『岩波書店(新書、実用)』の電子書籍一覧
1 ~60件目/全2377件
-
大魔法使いオジオンに、才能を見出された少年ゲド。自分に並はずれた能力がそなわっていることを知ると、魔法の力にさらに磨きをかけようと、魔法の学院に入る。得意になった彼は禁じられた呪文を唱え、自らの〈影〉を呼び出してしまい、〈影〉との果てしない戦いに引き込まれていくことになる。大賢人ゲドの若き日の物語。
-
陰謀によって結婚直前に牢獄に囚われの身となった青年エドモン.14年後脱獄した彼は,モンテ・クリスト伯となって,次々と復讐をとげていった….正義と愛にあふれる壮大なロマン.
-
時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う、エンデの名作。
-
※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
集合は、数学のあらゆる部門で使われ、現代数学を語るための基礎的な言語の性格をもつ。位相は、集合の上に与えられる数学的構造のうち最も重要なものの1つである。高校数学を修めた初学者が、自然に基本概念を習得して現代数学に入門できるように工夫。長年にわたって学生・教員に支持されてきたロングセラーの新装版。 -
※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
力学は、自然現象の中から法則を見出す方法や、自然現象を数理的に扱うことを学ぶのに適している。力学では振動、波動などの現象も扱うが、これらは電気振動や電磁波など他の分野の現象や法則を理解する基礎としても大切である。本書は特に基礎的な現象を取り上げ、各章で物理法則および物理概念と結びついた数学的事項を導入する。 -
遠いインドで一度に父母を失ったメアリは、会ったこともない、イギリスの片田舎のおじさんの家にひきとられました。その大きく薄暗いお屋敷には、入口の鍵がかかったまま、10年間誰も入ったことがないという「秘密の庭」がありました……。自然にふれて、次第に心身ののびやかさを取り戻していく子どもたちの物語。
-
小惑星リュウグウに着陸し,試料の入ったカプセルを地球にもたらした探査機「はやぶさ2」.リュウグウの石は,実に様々なことを語ってくれる.この小惑星と太陽系の歴史.海や生命の材料は地球の外にありえたのか.採取装置の開発を担当し,持ち帰られた試料の初期分析を統括した著者が,リュウグウ試料分析の成果を語る.
-
自分の人生に意味はあるのか,自分に存在価値はあるのか….誰にでも訪れる「むなしさ」.便利さや快適さを追求する現代では,その感覚は無駄とされてしまう.しかし,ため息をつきながらも,それを味わうことができれば,心はもっと豊かになるかもしれない.「心の空洞」の正体を探り,それとともにどう生きるかを考える.
-
今日,キリスト教は性に対して厳格,保守的であるといわれる.しかしキリスト教の長い歴史にあって,キリストは性をめぐって,じつにさまざまな姿で語られ,描かれてきた.ときに「クィア」と形容される性的嗜好を先取りし,ときにジェンダーをめぐっても攪乱されていく.人々の豊かな想像力が育んだ西洋美術の実相に迫る.
-
第一次大戦の戦後処理,金本位制復帰問題,大恐慌――.「パンフレットを風に吹きとばし」時論を展開する必要に迫られた危機の時代の実践家ケインズを描く意欲作.ミクロ的に合理的でもマクロ的に正しいとは限らない「合成の誤謬」となる政治的決断に抗い続け,マクロ経済学の誕生を告げる『一般理論』に至った苦闘を追う.
-
20世紀に最も愛された男チャップリンと最も憎まれた男ヒトラーは,わずか4日違いで生まれ,同じちょび髭がシンボルとなった.二人の才能,それぞれが背負う歴史・思想は,巨大なうねりとなって激突する.知られざる資料を駆使し,映画『独裁者』をめぐるメディア戦争の実相,現代に連なるメディア社会の課題を,スリリングに描き出す.
-
対話型サービスChatGPTは驚きをもって迎えられ,IT企業間で類似サービスをめぐる激しい開発競争が起こりつつある.それらを支える大規模言語モデルとはどのような仕組みなのか.何が可能となり,どんな影響が考えられるのか.人の言語獲得の謎も解き明かすのか.新たな知能の正負両面をみつめ,今後の付き合い方を考える.
-
ネットでの学びが広がり,膨大な情報をいかに使いこなすかが,今後のカギになってくる.「確かな情報って何?」「図書館の使い方は?」「情報リテラシーを身に付けるには?」等の問いや具体例に沿って新しい時代の学びに即した情報の探し方や使い方,更にはアウトプットの仕方を図書館司書の立場からやさしくアドバイスする.
-
作家であり記号論学者である著者が,読者は小説をいかに読むべきか,作者は読者にどうよんでほしいと願っているのかを,記号論の概念を駆使してユーモアをまじえつつ解説する,ハーヴァード大学ノートン詩学講義(1992─93)の記録.フィクションとは一体何なのか? 虚構の森(=小説)を散策する楽しみはどこにあるのか?
-
ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年.核兵器の使用も懸念される非道で残酷な戦争を終結させる方法はあるのか.周辺国や大国をはじめとする国際社会,そして日本が果たすべき役割とは何か.隣国での現地調査を踏まえ,ベトナム,アフガニスタン,イラクなど第二次世界大戦後の各地の戦争・内戦を振り返りつつ模索する.
-
力学は基礎的であるからこそ奥が深い.力やエネルギーといった基礎概念を使いこなすためには,問題を自ら解くことが不可欠である.法則や公式を要約した「解説」,計算力を養う「例題」,理解が深まる「問題」をこなすことで,確かな力が身につく.全問に詳しい解答つき.学びはじめに最適な演習シリーズの新装版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
-
一夜にして一〇万人もの民間人を殺害した東京大空襲.戦災孤児,障害者,PTSDなど,苦難のなかで戦後を生きざるを得なかった多くの人たちがいる.社会の無知や偏見に苦しめられながら,自分たちを切り捨てようとする国に対して救済を求めて立ち上がった空襲体験者たちの闘いをたどり,この国の「戦後」とは何であったのかを問う.
-
私たちはなぜ,なんのためにボランティアをしているの? いっけん自明に思えて,実は難しい問題に,「自発性」「無償性」「公共性」を切り口としつつ,ゆるく非真面目に考える.これから始めたい人,続けてきたけど疲れ気味の人,そしてまったく興味がない人にも読んでほしい,ボランティアという営みの奥行きと面白さ.
-
ひっこみ思案で気のいいホビット小人が,思いがけない旅に出る雄大な冒険物語.魔法使いガンダルフのたくみな誘いにのせられ,13人のドワーフとともに旅立ったビルボは,けわしい山々や闇の森を越え,竜に奪われた宝を取り返しにゆく.古代北欧の伝承の影響を色濃く残すファンタジー.世界25カ国語に翻訳されている.*本書は、2014年に刊行された電子書籍版『ホビットの冒険 上』『ホビットの冒険 下』(全2冊)を1冊の電子書籍にまとめたものです。
-
秀吉の刀狩りによって民衆は武装解除されたという「常識」がつくられてきたが,それは本当だろうか.調べていくと,それに反する興味ぶかい史実が次々と浮かび上がってくる.秀吉からマッカーサーまで,刀狩りの実態を検証して,武装解除された「丸腰」の民衆像から,武器を封印する新たな日本民衆像への転換を提言する.
-
両親の反対をおしきって航海に出たロビンソン・クルーソーは,嵐にあい,たったひとり絶海の孤島に打ちあげられる.船から運び出した道具をたよりに,住まいを作り,食料を確保し,工夫をこらして,いくつもの困難を乗りこえていく日々.生きぬくためのたたかいは28年間におよんだ.冒険物語の古典を新訳でお届けします.【新訳】
-
脳で行われる情報処理の過程が明らかになるにつれ、愛や意欲といった「情」のもつ意味が、科学の言葉で語れるようになってきた。本書は、脳を探る最新技術やモデル実験の成果に基づいて、脳の機能に関する全く新たな理解を提示する。さらに、脳に学ぶ革新的なコンピュータの構想、宗教の意味、科学技術の将来像までを多面的に考察。
-
罪を犯して神から追放を受けた人類とその人類に対する神の救いが聖書全体をつらぬく問題であるとすれば、旧約巻頭のこの書こそ、その問題への出発点である。天地の創造、人類のはじまり、楽園追放、ノアの洪水、その子孫の増加、そしてイスラエル民族の祖先たちの罪と罰の記録。次々に壮大な神と人類の物語が展開されてゆく。
-
「沼のほとりのパドルビー」に住む名医ドリトル先生は、オウムのポリネシアから動物語を習い、世界中の動物たちから敬愛されています。ある日アフリカのサルの国から、ひどい疫病が流行しているから救ってほしいという訴えを受けた先生は、犬のジップたちをひきつれて冒険の航海に出発します。ドリトル先生物語の第1作目。
-
小さな島国フクラム国に、ある日とどいたなぞの小包。中にはなんと黒人の赤んぼうが入っていました。赤んぼうは成長して、ジム・ボタンと呼ばれるようになります。ジムは親友の機関士ルーカスと、機関車エマにのって冒険の旅に出かけ、さらわれたリーシー姫を助けるために、竜の町クルシム国へと向かうのでした。エンデの傑作。
-
柳田国男・渋沢敬三の指導下に、生涯旅する人として、日本各地の民間伝承を克明に調査した著者(一九〇七―八一)が、文字を持つ人々の作る歴史から忘れ去られた日本人の暮しを掘り起し、「民話」を生み出し伝承する共同体の有様を愛情深く描きだす。「土佐源氏」「女の世間」等十三篇からなる宮本民俗学の代表作。 (解説 網野善彦)
-
メディア環境の急速な進化、世界情勢の転変、格差社会の深刻化、そして戦争に大震災──。創作の足元にある社会が激変を重ねたこの五〇年。「大文字の文学の終焉」が言われる中にも、新しい小説は常に書き続けられてきた! 今改めて振り返る時、そこにはどんな軌跡が浮かぶのか? ついに成る、私たちの「同時代の文学史」。
-
これからの文学に必要なもの――それは「軽さ」「速さ」「正確さ」「視覚性」「多様性」……である。神話や古今の名著名作、さらには科学者や宗教家の文献までをも考察の対象に収めながら、自らが作家として目指してきたところを示し、紀元3000年にいたるまでの長大な未来を視野に入れて疲弊した現代文学を甦らせる処方を語るカルヴィーノの遺著。
-
基本はオマケ、だが、人はしばしばオマケのためにモノを買う。マルクス、漱石、松本清張。『武士道』『なんクリ』『永遠の0』──古典名作にベストセラーがずらりと揃う文庫本、その巻末の「解説」は、読み出すとどうにも止められないワンダーランドだった! 痛快きわまりない「解説の解説」が、幾多の文庫に新たな命を吹き込む。
-
現代の女子と同じように、恋に悩み、おしゃれを楽しみ、将来を真剣に考えていた平安時代の女子たち。その喜怒哀楽を一緒に味わいながら、住まいやファッション、恋愛と結婚、身分や進路など、古典常識を楽しく身につけましょう♪ メールテクや夢の探し方など、いまも役立つ情報が満載。美しい挿絵もいっぱいの、一番わかりやすい古典入門です。
-
西欧の文化芸術に親しもうとする人にとってギリシア・ローマ神話の知識は不可欠である。この分野の学問的研究は長足の進歩をとげたが、しかし神々と人間の豊かで興味つきぬ世界を描いたブルフィンチ(一七九六―一八六七)のこの書物はすこしも価値を減じていない。『伝説の時代』の中から神話篇の全部を収めた。
-
甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす〈環世界〉の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激への物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。
-
ルーアンの新聞に「日曜語録」として連載されたのを皮切りに、総計5000に上るアランのプロポ(哲学断章)。「哲学を文学に、文学を哲学に」変えようとするこの独特の文章は、「フランス散文の傑作」と評価されている。幸福に関する93のプロポを収めた本書は、日本でも早くから親しまれてきたもの。折にふれゆっくりと味わいたい。
-
床下にひっそりとくらしていた小人の一家は,人間に見つかり,未知の野原へ脱出します.生まれてはじめて野原にきた小人の少女アリエッティは,まぶしい日の光や野イチゴつみを楽しみ,野育ちの小人スピラーと友だちになります.けれども,戸外の生活は危険がいっぱいです.ファンタジーの傑作「小人シリーズ」第2作.
-
まさしく歴史的な転換点に立つ日本。大震災を経て、とりわけ経済・文化活動のあらゆる側面において根本的な変更をせまられる今、この国に必要な「資源」とは何か? マネーではなく、美を、幸福を、誇りを得るために、立ち戻るべきは「感受性」である──。つねに「ものづくり」の最先端をリードしてきた著者が、未来への構想を提示する。
-
風土とは単なる自然環境ではなくして、人間の精神構造の中に刻みこまれた自己了解の仕方に他ならない。こうした観点から著者はモンスーン・沙漠・牧場という風土の三類型を設定し、日本をはじめ世界各地域の民族・文化・社会の特質を見事に浮彫りにした。今日なお論議をよんでやまぬ比較文化論の一大労作である。 (解説 井上光貞)
-
地域や国によって、なぜ所得や生活水準に大きな格差があるのか? また、国際的な通貨問題や金融危機にはどのような背景があるのか? これら従来の国民経済の枠組みでは捉えきれないグローバルな問題が形成されてきた、14世紀半ばから現代までの歴史を、グローバル・ヒストリーという視角から描きだす。画期的入門書。
-
首にかけていれば、どしゃぶりの雨でもぬれないし、広い海も泳いでわたれる「しずくの首飾り」、さばくの駅の駅員たちが一人ずつ休みをとって旅に出る「三人の旅人」、イースト菌入りのミルクを飲んでクジラみたいにふくらんだ「パン屋のネコ」など8編。自由奔放な空想のおはなしに影絵風のさし絵をそえた珠玉の短編集。
-
ひと昔前まで実現不可能とされてきた量子コンピュータを取り囲む環境は短期間のうちに激変した。従来の古典コンピュータを超越しうる不思議なからくりとは何か。いかなる歴史を経て現在に至り、どんな未来が待ち受けているのか。気鋭の若手研究者として体感している興奮をもって、わかりやすくかつ科学的な正確さを期して解説する。
-
「これは絶滅戦争なのだ」。ヒトラーがそう断言したとき、ドイツとソ連との血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった。日本人の想像を絶する独ソ戦の惨禍。軍事作戦の進行を追うだけでは、この戦いが顕現させた生き地獄を見過ごすことになるだろう。歴史修正主義の歪曲を正し、現代の野蛮とも呼ぶべき戦争の本質をえぐり出す。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。