『実用、日経コンピュータ、中田敦』の電子書籍一覧
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※本書は、日経コンピュータ誌の特集記事「驚愕の量子コンピュータ」(2014年4月17日号)を
スマートフォンでも読みやすく再構成した電子書籍です。
専門記者によるレポートが手ごろな価格で手に入ります。
「量子コンピュータ」をご存じでしょうか。夢のコンピュータと考えられていた超高速マシンです。
実はこの量子コンピュータが実現したのです。
ただ、これまで考えられてきた方式とは異なるもので、「量子アニーリング」という方式を採用しています。
カナダのコンピュータメーカーが「D-Wave」として開発し、グーグルやNASAに既に納められています。
記者は、D-Waveにかかわる研究者・技術者を丹念に取材し、
「どんなハードウエアか」「実体は何か」「どういう経緯で生まれたか」などをまとめています。
ここが読みどころです。
実は量子コンピュータには多くの日本人が関わっており、
日本発技術として大いに期待したい分野と言えましょう。
日本人研究者から直接聞いた話は説得力があり、D-Waveをしのぐ新方式の開発も進んでいるそうです。 -
みずほフィナンシャルグループ(FG)が2011年から進めてきた「勘定系システム」の刷新・統合プロジェクトが2019年7月、ついに完了した。
富士通、日立製作所、日本IBM、NTTデータを筆頭に1000社ものシステムインテグレーターが参加したものの、2度にわたって開発完了が延期になったことから、なかなか完成しないスペイン・バルセロナの教会にちなんで「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれた史上最大級のITプロジェクトだ。みずほ
FGは完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ。
1980年代に稼働した「第3次オンラインシステム」の全面刷新は、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が統合したみずほFGにとって、2000年の発足以来の悲願だった。
しかしシステム刷新は何度も挫折し、2002年と2011年には大規模なシステム障害を引き起こした。80年代の非効率的な事務フローが残ったままになるなど、勘定系システムの老朽化は経営の足かせになっていた。
なぜみずほ銀行のシステム刷新は、これほどまでに長引いたのか。そして今回はどうやって完了に導いたのか。みずほ銀行がこれから目指す金融デジタル化戦略を、みずほFGにおける19年の苦闘の歴史を追いかけ続けた日経コンピュータが解き明かす。
多くの日本企業が直面する情報システムの老朽化問題、「2025年の崖」を乗り越えるヒントがここにある。 -
※本書は、日経コンピュータ誌の特集記事「ゾンビOSSが危ない」(2014年12月11日号)を
スマートフォンでも読みやすく再構成した電子書籍です。
専門記者によるレポートが手ごろな価格で手に入ります。
既に死んでいるにもかかわらず町中を徘はい徊かいし、
人間に危害を加えようとする怪物「ゾンビ」――。
記者は、「ソフトウエアとしての寿命が尽きた“ゾンビOSS”が
世界中の情報システムを危機に陥れている」と主張しています。
分かりやすい例は、Javaアプリケーションフレームワーク「Struts 1」の
セキュリティ脆弱性、暗号ソフト「OpenSSL」の脆弱性「Heartbleed」です。
これらのOSSを利用している情報システムは大きなリスクを抱え込むことになりました。
「なぜこんな事態になったのか」「ではどうしたらよいのか」を独自の分析でまとめたのが本書です。
ゾンビ化を避けるには、「OSS側の開発事情を知ることが大切」だと記者は論じ、
OSSを5つに分類して、それぞれのリスクを解説しています。ここが一番の読みどころです。
パート3では「ゾンビ化を避ける心得」として4つ紹介しています。
それは、OSSを利用するすべてのエンジニアが知っておくべき内容だと思います。 -
※本書は、日経コンピュータ誌の特集記事「「想定」が企業を滅ぼす」(2014年2月20日号)を
スマートフォンでも読みやすく再構成した電子書籍です。
専門記者によるレポートが手ごろな価格で手に入ります。
東日本大震災を機に改めて注目を集めた「BCP(事業継続計画)」。
BCPを策定するにはどの程度の被害になるかを「想定」するのですが、
東日本大震災後、その想定被害レベルが高くなっており、
記者はそこに大きなリスクがあると警鐘を鳴らしています。
被害レベルが高すぎて、「避難放棄を招いている」というのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
記者は、「原因事象」ではなく「結果事象」にそなえるべきと訴え、
被災地と南海トラフから学べることをまとめています。
また、BCPに取り組む最新事例を詳細に報じています。ここが読みどころです。
その事例から見えてきたことは、「備えを過信しない」「大事なのは人」「BCPをビジネスに生かせ」
という三つの心得です。
すべてのITエンジニアに読んでほしい1冊です。 -
※本書は、日経コンピュータ誌の特集記事「機械学習革命」(2014年1月9日号)を
スマートフォンでも読みやすく再構成した電子書籍です。
専門記者によるレポートが手ごろな価格で手に入ります。
記者は、米グーグル、米アップル、米フェイスブックといった先進IT企業が注目する「機械学習」に注目し、
社会や企業にどんな変化をもたらすかを探りました。
機械学習の本質を、「知性を実現するアルゴリズムを
人間の行動パターンから自動生成することにある」と説明しています。
9つの事例を詳細に報じています。ここが読みどころです。
具体的には、人間に匹敵する知覚を実現したパターン認識の例、人間の試行錯誤を排除する未来予測の例、
不審な行動を把握する異常検知の例などを取り上げています。
「学習するコンピュータの台頭で人間の仕事が奪われるケースは間違いなく増える」と主張する一方で、
変化を好機に変えるヒントをまとめ、「機械学習をうまく使いこなせば、あらゆる企業にとって、
新ビジネスや異業種参入が容易になる」と締めくくっています。
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