『ライトノベル(ラノベ)、ファンタジー、C★NOVELSファンタジア、1円~、配信予定を除く』の電子書籍一覧
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異端審問官を求めて始まった新たな旅。探し当てたのは背の高い吟遊詩人。奇妙なしゃべり方のその男は記憶を操作し、禁忌を決めつける……。知りすぎたものの危険と孤独に立ち向かうフィリエルの心が世界を変えていく。大人気ファンタジー全8巻、ついに完結!
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荒野をわたる風が秋を告げる頃、天文学者の父と暮らす少女の前に不思議な少年が現れた。平穏な世界を揺り動かす突然の闖入者。ひとり己の殻にこもる少年ルーンにフィリエルはとまどう。だが、聖家族を祝う冬至祭の夜、閉ざされた心の扉が開き始めた……。幼い二人の運命の出逢いを描く四つの季節の物語。
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東の帝国ブリギオンが、亡国の王子を追って砂漠に侵攻!? 女王候補アデイルは、真相を探るため女学校の親友ヴィンセントとともにオアシスの国トルバートに向かう。異教徒と隊商の集うその街で少女と若き傭兵ティガが出逢った時、星明かりの下で白刃が閃いた。帝国の策謀を妨げられるか、アデイルの命がけの冒険が始まる。
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リィを王女に迎えたことで振り回される王宮の人々(王女誕生までの七日間)。
ウォルとリィの婚姻騒ぎに巻き込まれた服飾職人の苦悩(鷹は翔んでいく)。
バルロとイヴンが競い合い、ウォルのために選りすぐりの愛妾を紹介するが……?(国王の女難)
「公式ガイドブック」に掲載された三中篇に、シェラがスケニアに行くまでのエピソードを描いた書きおろし中篇「男の修行」、ウォル・ポーラの山の暮らしを描いたほぼ書きおろし短篇「嵐の後」を新たに加えた外伝集。 -
ある日ケリーが「結婚式をやらないか?」と言い出した。このありえない発言にジャスミンとダイアナはケリーが重篤な病気にかかったのでは? と疑いをかけ……。結局披露宴は敢行され、多彩すぎるゲストが宇宙のあちこちから集まった。現役連邦主席もいるし宇宙放論者や学生も市井の婦人まで、懐かしい顔が勢揃いしたのである。
「鈴木理華画集」に収録された中篇に加筆を加えた表題作の他、披露宴の後の新婚旅行の話が書きおろされた中篇集。 -
リィが天上世界に帰還して十年。再び訪れたデルフィニアの危機に、時空を超え“伝説の王妃”は故国に降り立つ。だが懐かしいデルフィニアの地に滞在したのはわずか五日。その短くも濃密な日々、リィや王妃を迎えた人々はどう過ごしたのだろう――。
「紅蓮の夢」では描ききれなかったエピソードを、「小説BOC」に連載された全十話に書きおろしの二話をさらに加えた連作短篇集。 -
全18巻をもって完結した〈デルフィニア戦記〉には、幻のプレ・ストーリーが存在する……。一部のファンに囁かれ続けた『グランディスの白騎士』を収録。
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前線で突如として戦闘が始まった。戦場と町中で事件が重なり、関係者もまた絡み合っていく。姿を消した人質。傭兵嫌いの雇い主がシャリースを雇った訳。殺人事件の犯人と暗躍するガルヴォの傭兵たち――謎の鍵を握るシャリースに危機が迫る。果たして、この難題を納めることはできるのか?
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後宮に招かれた春蘭は玄楽から逃れるため、皇帝の命を受け入れる。一方、春蘭を実の兄から守りきれなかった自らのふがいなさに苦しむ仲望は……。大人気中華ファンタジー完結。
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犯人たちはなぜ《テンペスタ》の特別区に侵入できたのか。ジャスミンとケリーの疑問はディアスの二代目社長だった男へと向けられた。しかも話は某軍事国家の片方まで繋がってしまった……?
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自分への罰として、自らを無間地獄に送った閻魔。そこは地獄の中でも最下層に位置する忘れられた場所。その事実を知った公弘は、閻魔を救い出すために、包公の手を借りて、無間地獄に向かったが、辿り着いた場所には地獄には存在しないはずの青空と、閻魔にそっくりな青年・小斌がいた。閻魔大王はどのように生まれるのか? 閻魔と公弘の因縁とは? すべての謎が明らかになる、ファンタジック・ホラー完結巻。
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命がけの泥棒競争を経て絆が深まったおれ“未来の大泥棒”ルウィンと、完全無欠の魔法使い、美少女剣士、役立たずの四人組。満を持して秘宝「異界の海」を盗みだそうとカジノに乗り込んだが、暗黒街の帝王アルディノの返り討ちに合う。宿敵“怪盗”レイドに助けられてやっとのことで逃げ出したが、すっかり心折れてしまった仲間はばらばらに。しょせんおれたちはなにもできないポンコツさ……ってこのままで良いのか!?
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ジャスミンに遠方から連絡してきたのは、惑星ブラケリマで整備士をしているガストーネだった。渓谷競走に参加した時、世話になった相手だ。この男の依頼を受けて、エルナト宙域にある飛翔機の開発工場《テンペスタ》に出向いたジャスミン・ケリー・ダイアナたち。ここでジャスミンが試験飛行を務めるのである。
しかしたとえ試験とはいえこの3人がかかわって、すんなり終わるはずがない。ブラケリマの大統領が絡む大事件が彼らの登場を待っていた!?
大人が主役の舞台が開幕――! -
カヤッキング、釣り、夏祭り……母校の七不思議が縁で出会った仲間と楽しい日々を満喫する諒一。だが、その間に七不思議は力を蓄え、害を為す存在に変貌していった。新しい仲間を助けるために、大好きなハトコとの日々を取り戻すために、そして守られるだけの自分を卒業するために。諒一は五年前の「記憶」と対峙することを決めて――シリーズ堂々完結!
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青葉荘の仲間と合流して、地球に帰るため「上」に移動した真琴だが、門の不具合で足止めされる。真琴の父・灰の友人である国王に王宮にかくまわれ、門の復旧を待つ。そこで起きた国王襲撃事件。灰が犯人だと告発されたのだ。父の罪に連座するかたちで投獄された真琴は、謎の猫に導かれ脱獄するが……。なぜアルミナの空は覆われているのか? 禁書の正体とは? 全ての謎が明らかになる緊迫の最終巻。
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ついに環状壁の内側で《眠り死病》が発生、時を同じくして王位を巡り対立する貴族が原因不明のまま死亡する例が続出――王都は混迷を極めていた。サージルとアレクも暗殺者に狙われ撃退するも、誰の差し金かわからない。ついに友人までもが病に倒れた。一刻を争う状況で治療の手がかりを探る二人は、貧民街に出没する謎の連中、《カラス》の存在を突き止めるが……。リーミニー・キャットの王都の冒険、終幕!
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世継ぎの王女エラニか、女王妹クライアか――次期女王擁立を巡り暗躍する貴族たち。陰謀の全容を探り出すため、アレクとサージルはエラニに近づく。その最中、クライア暗殺未遂の報が届き、事態は一気に緊迫! 一方、王都の貧民街では住民が突如昏睡状態に陥り、数日で死ぬ《眠り死病》が多発する。蔓延する病の背後にはある人物が……。アレクとサージルは陰謀と《病》、両方を退けることができるのか!?
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異世界に落ちた真琴は自治区の子供リエフに出逢い、読み書きの能力を買われて五区で書記官の仕事を得る。日本と全く違う貧しい暮らしと助け合って生きる仲間の大切さを実感する毎日。そんな中、仕事で随行した他区の市――そこでは子供の連続誘拐事件が起こっていた。五区とは因縁深い一区代表を前にして、リエフは危険な囮を買ってでた。さらに真琴の大事な仕事道具が盗まれ、区外活動は波瀾含みの展開に!
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プレニマーでの冒険を終え、リーミニーに帰ってきたアレクとサージル。休む間もなくキャットとして動き始めた二人は友人であり、いまも戦地でスカラ軍を率いる王女クライアを巡る陰謀を察知した。新女王に疎まれ、活動を制限されている《監視者》だが、国と王家のために調査を進めるうちに、陰謀がクライアだけでなく、世継ぎの王女にも関わるものだと判明し……。サージルとアレクの王都の冒険、開幕!
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荒野の真ん中、突然に現れる魔法の都アルタイル。そこでは誰もが魔法を使え、手にした者の願いを叶えるという秘宝「異界の海」が眠るという。おれ“大陸一の大泥棒”ルウィンさまが狙うにふさわしいじゃないか。結界を越え、さっそうと魔都へ乗り込んだおれだが、宿敵“怪盗”レイドは現れる、肝心の魔法は使えやしねえ、集めたやつらも“完全無欠”だの“領域の絶対者”だのって名前ばっかり。痛快活劇開幕……できるのか?
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ジャスミンには女友達がほとんどいない。だから、その貴重なひとりであるエルヴァリータの就任式に、どうしてもどうしても駆けつけたかった。
一方、エルヴァリータは闇の神の託宣により最高位への昇格が決定した以上、どうしても是が非でも、ルウに就任式に参列して欲しかった。
かくして、何が何でも絶対に二度とトゥルークには降りたくないダイアナとルウは「そこを何とか」とくどかれまくることになる。この事態にすねまくる彼らは手に手を(!)取ると、かけおち(?)を決行! さてこの後日談的結末はいかに――? -
公弘の前から忽然と姿を消した閻魔。公弘は解放されて清々した気分と、諦めの良さに物足りない気分の両方を感じながら、日常生活に戻っていく。そこに弟分の猛から、親友・樹がおかしいと相談を受ける。樹の亡父が帰ってきたというのだ。生きているとは到底思えぬ姿で。亡者の蘇りが自分に関係すると直感した公弘は、二人を巻き込まないよう策を練るが……。不思議で切ないファンタジック・ホラー第2弾。
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《竜の友》の助言を求め、追放された故郷へ! 平穏な暮らしを阻む力に、アレクとサージルは……。
アレクの血肉から作られ、癒しと破壊の力を持つリーカロ。セブラーンと名付けた子どもを連れ、宿敵プレニマーの錬金術師の手から逃れたアレクとサージルは、ゲドレの氏族の館に身を寄せる。サージルの姉たちに迎えられ、束の間の平和を味わうが、竜の気を持つセブラーンの異相は安息を許さなかった。彼には《竜の友》タイラスの助言が必要と、一行はサージルの追放された故郷ボークゼアサに向かう! -
錬金術師の館から、禁書を盗み出す! アレクたち・キアナリ・謎の集団――リーカロを巡る三つ巴の戦い、決着!
《竜の友》からセブラーンについての助言を受けたアレクとサージル。次の犠牲者を出さないためにも、リーカロの精製法が載る書物を盗み出さなくてはならないと、プレニマーに舞い戻る決意を固める。マイカムの奴隷を装い、敵地に続く道を急ぐ一行が不穏な気配を察知した時、眼前に謎の集団が立ちふさがった! 彼らの正体と目的とは? セブラーンを巡る攻防は、アレクの過去にも繋がり、激しさを増していく。 -
母のない子の父親となろう……竜の神託者の予言が、ついに成就してしまうのか?奴隷商人に襲撃され、引き離された二人。アレクはプレニマーの黒呪術師ヤコビンに買われた。狙いは彼に流れるハザドリールフェイの血――その血に秘められた力だった。実験材料とされたアレクは、あらゆる苦痛を味あわされる。涙や汗など採取された試料から“リーカロ”と呼ばれるものが生まれるが、それは幼い子供の姿をしていた。竜の神託者の予言が成就してしまうのか? 離ればなれになったサージルの行方は?
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高校生・諒一はある日、自分が小学校の委員長時代に作った委員会室の鍵を拾う。届けた母校で、彼の代の委員長は二人だったのではないかと訊かれ、驚愕する。「もう一人の委員長」、それはいつしか記録からも消されてしまい、諒一の記憶にしか残らない〈友〉。その存在を七不思議が証明できると言われるが……。夕方の校舎、呼び出された扉の向こう側は!? チーム男子×七不思議×スイーツ! 新シリーズ開幕!!
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桃花奪還に失敗し、ばらばらになってしまった登花楼の仲間たち。一人取り残されて途方に暮れる伊織を救ったのは、月白への反発から彼女を刺した春時雨だった。竜の祭殿で怪我を癒しながら、自身の取るべき道を考えては煩悶し、物の怪達から心ない言葉を浴びせられては苦しむ伊織を連れ出した春時雨。手をとり進む山道の先、目の前に現れたのは、故郷に置いてきた弟だった。過去の自分と直面した伊織は……。物の怪と人の交流を描いた平安絵巻ファンタジー、堂々完結!
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密偵としての任務中の襲撃、アレクとサージルの運命は――?新女王フォリアから冷遇され、密偵としての仕事を取り上げられ腐るサージルとアレク。久々に与えられた任務は、サージルが放逐された故郷ボークゼアサに滞在する、クライア王女を迎えに行くことだった。女王と王女の確執を知る二人は隠された意図を感じたもののオーリンネンに出発した。ゲドレのキアナリに護衛を付けてもらい、故郷に向かう途上、二人は森に潜む射手たちに襲われたのだった。待望の新章開幕!
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真琴は留守がちの父と慎ましい下宿暮らし。家族同然の住人たちのおかげで寂しさを感じることなく過ごしていたが、突然「兄」と名乗る青年が現れた。戸惑う真琴。その上、兄と下宿人の会話から父が何かを盗み、逃亡中だという衝撃の事実を知ってしまう。さらに〈門〉と呼ばれた、部屋の真ん中に浮かぶ黒い空間に飛び込むと、降り立った先はアルミナ――薄闇に覆われた異世界だった! 溺愛系兄の出現と、父の失踪が真琴の生活に想定外の波瀾を呼ぶ! 新シリーズ開幕。
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多くの犠牲をはらったプレニマーとの戦いから二年。長引く戦争に疲弊したスカラは、領土を侵食され続けていた。窮地に陥った女王は同盟と援助を求めて、王女クライアをオーリンネンに派遣する。罪を犯して追放されたオーリンフェイのサージルも相談役として同行するが、行く手にはプレニマーの艦隊や同盟を拒む氏族たちが待ち受けており――!? ナイトランナーシリーズ第III部開幕!
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トーシン卿の毒殺。王女クライアの暗殺未遂。度重なる襲撃の真犯人は確定せず、残されたスカラ派遣団は、オーリンフェイの反対派やプレニマーの暗殺者だけでなく、心を許した者にまで疑いの目を向けざるをえなくなる。祖国の政情も一変し、派遣団の存続すら危うくなったそのとき、密かにオーリンネンに艦隊迫るの報が! 誰かが上陸を阻止しなければ、新たな交戦の危機に!? 二つの故郷と愛する人々の未来のために、苦渋の決断を迫られたサージルは、禁忌を侵して帰路のない任務に身を賭す! 試練と冒険に満ちた旅を経て、シリーズ第III部完結!!
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遠き故郷オーリンネンで出生の秘密を知るアレク。贖罪と郷愁に揺れ惑うサージル。それぞれの複雑な想いをよそに、情勢は悪化の一途を辿る。密偵を再開したアレクはヴィアリーズのキアナリと密会するトーシン卿を目撃した。さらに女王イドリレインの訃報が秘密裏に伝わり、スカラ内部にも亀裂が生じる。追い討ちをかけるように聖地サリカリを殺人の報が駆け抜け――四面楚歌の派遣団は窮地を脱せるか!?
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〈レンデルの槍〉が現れて日食と重なるとき、邪悪な〈兜〉は復活する。その儀式の贄を求めるマーダスにさらわれたアレクは、酷寒の船倉に囚われていた。身につけるものもなく、黒呪術師の執拗な拷問を受け、語ってはいけない秘密の記憶すら奪われてゆく。その頃サージルとマイカムは、衰弱したナイサンダーを〈オーレスカの館〉に残し、船でプレニマーへ向かっていた。残された時間はあとわずか。二人はアレクを救い出し、邪悪な儀式を阻止できるのか――!? 光と闇の対決、ついにクライマックス!!
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「どうしてアレクやマイカムにまで隠さなくてはいけないのです?」「それは、もしもこれから言うことについてお前さんが一言でも漏らしたら、わしはそれを耳にした者全員とお前さんを殺さねばならぬからじゃ」「こいつに関することですね? 何てことだ! あなたはわたしを殺そうとしたんですね」魔法都市スカラを揺るがす一大陰謀を阻止し、束の間の平和を享受するアレクたち。しかし、事件は終わったわけではなかった。依然として呪いの残滓はサージルの胸に深く刻まれたまま、円板を追うプレニマー貴族マーダス一行は、ついにスカラ潜入に成功、その魔手を〈オレースカの館〉に伸ばさんとしていた。そんな中、極秘に下されたナイサンダーの命令――サージルはひとり雪に閉ざされた村に秘宝を回収に赴く。風雲急を告げる新章、ついに開幕!
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「これだけの下水溝をすべて探検して地図を作るには、何週間、いや、おそらくは何ヶ月もかかるだろう。だが、もしすでに下水溝の配置を知っている奴を見つけたとしたら?」「くず屋ギルドとか!」「もしくは《モグラ》だ。わたしを殴った奴は、何と言っていた?」「下水溝に見たことのない連中がいて、彼女の仲間を殺したって」「そうだ」円板と水晶の冠――呪いの品を敵の手から守り、孤独に耐える《守り人》ナイサンダー。かつての師匠、いまでは大切な友の抱える秘密に苛立ちを隠せないサージル。その陰で着々と〈オレースカの館〉包囲網を狭めるプレニマー。サージルとアレクに復讐を誓う黒呪術師アシュナジも、二人の痕跡をたどる鍵を手に入れ……各々の思惑が交錯する中、ついに実力行使に及んだ敵に、アレクたちは対抗できるのか!?
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物の怪が跋扈する都の貸し物屋、登花楼に持ち込まれる次の依頼とは? 登花楼の主・桃花と武闘派・青葉、ふたりの過去が明らかになる。
登花楼で正式に働き始めた伊織は、物の怪の依頼をこなし、月白の面倒を見る毎日。孤独な桃花が示す親愛の情を、素直に受け止められずにいた。物の怪達の祭りの日、桃花が見台を抜け出してしまう。その上、入れるはずのない人間の少年とはしゃいでいた。だが桃花至上主義の菖蒲が身分違いの親交を許すはずもない。さらに祭り囃子に紛れて、桃花を狙った陰謀が進んでいた。伊織も否応なく巻き込まれていくが……。 -
「あいつの血から、最後の一滴まで毒を抜き取ってやった。すぐによくなる」「アコテアだったのですか?」「まさしくアコテアだ。珍しい毒で、効き目がすさまじい。おそらく、そいつが円板から肌に染み込んで、サージルを弱らせたせいで、呪いが一段と早く効いてきたんだろう」魔法王国スカラの首都リーミニーに到着したアレクと瀕死のサージルは、待ちうけていたナイサンダーに連れられ、魔法使いたちが集う《オレースカの館》に向かう。師、ナイサンダーの尽力により危ういところで命を留めたサージルだが、消しきれない呪いの残滓は、深くその胸に刻まれたままだった。一方、初めて目にする煌びやかな街に圧倒されるアレク。サージルに永遠の忠誠を誓い、密偵として生きることを決意した彼は、この街でなすべきことを探ろうとするが――!?
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「サージルは――サージルは拷問を受けるんでしょうか?」「それは容疑の内容によると思うが」「執行吏は反逆罪だって言ってました」「ああ。それなら大いにあり得る」「くそったれ、セロ、この考えなしが! しっかりしろ。そんなことナイサンダーが許すもんか」「ナイサンダーに口出しできるか疑問だな」試練に合格し《監視者》として認められたアレクのお披露目に湧く夜、突然踏み込んできた執行吏にサージルが拘束された。罪状は、女王に対する反逆罪。獄中のサージルから伝えられた暗号とセロの助力により、アレクとマイカムは犯人を突きとめる。だが、その背後にはさらに巨大な組織の存在が隠されていた――高位魔術師ナイサンダーの指揮下、《監視者》たちは都に張りめぐらされる陰謀へと立ち向かう!
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「あなたはぼくのことをほとんど知りません。どうしてぼくなんかを連れて行こうとするんです?」「確かにわたしはお前を知らない。おそらく、お前を見ていると思い出すせいだろう――」「あなたの昔の知り合いを?」「昔のわたしをだ」無実の罪でとらえられた少年アレクは、奴隷商人に売られる前夜、謎の男サージルに伴われ脱獄する。幾つもの名を持つ密偵である彼に弟子入りしたアレク。初仕事は、闇の帝国プレニマーの高官から情報を得ることだったが、知らず持ち帰った「宝」のせいで二人は高額賞金首、その上、仕掛けられた呪いにより、サージルは瀕死に!! 解呪できるのは魔法王国スカラの魔術師だけ。予期せぬ出会いにより結びつけられた二人は、追っ手から逃れ、スカラに辿りつけるのか――!?
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アマルーナの大通りを大観衆が埋め尽くし巨人兵の行進を見送る。《蛮人王》討伐にデュマシオンが一軍を率いて出陣したのだ。すべてはガイザスの侵攻から始まった。故にかの男との決着で終えるのだ。ついに――その時至る。イシュカーク・ナカーダ連合軍とガイザスの残存軍、激突す! 龍虎の刻、完結!
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曾祖母危篤の報に、田舎に向かった高校生の聖太。だけどそこで、可憐な黒髪の美少女に出会う。聖太を見てぽやんと微笑んだ彼女にうっかりときめきかけるが、彼女の正体は、なんと曾祖母・清子だった!? 伝説的な巫女である清子が儀式で若返り、更に、なぜか自分の家に居候する(しかも同じ高校に通う)ことになってしまう。お世話係に任命され、電車にも乗れない清子に付きっきりの聖太の日常は大混乱! 更に《学校の怪談》的ホラー現象も身の回りに起こりはじめて?
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弟妹を養うため、冗談のような求人を頼りに物の怪が跋扈する朔月京に出てきた少女・結。勤め先である貸し物屋「登花楼」を支える面々は、美しいがあまりに個性的だった。常人ばなれした身体能力の青葉から、採用試験代わりに大量の家事を押し付けられ右往左往する結。狐の三兄妹がお互いを遠ざけてほしいという依頼をそれぞれ持ち込んできた。兄妹がいがみ合うなんて、と妹の依頼を止めようとしたが……。第9回C★NOVELS大賞特別賞受賞後第一作
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突如、乱入した《蛮人王》の軍勢に連邦派遣軍敗北――この報に皇太子妃排斥派は勢いづく。だがスクナーは「負けない!」と高らかに宣言。より一層華やかな装いで舞踏会に赴き居並ぶ宮廷人たちにどよめきをもって迎えられる。
皇太子クロムリーが差し出した手にスクナーの手が重ねられ、宴が始まるとともに皇太子妃の反撃がはじまる!
『聖刻』連続刊行第2弾! -
コンビニで働く青年・公弘はある日自宅で幽霊を見てしまった。あまりの衝撃に寝不足のまま向かった職場では、刃物を振りかざした異様な風体の男に襲われ絶体絶命に! ピンチを救ってくれたのは、店で「おでんさん」と呼ばれる男だった。彼は地獄を統べる閻魔大王だと名乗り、公弘の命を狙って地獄から脱走した囚人を、回収しに来たのだと言うのだが……。不思議で切ないファンタジック・ホラー開幕!
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自らの手で覇を唱えるべく執拗な挑発を続ける《第二帝国》皇太子クロムリー。盟友《海賊王》を失いながらなお懸命に平和を模索する《新連邦》首席デュマシオン。大陸を支配する二大勢力の不気味な緊張の下、新たなる《龍の仔》が胎動する――。
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陽光に煌めく三つ叉の鉾を手にした重操兵の一群――エリダーヌの誇る《ドライドン黄金騎士団》が近づいてくる。花嫁の出迎えか、それとも……。
これより先、スクナーはロミナやルイスといったわずかな味方とともに絶望的な闘いに身を投ずるのだ。『聖刻』満を持しての再開! -
『聖刻』最終章「龍虎の刻」ついにスタート! 長きに亘るレクミラーとデュマシオンの最後の闘いが始まる!!
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政府主導のもとで、ようやく要求された資材と人質の交換がおこなわれた。しかし不測の事態が発生! さらに海賊団による核攻撃が? この大混乱の結末とは。『トゥルークの海賊』完結篇!
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探索の依頼を受けてトゥルークに赴いた怪獣夫婦は連邦軍の駆逐隊が壊滅する現場に行き合う。その襲撃者は恥知らずにも伝説の大海賊の名を口にした。――その時、ケリーの顔から表情が消えた。一方、大いなる闇の顕現を告げられたトゥルークの僧侶たちは大混乱。ついにはサリース・ゴオランの僧籍離脱問題へと発展……? 内憂外患(!?)な惑星トゥルークの第2弾!
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C★NOVELS20周年&ファンタジア30周年記念企画。C★NOVELS大賞受賞作家たちによる人気シリーズ外伝競演のアンソロジー第二弾!【収録作品】多崎礼「哭く骸骨 八百万の神に問う」/海原育人「理不尽との遭遇 蓮華君の不幸な夏休み」/天堂里砂「まいごの×2 おやまのこ 萬屋あやかし事件帖」/涼原みなと「エーラン覚書 光の楽園」/黒川裕子「ランの一日奇術入門 空飛ぶ貧乏騎兵隊」/鹿屋めじろ「卒業前、冬の日 真名事件調査記録」
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三週間もの間、睨み合いを続けているエンレイズ・ガルヴォ両軍の奇妙な最前線。その戦場にアード=ケナード隊が到着し、シャリースが持ち前の傲岸不遜な態度で引っかき回し始めると――!
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人の世に安寧を願い神聖連合王国を統べる神皇帝アシュラウル。魔道と専制による大陸制覇に執念を燃やす、カイムジェサ帝国の獅子王ダリュワーズ。時は爆ぜ、大陸を二分する宿敵同士が命運を賭して雌雄を決する瞬間が迫る。大きく軋みをたてて動き始めた歴史の歯車。アシュラウルは獅子王の野望を砕くことができるのか!
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デルフィニアの内乱に勝利して、ウォルは再び王座についた。黄金の戦女神と讃えられたリィもまた王女の称号を得て王宮に迎えられた。それから3年――。平穏だった王都に暗雲が立ちこめる。王宮に暗躍する謎の一族。リィをつけ狙う不気味な暗殺者。公爵家に不可解な挙兵の気配。陰謀を察知したウォルの決断とは!?
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リグリアではアインが指揮を執る海賊船『東のノストルム』が出航する。アティスではミオが北方の大森林に孤立する砦で蛮族の撃退を続ける。歴史は二人をどこに連れて行くのだろう。
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ようやく依頼人と出会えたものの、敵地をさまようシャリース一行。執拗に続くガルヴォ軍の追跡の果て、凶刃が振り下ろされ――! 人気シリーズ下巻!
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放浪の戦士と異世界の少女の出逢い――すべてはここから始まった。盟約という堅い絆で結ばれた二人は、幾多の危機を乗り越え、あまたの合戦に勝ち抜いて、戦士は大国の王に、少女は王と国の守護神となった。獅子王と妃将軍がつむぐデルフィニアの伝説がここに完結する。
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移動要塞<ガーディアン>に、ジンジャー主演映画の出演依頼が寄せられた。宇宙一物騒な夫婦の反撃が今始まる! 異色なラヴロマンスに終幕は訪れるのか? 怒濤のごとき最終巻。
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バンダル・アード=ケナードに契約を迫る謎の老人は、目的も行き先も誰を護り誰が敵なのかを話そうとしない。答えのかわりに差し出される金貨の詰まった革袋――シャリースは決断する!
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罠に嵌まって虜囚となったアシュラウルは周囲の思惑をよそに脱出の気配を見せないが、バシュマハドと密かな戦いを始めていた。人間を巻き込んで、神々の戦いはどう決着をつけるのか。
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「世界の果ての壁」の謎を追うルーンとフィリエル。ユニコーンを駆り竜退治に赴く竜騎士ユーシス。だが、南の地で彼らが見たものは予期せぬ侵略者──東の帝国軍だった。グラールの危機にフィリエルは女王との対峙の場へ臨む。ついに創世の秘密が明かされる。物語の逸品、いよいよ最終章。
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