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『実用、社会、文藝春秋』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全102件

  • 誰にも知られたくなかった素顔

    キャスターから国会議員へ転身、大臣、さらには都知事へと、権力の階段を駆け上ってきた小池百合子。しかしその半生には、数多くの謎が存在する。「芦屋令嬢」時代、父親との複雑な関係、カイロ留学時代の重大疑惑――彼女は一体、何者なのか? 徹底した取材に基づき、権力とメディアの恐るべき共犯関係を暴いた、衝撃のノンフィクション!

    私は小池百合子という個人を恐ろしいとは思わない。だが、彼女に権力の階段を上らせた、日本社会の脆弱さを、陥穽を、心から恐ろしく思う。(「文庫版のためのあとがき」より)

    ※この電子書籍は2020年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 1,400(税込)
    著:
    真山仁
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「角栄は本当に有罪だったのか?」

    今日にいたるまでくすぶり続ける
    ロッキード事件の様々な疑問を解明すべく、
    著者は事件の全貌を洗い直す。
    辻褄の合わない検察側の主張、見過ごされた重大証言、
    そして、闇に葬られた〈児玉ルート〉の真相――。
    疑惑の背後に、戦後から現在まで続く日米関係の暗部が見えてくる!
    特捜神話の真実を関係者の新証言と膨大な資料で剔抉する。

    解説=奥山俊宏

    ※この電子書籍は2021年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 1,701(税込)
    著:
    北村滋
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    中国、ロシア、北朝鮮……。
    インテリジェンス・マスターが初めて明かすスパイ戦争の最前線!

    海外からの脅威に日本の「外事警察」はいかに対峙してきたのか――。
    北朝鮮による日本人拉致事件、日本赤軍メンバーの追跡、
    オウム真理教「ロシアコネクション」の解明、プーチンのスパイとの攻防、
    山口組マフィア・サミットの阻止、中国スパイのTPP妨害工作の摘発……。
    警察官僚、国家安全保障局長として、
    数々の修羅場をくぐり抜けてきたインテリジェンス・マスターと
    『見えざる敵』との闘いは、外事警察が抉る平成の裏面史でもあった。
    知られざるスパイとの闘い、水面下での極秘任務の数々がいま初めて明かされる!
  • シリーズ8冊
    5091,599(税込)
    著:
    町山智浩
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    2016年アメリカ大統領選を読み解く!

    2016年5月24日に渋谷ユーロライブで行われたトークショーの内容を基に構成・加筆した、電子書籍オリジナル。アメリカ在住の町山氏が、アメリカ現代政治史と大統領選のポイントを解説。映画ネタ、ゴシップネタも満載で、楽しみながらアメリカの今がわかる!

    【主な内容】
    ・元々人種差別主義者ではなかったトランプ。では、一体なぜ、数々の暴言を繰り返すようになったのか?
    ・今回の大統領選の経緯を分析すると、二大政党制の崩壊のきざし、白人人口の減少、宗教票と共和党の結びつきの変化といった、急速に変わりつつあるアメリカの姿が浮かび上がる。
    ・結党時、支持層は正反対だった!? 民主党と共和党のねじくれた歴史に迫る。
    ・トランプだけではない! ポピュリズムによって名を馳せた、歴代のトンデモ政治家をご紹介。
  • シリーズ3冊
    8011,801(税込)
    編:
    文藝春秋
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    ――未来を先取りするためには、この一冊があればいい。
    いま知っておくべき論点を1テーマにつき見開きで専門家がコンパクトに解説。

    【巻頭言スペシャル】橘玲・宮口幸治、ヤマザキマリ・中野信子、斎藤幸平、養老孟司、中西輝政、奥山真司、川越宗一、辻田真佐憲、ポール・ナース
    【政治】与良正男、田原総一朗、澤章、香取照幸、濱田真里、楠正憲
    【国際関係】藤原帰一、山本忠通、金敬哲、小泉悠、宮本悟、佐藤丙午、永杉豊
    【赤い巨竜を解剖する】川島真、阿南友亮、富坂聰、青木節子、竹内亮
    【経済】片山修、湯之上隆、森川潤、井出武、酒井真弓、橋本卓典、坂本雅信、柴山和久、岡田光信、成田悠輔
    【コロナ後戦略】三神万里子、宮島良明、中島さおり、米村滋人、井上智洋、中山敬一、カタリン・カリココラム
    【社会】櫻井龍子、須田桃子、遠見才希子、白河桃子、相馬直子、北原みのり、高木瑞穂、尾島正洋、青沼陽一郎、鹿間羊市、近藤奈香、大島佑介
    【文化】勝又清和、澤田瞳子、本郷和人、金承福、與那覇潤、神里達博、加山竜司、松本弥
    【生活】三隅良平、伊藤秀倫、山口慎太郎、BUBBLE-B、園都
    【芸能】スージー鈴木、名村さえ、川口晃平、タブレット純、中村竜太郎
    【スポーツ】四竈衛、野口美恵、飯尾篤史、鷲田康、佐藤祥子、後藤逸郎、内田舞
    【皇室】河西秀哉、本郷恵子、片山杜秀、「文春オンライン」編集部、江守敬治、友納尚子
    【教育】汐見稔幸、野本響子、松田悠介、柴山翔太、大塚玲子
    【科学・医療】宮田龍、高口康太、森さやか、糸井隆夫、木村雄弘、長田昭二、天野敦雄、河合蘭
    ●特別企画 10年の「論点」
  • 「格差」とは何か?  世界的ベストセラー『21世紀の資本』著者による大注目作!
    世界的ベストセラー『21世紀の資本』のトマ・ピケティが、「格差」について考察。

    「r>g」の衝撃から10年。戦争、気候危機、経済不安などを受け、世界は”第二次ピケティ・ブーム”へ。

    その最新思想エッセンスを、ピケティみずからコンパクトな一冊にまとめたのが本書である。

    ・「社会は平等に向かうべき」との思想はいつ始まったのか
    ・所得格差が最も少ない地域、最も多い地域は?
    ・「所得格差」と「資産格差」について
    ・累進課税制度の衝撃
    ・世界のスーパーリッチたちの巨額税金逃れ問題について
    ・ジェンダー格差をどう考えるか?
    ・環境問題の本質とは、「自然資本の破壊」である
    ・炭素排出制限量において、取り入れるべきアイデア
    ・「戦争や疫病が平等を生む」という定説は本当か

    ――「持続可能な格差水準」は、存在するのだろうか?
  • 1,701(税込)
    著:
    岩田明子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    安倍氏に最も食い込んだ記者による「安倍評伝」の決定版!

    20年にわたり安倍氏を取材してきた元NHK記者が「回顧録」にも書かれていない肉声を記録した膨大な取材メモからその実像を描く。

    はじめに
    第1章 第三次政権への夢
    第2章 雌伏の五年間と歴代最長政権
    第3章 慰安婦問題と靖国参拝
    第4章 トランプと地球儀俯瞰外交
    第5章 拉致問題解決への信念
    第6章 習近平との対決
    第7章 生前退位と未来の皇室像
    第8章 スキャンダルと財務省
    第9章 岸家と安倍家の葛藤
    おわりに
  • 読めば「?」が「!」になる、週刊文春連載最新版

    ウクライナ侵攻後の世界は、今どうなってるの? なぜそうなるの? ニュースの謎を解く“そもそも解説”。
    シリーズ累計25万部の「週刊文春」連載最新版。
    マイケル・サンデル氏、小泉悠氏、柄谷行人氏との特別対談収録!

    第1章「ウクライナ侵攻後の世界」そこからですか!?
    第2章「“不思議の国”アメリカ」そこからですか!?
    第3章「習近平の中国」そこからですか!?
    第4章「岐路に立つイギリスとドイツ」そこからですか!?
    第5章「イスラエルと中東の火種」そこからですか!?
    第6章「日本政治と経済の今」そこからですか!?
  • 画期的! 生きた言葉から激動の世紀を編みなおす。
    「渦中の人物の発言」が織りなす百年紀
    与謝野晶子「君死にたまふことなかれ」、チャーチルの戦う「演説」から、日本初の禁煙「広告」、ワールドカップのドーハの悲劇の「嘆き」まで。その時、誰が、どんなことを言ったのか? 私たちの時代を次代へヴィヴィッドに伝えるための「20世紀」読本。
    どこからでも読める! 一家に一冊! 3分間スピーチの虎の巻に!

    ※本書は2000年4月に刊行された単行本の電子書籍版です。時制等、すべて刊行当時のままです。また主要人名索引については人名リストとして収録しました。
  • 人口を制する者が、世界を制してきた──

    ロンドン大学・気鋭の人口学者が“人口の大変革期”に当たる直近200年を叙述。全く新しい教養書の誕生。

    ・産業革命のもといち早く人口を増加させた英国は、植民地政策のもと世界の覇権を握った
    ・猛追するドイツとロシア。人口膨張への脅威が各国を戦争へ駆り立てる
    ・ヒトラーによる優生学。人口増との大いなる矛盾のゆくえ
    ・日露戦争に勝利した大日本帝国は、世界の人口大国へ
    ・超大国アメリカの出現。人種・移民問題を端緒とする翳りとは
    ・戦後の復興も遂げた日本が、世界に先駆けて少子高齢大国へ陥った本当の理由
    ・王者・中国の14億人パワー。だが一人っ子政策の後遺症が。インドはいつ追い抜くか

    「人口」に対して、「技術革新」「経済」「地政学」「為政者」「戦争」「宗教」「イデオロギー」「移民」「医療の進歩」「女子教育」「自己決定権」などの様々なファクターを掛け合わせ、アカデミックな裏づけのもと一般読者向けに書き下ろした決定版。

    解説・堀内勉

    ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • この本は、日本がなんだか辛いな、苦しいなと思っている方のための本です。
    野本さんはマレーシアに家族で移住して10年。いまは海外教育や海外移住について書いたコラムやラジオ、講演会で大人気です。

    一見不便で給与水準も低いのに、楽しそうな人が多いマレーシアという東南アジアの国。この国で学んだ人生を楽しく暮らす方法を紹介します。

    ―ほとんどのことには正解がない
    ―他人に期待しないと怒らなくて済む
    ―他人はコントロールできない
    ―精神のコントロールは自分でする
    ―白黒つけるのをやめる
    ―80%くらいの完成度で世の中に出す
    ―スピードの方が大事
    ―他人を助けると自分に返ってくる

    日本人は圧倒的に「ちゃんとしなくては」で苦しんでる人が多すぎる。しかし世界を見ると、そこまで厳しく緻密さや正確さは求められていないのです。海外進出する企業や学校教育の現場において、感情をコントロールすることの大切さをユニークな視点で書いたエッセイ。
  • 「AIテクノロジーがいつどのように実現するか分かる」――マイクロソフトCEO サティア・ナデラ絶賛!

    「唯一無二の魅力に満ちた一冊」――ベストセラーSF『三体』作者 劉慈欣推薦!

    「年間ベストブック」3冠達成!〈ウォールストリートジャーナル〉〈ワシントンポスト〉〈フィナンシャルタイムズ〉

    Amason US のベストノンフィクションにピックアップ!(976レビュー4.4★)
    全米ベストセラーにして「未来予測本の決定版」が遂に日本上陸!

    ・元GAFAトップの人工知能学者が最先端テクノロジー解説
    ・鬼才のSF作家がストーリーで見事にビジュアライズ

    【最高のストーリー+AI技術解説で描く「20年後の私たちの世界」】
    ・AI保険が個人生活を深層学習、恋愛相手まで決める
    ・パンデミック対応でAI医療が発達。非接触型社会へ
    ・完全自動運転とスマートシティ。移行期の課題とは
    ・没入型V Rがエンタメを一変。東京がメタバース聖地に
    ・バーチャルAI教師が子どもを教育。才能を開花させる
    ・量子コンピュータが発達。AI兵器が人類存亡の危機を招く
    ・幸福の定義が変わり、経済モデルは全く新しくなる

    われわれはA Iに降伏するのか? それとも、AIでよき未来をつくるのか?

    深層学習、未来予測、自然言語処理、AI教育、ディープフェイク、自動運転、VR/AR/MR、メタバース、量子コンピュータ、仮想通貨、ブロックチェーン、AI兵器、幸福感、消える職業・生まれる職業、ベーシックインカムなど、本書一冊ですベてを網羅。

    ビジネスパーソンの生き残りに必携の「SF的ビジネス教養書」が誕生!
  • 日本を護る最前線に立つエリート女性自衛官を描いた傑作ノンフィクション

    男社会の軍事組織に分け入って、結婚、出産、育児…様々な困難を抱えつつ「日本を護る」最前線に立つ9人の女性自衛官の格闘の記録。

    幹部自衛官を育てる防衛大学校に初めて女性が入ってから今年でちょうど30年。あるものはイージス艦の艦長として部下を率い、あるものはコロナ禍に沈む日本を勇気づけるためにブルーインパルスを飛ばす。四姉妹全員が防大に進んだという稀有なストーリーの持ち主もいれば、死への覚悟を戦闘機乗りに問う要撃管制官として活躍する者もいる。

    男社会の最たるものである軍事組織に自ら分け入って、結婚、出産、育児、離婚、大病……様々な困難を抱えつつ「日本を護る」最前線に立つ幹部女性自衛官たちの格闘。その様を、綿密なインタビューと周辺取材で、自衛隊員らからも絶賛された名著「ブルーインパルス 大空を駆けるサムライたち」を著した武田頼政氏が描き切った圧巻の自衛隊深層ノンフィクション。
  • 太平洋戦争中は大本営作戦参謀、戦後は総合商社のビジネス参謀、中曾根行革では総理の政治参謀。激動の昭和時代を常に背後からリードしてきた実力者の60年の軌跡を検証する。

    陸大を優等な成績で卒業し、太平洋戦下の大本営作戦参謀を務め、戦後は高度経済成長期に商社の企業参謀、さらに中曽根行革で総理の政治参謀として活躍――激動の昭和を常に背後からリードしてきた瀬島龍三。彼の60年の軌跡を巡る数々の伝説を検証し、日本型エリートの功罪と歴史に対する指導者の責任を問うノンフィクション力作。
  • コロナ禍でさらに進んだ貧困問題
    想像を絶する貧困のリアルから様々な支援の方策まで――国内外の最底辺を取材し続けてきた著者が若い世代に全力で届ける感動の講義。

    ※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 「五十五年の歳月を経て、父と同じように国家のために命を懸けようとする晋三の姿を見ていると、宿命のようなものを感じずにはおれませんでした」(本文より)

    A級戦犯容疑から総理大臣に上りつめた父親は、「安保」に殉じた。
    新聞記者から政界に転じた夫は、総理を目前に病に斃れた。
    父親の遺志を継いだ息子は、二度、総理の座に就いた。
    三代にわたる政治家について、娘、妻、母の立場から語る――。

    ※本書は、1992年に刊行された『わたしの安倍晋太郎~岸信介の娘として』に、月刊文藝春秋2016年6月号に掲載されたインタビュー「晋三は『宿命の子』です」を加えたものです。
  • 現地での撮影写真、多数収録!

    数々のスクープ写真で知られる報道カメラマンの不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹さん。
    2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、日本メディアのほとんどが現地入りを躊躇していた3月5日、ポーランドから陸路でウクライナ入り。
    3月12日にはロシア軍が13キロまで迫っていたキーウへ。以降4月17日に出国するまで、ブチャ、イルピンなど各地で取材を続ける。
    5月中旬には再びウクライナへ。東部ハルキウを取材。

    激戦地の取材から見えてきた「戦争の真実」とは?

    ※本書には、遺体を含む戦争のショッキングな写真が掲載されています。ご了承の上、御覧下さい。
  • ロシアの侵略と戦うウクライナの姿は、日本人に「安全保障」の現実を教えてくれた。

     コロナ危機で米中対立が激化し、ウクライナ危機で"米国ブロック"と"中国・ロシアブロック"の対立へと拡大しつつある。さらに、気候変動に伴うエネルギー危機も重なる。今ほど安全保障の枠組みが根底から揺さぶられている時代はない。
     今こそ日本の「国の形」と「戦後の形」のありようを検証し、安全保障と危機管理の観点から、新たな安全保障の構想を描かなければならない。
     その中でひとつ、確かなことがある。コロナ危機とウクライナ危機を通じて、私たちが突きつけられた厳しい現実である。

     自分たちを守ることができない社会は生き残れない。
     自分の国を自分たちで守れない国は生き残れない。
     天は自ら助くる者を助く。

     明治開国の時、日本の国民は独立自尊の精神を学んだはずだ。その精神を改めて噛みしめねばならない。

    【目次】
    序章 ウクライナ危機とコロナ危機:世界は自ら助ける者を助く
    第1章 ウクライナの悲劇
    第2章 米中「新冷戦」と日本の選択
    第3章 経済安全保障政策の戦略課題
    第4章 “グリーン大動乱”とエネルギー危機
    第5章 「強い社会」が決する国々の興亡
    第6章 「長い平和」のマジックが消える
    第7章 「民間臨調」が総括した「日本モデル」の虚構と真実
    第8章 日本の敗戦:「フクシマ」と「コロナ」
    第9章 「ワクチン暗黒国家」:日本の不作為
    第10章 コロナ危機が問いかけた自由と民主
    第11章 国民安全保障国家論
    終章 時代はわれわれに何を求めているか
  • ”独裁者の取り巻きは、独裁者に忖度して、重要な情報を伝えなくなる。
    これは、決して他人事ではありません。
    日本の政界でも企業の世界でもあることです。” ――「はじめに」より

    本書は、これまで「週刊文春」に連載してきたコラムの中からロシアやウクライナ、中国について取り上げてきた2014年から2022年までのものを再編、加筆修正したものです。今回の事態に至るまで、ロシアに何が起きていたのか。急成長した大国・中国で誕生した”独裁者”とは。激動する世界情勢の中で、日本は、私たちは、これからどうすればいいのか。それを考える一助となる一冊です。

    目次

    I 世界を驚かせたプーチンの暴挙 2022
    ・ウクライナはどんな国?
    ・解決のカギは「ミンスク合意」
    ・ウクライナをめぐる情報戦
    ・ロシアが承認する「国家」とは
    ・ロシアを金融封鎖する制裁
    ・ウクライナ軍、善戦の理由
    ・プーチンを宗教から分析する 他

    II すべてはクリミア併合から始まった 2014~2021
    ・戦争の火種クリミア半島
    ・クリミア半島はいま(前編)
    ・クリミア半島はいま(後編)
    ・「おそロシア」になってしまった
    ・ロシア軍の軍事演習が怪しい
    ・ロシア、またも元スパイ襲撃?
    ・トランプ、ロシアに猶予与え攻撃
    ・北方領土は二島返還?
    ・再び核開発競争へ
    ・究極の恐怖のミサイル爆発事故
    ・プーチン大統領、「院政」狙いか
    ・ロシア、またも毒物で襲撃事件
    ・ベラルーシ、難民を武器にした
    ・ロシア軍、ウクライナ侵攻? 他

    III 独裁者・習近平にどう対峙すべきか 2016~2021 他
  • 880(税込)
    著:
    伊藤詩織
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    社会を変え続けるジャーナリスト、渾身の手記
    「そうは言ってもあなたも悪かったんじゃないの?」社会システムの隅々まではびこる性暴力被害者への偏見。立ち上がり闘う魂の記録。

    ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ネットで知り合った男性との交際から8カ月。ありふれた別れ話から、恋人は突然ストーカーに豹変した――
    執拗なメール、ネットでの誹謗中傷……「週刊文春」連載時に大反響を呼んだ、戦慄のリアルドキュメント。誰にでも起こり得る、SNS時代特有のストーカー犯罪の実体験がここに。
    【ストーカー規制法が定める「つきまとい等」の行為】
    ・あなたを尾行し、つきまとう。
    ・あなたの行動先(通勤途中、外出先等)で待ち伏せする。
    ・面会や交際、復縁等義務のないことをあなたに求める。
    ・あなたが拒否しているにもかかわらず、携帯電話や会社、自宅に何度も電話をかけてくる…etc

    別れ話がこじれて元恋人が「ストーカー化」した分かれ道とは
    ストーカー被害にあったらまずどこに相談に行けばいいのか
    まだ傷害事件にはなっていない場合、警察はどこまで動いてくれるのか
    警察に被害届を出したらその後どういうプロセスを踏むのか
    示談交渉に持ち込まれたさいの様々な落とし穴
    ネットでの誹謗中傷の書き込みは消せるのか
    加害者の起訴・逮捕後に被害者がしなければならないこと
    ストーカー行為は医学的な治療でやめさせることができるのか?
    ストーカー対策の海外での先進的な実例

    知らないことだらけのストーカー被害の全容と問題の本質が理解できる、かつてない異色のノンフィクション。

    ※この電子書籍は2019年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 激震が走った話題のベストセラー
    憂国の研究者グループが、慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題などを実証的研究に基づき検証。韓国に蔓延する「嘘の歴史」を指摘する。

    目次
    日本語版序文
    はじめに
    プロローグ 嘘の国
    ●第1部 種族主義の記憶
    1 荒唐無稽『アリラン』
    2 片手にピストルを、もう片方に測量器を
    3 食糧を収奪したって?
    4 日本の植民地支配の方式
    5 「強制動員」の神話
    6 果たして「強制労働」「奴隷労働」だったのか?
    7 朝鮮人の賃金差別の虚構性
    8 陸軍特別志願兵、彼らは誰なのか!
    9 もともと請求するものなどなかった――請求権協定の真実
    10 厚顔無恥で愚かな韓日会談決死反対
    ●第2部 種族主義の象徴と幻想
    11 白頭山神話の内幕
    12 独島、反日種族主義の最高象徴
    13 鉄杭神話の真実
    14 旧総督府庁舎の解体――大韓民国の歴史を消す
    15 親日清算という詐欺劇
    16 ネバー・エンディング・ストーリー 「賠償!賠償!賠償!」
    17 反日種族主義の神学
    ●第3部 種族主義の牙城、慰安婦
    18 我々の中の慰安婦
    19 公娼制の成立と文化
    20 日本軍慰安婦問題の真実
    21 解放後の四十余年間、慰安婦問題は存在しなかった
    22 韓日関係が破綻するまで
    エピローグ 反日種族主義の報い
    解説 「反日種族主義」が問いかける憂国 久保田るり子(産経新聞編集委員)
    文庫版付記

    ※この電子書籍は2019年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • すらっと伸びた脚と大きな目、最先端のセクシーなファッションに身を包んで政界に登場したときは、マスコミはこぞって「女性政治家の星」として好意的に取り上げた。しかし、史上最大級の選挙違反で逮捕されるや、手のひらを返したように、「稀代の悪女」としてここぞとばかりに叩いた。
     河井案里。
     参院議員として活動したのは19カ月に満たなかったが、世間に大きなインパクトを残した。
     彼女はマスコミの寵児となったが、実のところ、彼女のプライベートをよく知る記者はいない。
     筆者は、当選直後から逮捕されるまで、インタビューなどの取材だけでなく、ことあるごとに電話やメールでやり取りをしてきた稀少な存在である。筆者の手元には、膨大な量の録音、メールがある。
     あらためてそれらを読み返すと、不思議なことに気が付く。
     宮崎で成功した建築家の家に生まれ、慶応大学に進学し、代議士の妻、そして自身も県会議員から参院議員と、これだけ聞くと恵まれすぎた人生のように見えるが、彼女からは、いっこうに幸せそうなようすがうかがえないのだ。
     生きづらい女。
     筆者は彼女の生まれた宮崎を訪れることからはじめ、その人生をあらためて取材してみた。すると、そこには、マスコミで見せた鼻っ柱の強い美人政治家とは別の顔が見えてきた。

    「私も黒川さんも、権力闘争のおもちゃにされたんです」

     河井案里という一人の女性政治家の人生を通して、現代社会における女性の生きづらさに迫る。
  • 改革を目指した「政界一の喧嘩屋」はなぜ総理の座を追われたのか――。
    安倍・麻生との確執から、河野・小泉との本当の関係まで、
    担当記者だからこそ書ける菅義偉の実像。

    「歴代総理の中で、菅ほど、その実像が伝わらなかった宰相はいなかったかもしれない。一体、どこで何を誤ったのか。この6年あまり、担当記者として菅の息づかいまでを間近で感じながら取材を続けてきた私だからこそ、その真実を探し出せるのではないかと考えたのが、この本を執筆した理由の一つである」(「はじめに」より)
  • 世界一の権力を握った歴史的なドイツの女性宰相、メルケルの決定的評伝!

    東独出身の地味な理系少女が、なぜ権力の頂点に立てたのか?
    ――その強さの源泉は「倫理」と「科学」にあった。

    牧師の娘として、陰鬱な警察国家・東独で育つ。天才少女としてその名を轟かせ、ライプツィヒ大学の物理学科に進学。卒業後は東独トップの科学アカデミーに科学者として勤務する。だがベルリンの壁崩壊に衝撃を受け、35歳で政界へ転身する。

    男性中心のドイツ政界では完全なアウトサイダーながら頭角を現す。その過程では、東独出身の野暮ったさを揶揄されたり、さまざまな屈辱的な仕打ちも受けた。40歳で環境大臣に就任すると気候変動に取り組み成果をあげる。51歳で初の女性首相へとのぼりつめる。

    首相としてドイツをEU盟主へ導き、民主主義を守り、ユーロ危機も乗り越えた。トランプ、プーチン、習近平ら癖のある各国首脳とも渡り合う。人道的理由から大量の難民を受け入れた。一方で、極右やポピュリズムの台頭にも悩まされた。元科学者ならではの知見を生かし、コロナとの戦いに打ち勝った。

    演説では美辞麗句を好まず、事実のみを述べるスタイル。聴衆を熱狂させるオバマのような能力はないと自覚している。SNSは使わない。私生活も決して明かさない。首相になっても普通のアパートに住み、スーパーで買い物をする庶民的な姿が目撃されている。得意料理はジャガイモのスープ。熱烈なサッカーファン。夫の渾名は”オペラ座の怪人”。彼女がロールモデルと仰ぐ意外な人物の名前も、本書で明かされる。
  • 日本の「遺産」なくして、韓国の発展はなかった――。

    「先の大戦で敗戦国となった日本は、
    無条件降伏し、朝鮮半島をはじめすべての海外領土を放棄させられ、
    資産、財産はすべて没収された。
    本書は、日本の植民地支配は
    搾取と収奪だけの不幸な時代だったとする
    いわゆる〈収奪論〉に対する実証的な批判であり、
    韓国の公式歴史観に対する真っ向からの挑戦である。」
    (「監訳者によるまえがき」より)

    第一章 なぜ帰属財産なのか
     I.植民地遺産としての帰属財産
     II.いまになって問題として取りあげる理由
     III.研究が不十分な理由
     IV.結語:研究の必要性

    第二章 日本資産の流入課程
     I.序論:資料・概念・用語の問題
     II.資金の類型別流入額
     III.流入資金の総合と評価

    第三章 帰属財産の形成過程( I ):SOC建設
     I.鉄道
     II.道路
     III.港湾
    〈補論〉山林緑化事業

    第四章 帰属財産の形成過程( II ):産業施設
     I.電気業
     II.鉱業
     III.製造業

    第五章 帰属財産の管理( I ):米軍政時代
     I.解放時における日本人財産の状態
     II.米軍政の帰属財産接収過程
     III.帰国事業体の管理および処分
     IV.帰属財産の韓国政府移管

    第六章 帰属財産の管理( II ):韓国政府時代
     I.韓米の最初の協定と帰属財産の引受
     II.引受財産の実情と管理体制
     III.帰属財産の処理過程
     IV.民間払下げ以降の運営状況

    第七章 解放後の韓国経済の展開と帰属財産
     I.植民地遺産としての帰属財産
     II.一九五〇年代の経済と帰属財産
     III.一九六〇年代の韓日協定と帰属財産
  • ――オリンピック強行開催で得をしたのは誰だ!

    世論調査では国民の8割以上が、「中止」もしくは「再延期」を求めていた。
    天皇陛下も宮内庁長官を通じ、開催へのご懸念を示されていた。
    新型コロナウイルスのパンデミックは収まる気配を見せず、4回目の緊急事態宣言が発出される中、なぜオリンピックは強行開催されたのか。
    「平和の祭典」の美名を振りかざし、巨大な利権に群がったのは誰なのか!

    目次
    まえがき
    第1章 オリンピックを中止できなかったのはなぜか
    ・願望と現実の区別がつかない指導者の伝統 ・愚民思想の果てに ・己こそがニッポン ・天皇陛下のご懸念も無視 ・スポンサーとなった報道機関の罪 ・認知バイアスにとらわれた推進派 ・「延期は一年」の背景 ・オリンピックへの幻想
    第2章 オリンピック後、新型コロナ感染が爆発する
    ・自称「バブル方式」の大失敗 ・「ウイルスに打ち勝った大会」という幻想
    第3章 傲慢IOCはそんなに偉いのか
    ・もともと慎ましい組織だったIOC ・ボイコットに翻弄された歴史 ・モスクワで受けた大打撃 ・IOCを手玉に取った男 ・変貌したIOC ・“ぼったくり男爵”バッハ会長の正体 ・「トーキョーマリオ」と「トム・カフェ」 ・オリンピック憲章を最も尊重しないのはIOC ・踏みにじられた「復興五輪」の精神 ・揺らぐ電通の威信
    第4章 結局「国策」の正体は何だったのか
    ・女性蔑視発言 ・森元首相の長広舌 ・再始動した神宮外苑再開発 ・始まりはラグビーワールドカップ ・ナショナリズムの裏側
    第5章 利権の宴が終わったあと
    ・消えた利権 ・国立競技場を巡る難題
    あとがき
  • ベストセラー『官邸官僚』の続編!

    「新型コロナ対策」の迷走が続くのはなぜか?
    五輪、実弟、スポンサー企業…「菅利権」の実態とは?
    「五輪開催」の真の責任者は誰だったのか?
    安倍・菅「強権政治」の「戦犯」たち

    当代随一のジャーナリストが暴く首相官邸の“闇”。
  • 中学2年の少女を死に追いやったのは、誰か?

    わいせつ写真の要求、自慰行為の強要――中学校入学間もない凄惨なイジメ。だが学校はイジメを認めず、心に傷を負った少女はある日、忽然と消えた。そして38日後――。遺体は雪の中から発見された。
    凄惨なイジメの実態、不可解な学校の対応。遺族・加害者・関係者に徹底取材した文春オンラインの報道は全国的な反響を呼び、ついに第三者委員会の再調査が決定した。北の大地を揺るがした同時進行ドキュメント。母の手記「爽彩へ」を収録。

    取材班は旭川に向かった――
    「文春オンライン」編集部に爽彩さんの母親の支援者から連絡が寄せられたのは、彼女の遺体が発見されてから1週間後のことだった。この支援者によると、爽彩さんは2019年4月、地元のY中学校に通うようになってすぐ、近隣の小中学校の生徒から「性的な辱め」を受けた過去があり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症、死亡する直前までそのトラウマに苦しんでいたという。
     取材班は旭川に向かった。だが、関係者に多くの未成年がいることを鑑み、未成年の関係者への取材は保護者を通じて申請するなど取材は可能な限り慎重に進めた。(本文より)
  • 習近平、プーチン、金正恩……独裁の時代の「どうしてこうなった?」を
    を池上さんがやさしく読み解きます。

    米朝首脳会談は北朝鮮の「勝ち」?/習近平への権力集中と中国発展への反作用/
    ロシア軍の軍事演習が怪しい/スウェーデンが徴兵制を復活/世界を揺るがす「世界最貧国」イエメン/
    規制だらけの日本の選挙/「リベラル」とは何か?……

    あらゆることがスピードアップするも政治は追いつかない。状況を一気に引っくり返す英明な指導者が待望されると警鐘を鳴らす一冊。
    過去に学び、未来に備える入門書!佐藤優氏、村上世彰氏との対談も収録。

    ※この電子書籍は2018年11月に文藝春秋より刊行された単行本『ニュースの”そもそも”池上彰の「どうしてこうなった?」』を
    改題、大幅に再編集、加筆修正した文庫版を底本としています。
  • 文明史的スケールの問題に挑む!
    21世紀末、日本の人口が約半数になる⁉ この大きな変化に対して私たちは何をなすべきか。
    人口減少社会の「不都合な真実」をえぐり出し、文明史的スケールの問題に挑む“生き残るため”の論考集。各ジャンルを代表する第一級の知性が贈る、新しい処方箋がここに。

    【目次】
    ・序論 文明史的スケールの問題を前にした未来予測 内田樹
    ・ホモ・サピエンス史から考える人口動態と種の生存戦略 池田清彦
    ・頭脳資本主義の到来
    ――AI時代における少子化よりも深刻な問題 井上智洋
    ・日本の“人口減少”の実相と、その先の希望
    ――シンプルな統計数字により、「空気」の支配を脱する 藻谷浩介
    ・人口減少がもたらすモラル大転換の時代 平川克美
    ・縮小社会は楽しくなんかない ブレイディみかこ
    ・武士よさらば
    ――あったかくてぐちゃぐちゃと、街をイジル 隈 研吾
    ・若い女性に好まれない自治体は滅びる
    ――「文化による社会包摂」のすすめ 平田オリザ
    ・都市と地方をかきまぜ、「関係人口」を創出する 高橋博之
    ・少子化をめぐる世論の背景にある「経営者目線」 小田嶋 隆
    ・「斜陽の日本」の賢い安全保障のビジョン 姜尚中

    内田樹×藻谷浩介の特別対談「世界の人口動態と帝国再編」を収録

    ※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 週刊文春の人気連載が1冊に!
    池上彰によるコロナ時代に必携のキーワード集

    新型コロナの世界的な蔓延により、人類は先の見通せない時代に突入した。
    そんな時代を生き抜くための46個の重要な事実=ファクトを厳選し、池上彰が徹底解説。

    「ワクチンの効果」「WHOの実態」「トランプ退場後の米国」「カマラ・ハリス副大統領」
    「菅首相のブログ」「福島原発の今」「イギリスのEU離脱」「香港国家安全法」
    「ロシアの毒物襲撃事件」「ベネズエラの現状」「イランを巡る問題」……など、
    面白いうえに読んでためになる知識が詰まった珠玉の1冊。

    【本書で明かされるファクト】  
    ■新型コロナは中国発生ではなかった!? 衝撃的な論文の存在
    ■バイデンが大統領執務室から「赤いボタン」を無くした理由
    ■まだまだあった! 菅総理が野党時代に放った問題コメント
    ■イギリス国民の半分が後悔しているEU離脱の実態
    ■裏切者は全員毒殺!? 恐るべきロシアによる暗殺の手口
    ■なぜ金正恩はこのタイミングで「総書記」になったのか 
    ■紛争処理の議論ができない!? WTOが機能停止の状態に …… など
  • 初のアフリカ人学長によるユニークな京都論。
    「いけずな町」に飛び込んだ外国人学者、「悪戦苦闘」の30年。

    「一見さんお断り」はサービス精神の裏返しだった?
    「遠まわしなモノ言い」は「よそさん」への気づかい?
    実はパーティ好き、実は気を使いすぎ、実は新らしモノ好き……、
    「サンデーステーション」出演で話題のウスビ・サコ氏が専門の空間人類学をベースに京都人を分析する。
  • 追悼特別出版 国際人たる日本の若者へのメッセージ

    海外をめざすビジネスパーソン、そして若者たちへ。
    新型コロナウイルスにより急逝した名物外交官が、日米、日中、日朝関係などを、豊富な知識と深い洞察をもって語る。
    序文・安藤優子
  • なぜ放送されないんだ!

    エース記者はなぜNHKをやめたのか。
    官邸からの圧力、巨大組織内で上層部から歪められる報道──
    スクープの裏側を「忖度なし」に書き尽くす。

    社会に衝撃を与えた『安部官邸vs.NHK  森友事件をスクープした私が辞めた理由』を改題し、大幅加筆。
    「文庫化にあたって 『この本には虚偽がある』は虚偽である」をはじめ、単行本刊行後の怒濤の展開も描いた決定版。

    著者は「森友事件」の発覚当初から事件を追い続けたNHK大阪放送局の司法担当キャップだった。
    次々に特ダネをつかむも、書いた原稿は「安倍官邸とのつながり」を薄めるように書き換えられていく。
    NHKでも検察でも東京vs.大阪のせめぎ合いが続く中、ついに著者は記者職からの異動を命じられた。
    記者であり続けるために職を辞した著者が、事件の核心、取材の裏側、そして歪められる報道の現在を赤裸々に明かす、渾身のノンフィクション。

    この話には続きがある。
    「この単行本が出来上がろうかというタイミングで赤木雅子さんに初めて会えた。
    その後、劇的な展開を見せて、週刊文春での赤木俊夫さんの遺書全文公開、国と佐川氏の提訴に至った。
    森友国有地値引きも公文書改ざんも何一つ古びていないし終わってもいない」(「文庫化にあたって『この本には虚偽がある』は虚偽である」より)

    今、メディア不信は最高潮に達している。
    権力に牙を抜かれ、批判能力を失う一方で、現場の最前線には、真実を伝えるために日夜格闘する記者たちがいる。
    すべてはここから始まった――。
    メディア、公正な報道が危機に瀕する現代、必読の書。

    解説:田村秀男(産経新聞特別編集委員)

    ※この電子書籍は2018年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 人事介入の全貌が明らかに!
    11月25日、衝撃のノンフィクション 緊急出版!!

    【内容紹介】
     2016年夏。官邸は検察庁が提示した「人事案」を拒否。かつてない異例の“人事介入”により、検察内には衝撃が走った。以来、4年間にわたり「官邸vs.検察庁」の人事抗争が勃発! 2020年黒川検事長の定年延長問題に至るまで知られざる暗闘が繰り広げられる。
     安倍晋三、菅義偉、杉田和博……政権中枢による人事介入の全貌を、数々のスクープを放った検察取材の第一人者が極秘情報を駆使して描き出す衝撃のノンフィクション。

    【本書で明かされる新事実】 
    ■「あいつは勘違いしている」菅首相が漏らした検事総長への怒り
    ■ 官邸と検察が結んだ“密約”と“裏切り”の真相
    ■「きっと失敗するだろうな」賭け麻雀で辞職した黒川元検事長の本音
    ■ 突然の追放劇! 検察のプリンスと法務大臣の確執
    ■ 初めて明かされる「定年延長」閣議決定までの舞台裏
    ■「甘利事件」「森友事件」を検察が不起訴にした本当の理由
    ■ 周囲の説得を拒否! 検事総長の椅子にしがみついた男    ……など


    【目次】
    序章 毒が回った政権
    第1章 黒川と林、そして稲田
    第2章 16年夏――事務次官人事への介入
    第3章 17年夏の陣――黒川続投
    第4章 17年冬の陣――3度目の正直を拒んだ上川法相
    第5章 官邸の守護神の実像
    第6章 苦肉の策
    第7章 河井捜査とコロナ禍騒動
    第8章 法務・検察の迷走
    第9章 「決着」と「総括」
    あとがき
  • セーラー服を着ていた。30歳で死のうと思っていた。
    そんな僕に、こんな未来が訪れるなんて――。
    父として、LGBTQムーブメントのリーダーとして、仕事、家族、恋愛など
    社会の「普通」を問い直す、フミノの奮闘記。
    *     *    *
    2020年8月、NHK総合でドキュメンタリー「カラフルファミリー」が放送され、SNSで話題となりました。
    トランスジェンダー男性と、パートナーの女性、そしてゲイの親友と、彼らの赤ちゃんの「4人家族」の物語。
    本書はそのトランスジェンダー男性フミノ=杉山文野の物語です。

    1981年女性の体を持って誕生した杉山さんは、性自認は男性。
    乳房切除手術を受け、現在は男性として生きています。
    自身がトランスジェンダーであることを告白し、恋や悩み、
    自分らしく生きようともがく日々を綴ったロングセラー『ダブルハッピネス』を2006年に出版してから14年、本書は2冊めの著書となります。

    杉山さんは、前作刊行後、海外を放浪し帰国して就職。その傍ら、テレビ出演や講演会で性的少数者の現状を語ってきました。
    そして、LGBTQの若者の集まる場を作り、パートナーシップ制度の口火をきった渋谷区の条例に深く関わり、
    東京レインボープライド(パレード)の共同代表を務めるなど、さまざまな活動を牽引してきました。

    セーラー服を着ていた高校時代、希望が見えず「30歳になったら死のう」と考えていた杉山さんが、当時想像もできなかった今の自分。
    まさに激動といえる14年間は、読む人に「普通とは何か」を考えさせ、さまざまな悩みを持ち、明るい未来を思い描けず苦しんでいる人に、勇気と希望、自分らしく生きるためのヒントを与えてくれます。

    目次 

    はじめに
    第一章 彼女のこと
    第二章 親のこと、活動のこと
    第三章 東京レインボープライド
    第四章 同性パートナーシップ条例
    第五章 ファミリーのこと
    未来へ あとがきにかえて
  • 1,599(税込)
    著:
    長谷部恭男
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    ナポレオン戦争、朝鮮戦争、フォークランド紛争、テロとの戦い、ドローン攻撃……

    「正しいこと」「望ましいこと」が
    すべて同時に満たされることのない世界で――

    ・カミュ『正義の人々』が問いかける道徳的ディレンマ
    ・グロティウスの正戦論とパリ不戦条約という転換点
    ・憲法典の間隙を突いたビスマルクの政治闘争
    ・一触即発の核戦争の危機を回避したキッシンジャーの手腕
    ・国際法の歴史から9条問題の本質を考える ……etc.

    憲法学の第一人者が放つ、瞠目の戦争論

    近現代史における戦争のダイナミックな質的変容を
    法の視点から浮き彫りにした知的興奮の書!
  • アメリカの働く女性たちから、共感の声が殺到!
    ガネット社元CCO、ジョアン・リップマンによる「男女が平等に働くための最高のガイド本」

    グーグルはじめ、先進的なアメリカ企業は“女性に対する無意識の偏見”に気づいて是正する試みを、会社を挙げて行なっている。
    女性がオフィスで実力を発揮するには、結局、どうすればよいのか?
    心理学、脳科学、データサイエンスなどからの最新知見を盛り込んだ“絶対に効く12カ条”。

    □“話をさえぎる人”の話をさえぎろう
    □女性は“すみません”と謝る必要はない
    □男性は女性の代わりに決断してはいけない
    □女性をどんどん昇給・昇進させるべき ……ほか

    エビデンスに基づくコツを使って「自分らしさ」を取り戻そう。
    男女が一緒に働くために、女性が(そして男性も)知っておくべきことが満載!
  • 「米国人は立憲君主をまったく理解していない」「君主は単にゴム印を押す存在ではない」(英外務省内部文書)
    戦後、GHQによって「象徴」とされた天皇のあり方について、立憲君主制の老舗の英国は、そんな表現で、日本の宮内庁に助言をしていた。
    そこで、昭和天皇はどう動いたのか――。

    本書は、近年機密解除された英米の公文書をたんねんに読み解き、奇しき縁で筆者にもたらされた昭和天皇のインタビューテープを繰り返し聞くことで得られた、まったく新しい「象徴」天皇の姿である。

    戦前、政府、軍部の上奏を信頼した結果、未曾有の敗戦を招いてしまったという苦い経験から、戦後の昭和天皇は自ら世界情勢の情報を集め始めた。とくに、国際共産主義に対する警戒心を隠そうともせず、英米の情報機関幹部と情報交換をするさまは、あたかも天皇自身が国際政治のプレイヤーであったかのようだ。
    さらに、次代を担う皇太子には、自分で考え、自分の意思で行動することを教えるため、バイニング夫人の招聘するなど、新しい教育環境を整えた。
    昭和、平成と受け継がれた、新しい天皇像は、海外留学を経験した始めての天皇である令和の御世の新天皇のもとで今、花開こうとしている。

    天皇三代の行動を「インテリジェンス」という側面から再構築すると、「象徴」という言葉だけではとらえられない、本当の君主像が見えてくる。
  • 「これは、世界の『未来の年表』だ」
    解説=河合雅司(『未来の年表』シリーズ著者・人口減少対策総合研究所理事長)

    2050年、人類史上はじめて人口が減少する。
    いったん減少に転じると、二度と増えることはない。

    名門調査会社イプソスのグローバルCEOらが、世界各国にて
    フィールドワークを敢行。統計に加えた貴重な証言をもとに警告する本書。

    この震撼シナリオが進むとすると、米中の覇権争いは予想外の展開を見せ
    インド、そしてアフリカの台頭も早まるだろう。
    世界経済の行方、温暖化や格差・貧困などのSDGs問題、われわれの人生もが激変する。

    著者によると、課題先進国・日本の「復活への切り札は一つだけ」
    それは、「女性」か「若者」か「若い老人」か「AI」か「移民」か?

    【目次より】
    序章 2050年、人類史上はじめて人口が減少する
    1章 人類の歴史を人口で振り返る
    2章 人口は爆発しない--マルサスとその後継者たちの誤り
    3章 老いゆくヨーロッパ
    4章 日本とアジア、少子高齢化への解決策はある
    5章 出産の経済学
    6章 アフリカの人口爆発は止まる
    7章 ブラジル、出生率急減の謎
    8章 移民を奪い合う日
    9章 象(インド)は台頭し、ドラゴン(中国)は凋落する
    10章 アメリカの世界一は、今も昔も移民のおかげだ
    11章 少数民族が滅びる日
    12章 カナダ、繁栄する“モザイク社会”の秘訣
    13章 人口減少した2050年、世界はどうなっているか
  • 1,500(税込)
    編著:
    WiMN
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    伊藤詩織さん推薦!
    「どんなに辛い過去の出来事も、伝えることで未来は変えられる」(本書帯コメントより)

    「胸触っていい?」「抱きしめていい?」
    テレビ朝日の女性記者に対する財務省幹部のセクシュアルハラスメント事件は、世間に大きな衝撃を与えた。しかし、この記者を自分と重ね合わせた女性たちがいた。声なき声をすくいあげ、社会に届けるジャーナリズムに携わってきた多くの女性記者たち。彼女たち自身が、声なき声の当事者だったのだ。

    事件をきっかけに、2018年春に「メディアで働く女性ネットワーク(WiMN)」が発足。100人超(19年末現在)の会員は、北海道から沖縄、海外在住者も含み、新聞・通信、放送、出版、ネットメディアなどで活動する(フリーランス含む)。

    もう黙ることはしない――。
    会員約30人の決意の告白、最近のセクハラ事件を取材した社会時評、そして主要メディアのセクハラ対策調査を、これからペンを持とうとする女性たちへ贈る。
  • 伝説の男がついにすべてを語った!
    自民党のプリンスはなぜ逮捕されたのか。

    戦後生まれ初の閣僚で、自民党最盛期の建設族のプリンス、そして田中角栄最後の愛弟子であった男は、ゼネコン汚職で逮捕され、刑務所へと送られる。
    しかし、そこから新たな伝説が始まった。
    検察の取調べに完全黙秘を貫き、検事をして「男の中の男」と言わしめた男は、出所後も当選を重ね、初当選から現在まで14戦無敗。そして、安倍一強の政界を揺るがす仕掛けを次ぐ次と繰り出している。

    中村喜四郎

    30年の沈黙を破って語られた驚愕の事実とは。
    角栄の素顔、ゼネコン汚職の真相、自民党分裂で小沢が果した役割……昭和から平成にかけて激震した政界の裏事情。さらに日本だけでなく、トランプを生んだアメリカにもわたり、「選挙に勝つ」ことの意味を掘り下げる。

    この男から目が離せない!
  • 現代日本を形作ったキーパーソン12人を語りつくす!
    田中角栄、渡邉恒雄、ホリエモンに池田大作、上皇陛下まで……、毀誉褒貶ありつつも戦後日本を決定づけた人々を池上解説。

    2018年から文藝春秋西館で行われた「〈夜間授業〉池上彰“戦後”に挑んだ10人の日本人」をもとに構成・編集。講義で実際に出たQ&Aも収録し、改めて基本から現代史の重要人物たちを知ることができます。
    「戦後日本」に対峙し、変革をもたらした型破りな人々の“功罪”で学ぶ現代史講義。

    第1回 田中角栄 今、見直される理由
    第2回 江副浩正 情報社会の開拓者
    第3回 小泉純一郎 断言する“変人”政治家
    第4回 中内功 価格破壊の風雲児
    第5回 渡邉恒雄 読売帝国の支配者
    第6回 堤清二 詩人経営者の血脈
    第7回 村上世彰と堀江貴文 金儲け至上主義と国策捜査
    第8回 石原慎太郎 暴言と思いつきの長期都政
    第9回 池田大作と創価学会 政教分離と自公連立
    第10回 上皇陛下と上皇后・美智子さま 象徴天皇としての試行錯誤
    (目次より)
  • 保守本流の政治とは──均衡と中庸を信条とする政治家が描いた、この国のかたち。
    没後40年、「哲人宰相」の足跡をたどる傑作評伝。

    大平正芳は何を遺したのか。
    外相として成し遂げた韓国との請求権問題解決や、日中国交正常化の断行は大きな功績である。蔵相、自民党幹事長を経て首相に就任、環太平洋連帯構想を模索したが、党内抗争の果て志半ばで逝った。
    日中関係の大平証言を増補し、悲運の宰相の素顔と哲学に迫り、保守政治家の神髄を問う。

    解説・渡邊満子

    【目次】
    序章 遠い記憶
    第1章 「楕円の哲学」──大蔵官僚
    第2章 政界への転身──池田内閣官房長官まで
    第3章 始動する大平外交──池田内閣外務大臣
    第4章 「戦後の総決算」──自民党筆頭副幹事長から宏池会会長へ
    第5章 外交の地平を追う──田中内閣外務大臣
    第6章 内外の危機──田中、三木内閣大蔵大臣、自民党幹事長
    第7章 環太平洋の秩序を求めて──首相
    終章  「永遠の今」
  • 夜、親のいない子どもたちの多くは、待機児童にさえなれない型破りな保育を続ける夜間保育園に密着ルポ。

    博多の繁華街・中州の程近くに、その保育園はあった。
    モダンな建築、モンテッソーリ教育や地元産の食材をつかったこだわりの給食など、意識の高い保護者をひきつける要素を備える一方で、飲食業や風俗など夜に働く親たちを積極的に支える夜間保育園という貌もあった。

    親が休日の日にも子どもを預かる/深夜働くために朝登園できない親子を自宅まで迎えに行く/週末には理事長が自宅で子どもを預かる……その型破りな保育に、2年間にわたり密着取材。同時に、夜間保育園がなかなか増えない理由、ベビーホテルの抱える問題などにも切り込んだ。夜に働く親たち、夜に親のいない子どもたちを支えたい――そんな人々を思いを活写したルポルタージュ。

    (目次)
    序章
    1章 中洲の夜間保育園
    2章 真夜中の親子
    3章 ベビーホテル
    4章 見えない子どもたち
    5章 防波堤
    6章 陽だまり

    著者プロフィール
    三宅玲子(みやけ・れいこ)
    1967年熊本生まれ。ノンフィクションライター。
    オンラインメディアや週刊誌で「ひとと世の中」を取材。
    2009年より5年ほど北京へ。
    2011年より日本人と中国人のゆるやかなプラットフォーム Billion Beats を運営。
  • 1,223(税込)
    著:
    玉木雄一郎
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    これまでの単なる連続線上には日本の繁栄も幸せもない――政府が隠し続けてきた日本の危機の真相を、国民民主党の若き代表が暴きます。
    これ以上先延ばしできない32の問題について、真実の情報を公開し、チャレンジングな解決策を提示。
    ツイート形式で問題点のヤバさが簡単にわかります。日本の政治がここから変わる!

    代表的な論点は次の通りです。

    ・第3子に1000万円給付「コドモノミクス」の明るい未来
    ・無理な年金政策よりもベーシックインカムが老後を救う
    ・景気がよくなっても生活が楽にならないのはなぜか
    ・お金持ちばかりが得をする税制
    ・愛子天皇を可能に 皇室典範の改正を急げ
    ・「介護離職ゼロ」を本当に実現するには
    ・「原発ゼロ」社会は本当に実現するのか
    ・「高齢者の足」が奪われている 自動運転が地方を救う
    ・池江璃花子さんに再び笑顔を 骨髄移植を簡単に受けられる社会に
    ・WHOが認定 ゲーム依存は病気なのだ
    ・児童虐待は30年で120倍以上! 児童相談所が足りない
    ・経済大国復活へ 突破口は「働き方改革」より「副業の解禁」
    ・日本には理工系人材が少なすぎる
    ・アベノミクスで得をしたのは外国人株主と政府だけ
    ・東京オリンピック いくらかかるか誰も知らない……
    ・沖縄問題は地位協定の見直しこそ独立国家の責務
    ・硫黄島「米軍勝利の碑」の撤去を願う
    ・安倍改憲は「百害あって一利なし」
    ・麻生大臣「報告書受け取り拒否」でこの国のかたちが壊れた!
    ・「移民政策はとらない」という建前をやめよう
    ・このままでは悠仁さま即位のときに皇族がいなくなる
    ・大坂なおみ選手に続け! 国籍を超えたカラフル・ジャパンへ
    ・北方領土交渉は一度白紙に戻したほうがよい
    ・最悪の日韓関係 こればかりは韓国側に自制を求めたい
  • 韓国では発売後、3週間で10万部を超える異例のベストセラーに。
    「これは禁書になるかもしれない」と今も話題騒然の、元北朝鮮外交官による暴露本。

    金日成に憧れ、金正日に信頼され、そして金正恩を捨てた――。
    30年間にわたり平壌心臓部を生き抜いた男が、金政権中枢の真実を次々と明かす!

    ・金日成が指示した「ローマ教皇招聘計画」
    ・ミサイル輸出をめぐるイスラエルとの極秘交渉
    ・密輸で外貨を稼ぐ外交官たち
    ・日朝平壌宣言の敗北と偽遺骨問題
    ・金正男の偽造パスポート事件
    ・大韓航空機爆破事件の金賢姫は同窓生だった
    ・金正恩が恐怖政治に頼る本当の理由
    ・張成沢処刑の引き金を引いた人物
    ・金正哲と過ごした61時間の全貌
  • 霞が関でくすぶっていた役人が日本を牛耳っている!
    首相秘書官→総理の分身
    首相補佐官→影の総理の影
    官房副長官→政権の守護神

    森友・加計学園問題に象徴される一連の官僚の不祥事は、官邸の指示の結果なのか忖度の結果なのか。そしてなぜ、安倍政権は数々の不祥事を起こしても磐石でいられるのか。その二つの謎を解くカギが、これまでの政権にはいなかった「官邸官僚」の存在である。首相の分身といわれる今井尚哉首相秘書官、菅官房長官が絶大な信頼を置く和泉洋人首相補佐官、内閣人事局長を務める元警察官僚の杉田和博官房副長官……。出身省庁でトップになれなかった役人が官邸の威光を背景に霞が関を牛耳る異様な実態と不透明な行政の闇を抉り出す。

    第一章 総理を振り付ける「首席秘書官」
    第二章 影の総理の影「首相補佐官」
    第三章 政権の守護神「警察官僚」
    第四章 破壊された日本の頭脳「財務官僚」
    第五章 「文科省」次官候補の裏口入学事件
    第六章 封印された「地検特捜」
    第七章 霞が関を蹂躙する「内閣人事局」
    第八章 官邸外交で蚊帳の外の「外務省」
    第九章 官邸に潜む落とし穴
  • 電子書籍版では書き下ろしのまえがきを収録!

    「あるある」「上層部に読ませたい」「励まされた」など30代、40代の共感の声多数。
    うまくいかない、おかしい、腹が立つ。仕事、会社、人生、社会でズレているのは自分?それとも…。
    文春オンラインの人気著者による、時代と自分のズレを認識し希望に変えるための必読書!

    ●おもな目次
    【第1章】 仕事観のズレ
    ・部下がついてこない人の「失敗の本質」
    ・頭のいい人たちが集まっているはずの組織がやる、馬鹿なこと
    【第2章】 人生観のズレ
    ・休むのが下手で、頑張れば上手くいくと思い込み過ぎ
    ・この時代「人生のデザイン」なんて、できるのか
    【第3章】 企業観のズレ
    ・若者に、いまの年寄りの人生アドバイスは役に立たない
    ・「人工知能が採用面接で人間を見抜く時代」の欺瞞と憂鬱
    【第4章】 世代観のズレ
    ・育児に労働に疲れ果てる女性と、所得が低いと馬鹿にされる男性
    ・通勤ラッシュの赤ちゃん「日本は育児に冷たい」の妥当性
    【第5章】 結婚観のズレ
    ・「絶対に成功しない婚活」×「必ず結果を出す正しい努力」
    ・「わたし、肉食だから」と自称する女の人について
    【第6章】 時代観のズレ
    ・オタクがオタクでなくなるとき
    ・無い才能の、見切り方
  • 1999年のラスベガス。ソニーは絶頂期にあるように見えた。しかし、舞台上でCEOの出井伸之がお披露目した「ウォークマン」の次世代商品は、2つの部門がそれぞれ別個に開発した、2つの互換性のない商品だった。それはソニーの後の凋落を予告するものだった。
    世界の金融システムがメルトダウンし、デジタル版ウォークマンの覇権をめぐる戦いでソニーがアップルに完敗し、ニューヨーク市役所が効率的に市民サービスを提供できない背景には、共通の原因がある。それは何か――。謎かけのようなこの問いに、文化人類学者という特異な経歴を持つ、FT紙きってのジャーナリストが挑む。
    企業であれ自治体であれ、あらゆる組織は「サイロ化」という罠に陥りがちである。分業化したそれぞれの部門が、それぞれの持つ情報や技術を部署の中だけでとどめてしまい、隣の部署とのあいだに壁を作ってしまう。日本語では「タコツボ化」と呼ばれるこの現象は、どんな組織でも普遍的に存在する。
    経済学的な観点からすれば、身内での競争を生むような「サイロ」は無駄であるから、トップが「サイロ撲滅」の掛け声をかければ解決に向かう、と思いがちだ。ソニーの新しい経営者・ストリンガーも最初はそう考えた。しかし、彼は失敗した。壁は極めて強固で、一度できたサイロは容易には壊れない。
    文化人類学者の視点を持つ著者は、「サイロ」が出来るのは人間に普遍な原因がある、と説く。人間に求められる技術が高度で専門的になればなるほど、サイロはむしろ必要とされるからだ。
    人間は必ずサイロを作る、ならば、その利点を活用しつつ、その弊害を軽減する方法を探ろうとする画期的な論考が、本書である。
  • 「博打好き」の中国資本によるラオスの都市開発から、格差最小富裕国ルクセンブルクの歴史的叡智まで――
    世界105カ国をわたり歩いてきた著者が描き出す、各国の地政学的ダイナミズム!

    ・高架上の遊歩道「ハイライン」にみるNYの都市再生
    ・平和の配当に潜む毒饅頭、東ティモール
    ・テロの爪痕の残る国際リゾート地ニースを脅かす排外気分
    ・高級モールとスラム以下の生活が混在する南米アスンシオン
    ・バルカンの火薬庫、歴史に見る戦争と平和の分かれ道とは? …etc

    大好評『世界まちかど地政学』の第2弾。
    日本の未来を照射する世界経済のリアルがここに。


    目次
    第1章 成長目指す貧困国 平和の配当に潜む毒饅頭
    第2章 ニューヨーク・再生と格差拡大の現場
    第3章 バルカンの火薬庫はいま:旧ユーゴとアルバニア
    第4章 極小の公国から見える欧州の本質
    第5章 レバノンとヨルダン・戦地真横でのかりそめの安寧
  • 1,629(税込)
    著:
    栗原康
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    自分の人生を爆破せよ!
    女相撲、安倍政権、奨学金、共謀罪、魔界転生、キムチ、即身仏……いま注目のアナキズム学者は言った。自分の人生を爆破せよ、と。

    目次

    第一章 どすこい貧乏、どすこいセックス――女力士はエイリアン
    第二章 変態は武装であり、武装は変態である――いくぜ、負け犬ど根性
    第三章 自分の人生を爆破せよ――チャハハ!
    第四章 キムチだよ――なんどきいても、こたえはNothing
    第五章 いくぜ犯罪、こいよ非国民――大泥棒、エドワード・スノーデン
    第六章 自殺じゃねえよ、死体だよ――マジやべえ!
    第七章 血まみれのかあちゃん、ケツの穴、ファック――迷惑上等、暴走よし
    第八章 一揆だべ!――鼻の命はノーフューチャー
    第九章 ああ、セックスがしてえ!――山賊、山伏、よかチンチン
    第十章 赤黒つけるぜ!――孤独を喰らえ、腹ペコだい
    第十一章 ひなたぼっこからあげ事件――ヒャッハッハ、またな十兵衛!
    第十二章 ババア一擲―なにがわたしをこうさせたか
  • ヒョウ柄と飴ちゃんを愛する大阪のおばちゃんが
    もし日本国憲法を読んだら――。

    ・戦争は棄てましてん(9条)
    ・人権ってええもんちゃう?(11条)
    ・しあわせってなんやろか?(13条)
    ・憲法は誰のモン?(99条)

    はじめからおわりまで、大阪弁のおしゃべり言葉で書かれた本書。
    子どものガッコのことから夫婦の生活、集団的自衛権から護憲・改憲問題までを
    おばちゃん目線の井戸端会議のノリで解説。

    著者は、ホンモノの大阪のおばちゃんにして
    大阪大学「憲法」講義で“ベストティーチャー賞”を4度受賞した
    人気のおばちゃん先生(憲法学者)!
    TBS番組「サンデーモーニング」レギュラーはじめメディア出演多数。
    数千人の会員が所属するFB上の団体「全日本おばちゃん党」代表代行。
  • 「トランプ政権の教科書」と言われた衝撃の書が文庫化!
    米中貿易戦争を仕掛けた異色の大統領補佐官が説く、米中軍事衝突の可能性。トランプの対中戦略の狙いは、全てこの本から読み取れる。
    解説・飯田将史
  • シリーズ3冊
    765815(税込)
    著:
    町山智浩
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    週刊文春大人気連載シリーズ第2弾!

    M・ロムニーは、たった二つの失言で、20億ドルを注ぎ込んだ大統領選をしくじった。言葉を制する者はアメリカを制す。言葉を知ればアメリカがわかる。マンスプレイン、ドーマ、メサイア……日々、かの国で生まれる新語・名言・迷言を現地から毎週レポート。解説 モーリー・ロバートソン

    ※本書は、単行本『知ってても偉くないUSA語録』を文庫化にあたって改題したものです。
  • 政治学者は見た! 平成の政治家とこの国の姿
    安倍政治の本質とは。「天皇生前退位」の舞台裏は。現場を歩き、時代の証人の語りを引き出す。時代を見ぬく目を養う御厨流政治道場。

    ・安倍政権は「やってる感」の政治なのである
    ・災害が常態化した日本に必要な視座とは
    ・「天皇生前退位」の道を拓いた有識者会議
    ・明治・昭和・平成の三十年を比べてみると
    ・なぜ平成の役人は公文書を廃棄するのか
    ・私人として沖縄問題に臨んだ「開発天皇」
    ・「権力の館」を映像化して見えてきたこと
    ・野中広務、堤清二、中村隆英、岡崎久彦、西部邁、佐藤誠三郎、粕谷一希……縁深く懐かしき人々の肖像
    (本書より)
  • 戦後日本で、かつてなく改憲の可能性が高まるいま、「知ってるようで知らない」憲法について本質を理解するための決定本。
    長谷部恭男、片山杜秀、石川健治、森達也、国谷裕子、原武史――憲法を巡る各テーマを豪華ゲストらと共に徹底的に考えた、高橋源一郎の白熱講座へ、ようこそ!

    ・憲法は条文がすべてではない!?
    ・9条は意味論と語用論に分けて考えよう
    ・立憲主義は民主主義と対立し得るもの?
    ・大正デモクラシーから国家総動員体制にいたった流れ
    ・天皇の「おことば」が突きつけた問題とは?

    社会の「分断」を越えた対話のために――土台となる決定本がここに。
  • 地方再生の知恵は、「逆境続き」の北陸にあった
    共働き率と出生率で全国平均を上回る北陸三県。幸福度も世帯収入も高い。北陸ならではの協働システムや教育を取材した画期的ルポ。

    世界が注目!富山市のコンパクトシティ
    ・道路整備率1位がアダに
    ・孫とおでかけ支援事業の狙い
    ・おでかけ定期券で健康になる
    ・世界中から行政視察が
    ・「三十年後の市民の声を聴け」

    福井の幸福度はなぜ高い?
    ・「日本一」「世界一」の企業多数
    ・「一向一揆で負けたから」
    ・若者が作る「鯖江モデル」
    ・女性も羽ばたく協働精神
    ・教育は投資
    ・教師を変えることから始める 他

    解説・佐々木俊尚
  • 徹底した現場取材で、長期政権への内幕を暴露!
    中国共産党の原動力は権力闘争だ。地方政治家から国家主席に上り詰め、闘う宿命を背負う男の真実。『十三億分の一の男』を改題増補。

    【目次】
    序 章 「習近平新時代」
    第一章 愛人たちが暮らす村
    第二章 習近平の一人娘を探せ
    第三章 紅く染まった星条旗
    第四章 ドキュメント新皇帝誕生
    第五章 反日狂騒曲
    第六章 不死身の男
    第七章 サラブレッドの悲劇
    第八章 クーデター
    第九章 紅二代
    終 章 宿命
    特別収録 エズラ・ボーゲル インタビュー
    「習近平は最強の独裁者なのか」
    あとがき
    文庫版あとがき

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・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

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