セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です

『ライトノベル(ラノベ)、それいゆ文庫、カトーナオ、1円~』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • 愛とか恋とか結婚願望とか、ぜんっぜんわかんないの。わかんないけど、だからきっとあなたの苦しい気持ちは、わかると思う――
    和風コンセプトバー「養花天」で働く翔太は、容姿の美しさばかりが注目され、自分の本質を見てもらえないことに息苦しさを感じてきた。だが、彼女だけは違った。高校時代、翔太の内面を表現したイラストを描いてくれた同級生の恵津子。卒業して6年経った今でも、あの時の感動は鮮やかに覚えている。一方、古本店でアルバイトをする恵津子は、推しのイラストを描き、SNSにアップして満足する日々を送っていた。そんな二人が偶然再会。またイラストを描いてほしいと頼む翔太と、戸惑いながらも自分のイラストが認められたことが嬉しい恵津子。二人の距離は少しずつ縮まっていき、特別な存在になっていく。でもこれを恋と呼ぶには、少し違うような気がして……。
  • 父を亡くし、天涯孤独となったいばらを引き取って夫となった扇唯一。だが23歳年上の夫が父の話をする時、いばらの胸は微かに疼く・・・・・・。

    大晦日の昼下がり。高校生の扇いばらは、温かなマンションのダイニングであんこ作りに取りかかっていた。ザルに小豆をあけ、さっと水洗いする。手で豆を掻くと、ジャキジャキと小気味好い音が響く。これを雪平鍋に移し、たっぷり水を入れて、ガスコンロの火をつけて煮込む。高校の先輩たちに初詣に誘われたいばらだったが、保護者の同伴なしに深夜に外出するのは駄目だと、夫の唯一に止められた。沸騰してきた鍋を流しに運び、小豆をザルにあけた。いばらにとっては、初めて経験する日本のお正月になるはずで、すべてが新鮮だった。長くイギリスで暮らしてきたいばらは、日本の文化や行事をよく知らない。幼い頃に母と死に別れ、4か月前に父も亡くしたいばらを迎えにきたのが、父の大学の後輩の唯一だった。23歳年上の唯一と結婚して日本で暮らすことになったのだ。玄関の開く音がする。唯一が帰ってきた。「おかえりなさいませ、あなた」。棒読みの挨拶。唯一は「それ、やめなさい」と嫌がるが、いばらは夫婦らしいやりとりというものを試してみるのが好きだった。いばらと唯一、二人は秘密を抱えている――

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。