『文芸・小説、集英社、角田光代』の電子書籍一覧
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いつのまにかなくなったもの、というのが、人生にはたくさんある。たとえば、赤ん坊のときに好きだったぬいぐるみ。水玉模様のかさ。初めてできた友だち。恋とは気づけなかった幼くてまばゆい初恋……。松尾たいこの彩り豊かなイラストから角田光代が紡いだ5編の小説には、そんな愛しくてなつかしい記憶がぎっしり。人生の出会いと別れをこまやかに綴った、せつなくもあたたかい作品集。
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結婚、離婚、新たな出会い…揺れる30代男女。年下の彼と暮らす充留(みつる)のもとに、学生時代からの友人夫婦の離婚パーティの案内状が届く。仲間たちとの再会をきっかけに、恋愛模様が錯綜し…30代男女の揺れる心理を描く大人の恋愛小説。
8歳年下の彼氏と暮らす充留は、ある日、大学時代からの友人夫婦の「離婚式」に招かれる。昔の仲間が集まるそのパーティで、充留は好きだった男と再会するが、彼は人妻になった麻美とつきあいはじめ…。出会って15年、10代から30代へと年齢を重ねた仲間たち。友情、憧れ、叶わなかった想い――再会をきっかけによみがえるあの頃の記憶と、現在の狭間で揺れる姿を描く、大人の青春小説。 -
胸を揺さぶられる、母と子の物語。突然海外に移住した母親に苛立ちを覚える娘。20年以上会わない母に詐欺まがいの電話をかける息子。疎ましくも慕わしい母と子の関係を巧みに描く、ビターで切ない小説集。
「あなたはマザコンよ、正真正銘の」と妻に言われ、腹立ちまぎれに会社の女の子と寝てしまったぼく。夫より母親を優先する妻のほうこそ、マザコンではないのか。苛立つぼくの脳裏に、死の床から父が伸ばした手を拒む母の姿がよみがえり…。表題作ほか、大人になった息子たち娘たちの、母親への様々な想いを描く作品集。疎ましくも慕わしい母と子の関係――胸がしめつけられる、切なくビターな8編。
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