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『文芸・小説、SF、飯野文彦』の電子書籍一覧

1 ~7件目/全7件

  • 私はある本を読んだことをきっかけに部屋を片付け始めた。不要なものを全部捨ててしまおうと思ったときに、段ボール箱から転げ落ちたのは、直径10cm、高さ15cmほどの缶詰。側面には「おのこの缶詰」と書いてあり、「使用法・ホルマリンに漬けてあるので、何か透明な器にうつして、鑑賞すべし」とも併記されている。思い起こすこと10年ぐらい前、仕事仲間との飲み会で、二次会へと向かう途中に出会った屋台で、半ば無理矢理に買わせられたものだったのだ。瓶を買ってきて、缶を開けて中味を移し替えてみるとそれは…。
  • 110(税込)
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    その夜、私は落語を聞くために三鷹へと足を運んでいた。会が終わり、駅へと向かった私は、帰りの電車で楽しむために、缶ビールや缶酎ハイを買い込む。三鷹駅でビールを一本開け、立川行きの電車に乗り込んで缶酎ハイに手をつける。すると、段々数が減っていく乗客の中に、恩人の先輩作家Nさんの姿を見つけた。しかし、実はNさんは半年前に病気で他界しているので、ここにいるわけがない。そうは思いつつも、あまりに似ているたたずまいに、酒の酔いも手伝って、思わず私は彼に話しかけてしまうのだが…。
  • 220(税込)
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    ある日、大学時代の友人山崎と居酒屋で飲んでいると、彼が木箱に入った茶碗を取り出した。趣味で骨董でも始めたのかと思いきや、近所の瀬戸物屋の百円均一で買ったものだという。山崎は、その茶碗にビールを入れて飲んでみて、もしわたしが、驚かなければ今日の飲み代を奢ってやるという。その言葉に背中を押され、古びた茶碗でビールを一気飲みすると、私の体に…。落語にある「はてなの茶碗」ならぬ、「欲情の茶碗」を手に入れ、淫乱地獄に堕ちたわたしは…。
  • すべての酒好きに贈る、緊迫の酩酊ホラーサスペンス

     爛れた神経を癒す唯一の方法が、私にとっての飲酒だ。私だけに見える“ヤツ”の存在から逃れるため、私は痛飲せざるえない。ヤツは、殺人を、その罪を、すべて私に押しつけてきたのだ。
     或る日、ヤツの暴力に怯え、酩酊を繰り返す私の前に、彼女が現れた。青葉と名乗った女は、私が怯えるものの姿が見えるという。唯一の理解者を得て、私の世界は変貌を遂げた。やがて、視界に入るものすべてが、とめどなく溶けだしていく…。

    ●飯野文彦(いいの・ふみひこ)
    1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • 垂れ流すアルコールとアンモニアの妄想の果てに

     自称・Bワン探偵の私が事務所兼自宅マンションで目にしたのは、新宿のピンクサロンで知り合った加奈子の死体だった。頚から下の皮を剥かれた遺体を部屋へ運び込んだのは誰か? 私の直感は、私をマンションの管理人へと導く。だが、遺体の処理は問題だった。私は、物言わぬ彼女の熱い想いに応えてやることにした。
     剥きたての桃にまぶされる自称・Bワン探偵の精液。私は彼女をユニットバスで洗い清めてあげることにした。立ちこめる蒸気の中、茹だった彼女の肉。そして、私の手には、包丁の白銀の輝き。それは地獄の始まりだった……。

     飛散する血液、ぶちまけられる精液、滴る愛液、におい立つ吐瀉物と大小便。
     エログロの極みを描き切った最下流文学の傑作が、ついに電子で復刊!

    ●飯野文彦(いいの・ふみひこ)
    1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • 495(税込)
    著:
    飯野文彦
    レーベル: ――

    自殺の名所・樹海の奥深くに隠された禁断の地

    「これまで人が行かなかった奥地に、新たな樹海が発見されたんだよ。まあ、奥樹海とでも言っておこうか」
     と言われたとき、売れない作家・佐久間正次は、さらなる不安を抱いた。怪奇雑誌の編集長・安東が依頼する取材先が、まさか、あの場所とは。だが、好条件であるのと“ある事情”からくる後ろめたさから仕事を受けた正次は、カメラマンの小沢と共に、樹海の中に分け入った。
     遭難の名所、自殺の名所として名を馳せているA樹海…。そこで出会った聞こえるはずのない声、見えるはずのないもの。それは失踪したはずの…? 現実を歪ませ、真実を顕わす“異界”とは。

    ●飯野文彦(いいの・ふみひこ)
    1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • シリーズ2冊
    495(税込)
    著:
    飯野文彦
    レーベル: ――

    読み進めるごとに、恐怖が増していく

    「ご自由にお持ちください。ただしいかなることがあろうとも、返本は不可。何が起ころうとも当店は一切責任を持ちません」
     怪奇作家・井之妖彦はある日、ぶらりと入った古書店のカウンターで一冊の本と出合う。黒い革張りの表紙、タイトルも何も記されていないその本には、店主による奇妙な但し書きだけが付いていた。いわくありげな文句につられた井之は早速その本を持ち帰り、最初の一話を読みはじめるのだが……。
     フランス綴じになったページを切り裂けば、そこは奇々怪々な世界。現実と虚構が交錯する不気味な短編の最後には、「それ以上読むな」という万年筆の書き込みが…。
     果たして「黒い本」の正体は何なのか? 黒い本の魔力にとりつかれた井之の運命は?

    ●飯野文彦(いいの・ふみひこ)
    1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。

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