セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です

『新書、渡邉義浩』の電子書籍一覧

1 ~11件目/全11件

  • 中国を理解するために通史で中国文明を語ろう!

    中国史を学ぶことで、中国が西欧と異なる独自の歴史によって、世界第二位の国となった理由がわかります。西欧史とアメリカのあり方が世界の指標となって久しく、中国も「近代中国」でそれを目指しましたが、挫折が続きました。なぜなら、中国は独自の文明の素型を持っており、その強烈な影響が現れていたからです。本書では、「古典中国」としてその素型を紹介し、中国史の各時代を理解していきます。

    序章 中国史の時代区分
    一章 原中国(殷周、春秋・戦国)
    二章 古典中国の形成(秦漢)
    三章 古典中国の完成(魏晉南北朝、隋唐)
    四章 近世中国の形成( 宋元)
    五章 近世中国の展開(明清)
    六章 近代中国(中華民国)
    七章 現代中国(中華人民共和国)

    1962年、東京都生まれ。早稲田大学理事、同大学文学学術院教授、三国志学会事務局長。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。専門は古典中国学。著書に『三国志 演義から正史、そして史実へ』『魏志倭人伝の謎を解く 三国志から見る邪馬台国』『漢帝国 400年の興亡』『始皇帝 中華統一の思想』など著書、監修書多数。また、新潮文庫版の吉川英治『三国志』において、全巻の監修を担当した。
  • 二千年以上にわたり読み継がれてきた兵法と戦略の名著『孫子』。この古典を整理し、最も重要な注釈を付したのが三国志の英雄・曹操だ。本書は最初に、孫武と孫臏のどちらが著者かという成立の謎に挑む。そして曹操の解釈を踏まえて、合理性・先進性・実践性・普遍性という四つの特徴から読み解く。『孫子』が見抜いた、戦争や組織の本質は今の時代にどう生かせるか。巻末に『孫子』全十三篇の現代語訳を収録。
  • 中国で魏、蜀、呉の三国が覇権を争った「三国志」は、日本人が大好きな物語です。
    日本で「三国志」が広く浸透しているのは、歴史小説や漫画、最近ではアニメやゲームの影響が大きいでしょう。
    日本でも中国でも、教養としての「三国志」の中核になっているのは『三国志演義』です。
    したがって本書では、基本的に『三国志演義』に基づいて解説を行います。
    ただし、『三国志演義』と歴史書の『三国志』の違いを知ることでより深い教養が身につくため、歴史書の『三国志』との比較も加えています。
    「三国志」は、学問としてだけでなく、娯楽や処世訓としても多くの人々に愛されてきました。
    だれもが興味を持つ多様なコンテンツを備え、エンターテイメントにもよくなじみます。
    小説、映画、ゲームなどさまざまな媒体を通して、熾烈な時代を生きた英雄に想いを馳せることができるのです。
    「三国志」には、人それぞれの感受性をもとにさまざまな受け取り方ができる懐の深さがあります。
    また、いろいろな形で三国志に触れ、その物語を知っていくと、中国の価値観や思考様式、深い知恵が散りばめられていることに気づかされるでしょう。
    中国の文化を学ぶという観点でも「三国志」は有益です。
    本書では、国や時代を超えて愛され続ける「三国志」の魅力を解説します。

    序 章 三国志を教養として学ぶ意味
    第一章 三国志のなりたち―正史と演義の違い
    第二章 三国志演義とはどういった物語なのか
    第三章 代表的な英雄たち
    第四章 代表的な戦い
    第五章 なぜ三国志は日本で人気になったのか
    第六章 中国での三国志演義の人気・影響
    第七章 三国志が社会・世界に与えた影響
  • ■まったくあたらしい視点で三国志を知る・楽しむ! 三国志ファン垂涎の一冊。

    「劉備が諸葛亮に遺した遺言が、しっくりこない!」

    三国志研究家は、何を「問題」と考え、何を「研究」しているのか?
    120以上の論文を書き上げた第一人者がその知られざる“裏側”と“狂熱”を徹底解説。


    ・『三国志』『三国志演義』の新たなる考察
    ・劉備は諸葛亮を信頼していなかった!?
    ・陳寿『三国志』には、劉備が母のためにお茶を買うシーンはない
    ・龐統、馬良、蒋琬は地縁で優遇された
    ・曹操は儒教を崩壊させるために「文学」を宣揚した
    ・司馬懿は夏休みの宿題のような詩をつくった
    ・孫権が張昭を屈服させられなかった理由
    ・魯肅は経済資本を周瑜に与えて「名士」となった
    ・「乱世の姦雄」「臥龍」など人物評語が与えられた理由 etc.


    【著者プロフィール】
    渡邉義浩 (わたなべ よしひろ)
    1962年東京生まれ。筑波大学大学院 歴史・人類学研究科博士課程修了。文学博士。
    現在、早稲田大学理事・文学学術院教授。大隈記念早稲田佐賀学園理事長。三国志会事務局長。
    専門は古典中国学。
    主な著書に、『始皇帝 中華統一の思想』(集英社)、『三国志―演義から正史、そして史実へ』(中央公論新社)、『人事の三国志』(朝日新聞出版)、『三国志「その後」の真実』(SBクリエイティブ、共著)などがある。
  • 考古学調査と並び、邪馬台国論争の鍵を握るのが、「魏志倭人伝」(『三国志』東夷伝倭人の条)である。だが、『三国志』の世界観を理解せずに読み進めても、実像は遠のくばかりだ。なぜ倭人は入れ墨をしているのか、なぜ邪馬台国は中国の東南海上に描かれたのか、畿内と九州どちらにあったのか。『三国志』研究の第一人者が当時の国際情勢を踏まえて検証し、真の邪馬台国像に迫る。「魏志倭人伝」の全文と詳細な訳注を収録。
  • 主役が変われば、歴史も変わる!

    三国志のなかでも人気があるのは、劉備、孔明率いる蜀であることは間違いない。しかし、歴史をつぶさにみていくと、後の時代に多大な影響を与えたのは、彼らではなく、魏の曹操なのだ。曹操はどのようにして時代を切り開いていったのか。新たな三国志の一面に光をあてる。
  • 漢字、漢民族という表現が示すように、漢は中国を象徴する「古典」である。秦を滅亡させ、項羽を破った劉邦が紀元前202年に中国を統一(前漢)。武帝の時代に最盛期を迎える。王莽による簒奪を経て、紀元後25年に光武帝が再統一(後漢)。220年に魏に滅ぼされるまで計400年余り続いた。中国史上最長の統一帝国にして、中国を規定し続けた「儒教国家」はいかに形成されたのか。その興亡の歴史をたどる。
  • 【秦は「ベンチャー的体質」ゆえに中華統一できた】初の中華統一を成し遂げた秦は、もともと「田舎の小国」に過ぎなかった。しかし、既得権者も少数だったため、リーダーが「抵抗勢力」を封じ込めることができた。「技術革新」にいち早く対応し、新たな社会体制を構築できたのだ。一方の六国は、フットワークが重く、テクノロジーがもたらす「新しい秩序」に背を向けたことで、秦に敗れた。【法家は歴代帝国に引き継がれた】秦が社会体制変革を行なう際に、理論的支柱となったのが「法家」の思想だった。これにより、国内の全リソースを「君主」一人が管理・収奪するシステムを作り上げる。秦の滅亡後も、法家は形を変え、歴代国家に引き継がれた。結果、人類史上、中国大陸でだけ、繰り返し統一帝国が興ることとなった。中国大陸の帝国が、広大な領土を中央から一律に支配し続けたのは、「始皇帝の遺産」を引き継いだからなのだ。そして、法家は現代中国でよみがえりつつあるように見える。【『キングダム』で通奏低音のように流れる法家】原泰久氏の漫画『キングダム』では、法家改革後の秦と、旧式の社会体制である六国の対比が見事に描かれている。本書では、『キングダム』という物語に流れる地下水脈を、25点もの名場面を引用しながら縦横に解説する。
  • 孔明没後の知られざる三国志「その後」系譜

    孔明没後から三国の滅亡、西晋の興亡までの三国志の「その後」の世界は意外と知られていない。
    そこには三国志を凌ぐ壮大なドラマが繰り広げられていた!
    実はもっと面白くためになる、知られざる「その後」の世界への誘い――
    ●意外と知られていない三国志の「その後」
    「三国志」は昔から日本人の教養ともいえるくらい親しまれている。
    しかし、曹操や劉備、孔明の生きていたほんのわずかな時代のみがクローズアップされ、
    その後どうなったかについては、読み飛ばす程度の知識しかない人が多い。
    だが、英傑の子たちの世代に入ると、そんなに知名度は高くはないが、実はそれなりの事績や逸話は多い。
    ●「その後」を知るほうが、現代の混迷の時代を生き抜くヒントになる!
    孔明死後、三国鼎立はくずれ、最終的に西晋に統一。しかし、その西晋も内紛により、衰退の道をたどる…。
    挫折や左遷など仕事や人生で悩む現代人にとっては、むしろ孔明没後の「その後」のほうが、
    今に通じる争い・エピソードが多く、共感もでき参考になる。
    ●三国志研究第一人者による「その後」の三国志・決定版!
    本書は、五丈原以前もおさらいしつつ、「その後」の、
    西晋の興亡までの英傑たちの戦い・逸話に焦点をあてるものである。
    さらに、現代にいたるまでどう伝承され、伝説化されたかについても言及する。
    これまで見落とされがちだった「その後」の世界を、三国志研究第一人者がわかりやすく俯瞰する。
  • 英雄たちの熱き戦い、ここにあり! 日本で根強い人気を誇る三国志。その醍醐味は、戦いにあると言っても過言ではない。曹操、劉備、諸葛亮、関羽、張飛、孫権、周瑜――。英雄たちは、決戦に臨んで何を考え、どう行動したのか? 本書は、「官渡(かんと)の戦い」「赤壁(せきへき)の戦い」「夷陵(いりょう)の戦い」など、雌雄を決した十二の戦いを再現していきながら三国志を読み解いていく。三国志研究の第一人者が、「演義」「正史」、そして史実を交えて、戦いの模様や前後の歴史概要を詳しく解説した。そこで甦る、英雄たちの明暗!三国志ファン垂涎の一冊!
  • 日本人をも魅了し続ける、三国志。しかし、『三国志演義』や、それを下敷きにした小説・ゲームの世界は「虚構」に満ちている。また、「正史」と呼ばれる歴史書の『三国志』も書き手の偏向がつきまとう。本書は、一般に親しまれている『演義』を入り口に、「正史」の記述を検討。そして、史実の世界へと誘う。暴君董卓の意外な美点、曹操が文学に託したもの、劉備と諸葛亮の葛藤-あなたの知らない三国志がここにある。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。