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『新書、養老孟司』の電子書籍一覧

1 ~29件目/全29件

  • シリーズ140冊
    5831,485(税込)
    著:
    塩田清二
    レーベル: NHK出版新書
    出版社: NHK出版

    認知症もガンも、いい〈香り〉で治療する
    時代がやってきた!

    視覚、味覚、聴覚などと並び、非常に身近な感覚でありながら、科学的にまだ謎が多く残る分野――それが「嗅覚」である。重度の認知症患者の症状を改善したり、がんの終末期の疼痛を和らげる〈香り〉。これまでの西洋医学では太刀打ちできなかった病状の治療方法として、いま注目されているメディカルアロマセラピーを、嗅覚のメカニズムや最先端の臨床例からわかりやすく解き明かす。

    ■目次
    第一章 嗅覚のメカニズム~ヒトはどのようにして<香り>を感じるのか
    第二章 <香り>が人体におよぼす作用~アロマセラピーのサイエンス
    第三章 治りにくい・予防しにくい疾患に効く<香り>~メディカルアロマセラピーの最新研究
    第四章 <香り>の効能を楽しむ~精油の使い方
  • シリーズ4冊
    660(税込)
    著:
    養老孟司
    レーベル: 新潮新書
    出版社: 新潮社

    あの大ベストセラーがついに電子化! 「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。その「バカの壁」とは何か……? いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世の中が見えてくる!
  • 見えない「壁」がわかると世の中見えてくる

    ●「話せばわかる」は、やはり大ウソ!
    「自分」と「自分以外の存在」を正しく認識できれば
    世間や物事の見方は180度変わりだす!
    なぜ、相手は自分をなかなか理解してくれないと思ってしまうのか?
    なぜ、いつもあの人には話が通じないと思ってしまうのか?
    なぜ、悩みや不安はいつまでたっても消えないのか?
    なぜ、都合の悪いことは無意識でシャットアウトしてしまうのか?
    なぜ、「本当の自分」があると思い込んでしまうのか……
    「自分」にとらわれることで他人や環境を正しく理解できず、
    かえって自分の認識をも妨げ、
    物事の本質の理解から遠のいているのが根底にあるのである。
    いわば理解の「壁」が存在し邪魔しているのである。
    かつて『バカの壁』(400万部)で一世を風靡した脳科学者の養老孟司氏と、
    心理学の専門家でありタレントとしても注目されている名越康文氏が、
    人生、脳、仕事、世間、老若男女、死、宗教、AI、脱グローバリズムなどのテーマから
    「自分」を超え、相手や周囲に「気づく」ことで物事の本質を極め
    読者の方が思考の新たな次元が見えてくるようになるユニークな対談本。
  • この社会の
    居心地の悪さは
    どこからきたのか?

    明治維新と敗戦、憲法、天皇、
    経済停滞、少子化、巨大地震…

    「考えたくなかった」
    戦後日本の論点を徹底討論!

    <本書の内容>
    右も左も、いまだに外圧頼り。
    内発的に自分たちの価値を肯定し、守るということができていない(東)

    天皇が生物学を勉強したのは、正気を保つためにやっていたんでしょう(養老)

    日本人は戦争による被害も、人災ではなく天災のように捉えてしまう(茂木)

    「シビリアン・コントロール」なんて、
    自分の国の言葉にもできないようなものが身につくはずがない(養老)

    戦後、この国は、人の心を安定させるものを、かなり潰してしまった。
    新興宗教が強いのも、コミュニティの貧しさと関係している(東)

    「九条」に限らず、日本は整合性をつけることへの欲望がない(茂木)

    日本経済が30年も停滞している理由は、
    もう作らなくていい、壊さなくていい、という暗黙の民意なんじゃないか(養老)

    被害の記憶を伝えたいなら、震災の日だけでも実際の津波の映像を流したほうがいい(東)
  • 850(税込)
    著:
    養老孟司
    レーベル: PHP新書
    出版社: PHP研究所

    「生物学」「認知症と介護」「都市と田舎の老後の暮らしの違い」「自我の在り方」の四つの視点から、老いと死を見つめる対談集。

    入院や愛猫の死を経験した養老孟司が、四人の識者と語り合い、改めて「老い」と死を見つめる。新たなタイプのアンチエイジング薬の開発、人気エッセイストによる認知症の介護の実体験、生活保護費から見えてくる老後の生活の真実、自己を開くことが死の「練習」になる……。幸福な老後を過ごすための、大切な知恵が詰まった一冊。 ●「自己を開くことを繰り返していけば、自ずと死を迎えるための練習にもなるのではないかなという気がするんですね」(南直哉) ●「DNAの修復能力は『寿命の壁』を突破する一つのカギだと考えています」(小林武彦) ●「都会の高齢者ほど、老後の生活に必要なのは『お金』だけだと思い込んでいます。『自然資本』や『人的資本』に目が行かないのですね」(藻谷浩介) ●「(母の)認知症がだいぶ進んでからは、母が頭のなかで思い描く世界に一緒に乗ることにしました。そのほうが介護する側も、される側もおもしろいし、イライラしないし」(阿川佐和子) ●「自分のことなんか、人に理解されなくて当たり前と思ってりゃいい」(養老孟司)
  • 人生は一切なりゆき、行きがかり――
    ネコの虜、85歳と86歳が「自分勝手」の極意を語る

    下重 私たちはどうして、これほどまでにネコに惹かれるんでしょうね。
    養老 人間と違って、ものをいわないからじゃないですか。ものをいったら憎たらしくなることもあるかもしれない(笑)。

    現在80代半ば。
    敗戦によって、「世の中の正義」が一夜にしてひっくり返る理不尽・不条理を目の当たりにし、
    社会が押しつけてくる「ものさし」を根底から疑うようになった、養老孟司さんと下重暁子さん。
    「社会性などまるでないネコのほうが、よほど信頼できる」と養老さんは語ります。

    本書は、「90歳の壁」を目の前にしたお二人が、それぞれのネコ愛を基軸に、
    老いや病、日本社会が抱える歪(ひず)みなどについて縦横無尽に語る対談企画。

    しなやかに生き、素直に死んでいくネコたちの後ろ姿から、
    「生き物として、ラクなあり方」のヒントを素描する一冊です。


    【目次】

    まえがきにかえて 養老孟司

    第一章 ネコと暮らせば
    養老さん、危機一髪
    「独立した人格」をもっていた、まる
    気がつけばそこにまるがいた
    「鳥」になった最愛の猫・ロミ
    ものいわぬ猫たち、それゆえの魅力
    媚び猫なんてみたくない
    「血統書つき」には信用を置かない
    モグラが部屋を走り回っていた朝
    猫は体の声を聞く
    生き物としてお粗末な人間
    八五歳を過ぎて、まるの気持ちがよくわかるように
    無駄な抵抗はしない

    第二章 ヒトという病
    「ともあろうものが」という呪縛
    小言や説教を聞き流す力
    北朝鮮のマスゲームをみると今でもゾッとする
    飲兵衛は本音で喋るからいい
    邪魔にならない相手と一緒にいるだけ
    放っておけば子は育つ
    死に集中すると生を見失う
    「産めよ殖やせよ」なんて余計なお世話
    原理研の学生が抱えていた心の闇
    日本型の秩序は必ず「暴力支配」になる
    オレオレ詐欺、恐るるに足らず
    日本は自然災害でしか変われない
    「意味を求める病」とは
    まるみたいに、成り行き任せが一番いい

    第三章 90歳の壁
    「まだ生きていたんですね!」
    予定調和で死を迎えたくない
    ICUのベッドで「お地蔵さんのお迎え」
    散り際には、きれいな眼をした猫を抱いて
    亡くなった人たちの背後霊が乗っている
    故人への「思い」を出すから「思い出」
    目下の心配は「標本の壁」を越えられるかどうか
    死への歩みも「インシャ・アッラー」
    一夜にして世界のみえ方が一変した
    縛られていたほうが楽である
    社会を無視して生きていくことはできない
    敗戦時、母に渡された白い薬包
    社会は「と思ってる、と思ってる」の連鎖で出来ている
    養老先生、大学を去る
    象牙の塔、その終わりの始まり
    ポリコレ合戦に堕した学生運動
    ネットフリックスで「ニュー・トリックス」を楽しむ
    英国式ユーモアを培った、陰鬱な自然環境
    一生懸命遊ぶために仕事をしている

    第四章 まるに始まり、まるに終わる
    教育が子どもの「好き」を削ぐ
    唯一の友達は蜘蛛だった
    養老さんが嫌いな虫
    ヨーロッパの連中はろくなことを考えない
    一番のSDGsは人を減らすこと
    「地震待ち」の理由とは
    腐臭漂う、日本の「残りかすの残りかす」
    「アメリカ世」から「中国世」へ
    時代が悪くなることで人が輝く
    日本人の感性の根っこにあるのは「自然の強さ」
    「日本人は清潔病です」
    自然の側が虚を突かれた
    一夜にして消えたタケノコ
    犬をつないでおくという不自然
    子どもは一日にして慣れる
    生きる力を取り戻せ
    まるのようになれたら

    あとがきにかえて 下重暁子
  • 「子どもの『今』を大切にせよ、幸せを先送りするな」「身体の使い方を学ぶ教育」……まともな教育について考える、四人との対談。

    子どもたちの遊び場が次々に消失し、体を使って外で遊ぶ子どもの姿を見なくなった。自殺する子どもも、後を絶たない。子どもは本来「自然」に近い存在だと論じる解剖学者が、都市化が進んだ現代の子どもを心配に思い、四人の識者と真摯に語り合う。医療少年院で非行少年の認知能力の低さに愕然とし、子どもの認知能力の向上に努めてきた宮口幸治氏。インターネットで「正しい育児法」を追いかける親を心配する、慶應義塾大学病院の小児科医、高橋孝雄氏。国産初の超電導MRIを開発し、子どもの脳の大規模研究を行なってきた小泉英明氏。生徒が自分で野菜を育て、机や椅子も作る学校、自由学園の高橋和也氏。子どもと本気で向き合ってきた経験から紡ぎ出される教育論。 (目次より)●自分に注意を向けると、行動変容が起こる ●少子化で問題なのは、人口が減ることではない ●「いま」の喜びを体感できず、幸福が先送りされてしまう ●何かに「夢中」になることと「依存」は違う ●中学受験の難点とは? ●子どもは「人材」ではない
  • 病気はコロナだけじゃない。そして、死は誰にでも平等にやってくる。新型コロナウィルス禍と五輪、死の淵をのぞいた自身の心筋梗塞、愛猫まるの死――ヒトという生物であると実感し、2年間の体験からあらためて問い直す。人生そのものが、不要不急ではないか。それでも生きる価値はどこにあるのか。84歳の知性が考え抜いた、究極の人間論! 「壁」シリーズ4年ぶり待望の最新刊。
  • 日本の未来はどうなるか――? 養老孟司 ユヴァル・ノア・ハラリ ジャレド・ダイアモンド 福岡伸一 ブレイディみかこ 角幡唯介 東畑開人etc. 22人の論客が示すアフターコロナの針路!朝日新聞大反響連載を書籍化新型コロナウイルスは瞬く間に地球上に広まり多くの命と日常を奪った。すべての人に平等に降りかかるこの感染症によって、社会は様変わりしてしまった。第2波の懸念も高まり、感染への恐怖が消えない中、私たちは大きく変容する世界をどう捉え、どのように考えればよいのか。現代の知性たちのパースペクティブを通し「コロナ後」を思考する糧を届ける。
  • 人工知能が持ちえない「真の知性」とは何か。羽生善治・新井紀子・井上智洋・岡本裕一朗ら識者との対話から探る「AIの先」。

    人工知能(AI)技術の飛躍的発展により、近年「AIが人間の知能を超える」と言われるようになった。しかし、そもそもAIは本当に役に立つのか? AIと人間の知性の違いはどこにあるのか? 常々「脳」と「意識」について考えてきた解剖学者・養老孟司が、各界のトップランナーと縦横無尽に議論を交わす。 ■AIの発展がめざましい棋界に身を置く棋士・羽生善治 ■経済学者であり、AI技術にも精通する井上智洋 ■著書でテクノロジーと人間のあり方を考察してきた哲学者・岡本裕一朗 ■人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」を進めてきた数学者・新井紀子 4人の叡智との対話から見えてきたのは、AIの限界と可能性。AIはいわば「高級な文房具」、AI化がむしろ「人間本来の暮らし」に戻れる余白を作ってくれる……AIの限界と日本の未来を語り合う、知的興奮に溢れる4つの議論。
  • 長生きは喜ばしいことのはずなのに、人生百年といわれてもまるで希望が持てないのはなぜ? これからの人生に不安がいっぱいの小島さんが、傘寿を迎えた人生の先達、養老先生に率直な疑問をぶつけます。私たちはいつまで働き続けなければいけないの? 今の仕事は自分に合っているの? なぜ自分の気持ちをわかってもらえないの? 夫婦関係ってこれでいいの? 今とは少し違う景色が見えてくる、幸せに生きるためのヒントが満載です。
  • コンピュータなんて吹けば飛ぶようなもの――80歳を迎えた解剖学者が何にも囚われない筆致で現代人の盲点を突く。「平成論」も収録。

    ある大学で「養老さんじゃないですか、もう死んだと思ってました」と話しかけられた著者。「要するにすでに死亡済み。そう思えば気楽なもの」と嘯き、超越した視点で「意識」が支配する現代社会の諸相を見つめる。人工知能が台頭する時代に「コンピュータは吹けば飛ぶようなもの」と語り、平成においては「万物が煮詰まった」と述べ、人口や実体経済の限界が見えた時代の生き方を考える。現代の問題は「一般論としての人生と、個々の人生の乖離」と述べ、一般化からこぼれ落ちた個々の生へ眼差しを向ける。真理は0と1の間に落ちる。宙ぶらりんの立場で、現代人の盲点を淡々と衝く一冊。 【目次より】●人文学で何を教えるか ●禁煙主義者として ●永遠の杜 ●人工知能の時代に考える ●虫と核弾頭 ●人口が減る社会 ●状況依存 ●米軍の「誤爆」 ●意識をもつことの前提 ●老人が暮らしにくい世の中 ●地味な仕事への対価 ●「平成」を振り返る
  • 動物とヒトの違いはなにか? 私たちヒトの意識と感覚に関する思索――それは人間関係やデジタル社会での息苦しさから解放される道にもなる。「考え方ひとつで人生はしのぎやすくなりますよ」、そう著者は優しく伝える。ひと冬籠って書きあげた完全書き下ろしとなる本書は、50年後も読まれているにちがいない。知的刺激に満ちた、このうえなく明るく面白い「遺言」の誕生! 80歳の叡智がここに。
  • 660(税込)
    著:
    養老孟司
    著:
    茂木健一郎
    著:
    山内昌之
    著:
    南直哉
    著:
    大井玄
    著:
    橋本治
    他3名
    レーベル: 新潮新書
    出版社: 新潮社

    東日本大震災以降、私たちはどのように考え、どのように行動し、どのように生きていくべきなのか。すべての日本人が向き合わねばならないこの問いに、九人の著者が正面から答えた。「精神の復興需要が起きる」「変化を怖れるな」「私欲を捨てよ」「無用な不安はお捨てなさい」「どん底は続かない」……その言葉は時に優しく、時に厳しい。3・11以降を生きていくための杖となる一冊。
  • 過激派元昆虫少年3人の、井戸端子育て論議

    解剖学者として、広い見識を持つ知識人として『バカの壁』をはじめとする数々のベストセラーを送り出している養老孟司。生物学者として、構造主義生物学論にとどまらない環境問題や人間の生き方についての著作でも知られる池田清彦。フランス文学者として、ヨーロッパや日本の文化、そして都市環境への高い関心を持ち、『ファーブル昆虫記』の翻訳も手がけた奥本大三郎。その3人が「虫好き」というたったひとつの共通項をもとに、子どもたちの正しい育て方と、人として生きるべき方向について語り合った。
  • 本当の理系思考とは「前提を問う力」だ――。森博嗣(工学)、藤井直敬(脳科学)、鈴木健(複雑系)、須田桃子(新聞記者)と共に考える。

    「理系は言葉ではなく、論理で通じ合う」「他者の認識を実体験する技術で、人間の認知は進化する。」「細胞や脳のしくみから政治経済を考える」「STAP細胞研究は生物学ではない」……。解剖学者養老孟司が、言葉、現実、社会、科学研究において、多くの文系の意識外にあるような概念を、理系の知性と語り合う。『すべてがFになる』などの小説で知られる工学博士森博嗣、手軽にバーチャルリアリティが体験できるデバイス(段ボール製)を考案した脳科学者藤井直敬、話題作『なめらかな社会とその敵』の著者で、「スマートニュース」の運営者でもある鈴木健、『捏造の科学者 STAP細胞事件』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した毎日新聞記者・須田桃子。「前提」を揺さぶる思考を生む四つの議論。
  • 770(税込)
    著者:
    養老孟司
    レーベル: 双葉新書
    出版社: 双葉社

    物語のむこうに社会が見える! 解剖学者のユーモアと明晰な論理のメスが、小説の読み方を一変させる“目からウロコ”の痛快エッセイ集。
  • 解剖学者の養老氏が、地形とデータから歴史上の様々な謎を解き明かした竹村氏と、日本の文明と将来、本質を見抜く力について語る。

    「(すべては情報という)社会でおそらくいちばん忘れられそうなこと、それはモノである。モノとカタカナで書くのは、私の場合には、ある対象があって、それが五感のすべてで捉えられる、という定義になる。……私は日本人で、人間を中心に考えるから、ヒトから見たモノ、それで社会を論じたい。以前からそう思っていた(養老孟司氏のまえがきより)」。 このような立脚点から養老氏が知見を論じ合うのは、ダム行政に手腕を発揮し、また地形やデータから日本文明の歴史を解き明かしてきた元国土交通省河川局長。石油高騰、温暖化、食料・水不足、少子化などの問題の本質に迫る。「日本人は既に一度エネルギー枯渇を経験している」「温暖化対策に金をかけるな」「小さいことが好きな日本は世界の見本になり得る」、さらに「自殺する人は傲慢」という卓見まで。戦う農業経済学者・神門善久との鼎談「日本の農業・本当の問題」も掲載。ものの見方、日本の見方を変える一冊。
  • 660(税込)
    著:
    養老孟司
    レーベル: PHP新書
    出版社: PHP研究所

    先が読めない人生を選んだ著者の、先を読まずに本質を突く時評。2002年から08年までの政治、社会、世界、スポーツ等を論じる。

    「言葉は意識の産物である。現代は意識優先、つまり脳化社会で、だから情報化社会になる。人生は『意識のみ』になってしまった」……。著者はあまり言葉を信用していない。言葉を読み過ぎず、先を読まず、解剖学者の眼で世の中を見つめ、静かに考える。すると現代日本人が気づかない、人間社会を取り巻くシステムが立ち現れる。たとえば、著者は本書で以下の意味のことを述べている。「秩序は同量の無秩序と引き換えでないと手に入らない。文明とは秩序であり、秩序を構築する過程で同量の無秩序を生み出している。それが炭酸ガス問題、環境問題の本質である。代替エネルギーもどうせ同じことであり、どこかにエントロピーを増やしてしまう」。日本人がこれからどう行動するかを考える上で、無視できない指摘ではないだろうか。本書は月刊誌『Voice』で2002年からはじまった好評長期連載「解剖学者の眼」を完全収録した時評集。石油問題、自衛隊のイラク派兵、靖国参拝、振り込め詐欺、オリンピック…。日本のこの7年を振り返りつつ、普遍的な視座を提案する。
  • 耕さない田んぼ、「家族と食」に関する本物の社会調査……。養老孟司が自身を驚かせた4人と共に、日本人の基本的な問題を問い直す。

    日本人の「家族の絆」の実態を調査し続ける岩村暢子氏。耕さず農薬も肥料も使わない農業で強い米を作った岩澤信夫氏。植林活動で海を変え、震災も淡々と受け止める牡蠣(かき)養殖家畠山重篤氏。日本になかった合理的な間伐を普及する鋸谷(おがや)茂氏。ごくふつうの日常を研究する人、リアルな「モノ」に携わる人と解剖学者が、本当に大事な問題を論じ合う。「日常から消えた『現実』」「不耕起栽培で肥料危機に勝つ」「ダムは造ったふりでいい」「人工林を救う管理法」……地に足をつけて考える一冊。(目次より)◎震災後、家族の絆は回復したか ◎「ミーフェチ世代」の登場 ◎冬期湛水で無農薬・無肥料を実現 ◎現代の田んぼでは耕すことに意味はない ◎海は生きていた ◎気仙沼ユートピア計画 ◎日本の森林は外材輸入で守られている ◎林業は採算が合う
  • 私たちはなぜ音楽に感動し、涙するのかを解き明かす究極の対話!

    人間はなぜ音楽を生み出し、社会においてどのように役割づけてきたか? そして私たちはどのような曲を美しいと感じ、どうやってそれを受け入れていくのか? 謎の多い分野に脳科学と映画音楽の第一人者が挑む!
  • 言葉がつなぐ脳と社会、養老孟司の新常識!

    脳科学の大御所・養老孟司とクオリアのパイオニア・茂木健一郎がまじめに語った、脳・言葉・社会--。現代の見方が変わり、新しい常識が分かる、養老エッセイの決定版!!
  • 「理性」に振り回される現代世界を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく…。養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。さらに、幸せについて、文明についても考える。
  • コンビニ、スーパー、パチンコ、ファミレス……。これらを見れば、日本中どこも同じに見える。だが虫捕りにいけば、その土地によって虫は異なる。虫も人も実にさまざま。日本は広い。明日を予想できない世界だから「ああすればこうなる」式の思考では具合が悪い。イラク派兵、靖国問題、安全神話の崩壊など、話題の出来事を養老孟司が定点観測。世界と世間の本質を読み解く、好評「養老哲学」第二弾。
  • 今回は「あたりまえ」について考えてみよう。こういう話題ならできるだけ具体的なほうがいい――。養老孟司が世の中の動きを定点観測。小泉内閣発足も、9・11同時多発テロや北朝鮮問題も、地球温暖化論や「新しい歴史教科書」問題も、何か通じるものがある。二一世紀最初の三年間の出来事とそれらをめぐる人々の姿から、世界と世間の変質をズバリ見通し、現代にはびこる「ああすれば、こうなる」式の考え方に警鐘を鳴らす。
  • 660(税込)
    著者:
    養老孟司
    レーベル: ちくま新書
    出版社: 筑摩書房

    自分のものなのに、人はからだのことを知らない。からだの中を見るなんて、とんでもないと思っている。そのくせ「人体はよくできていますね」などと言う。よくできているのなら、なぜ喉にモチを詰まらせて死んだりするのか。生きるために必要な食べるという行為によって、これまた不可欠の呼吸を妨げて死ぬ。そんなバカなことがあるものか……。口からはじまって肛門まで、知っているようで知らない人体内部のディテールを多彩な図版とともに綴った医学エッセイ。養老流解剖学入門。
  • 715(税込)
    著者:
    養老孟司
    レーベル: ちくま新書
    出版社: 筑摩書房

    日本人は無宗教・無思想・無哲学だという。さて無思想とは、どのような事態か。もしかするとそれは、「ゼロ」のようなものではないのか。つまりゼロとは、「なにもない」状態をあらわしつつ、同時に数字の起点でもある。ならば、「思想がない」というのも、ひとつの「思想」のあり方ではないか。日本の風土と伝統が生んだ「無思想という思想」を手がかりに、現代を取り巻く諸問題、さらには、意識/無意識とはなにかを、大胆に、されど精緻に考え尽くし、閉塞した現代に風穴を開ける。
  • 環境問題や「自然との共生」の本質をつかむために、地元の流域を歩いてまともな感覚を身につけよ。解剖学の賢人VS行動する生物学者。

    生物学者・岸由二は三浦半島の小網代や、都市河川である鶴見川の環境保全活動に尽力し確かな成果を挙げてきた。小網代とは、源流から海までまるごと自然のままで残っている、全国的にも稀有な流域である。岸と解剖学者養老孟司は、本書で共に小網代を訪れた後、「流域思考」を提唱する。大地は大小の流域によってジグソーパズルのように構成されている。自分の暮らす流域のかたちを把握することができれば、他の流域についての理解も可能になり、ひいては地球環境に対するリアルな認識が生まれる。また、葉のつき方、木の並び方などの自然のありさまは、種の生存にまつわる問題の「解」をあらわすものだ。流域を歩き、「解」を見つめよ。そうすれば、地球の中に暮らす人間が持つ「まともな感覚」が得られるはずだ――。後半では元国土交通省河川局長の竹村公太郎も参加。行政者の視点と志を述べる。
  • 「個性は心にある」「都市こそ進歩」「自分探しに価値がある」……。すべてはカン違い!? 世間の常識を<逆さメガネ>で考える養老流の教育論。

    「世の中おかしくなった」と誰もがいう。教育の荒廃、凶悪犯罪、環境破壊、金銭汚職。ことあるごとに「誰かのせい」がはじまる。政治家が、役人が、教師が、そして会社が悪い。そうじゃない! あなた自身の見方・考え方がまちがっているのだ。「都市こそ進歩」「個性は心にある」「バリア・フリーの社会を」「科学ですべてがコントロールできる」……。現代人のその価値観は、大きな錯覚である。本書では、「都市主義」「脳化社会」の歪みを鋭く指摘。著者はこう語る。「偏見をもって見ることを『色メガネで見る』と表現します。現代社会の人は『色メガネ』どころか『逆さメガネ』をかけてるんじゃないか。私はときどきそう思うのです。多数の意見だからとか、みんなと同じだからといって、それが当たり前だと思っていたら、自分が逆さメガネをかけていることに気づいていないのです」これまでの常識にしばられず、本質を見抜けるか。養老流の<逆さメガネ>を披露。

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