『実用、歴史、戦争、東洋経済新報社、その他(レーベルなし)』の電子書籍一覧
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今こそ読みたい、平和のための経済論
「過剰な制裁が、新たな戦争を生み出す」
100年前、憎悪へ突き進む世界に警鐘を鳴らした
20世紀最高の経済学者・ケインズの傑作が復活!
山形浩生氏「ずいぶんきな臭い時代になってきた現在、本書をきっかけに少しでも戦争/平和と経済についてまじめに考えてくださる方が増えてくれることを祈りたい」ーー「訳者解説」より
〈本書の背景〉
1919年、経済学者にして官僚でもあるジョン・メイナード・ケインズは、
第一次世界大戦後のパリ講和会議にイギリス代表団の一員として参加した。
しかし、ドイツへの過剰な制裁を課す議論の方向性とヴェルサイユ条約の、
あまりのひどさに絶望し、辞表をたたきつけて、即座に本書を書き上げた。
〈なぜ今、読むべきなのか〉
世界的なベストセラーとなり、ケインズの名を一躍押し上げた本作は、
「ナチスの台頭」「第二次世界大戦開戦」を予言した書としても知られる。
戦後処理と世界経済の枠組み構築を考える際のバイブルとも言える本書は、
戦争の時代に足を踏み入れている現代においても、主張が色あせない一冊である。
【主な内容】
序文
第1章 序論
第2章 戦争前のヨーロッパ
第3章 会議
第4章 条約
第5章 賠償
第6章 条約後のヨーロッパ
第7章 修正案
訳者解説 -
ヨーロッパ中心の科学史を覆す!
科学革命は大陸を越えた文化交流と、古今東西の知られざる科学者のたゆまぬ努力によってもたらされた。
現代世界の見方を変える、かつてない視点で描く近代科学の発達史。
コペルニクスやガリレイ、ニュートン、ダーウィン、アインシュタインといった科学者の名前は、誰もが知っている。
そして、近代科学は16世紀から18世紀までにヨーロッパで誕生し、19世紀の進化論や20世紀の宇宙物理学も、ヨーロッパだけで築かれたとされている。
しかし、科学技術史が専門のウォーリック大学准教授、ジェイムズ・ポスケットによれば、このストーリーは「でっち上げ」であり、近代科学の発展にはアメリカやアジア、アフリカなど、世界中の人々が著しい貢献を果たしたという。
科学の未来は、グローバリゼーションとナショナリズムという2つの力の中間の道を見つけられるかどうかに懸かっている。
政治やイデオロギーによって書き換えられてしまった科学の歴史を明らかにし、科学発展のグローバルな過去をつまびらかにすることで、科学の未来について考えさせる書。
「国際的なつながりが、時代を超えて科学の進歩を刺激してきたことを説明する」
――アリス・ロバーツ(『人類20万年 遙かなる旅路』著者)
「近代科学がヨーロッパだけで発達したものではないことを、説得力をもって示してみせる」
――ジム・アル=カリーリ(『量子力学で生命の謎を解く』共著者)
「標準的な科学史ではその偉業が語られることのない科学者たちの物語を楽しく読める」
――イアン・スチュアート(『もっとも美しい対称性』著者)
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