只中だった。加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。この国の法律は真田の味方ではなかった。憤怒と虚無を抱え、世間から姿を消した真田は復讐を誓う。男は問う--何が悪で、何が正義なのかを。本物の男が心の底から怒りをあらわにしたその瞬間……残酷で華麗なる殺戮が始まった!
-
人生最悪のディナーへようこそ。
私たちを招いたのは誰? 殺人ディナーの謎を解け! 金持ち整形外科医・天本圭に誘われて瀟洒なスペイン料理レストランを訪れた女・深月。店には品のいい老夫婦と、深月のあとに入ってきた男性客が一人。天本と深月がワインで乾杯をし、タパスを口にしはじめて間もなく、甘く穏やかな空気が一瞬にして戦慄に変わる。突然「こんな所に呼び出して、いったい何の用だよ!?」と男性客が暴れ出し、客たちの前で、店の主人が自分の首を切る。「あなたもサバイバーですか」という謎の言葉を遺して。やがて客たち全員を巻き込んだ「死」のゲームが始まりを告げる。この店に客を招いたのは誰なのか。そして究極の選択を迫られた人々の運命は!? 驚愕のサスペンスホラー! -
これが本物の「忍」だ!
剣豪に転職? 黒船にスパイ? 服部半蔵ご乱心? これが本物の「忍(しのび)」だ! 史実だから面白い!練達の筆致で描く傑作歴史小説集! 闇から闇へ――のはずが歴史の表舞台に現れた忍者の真実の姿とは!? 「現実の忍者は諜報活動の他にテロ・ゲリラ戦・偸盗のプロであり、その働き振りは決して誇れるものではなく、一般の武士たちは長く彼らを卑賤視し続けました。本書では多少なりとも史料に残る忍者たちをとりあげています。が、色も匂いも無く、闇から闇へ消え去ることを理想としてきた大多数の忍者にとって、名を残すということは決して褒められた行為ではなく、本書に登場する人々はいわば「落第忍者」のうちに入るのではないか、と思っています」――著者「あとがき」より -
時代エンタメ×歴史経済小説の融合
甲州の隠し金で大逆転を狙え! 甲府、江戸、横浜、富岡製糸場……。信玄ゆかりの金貨争奪戦の行方は!? 最後の甲州金、お前らには絶対に渡さぬ! 幕末、甲府勤番士の幕臣・高木東助は、城に眠る数千両の甲州金を、攻め寄せる官軍から守りぬくため、秘密裏に江戸の両替屋へと運び込む。しかし、次々と金を狙う刺客が現れ東助たちに襲いかかる。幕府再興を期して忍従の日々を送るが……時代に翻弄された男が戦いの果てに見出した人生の活路とは!? 「莫大な甲州金を手にした主人公がどのように幕末・維新を乗り超えたのか、彼とともに時空を超えて歩み続けて戴けたなら、著者として望外の喜びである。」――著者「あとがき」より -
代議士、厚生官僚、介護用品メーカー、介護施設経営者。福祉・介護の美名のもとに利権を求めて群がるハイエナたち。その陰で暗躍するブローカー。さらに凄惨な殺人が…。警視庁捜査一課の辣腕刑事・一条寺祐介が錯綜する事件の真相に迫る。
●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。 -
新妻が刺殺された。靴跡と被害者の体内から検出された血液型から、最近起きた、別の連続殺害事件と同一犯と睨んだ成瀬警部は単独で捜査を始める。しかしそこへ、犯人らしき男がマスコミに犯行声明文を送りつけてきた! 連続殺人犯と一匹狼刑事の、息詰まる攻防を描く傑作警察小説の文庫化!
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。