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『ライトノベル(ラノベ)、くるみ舎、長曽根モヒート』の電子書籍一覧

1 ~6件目/全6件

  • 水谷志穂は親の借金返済に追われていた。昼は事務員として働き、夜は夜勤のバイト。節約していて着飾ることにも興味がなかった。そんなある日、珍しく着飾って親友の結婚式へ参列した志穂は、優しそうな紳士と知り合い一夜を共にしてしまう。翌朝目覚めた志穂は、これ限りの関係だと連絡先も残さず逃げるようにホテルを去る。しかし二度と会うこともないと思っていた彼との再会は、予期せぬ形で訪れた。志穂の勤めている会社が買収され、買収先の社長がなんと一夜を共にしたあの男だったのだ。偶然に驚く志穂をさらに驚かせたのは、社長・伊高誠充からの呼び出しだった。誠充は別人のように冷たい態度で志穂に接し、強引に秘書に任命してきた。秘書経験などない志穂は断るが、誠充はそれを許さない。渋々秘書として働きだしても、誠充の態度は相変わらず。しかし、業務上とはいえ二人で過ごす時間が増えていくうち、志穂は誠充の態度に冷たいだけではない何かを感じ始め……。
  • 真面目な優等生として生きてきた25歳の佐々岐千佳は、大学の頃から付き合っていた彼氏に振られたことで自分を変えようと一念発起。ひとりで音楽フェスへ参加するも、初めて経験する会場の熱気に負け、体調を崩したところを華やかな容姿をした見知らぬ男性に助けられる。彼の穏やかな物腰と見ず知らずの他人だという気安さに後押しされ、千佳は彼氏に振られたこと、真面目一辺倒な自分を変えるためここへ来たことなどを話してしまう。彼は千佳の話を興味深そうに聞いた後、「また新しいことに挑戦するときは連絡して」と一枚の名刺を残して立ち去る。そこには、代表取締役という肩書とともに、西条怜司と彼の名前が記されていた。怜司にもう一度会いたいと思いつつも、その肩書に気後れしてしまった千佳は、連絡をすることもできず悶々とした日々を過ごす。しかし、思いがけない偶然により千佳と怜司は再会して……。
  • 金森明良は、日本海に面した歴史的風情溢れる観光地・調古井で生まれ育った。観光地といえど過疎化が進んでいる調古井市には、近々都心部から直通の新幹線が通る予定があり、明良の祖母が営む市内の商店街にある小さな土産物屋『かなもり』には立ち退きの話がきていた。思い出の場所がなくなることが耐えられない明良は再開発には断固反対だが、祖母を始め商店街の人々には半ば、諦めのムードが漂っていた。そんなある日、明良は出社前にたまたま立ち寄ったカフェで置き忘れられたスマートフォンを拾う。落とし主は見るからにこの土地の人間ではない、洗練された空気を全身から醸し出す男性。人の見た目に頓着しない明良が見惚れてしまうほど、とても美しい男だった。立ち退き話で陰鬱としていた心が少し晴れやかになったような気がして、偶然の出会いに感謝した明良だったが偶然は続くもので、仕事帰りに駅前を通りがかった明良はまたしても、今朝の男性と出くわしてしまう。二度目の偶然は怪しまれるのではないか、と一度はその場を立ち去りかけた明良だったが、困った様子の彼を放っておくこともできず、声をかけてしまう。住民のすべてが顔見知りのような小さな町ではなかなか起こり得ない、運命的な新たな出会いに胸を高鳴らせる明良だったが……。
  • 服飾ブランド・メーカーに務める茜は28歳。仕事熱心で面倒見のよい茜は、周囲からも頼りにされているが恋愛には奥手で、入社当時から憧れ続けている上司に思いを告げることはおろか、食事へ誘うこともできないままに歳月を重ねていた。そんなある日、茜は中途採用の新入社員・貴弘の教育係を任される。しかし貴弘は教育係など必要ないほど優秀で、茜が上司に憧れていることもすぐに見抜いてしまう。「相談に乗ってあげる」という貴弘の申し出に、はじめは乗り気でなかった茜だが、貴弘がくれるアドバイスは的確で、茜は徐々に貴弘に心を許し始める。貴弘のアドバイスのおかげで上司との距離が縮まり始めた茜は、ようやく食事の約束を取り付けるが……。
  • 中邑美咲は高校の同級生から、結婚式の二次会の買い出し手伝いを頼まれる。買い出し当日、待ち合わせ場所に行ってみるとそこには、通行人が思わず振り返るほど素敵な男性が……。しかも男性は美咲に気がつくと、「もしかして中邑先輩ですか?」と声をかけてきた。なんと彼は、美咲の高校の後輩、彗だった! 他の買い出しメンバーのドタキャンにより、二人きりでの買い出しがスタート。しかも彗は美咲に向け、「高校の頃、先輩のことが好きだった」と突然告白をしてきて……。
  • 気が弱く流されやすい性格の山咲ゆかりは、ある夜、強引な酔っぱらいに絡まれているところを見知らぬ男性に助けられる。お礼もできぬまま、名前も聞かずに別れてしまったことを悔やんでいた翌日、いつもより朝早く出社したゆかりは、昨夜助けてくれた慎之介と名乗る男性と再会することに。彼はゆかりの働くオフィスビルの清掃員だったのだ。その日以来、ゆかりは慎之介と会うためだけに早めに出社するようになる。柔らかな物腰と品のある動作、優しく整った顔立ち。そして何よりゆかりのことを理解し、ときに守りときに諭してくれる彼に、ゆかりは徐々に心惹かれていく。しかし、慎之介にはとても大きな秘密があって……。

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