『ライトノベル(ラノベ)、異世界系作品、香月しを、半年以内』の電子書籍一覧
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孤児院育ちのエイミーは不景気による就職難のなかで、
ちょうど募集していた吸血鬼への生贄になることを決める。
国の安泰のために吸血鬼へ捧げられる乙女として、
吸血鬼の棲む城に到着した彼女だったが、
そこで待っていたのは――
「間に合ってます」
いきなりの受け取り拒否だった!!
到着早々に城内からの立ち退きを求められたエイミーは、
このまま帰るわけにもいかない。
なにがなんでも生贄にならないといけない彼女は、
この状況を“気合”で乗り切るしかないのであった。
一方、それを見ていた吸血鬼のマーカスは……。 -
『自称空気の読める令嬢は、義兄の溺愛を享受する』に登場した執事モーガンと公爵令嬢ルルドの、周囲を巻き込んだスピンオフ作品。完全書き下ろしラブコメです。
「モーガン様、いますぐわたくしを攫ってお嫁にしてくださいませ」
思い詰めたような表情で告げられた公爵令嬢ルルドの言葉に、優秀な執事モーガンは目を見開いたまま固まってしまった。
モーガンは周りと髪色と瞳の色が違うことで浮いた存在として育った孤児だった。ある日、自分が大国の王子であると知ったが、捨てられたことには変わりないと鬱々とした気持ちで過ごしていた。そうして思春期を拗らせて不良の仲間入りをしていたが、新たに孤児院のオーナーとなった子爵夫人トリスタとの出会いにより執事の素質を見いだされ、即日孤児院を出ることを決意。トリスタの執事となるため真っ当な道を歩きだしたのだが、彼女は若くしてこの世を去ってしまったのだ。
『いい娘見つけて幸せになりなさいよ』
記憶の中の彼女がいつもそう言って笑っていたのを思い出し、彼女のような女なら考えてもいいかもなと感傷に浸るものの、なかなかそんな女性は現れるわけもなく、今日もモーガンは完璧な執事として務めを果たすのだった。
しかしトリスタの孫の親友である公爵令嬢ルルドがこともあろうか、身分を超えて求婚してきた!うまくかわし続けるものの、亡きトリスタが重なって見え、懐かしいと感じているうちに次第に惹かれていき……。
『自称空気の読める令嬢は、義兄の溺愛を享受する』に登場した執事モーガンと公爵令嬢ルルドの、周囲を巻き込んだスピンオフ作品。完全書き下ろしラブコメです。
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