『KADOKAWA、松山剛(ライトノベル、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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ぶ厚い氷に覆われた世界で、少女は歌う。いつかまた“人間(ごしゅじんさま)”と共にあれる日を夢見て。
氷河期が訪れ、全ては氷の下に閉ざされた世界。人類は『白雪姫』という冷凍睡眠施設で眠り続け、そして、それを守るロボットたちが小さな村を形成し、細々と地下での生活を続けていた。 副村長の少女ロボット・アマリリスは崩落事故による『白雪姫』の損傷や、年々パーツが劣化する村人たちのケアに心を砕いていた。再び人と共に歩む未来のために。しかしある時、村長の発した言葉に、彼女と仲間たちは戦慄する。 「──人類は滅亡すべきだと思う」 機械たちの『生き方』を描く感動の物語。 -
無骨な鍛冶屋と「ぐいぐいくる」エルフ弟子。二人の今日のお仕事や如何に?
「お師(し)さま、そろそろお疲れではありませんか? 私が癒して差し上げますよ~?」
『全ての金属の街』アル・メタリア。近郊の森や洞窟には多くの素材を出す金属外殻獣が棲み、それらを狩って一攫千金を目指す冒険者がたむろする。
その街で『最高職人』として名声を高めていた男・フィーゴのもとに転がり込んできたのは、金属……ともすれば人の文明とすら縁遠い、エルフ族の少女だった。
妙にフィーゴに対して「ぐいぐいくる」その少女の名はルミア。果たして彼女は、何のためにこの街へ――?
「そんなことよりおしさま、ルミアと楽しいことしましょ?」
弟子のおねだりを華麗に受け流しつつ、今日も最高職人フィーゴの仕事が始まる! -
暗黒時代の王国を舞台に、少女たちによる戦いがいま始まる。
かつて魔術師が隆盛を誇り、その後、「反魔素材」の発明で、大きく衰退を見せた世界。残った数少ない「魔術師」である少女・オットーは、旅のさなかにある一人の剣士と出会う。
その者、「光なき」眼帯の女性剣士。
名を『ジークフリーデ・クリューガー』。
両目とも見えぬはずが、一瞬で野盗の群れをなぎ倒すその力に、「新種の魔術」の片鱗を見たオットーは、その力を研究したいという一心で彼女を追う。それが、身も心も《沼》に落とすことになると知らずに……。
混乱の時代に出会った少女二人の、数奇な運命を描く。 -
声なき君の歌声を辿って、大切な物を、僕は追う。
動画サイト上に投稿された「歌声だけがない歌う少女」の動画。様々な憶測を呼び、いつしか彼女は「無声少女」と呼ばれ、社会現象となった。
ある日、大学生の青年・永瀬は、突然なぜか世界でただ一人「無声少女」の歌声が聞こえるようになってしまう。彼は彼女の歌詞をヒントに「無声少女」を探そうとする。
動画の少女は誰……? 彼女の歌は、何のために? 目の前に現れた「サクヤ」という女の子は何者――?
全ての答え。それは『愛』。これは切ない『愛』の物語。 -
“監獄のような、この世界で” “少女は咎人と、旅をする”
これは“魔術”が忌避され、呪いとされる時代の出来事――。魔術師たちの監獄である『ヴァッセルヘルム大監獄』に着任した若き刑法官マリアンヌへ、国から衝撃の厳命が下った。それは数年前、魔術師たちの反乱を扇動して捕らえられた男ギルロアとともに、未だ逃亡を続ける反乱の首謀者レメディオスを捕縛せよというものだった。反乱軍と王国軍の戦いで故郷と両親を失ったマリアンヌと、反乱軍の魔術師にして大犯罪者であるギルロア。水と油の二人は、口論を重ねながらも旅を続ける。その最中、マリアンヌはかつての魔術師たちの反乱に隠された“真実”に少しずつ近づいていき――。 -
失いかけた夢をつなぎとめてくれたのは、過去からやってきた君だった。
「探しに行こうよ、タイムカプセル!」考古学者である父の「遺跡ねつ造」事件で、同じ考古学者となる夢を砕かれた青年・英一。失意の日々を過ごす彼の前に現れたのは、10年前に亡くなった幼馴染の少女・明日香だった。驚く英一をよそに、明日香は10年前と同じ屈託のない笑顔で話しかけてくる。彼女は幽霊なのか。それともよく似た他人なのか。困惑しつつも英一は、明日香と共に「タイムカプセル探し」の旅に出るが――。 -
「お嬢様、私は兵器ですので」 元軍事ロボットの執事と、彼に恋したお嬢様。 二人のすれ違いの日々が行き着く先は!?
リーゼロッテお嬢様は、我が主人。容姿端麗な才女だ。しかしなぜか近頃、私と話すときの反応がおかしい。主にお顔周辺の体温の上昇・心拍増加が認められ、またご友人から勧められて「少女マンガ」なるものを熱心に読んでいらっしゃるご様子。最近では食パンをくわえて屋敷の角で待機するなど奇行も目立ち始めた。一体どういうことなのか――。 まあそんなことは二の次だ。彼女を守ること。それはかつての上官から受けた最期の命令。あらゆる機械を操る『魔人(トイフェル)』の力を駆使し、必ず任務を遂行してみせる。 -
一夜にして《世界の敵》となった少女と、復讐に生きる傭兵が織り成す、剣(つるぎ)の絆の物語。
世界の調和を保ち、力と平和の象徴とされる7本の聖剣とその使い手『剣聖』。家族を皆殺しにされた過去を持つ傭兵レベンスは、仇を探すあてなき旅の途中、その『剣聖』の一人の警護を請け負った。しかしある夜、彼らの前に小柄な少女が現れる。白銀の髪をなびかせ、その背丈にそぐわぬ大剣を操る彼女はレベンスをあっさりと退け、それ以上の腕を誇る剣聖をも討ち取り『聖剣』を強奪した。剣を交えた際、一瞬かいま見えた“映像(ビジョン)”に家族の仇の姿を見たレベンスは、その白銀の髪を持つ少女を追うが──。 -
それは── ある雨の日の記録。降り続ける雨の下での、出会いと別れの記憶。
ここにロボットの残骸がある。『彼女』 の名は、アイリス。正式登録名称:アイリス・レイン・アンヴレラ。ロボット研究者・アンヴレラ博士の元にいた家政婦ロボットであった。主人から家族同然に愛され、不自由なく暮らしていたはずの彼女が、何故このような姿になってしまったのか。これは彼女の精神回路(マインド・サーキット)から取り出したデータを再構築した情報 ── 彼女が見、聴き、感じたことの……そして願っていたことの、全てである。 第17回電撃小説大賞4次選考作。心に響く機械仕掛けの物語を、あなたに。 -
雪のように白い《新たな翼》を手に入れ、少女は再び大空を目指す── !!
ここは翼をもつ人々が住まう世界。事故で翼を失った 『飛翔士(ルーラー)』 の少女・フリージアは、再び空を飛ぶために《義翼》職人・ガレットの元を訪れた。ガレットは、あくまで代替品の《義翼》で過酷な飛行レースに臨もうとするフリージアに呆れるが、彼女との間に 『ある因縁』 があったことを知り、力を貸すようになる。目標は飛翔士たちの最高峰 『天覧飛翔会(グラン・ルーラ)』 での優勝。果たして少女の信念は空を制することができるのか ──。
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