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『ライトノベル(ラノベ)、くるみ舎、黒百合姫、1円~』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • シルベスタント公爵家のクロエは、社交界でも絶世の美女と評される容姿を持ちながら、乗馬をしたり拳闘を習ったりと、淑女らしからぬ快活な令嬢。今日も幼馴染のホーイエと軽口を叩きながら拳を振っていた。その様子に乱暴されていると勘違いした紳士が割って入ってきた。クロエの拳がきれいに決まってしまったせいで、失神した紳士。慌てて病院に連れていったクロエは、紳士が一時的に記憶喪失になったことを告げられ、紳士の面倒をみることに。名前も思い出せない紳士のハンカチに『D』のイニシャルが刺繍されていたことから、クロエは紳士を「ディー」を呼ぶことにした。惹かれ合う二人だったが……。
  • 幹本麻理恵、29歳。高校時代の仲良しグループ五人のうち、とうとう最後のシングルになってしまった。試しに婚活アプリに登録してみたものの、あまりの登録者数の多さに圧倒され、気持ちがくじけてしまう。退会しようとする麻理恵のもとに、『あなたにひとめぼれしてしまいました。結婚前提にお付き合いしていただけませんか?』というメッセージが届く。半信半疑でヒロと名乗る相手のプロフィールを見ると、会社を経営する美しい顔立ちの25歳。そんな人がなぜ私に? はじめはメッセージのやりとりから。有名レストランでの初めてのデート。よそ見をしないようにと二人は同時に婚活アプリを退会する。そして次のデートは麻理恵の幼馴染が俳優として出演する芝居を見に行き、彼が少し嫉妬したりと、距離を縮めていく二人。だが、まっすぐに気持ちをぶつけてくるヒロとは対照的に、麻理恵は慎重だった。この人が運命の人だったら嬉しい。それでも麻理恵はヒロとの出会いを手放しで喜べない。婚活アプリで知り合ったということも気になっている。女性なら放っておくわけがない彼ほどの人がなぜ私を? 麻理恵がヒロに訊ねると、ヒロは顔を赤らめながらようやく理由を話してくれた。それは……。
  • リリーには婚約者がいた。隣国の伯爵家の子息ビリード。親が決めた婚姻。まだ会ったこともないビリードではあったが、リリーは心の底から彼を愛していた。五年の間に交わした手紙から、互いを思いやり、互いの人柄を慈しみ、互いに結婚を望んでいることを確信していた。そんなリリーに悲劇が襲う。両親と兄が事故で亡くなり、リリーが侯爵家を継がねばならなくなる。祖父は縁談を破棄し、国内から婿を得ることを命じる。決まったのは騎士のブレッド。騎士職を捨ててリリーの夫になる道を選んだという。献身的に尽くしてくれるブレッドに、少しずつ心を開いていくリリー。ある日、王都で行われる舞踏会に出席したリリーは、偶然にも元婚約者のビリードに出会ってしまい……。

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