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『文芸・小説、文藝春秋、1円~、2週間以内』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • 少女たちの知られざる戦争体験

    日露戦争30周年に日本が沸いた春、その女の子たちは小学校に上がった。
    できたばかりの東京宝塚劇場の、華やかな少女歌劇団の公演に、彼女たちは夢中になった。
    彼女たちはウールのフリル付きの大きすぎるワンピースを着る、市電の走る大通りをスキップでわたる、家族でクリスマスのお祝いをする。
    しかし、少しずつでも確実に聞こえ始めたのは戦争の足音。
    冬のある日、軍服に軍刀と銃を持った兵隊が学校にやってきて、反乱軍が街を占拠したことを告げる。
    やがて、戦争が始まり、彼女たちの生活は少しずつ変わっていく。
    来るはずのオリンピックは来ず、憧れていた制服は国民服に取ってかわられ、夏休みには勤労奉仕をすることになった。
    それでも毎年、春は来て、彼女たちはひとつ大人になる。
    ある時、彼女たちは東京宝塚劇場に集められる。
    いや、ここはもはや劇場ではない、中外火工品株式会社日比谷第一工場だ。
    彼女たちは今日からここで風船爆弾を作るのだ……。

    膨大な記録や取材から掬い上げた無数の「彼女たちの声」を、ポエティックな長篇に織り上げた意欲作。
  • 1,599(税込)
    著:
    加納愛子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    人気お笑い芸人、初の中編小説集

    柚木麻子さん絶賛!
    「勇気を出して誰かの心にふれてみた時の手触り。心にさわられた時のかすかなざらつきと温度。どうしてこんなに思い出させてくれるんだろう。この本がどうしようもなく好きだ。」

    人気お笑い芸人にして注目の著者の初の中編小説集。

    「黄色いか黄色くないか」
    高校生の頃からお笑いに魅せられて、お笑いライブハウスに就職した主人公・唯(ゆい)。ある年末年始、賞レースが集中して芸人の悲喜こもごもが色濃くあらわれる、その季節に繰り広げられる、華やかな「笑い」の舞台裏の人間ドラマに迫る。

    「かわいないで」
    高校の日本史の授業中、千尋は必死に耳を研ぎ澄ます。隣席の香奈美がひそひそ声で後ろの席のふたりに語る、昨日のデートの一部始終に。千尋がどうしても聞きたいのは、聞き手の透子から香奈美に放たれる「かわいないで(笑)」という絶妙な相槌の一語なのだ。誰もが覚えのある、教室内で織りなされる関係の機微を見事に浮かび上がらせる。
  • 1,901(税込)
    著:
    伊吹有喜
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    どうしてなんだろう――
    それでも人はつながろうとする

    高梨家の一人娘・真奈が婚約者の渡辺優吾を連れて実家に来た。優吾は快活でさわやか、とても好青年であることは間違いないが、両親の健一と智子とはどこか会話が噛み合わない。
    真奈は優吾君とうまくやっていけるのか? 両親の胸にきざす一抹の不安。
    そして健一と智子もそれぞれ心の中にモヤモヤを抱えている。健一は長年勤めた会社で役職定年が近づき、最近会社での居心地が良くない。週末は介護施設の母を見舞っている。将来の見通しは決して明るくない。
    智子は着付け教室の講師をして忙しくしているが、家で不機嫌な健一に辟易している。もっと仲のいい夫婦のはずだったのに……。

    娘の婚約をきっかけに一家は荒波に揺さぶられ始める。
    父母そして娘。三人それぞれの心の旅路は、ときに隔たり、ときに結びつき……
    つむがれていく家族の物語。

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