『新書、文化、島田裕巳』の電子書籍一覧
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日本人はくり返し流行する疫病を神として祀ることで、その災厄から逃れようとしてきた。都の発展は病の流行を生み、疫病退散のために祇園祀りが行われた。また、ある種の疫病は「怨霊」として人々から恐れられてきた――。そこには、一神教の世界と異なり、多神教の日本だからこその疫神を祀るという行為がある。長い歴史の中で、日本人はどのように病と闘ってきたのだろうか。
【目次】
第1章 医学はどれだけ流行病に無力だったのか
第2章 疫病神としての天照大神
第3章 疫病は仏教伝来のせいなのか
第4章 天然痘の大流行が東大寺の大仏を生んだ
第5章 祗園祭の起源は疫病退散
第6章 菅原道真を怨霊とした咳病はインフルエンザ
第7章 疫病がくり返される末法の世が鎌倉新仏教を生んだ
第8章 なぜキリスト教の宣教師は日本に疫病をもたらさなかったのか
第9章 虎狼狸という妖怪の正体はコレラ -
移民、難民、驚異の人口増加率で2030年、22億人に
なぜイスラーム教徒だけが増え続けるのか?
近代以降、世界は先進国のキリスト教文化圏の価値観で回ってきた。それが今、資本主義システムへの不信感と共に、根底から揺らいでいる。実際、ヨーロッパではクリスチャンの教会離れが深刻化し、キリスト教は衰退の兆しを見せている。そこに、ムスリムの人口増加、移民・難民流出問題が加わり、イスラームは相対的にその存在感を増している。テロや紛争、移民の労働問題に苦悩しつつも、先進国がイスラームに魅せられる理由は何か。比較宗教学の島田裕巳が、世界屈指のイスラーム学者かつムスリムの中田考と激論。日本人だけが知らないイスラームの真実と未来とは。
「Yes, イスラーム!」 世界はキリスト教の嘘と欺瞞に、もうウンザリ
■ 雪崩を打ったように欧州へ押しかけるシリア他からのムスリム移民・難民
■ 移民に対して不満が募る一方で、ドイツ、イギリス、北欧では、教会税を払いたくないと教会を離れる人が続出
■ イギリスでは、日曜日に教会へ通うキリスト教徒は1割以下に
■ 人手不足で、ムスリム移民労働者に頼りつつある欧米諸国
■ ムスリムになるには「アッラー(神)以外のものに従わない」と誓うだけでいいという意外な手軽さ
■ イスラーム女性との結婚で、改宗・入信する男性が増加
■ イスラームの魅力は、「合理的」「嘘がない」「上下関係がない」
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