『ハーレクイン、原たまき(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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帰らなきゃ。愛していると気づかれる前に。
エイミーは夫マルコに会うため、町に帰ってきていた。それは、新婚半年で彼女が家を出て以来、2年ぶりの再会であり、離婚を切り出し、夫に同意してもらうための再会でもあった。滞在は短ければ短いほどいい――鋭いマルコのことだから、長くいたら、きっと嘘がばれてしまう。本当は愛していると。だから、彼の同意を得たら、すぐに立ち去るつもりでいた。ところが夫は離婚を受け入れず、帰すまいと束縛する。しかもなぜ、傷ついたように私を見ているの?子供が望めない私への、愛などどこにもないはずなのに……。
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
サマンサは亡父の跡を継ぎフォーチュン家の牧場を管理している。17歳のとき、ひと夏だけここに滞在した御曹司のカイルに恋をし、身も心もすべて捧げ、めくるめくような熱い時を過ごした。彼が都会に戻ってしまっても、この愛は続くと信じて。数カ月後、そんな彼女のもとにカイルから一通の封書が届いた。期待に胸をふくらませながら開封してみると、なんとそれは、別の女性と彼の結婚式への招待状だった……。あれから10年。牧場を相続することになったカイルが、洗練された大人の男となって、再びサマンサの前に姿を現した!
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かつての恋人コールを町で見かけて、キャシーは凍りついた。やはり故郷に戻ったのは間違いだった。十年前の夏、二人は若い情熱のおもむくままに愛を交わしたが、その翌日、コールは大学に戻り、二度と連絡をくれなかった。妊娠に気づいたキャシーは逃げるようにして町を出ると息子のジェイクを産み、これまで一人で育ててきたのだ。真実を知られれば、裕福な彼に息子を奪われるのは明らかだ。不安は現実となり、激昂したコールがやってきて彼女に残酷な選択を迫った。「ぼくと結婚するんだ。さもなければ、息子の親権を要求して訴訟を起こす」キャシーは結婚を選ぶ以外に道はなかった。かくして、ひとかけらの愛情もない結婚生活が始まった。
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地中海の小国モンテベロの王女アンナは、アメリカに住む姉に会いに行きたいと、父の国王にねだった。だが本当の目的は、事故で行方不明の兄ルーカスを捜すことだ。幸い許可はもらえたものの、護衛につくことになったのは有能で知られるボディガード、タイラー・ラムジーだった。到着早々、アンナはなんとかタイラーの監視を逃れ、はりきって兄の行方を捜しはじめた。それなのに、二日目にして彼に見つかってしまうなんて。国に送りかえすと激怒するタイラーをなだめ、一緒に兄を捜すことに同意させたのも束の間、大雪のせいでアンナは彼とふたりだけでロッジに閉じこめられてしまった……。
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祖母から飛行機を遺贈されたロッキーは、フライトサービスの事業を始めようと考えた。準備はほぼ終わった。あと足りないのは飛行場だけだ。彼女は、医師のルークが飛行場を所有しているのに目をつけて、彼に飛行場を貸してくれるよう頼みに行く。ルークは承諾したものの、彼女を金持のわがまま娘と決めつけ、嫌悪感をむき出しにした態度をとり続けた。ロッキーも自分を見下す彼には関わらないことに決めた。そんなある日、ロッキーの怪我がきっかけで、ふたりの冷戦状態にピリオドが打たれる。★ミネアポリスの名門一族フォーチュン家にまつわる愛や陰謀をドラマティックに描いて大好評のシリーズ『富豪一族の肖像』を12話連続で再刊行してお届けしています。人気作家がリレー形式で執筆する当シリーズ、今回は「危険な逃避行」に登場したアリソンの双子の妹、ロッキーがヒロインです。★
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