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『実用、社会、文化、2017年2月17日以前』の電子書籍一覧

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  • 明治末刊行の代表作『遠野物語』に続き、『山の人生』では、さらに山間部の壮絶な人間苦が描かれた。近代を謳歌する当時にあって、柳田は文明から隔てられた過酷な人生に目を向け、そして晩年の『海上の道』では日本文化の根源を大胆に語った。その半生を俯瞰し、新しい学問・民俗学を通した日本人へのメッセージを探る。
  • 【★電子限定特別カラー版★】46億年の地球史、そして人類誕生からの足跡──20年、世界60ヶ国、誰よりも現地を体感してきた、TBS「世界遺産」の現役プロデューサーが贈る、読んで楽しむ世界遺産!
    電子版では全掲載写真をモノクロからカラーに変更!世界遺産の魅力をフルカラーでお楽しみください!(※閲覧環境は端末、ビューワーによって異なります)
  • 2014年に起こったセウォル号沈没事件で危機管理能力の欠如と無責任体質を露呈し、世界を唖然とさせた韓国。さらに「産経新聞ソウル支局長を名誉棄損で在宅起訴する」という民主主義国家にあるまじき暴挙に出て世界から呆れられた朴槿恵「反日」大統領。「明らかに韓国の自壊が進んでいる」とする著者が、その真因を、「謝れば和解」の日本と「謝ったら負け」の韓国という文化の違いから鋭く指摘する。
  • 今も多くの日本人は自らの素晴らしさを知らず、「日本人である」ことに誇りを持てないでいる。それは、自国の真の歴史を知らないから、と著者は言う。神話時代から繋がる日本の歴史を繙くと、この穏やかな国土で、「和」を尊び、日本独自のしなやかな「勁さ」を育んできた先人たちの姿が見える。読むほどに、 「日本をもっと知りたい」という思いが沸いてくる。書き下ろしの名著! 神話の神々の大らかさ、縄文人たちの豊かな食生活、十七条憲法の持つ先進性、いまも世界から尊敬されている武士道の精神……。日本には先人たちが生み出し、育んだ「宝物」がたくさんある。「日本人」としての自信を取り戻し、思わず襟元を正したくなる1冊。親子で読み継ぐロングセラーを目指します。
  • 戦後、二度の外相を務め、首相在任中に急逝した大平正芳氏の政治哲学と外交について、秘書官であり家族でもあった森田一氏が、率直に語った貴重な歴史のひとこま。大平正芳氏の哲学や政策構想を体系的に論じた一冊。
  • 見た目も言葉も生活スタイルも日本人とそっくりで、日本式の通名も持つ在日コリアン。税金・年金、参政権、結婚・帰化、本名と通名、民族学校、コリアンタウンなど気になる話題を、43個のトピック別に収録。最新の統計を利用した分かりやすい表、図、データも豊富に採用。在日コリアンの現在位置をわかりやすく解説。※内容は06年発売の現在がわかる!在日コリアンの内容を2014年度版に補強、加筆したものとなります。
  • 止まるところを知らない韓国の「告げ口外交」と「反日攻撃」。それに対して、日本では「嫌韓感情」が高まり、ヘイトスピーチまで飛び出す始末。しかし、同じ土俵でケンカするのも、ひとんちの国旗を燃やす連中と同列になりそうで、それは日本人の名折れ。そこで漫画家・高信太郎は声を大にする。「両国の理解が深まることを願って、なんてヤメにします。そんなことできるわけがない。笑韓でいきましょう!」と……。慰安婦問題、竹島問題ほか、韓国のミョーな言い分を高信太郎が斬りまくる。朴槿惠大統領にも読んでもらいたい、クスッと笑える1冊です。
  • アジア太平洋地域に脅威を与え続ける覇権主義国家・中国。そして、その中国にすり寄り、小中華思想をもって日本を貶め続ける事大主義国家・韓国。「反日」の名のもとに結束する彼らの精神文化は、何に根ざし、どのように醸成されてきたのか。戦後70年を迎えたいま、米国主導の敗戦国意識を植え付けられたままの日本と、そこへ付け込む中韓両国の関係を過去から現在に至るまで正しく分析。日本は両国からの「謂れなき妄動」をいかに払しょくし、歴史戦に打ち克つべきか。バブル崩壊の際にいる中国、日米と中国の狭間で右往左往する韓国……その現状を的確にふまえながら、日本人として備えなければならない意識を説く。
  • 科学論の分野も狭隘な専門主義の影響を免れてはいない。福島の事態への科学論者の対応の鈍さが、それを象徴する。このように現実社会から切り離された「科学論」も危機にあるのではないか。科学と社会との関わりや社会における科学の位置付けについて俯瞰的に検討し、科学論の現状に一石を投じたい。

    特集「科学論の挑戦」 中島秀人/ 埴岡健一/宮野公樹/野澤 聡/平川秀幸

    <論考>ポリーヌ・シュナペール/池本大輔/五百旗頭 薫/佐藤卓己/周東美材/神門善久

    <連載 >山崎正和

    <往復書簡 correspondence>ビル・エモット+田所昌幸
  • 日本の「地域」は、本当に「消滅」してしまうのか。
    危機感を抱いた人々は、未来へ向けた変革を生みつつある。
    そうした「地域おこし」は、特定のカリスマが主導するものではなく、
    それぞれの地元にある「チーム」によって進められている――。
    北海道から沖縄まで。17の現地取材を通じて、「地方創生」の未来を探る。

    【著者紹介】筒井義信(つつい・よしのぶ)
    日本生命保険相互会社 代表取締役社長
    1954年、兵庫県生まれ。兵庫県立神戸高校、京都大学経済学部卒業。
    77年日本生命入社。長岡支社長、企画広報部長などを歴任。
    2004年取締役・総合企画部長、07年常務、09年専務。2011年より現職。

    【目次より】
    1◆「写真甲子園」が人口増を後押し
    2◆受け継いだ「小さな森」から森林再生
    3◆「居場所ハウス」で世代をまたぐ
    4◆郷土芸能の復活を復興の力に
    5◆過疎の村をつなぎ直した光回線
    6◆若者を呼び戻す「ものづくり学校」
    7◆路面電車とバスで「生活圏」結ぶ
    8◆地域FMが支える「海岸大清掃」
    9◆「耕作放棄地」で日本一の小松菜
    10◆伝統の「祭」で限界集落の克服へ
    11◆「アート」の創造性が起爆剤
    12◆国際学会誘致で商店街を活性化
    13◆学区単位で「五段階」の地域活動
    14◆街全体を使って「芸術祭」
    15◆小学一年生から「プログラミング教育」
    16◆島々が共通の地域通貨で連携
    17◆「海洋深層水」で離島の自立へ
  • 「湾岸戦争からソ連解体にかけてアメリカを理解せずに現代の中東・中央アジアを考える限界を痛感した」。多民族他文化国家アメリカと、世界各地に浸透するイスラーム世界とは共存しえるか。劇的に変化したアメリカとサウジアラビアの関係変化など最新研究を盛り込んだ増補版。

    「イスラームとアメリカとの複雑な関係を多面的に考えることは、新しい世紀における日本とイスラームとの相互関係を測る上でも重要な準備作業となる。もちろん私としても、このささやかな書物が大きな課題に正面から取り組んだとは考えていない。しかし今はただ、本書の公刊がイスラームを軸としながら日米関係と日本中東関係を考える試みにもつながれば、と念じるのみである」(はじめに――ラシュディー事件によせて、より)

    【目 次】
    第一章 イスラームとテロリズム――アメリカと中東を横断する新しい社会運動
    第二章 イスラームとアメリカ――自由と民主主義をめぐる非対称
    1 イスラームと「歴史の終わり」
    2 イスラーム主義におけるプルーラリズム
    3 神の民主主義―対―市民の民主主義
    4 アメリカのイスラーム政策
    5「新・東西対立」と政治的リアリズム
    第三章 アメリカの多文化主義と民族・人種問題――ロサンゼルス暴動の背景
    第四章 アメリカ人のイスラーム――ブラック・ムスリム運動を中心に
    1 アメリカ史の中のイスラーム
    2 イスラーム神秘主義教団の台頭
    第五章 日米関係とイスラーム――ハンチントン「文明の衝突」をめぐって
    第六章 「歴史の終わり」に挑戦するイスラーム――フランシス・フクヤマ再考
    1「最後の人間」のアイロニー
    2 さまざまな民主主義
    第七章 イスラームとトクヴィル――宗教と自由主義との緊張関係
          1 近代ヨーロッパのイスラーム発見
    2 トクヴィルの民主主義論と植民地征服――イスラームからの視点
    第八章 大川周明による回教徒問題攷究――日本人の見た近代の危機
    第九章 日本人のイスラーム観――中村廣治郎『イスラム』によせて
    第十章 ウサーマ・ビン・ラーディンとアメリカ――アメリカ同時テロル多発事件の背景
  • 小林よしのり氏推薦!!
    北の大地で何が起こっているのか?

    沖縄だけではない!
    アイヌ利権、政治家と役所との癒着、北教組の偏向教育、公正を欠いたメディア、水源地を買い漁る中国……
    北の大地を蝕む衝撃の実態を告発!

    「砂澤陣は天才彫刻家・砂澤ビッキの息子で正真正銘のアイヌ系日本人であり、
    自らを『日本国民』と明言し、アイヌ利権に個人で戦っている。
    アイヌ問題は砂澤陣に任せた!」(漫画家・小林よしのり)
  • <特集>「帝国の崩壊と呪縛」池内 恵/池田明史/小泉悠/廣瀬陽子/岡本隆司/齊藤茂雄/森井裕一[論考]五百旗頭薫/マリー・ラル/宮武実知子/砂原庸介[アステイオン30周年インタビュー]山崎正和+ 苅部 直[アステイオン30周年特別企画]田所昌幸/苅部 直/張 競/細谷雄一/待鳥聡史[写真で読む研究レポート]通崎睦美[連載]「リズムの哲学ノート」山崎正和

    <特集>帝国の崩壊と呪縛

     二〇一六年は、一九一六年に合意されたサイクス=ピコ協定から一〇〇年の節目にあたる。おりしもサイクス=ピコ協定を基礎にして引かれた中東の国境線と国家の溶解が進み、中東の地域秩序が揺らいでいる。揺らぎは一時的・過渡期的なものなのだろうか。あるいはあってはならない異常事態なのだろうか。むしろ、われわれは近代の歴史を帝国の崩壊、それも繰り返し起こる崩壊として見てみることで、視界が開けるのではないか。
  • パリ同時多発テロに続き、ジャカルタでも爆弾テロを起こしたIS(=「イスラム国」)。その勢力はシリア・イラクにとどまらず、リビアにも拡大しつつある。ISと戦う国々は複雑な利害対立を乗り越え、この過酷な戦いに終止符を打つことができるのか。また、この混沌とした世界情勢は、なぜ生まれてしまったのか。各分野の大家たちが、長期的・大局的な見地から「ISに翻弄される世界」を簡潔に分析する!【WedgeセレクションNo.52】<目次>■THE CHANGE IN WORLDS POWER STRUCTURE足並み揃わない大国 Gゼロ時代の混沌は続く文・中西輝政■ISLAMIC WORLD-HOW TO PREVENT TERRORISMイスラム世界はISを収束できるのか文・保坂修司■THE BEST SCENARIO FOR USA「中東からは逃げられない」オバマが“次”に残した教訓文・マイケル・シン■THE LIMITS OF WESTERN CIVILIZATIONイスラムが問題なのか 西洋こそ問題ではないのか文・佐伯啓思※この電子書籍は、月刊『Wedge』2016年1月号に掲載された記事を一部編集したものです。記事中の事実関係、データ、肩書き等は掲載当時のものです。
  • 880(税込)
    著:
    原田勝正
    レーベル: ――

    夏目漱石『三四郎』冒頭の名古屋駅、「勝負に打って出る玄関の駅」と言った升田幸三の大阪駅、出征・帰還の軍用列車が発着した品川駅……。明治初年の岩倉使節団で久米邦武が見出したように、「駅」は近代文明の本質を表わす場となった。大衆化・大量化する鉄道とともに変貌していく駅の姿を辿り、鉄道史から近代をとらえ直す。 〈解説〉老川慶喜
  • 地方移住に関心が高まるなか、東京から地方への人の流れを生み出そうと、国や地方自治体は数々の支援策を用意し、「日本版CCRC構想」も立ち上げる。移住の目的はみんな様々。人は地方に何を求め、都会を飛び出すのだろう。【WedgeセレクションNo.50】<目次>【INTRODUCTION】田舎暮らしに憧れる東京人過熱する地方移住ブーム 人の流れは生まれるか文・Wedge編集部【CASE STUDY】人生色々、移住も色々5つの移住ケースから学ぶ 田舎暮らし成功の秘訣文・Wedge編集部【REPORTAGE】シニアタウンの持続可能性先行事例に見る日本版CCRC成功のカギ文・Wedge編集部【INTERVIEW】年賀状に書きたくなるストーリー 高いハードルが人を惹きつける松田智生(三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター主席研究員)【KEYWORD OF REVIVAL】人集めに成功した神山町 「成長」に向けた第2ステージへ文・磯山友幸(ジャーナリスト)※この電子書籍は、月刊『Wedge』2015年11月号に掲載された記事を一部編集したものです。記事中の事実関係、データ、肩書き等は掲載当時のものです。
  • 特集 「マルティプル・ジャパン――多様化する「日本」」苅部 直/三橋順子/谷口功一/東 優子/樋口直人/サンドラ・ヘフェリン/工藤正子/川田順造/上野 誠[論考]野澤 聡/加藤 徹[対談]大栗博司+山崎正和+三浦雅士(司会)[インタビュー]スコット・ベイツ+宮田智之[連載]「リズムの哲学ノート」山崎正和
  • 一九三九(昭和一四)年夏、満州とモンゴルとの国境で、ソ連軍と日本軍が激突し、合わせて二万近くの戦死者を出したノモンハン事件は、現代日本も抱える「国境問題」を、軍事力で解決しようとして起こった悲劇だった。停戦後の国境確定交渉に参画した外交官が綴る「事件」の深層。〈解説〉田中克彦
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。古老の昔話を聞くとき、子どもたちが一区切りごとに「おっとー」と相づちを打っていく風習「あどうがたり」。聞き手全員のあうんの呼吸が伝わり、物語は生き生きと展開していく。福井県若狭地方を拠点に全国の民俗文化を研究する敦賀短大講師の金田久璋さんが、各地で聞き取りし伝承を掘り起こしたエッセー集。福井新聞に1992年から連載された「伝承と風土のあいだ」など224編が並ぶ。「若狭は水の国であるとともに、杜(もり)の国である」と金田さん。自然や社会のさまざまな環境の中で共生し生きていくための深い視点が秘められた一冊だ。著者の金田氏は若狭路文化研究会の会長もつとめる。
  • 特集「世界言語としての英語」 トマーシュ・ユルコヴィッチ/苅谷剛彦/船川淳志/辛酸なめ子/阿部公彦/上村圭介/木部暢子 [論考]三浦伸夫/マーク・リラ/ピエール・グロセール/王 柯 [連載]「リズムの哲学ノート」山崎正和ほか

    【特集:世界言語としての英語】長年、国際競争力強化のための早期の英語教育の導入などについて議論され、その流れは進んでいる。2014年から話題になっている「スーパーグローバル大学」も大学の授業を英語で行うことを目指したプログラムである。 昔から英語本、英会話教室など英語学習市場は大きい。では、なぜ英語なのか? そもそも英語を話せることは本当に必要なのか? チェコ語など少数言語から見た英語、英語を話せるという意味など、英語やその他外国語を学ぶということを再考する。
  • 竹島問題、旭日旗問題、日本海―東海呼称問題、慰安婦問題など、日韓両国には複雑な問題が山積みである。それらの問題になると、韓国人は日本人から見ると、理解しがたいほど激しい反応を見せる。それはなぜなのか? 韓国には、教育、政治、市民団体などを巻き込んだ「反日システム」が存在する。以前は政治家が政治利用のために用いていた反日システムだが、いつの間にか、肥大化しすぎてしまい、政治家がコントロールできないほどに膨れ上がってしまった。著者は自国が陥ったメカニズムの弊害を理論的に解き明かしていく。“この時期”だからこそ読みたい、日韓問題の本質が理解できる1冊。
  • バビロン捕囚の苦難の中、世界に唯一の神を仮構したユダヤ教徒、律法主義を批判しながら福音書の権威に頼ったキリスト教徒、礼拝方向をエルサレムの方角からメッカの方角へと変更し、当初は益もあるとしていた酒の全面禁止へと転じたイスラーム教徒。中東発祥の同根の一神教でありながら、むしろ違いが強調され、広汎な共通点があまり注目されることのなかったユダヤ教、キリスト教、イスラーム。 崇拝の対象は唯一の神でなければならないにもかかわらず、なぜマリアは崇敬されるのか。なぜイスラームはその過激性が強調されるのか。 信仰の裏に潜む優れて人間的な情念を、聖典の成立からその解釈へと至る過程を比較することによって浮き彫りにした一神教の政治学。目次本書の目的第一部 イスラームは特別なのか第一章 イスラームはテロの温床なのか第二章 イスラームは民主主義と相容れないのか第三章 環境適応への営為として第二部 人間行動としての一神教第四章 一神教とはなにか第五章 ユダヤ・キリスト教聖書からクルアーンへ第六章 啓示内容の変化と状況対応第七章 最後の一神教の行方あとがき主要参考文献索引注立花亨(たちばな とおる)拓殖大学政経学部教授・学部長。財団法人中東経済研究所研究主幹、財団法人日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究理事等を経て現職。専門は微視政治学、比較宗教社会学。
  • 【特集】共有される日本文化

    「日本文化」は存在するのだろうか。
    存在するのはそれぞれの作品であり一人一人のクリエーターであり、「日本」と呼ばれる領域的空間で区切られる場で長期にわたって展開してきた無数の「文化」について語ることに、どれほどのリアリティがあるのかが問われるべきだろう。

    もちろんそれは「日本文化」に限ったことではない。
    イギリス文化、フランス文化、イタリア文化、中国文化についても同様に問うことができよう。

    困難を承知で我々はやはり「日本文化」を語ってみよう。
    ただ「日本文化」も他のいかなる文化と同様、固定したものではなく、流動と凝結を繰り返してきたこと、そして「日本」の内と外の間で、そして様々な「日本」の間で、相互作用と相互浸透を繰り返してきたことを心にとどめながら。

    「日本文化」は「日本」の専有物ではない。
    それは非「日本」によって消費されるだけではなく、再生産され発展させられ、そして創造されてきたことに思いをいたそうではないか。「日本」に住む我々自身が、気づいていない「日本文化」を再発見し、新たな文化の試みに乗り出すために。


    與那覇 潤/四方田犬彦/井上章一/大塚英志/徳丸吉彦/太田省一/岡本浩一 [論考]下斗米伸夫/アンドリー・ポルトノフ/宇野重規 [追悼]粕谷一希 [連載]「リズムの哲学ノート」山崎正和ほか
  • GNH(国民総幸福)で有名になったブータン。一方で急速な近代化により、身の丈に合わない消費行動や失業問題が顕在化してきた。ブータン人の価値観のもととなる仏教の伝統と経済成長は、人々の幸福感にどんな影響を与えているのか。日本人が学べることは?急速な近代化により、ブータンでは身の丈に合わない消費行動や失業問題などが顕在化してきています。その様子は、高度経済成長、バブル崩壊を経験した日本を彷彿とさせます。日本人が通り過ぎた道をあえて辿る必要があるのかと思われるかもしれません。しかし、ブータンの変わりつつある社会を見つめることで、日本が失ってしまった何かを感じ、これから何を大切に生きていくべきかを考えるきっかけとすることは可能です。本書は、ブータン首相の下で国民総幸福と経済を学んだマッキンゼー出身の高橋氏が経済面から、宗教人類学者で僧侶の本林氏はブータン人の価値観をつくってきた仏教面から、幸せのゆくえについてまとめています。経済成長のみに頼らない幸せを探る日本へのヒントが詰まった1冊です。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    草創期独特の熱気に包まれていた60年代とMANZAIブームで幕を開ける華々しい80年代とに挟まれ、奇妙なまでに静かな印象がある70年代のテレビ文化。だがその時代のテレビをめぐる一つ一つの出来事を見ていくと、「テレビの外部」を映していたテレビがテレビ自身を自作自演するようになった歴史的プロセスが浮かび上がってくる。テレビ史の転換点としての70年代を照射するメディア論。
  • 戦後東アジアの視聴覚メディアは、地域間・メディア間で相互に連関しながら成熟していった。日本・上海・北朝鮮・韓国・台湾・シンガポールなどのテレビ・映画・ラジオ・レコードの変遷を膨大な史料から丁寧に描き、視聴覚メディア史の見取り図を提示する。
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    癩者という形象を包囲する政治体の言説配置──。そのうとましくも凡庸な、しかし強大な力の生成を背景にした空間を読み解き、そのなかでの「癩者の生」に向けられた視線のなかに日本の近代化の質を再考する新鋭の論考。
  • なぜ日本人はアメリカ人との交渉が下手なのか。 異文化理解、論理思考・論理的アプローチ、アメリカ的交渉スタイルの理解こそ成功の秘訣です。本書は、アメリカ人の文化に即した英語表現技法を身に付けるための技法が満載の一冊です。
  • 日本はアジアから嫌われていない! 20年以上、アジア各国で支援と交流を続けてきた著者が見た、アジアと日本の真実。7000人が「いいね! 」著者の大人気フェイスブックを待望の書籍化! 本のソムリエ清水克衛氏(書店「読書のすすめ」店主)も絶賛!
  • 経済崩壊、貧困拡大、環境汚染、人口爆発……。メディアを席捲する知識人は、われわれ人類は今にも破滅に向かうと日々嘆く。だが実のところ、こうした悲観的未来予測は200年前から常にあったのだ――ほとんど外れてきたにもかかわらず。各種データを見れば、事実はまったく逆だ。「今」ほど最高の時代はない。そして人類の生活レベルは地球規模でなお加速度的に向上している。なぜか? 有史のある時点で、交換と分業が生まれ、それによって個々の知識が「累積」を始めたからだ。石器時代からグーグル時代にいたるまでを、ローマ帝国、イタリア商人都市、江戸期日本、産業革命期英国、そして高度情報技術社会などを例に、経済、産業、進化、生物学など広範な視点で縦横無尽に駆けめぐる。東西10万年をつうじて人類史最大の謎「文明を駆動するものは何か?」を解き明かす英米ベストセラー。
  • 昔から人々は日本のあらゆる場所で村を作り生活してきた。しかしすでに消えてしまった村は多い。かつて人々はどんな場所で生き、どんな事情で消えていったのか。また、現存する村々がどのような文化を継承しているのか…「村」を通して人間の生きざまが見えてくる。
  • 日中双方のふところの中で育ち、自ら現地を視察し事業展開する著者が、繁栄に向けて離陸した中国の知られざる素顔と、両国人の気質の差異を実務・文化の両面からわかりやすく解説する。アジアの時代をむかえた今、巨大な隣国とどうつきあうか……。
  • 欧米人は、なぜ動物をと畜して食う一方、動物を愛護するのか? 本書は、ヨーロッパ思想の原型を、歴史的・地理的条件に由来する食生活の伝統に求め、それに基づき形成された思想的伝統を明らかにし、日本とも比較しながら平易に説く。食という新しい視点で西洋の歴史を見直す、西洋史学究の問題作。
  • 例えば、社会主義国なのに“私営企業”があるのは、なぜ?近いのに謎多き超大国・中国と日本はどう付き合えばいい? 素朴な疑問から将来への危惧まで、中国の「?」に答える!
  • 古今東西を問わず、演劇や文学、映画、アニメ、漫画に数限りなく登場してきた「女装する男」と「男装する女」。彼/彼女たちは、なぜ性の境界を超えようとしたのか?“変態”“異常”“倒錯”という言葉で片付けてしまうだけでは気がつかない、性と愛の現実がそこにある。「男と女」という単純な二項対立がsexとgenderの視点をからめると無限の性別へと変化していくさまをつぶさに論じ、人間の生の多様性に軽やかに迫る。(講談社選書メチエ)

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