『新書、玄侑宗久』の電子書籍一覧
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人はどうしたら苦しみから自由になれるのだろうか。私たちは、生まれ落ち成長するにしたがって、世界を言語によって認識し、概念を動員して理解する。それは、社会で生きる以上不可欠なものかもしれないが、いっぽうで迷いや苦しみの根源でもある。『般若心経』には、そうした合理的知性を超えた、もうひとつの「知」が凝縮されている。大いなる全体性のなかに溶け込んだ「いのち」のよろこびを取り戻すための現代語訳決定版。
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「無分別」のすすめ!
現代人は、とかく「分別」「知識」「想定」「秩序」「自己」「目標」などにとらわれがち。
臨済宗の僧侶であり、作家でもある玄侑和尚が、これらにとらわれた現代人の心を6つの「無」の言葉からゆるゆるとほどきます。
・「無分別」―悟った人の世界はこんなに自由!
・「無為自然」―小賢しい思惑から離れると、身についた性(もちまえ)が豊かに現れる
・「無常」―自分自身も無常。「それはそうだ」を常に突き崩そう
・「無限」―人間に完成はない。一歩を踏み出せば無限の可能性が広がる
・「無我」―全てを受け容れると、人は最も強くなれる
・「無心」―未来を憂えすぎず、「今」に無心になろう
活発で平安な心の在り方を、「無」を手がかりに紐解く。
禅的「生き方」指南!
挿絵は、『りゆうがあります』(PHP研究所)で大人気のヨシタケシンスケさん! -
日本人が持つ柔らかな思考の源を、「両行」と「不二」から解き明かす。日本人は生産性を上げるために、わざわざ対を作る「両行」と、物事を俯瞰的に見る「不二」という思考法を、古来から持ち続けてきた。それは災害列島に住む祖先たちが産み出した直観的生き方だった。
日本人は両行(りょうこう)と不二(ふに)の間を行ったりきたりしながら、つねに柔らかな思考で、物事に対処してきた民族である。漢字に対抗して仮名文字を作り出したように、何か一つに絶対化せず、あえて対抗するものを作り出してきた。どうちらか一方という西欧の二元論ではなく、どちらもOKという考え方である。一方で、このように対抗させた二つを、なんとか一つに纏め上げることも大切にしてきた。たとえば、神と仏、身と心などがそうで、これがまさに和の心、物事を常に俯瞰してみる「不二」という考え方であり、唯一絶対の西欧的思考にはないものだ。グローバリズムの潮流のなか、アメリカ的システムや価値基準を押し付けられている昨今、日本らしさが消えてなくなる前に、本来の日本的価値基準に戻すべきである。 -
「あの世」はどういうところか。「魂」は本当にあるのだろうか。誰もが知りたい永遠の疑問を芥川賞作家で副住職でもある著者が、宗教的な観点をはじめ、科学的な見方まで縦横無尽に語りかけてくれる。読んだ後には今までと「世界」が違って見えるシンプルながらも奥の深い一冊。
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かつて日本人は幸せを「仕合わせ」と書いた。しあわせの原点はここにある。
本来、日本人はもっと偶然を楽しみ、人との関係を大切にし、その関係性の中でしあわせを感じていた。生きることに息苦しさを感じている人に贈る、しあわせになれる一冊。日本人本来のしあわせ観とはシステム化によって失われてゆく日本人らしさ。なぜ日本人はしあわせと思えないのか禅が考えるしあわせ。息苦しいいまを生きるために 。※ 本電子書籍にはイラストは収録されておりません。あらかじめご了承ください。
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