『ハーレクイン(コミック)、401円~500円(マンガ(漫画)、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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意地悪な彼のキスは、とろけるように素敵で…!?
パーネルが買おうとしたコッツウォルズの素敵な家は、突然割り込んできた大富豪に横取りされた。結局パーネルはその隣の小さな小さな家を買ったが、以来、しゃくに触る隣人には、短パン姿を「セクシーなお隣さん、キュートなお尻だよ」とからかわれたり、オートロックで締め出され、雨に濡れた部屋着姿を見られたり、恥ずかしいことばかり。でも、あんなに意地悪なのに、彼がふとしたはずみにくれたキスはとろけそうで…。キスした日からパーネルの心は彼で埋め尽くされて? -
一夜だけの恋をした。彼がプリンスだとは知らずに…
休暇で訪れたギリシアの島で、ベスは美しい男性エリアスに出会う。惹かれあい情熱的な一夜を過ごしたものの、連絡先も告げず別れた。そして数か月後…妊娠中のベスは、仕事先のロンドンで破水してしまう。搬送先の病院で、赤子を取り上げるために現れた医師を見てベスは驚愕した。エリアス! まさかお腹の子の父親とこんな形で再会するなんて…! 動揺するベスはまだ知らなかった。彼の正体が一国の王子だということ、そして産んだ子がプリンセスになることを…。 -
30歳、男性経験なしの私が求めたのは世慣れた彼で!?
30歳の誕生日を目前に、アイヴィーは悩んでいた。この歳まで未経験…ヴァージンだなんて! このままじゃ愛も結婚もほど遠い。なんとかこの問題を解決したくて世慣れた大富豪のルイに「お願い」すると、彼は最初こそ拒否したものの、最後は親友の妹の懇願を受け入れ、アイヴィーを甘美な炎で灼きつくしてくれた! でも、翌朝ルイが目覚める前にアイヴィーは逃げだしてしまった。なぜなら、女性とは「一夜限り」がルールだというルイを、密かに愛しはじめてしまったから。 -
愛されない痛み、押し殺した心はあなたを求めてる
二度と息子の父親には会わないつもりだった――…。ケイトリンは、ひとり豪華な部屋に呼びだされた。カメラマンとしての腕を買われて仕事の依頼が来たのだ。しかし、部屋に現れたのはかつて私を無残にも捨てた砂漠の国の君主カディル…! 5年前、観光に来ていた彼と出逢い、心奪われ、一夜をともにした。彼が去ってから妊娠に気づいたものの、彼が一国の主で既婚者と知って身を引いた。だが今、真相を知ったカディルは、容赦なく私たちを手中に収めて…!? -
真実を知りたいと願う私に、彼は蔑みの目を向けて…
愛する両親を事故で亡くしたリリーは、遺品から自分に本当の父親がいることを知った。母と本当の父の間には何があったというの? 真実を知りたいと願い、実の父に会いに行くリリー。が、迎えに現れたのは父の義理の息子だというセバスチャンだった。長身でハンサムな彼はリリーを金目当ての女だと疑いもせず、冷たい目を向けてきた。なんて失礼な人! 反発するリリーだが、父の屋敷へ向かう道中で気候が荒れ…彼とモーテルで一晩過ごすことに? -
彼に愛されて本物の夫婦になる…そんな日は来るの?
亡父の広大な牧場を受け継いだタティは、母の勧めで年の離れた資産家アレックスと結婚した。セクシーで洗練された彼にひと目で心を奪われたけれど、彼に愛人がいると知りショックを受ける。なぜ私と結婚したの…牧場が目当てだったの? 悩んだ末、タティは「ベッドをともにせず本当の夫婦になるかは1年後に決めたい」とアレックスに告げる。その間に愛が育てば…。そして、本当の夫婦になるか決断を迫られる結婚記念パーティーの日、会場にアレックスの愛人が現れて…? -
この結婚は復讐のため…愛なんて芽生えてはいけない
結婚式当日まで相手と顔を合わせないというセレブ向けの結婚相談所に入会したペイトンは、花婿の正体に驚愕した。まさか大企業のCEOギャレンと結ばれたの!? でもこれは彼の祖母アリスの不正を暴くチャンスかもしれない。幼い頃、父はアリスに不当解雇され病気の母は治療も受けられず亡くなった…この結婚は復讐への第一歩になるのよ。ところが夫となったギャレンが、親友夫婦の忘れ形見である少女を守り育てる心優しい男性と知り…ペイトンの心は揺れて? -
運命と戦う彼を支えたい…愛してもらえなくても
父の遺したホテルを欲深い継母と義姉たちに奪われ、使用人同然に働かされているカシオペア。ある日、花嫁探しをしていると噂のヴェリーナ国の王子リースがホテルにやって来た。義姉が花嫁に選ばれ義母と一緒に出ていってくれればホテルを取り戻せる…? 淡い希望を抱くカシオペア。ところがリースは自分がホテルを買い取ったと告げ、さらに信じられない言葉を口にした。「僕は君を迎えに来たんだ、カシオペア。僕の妻として」どうして…王子様はなぜ私を花嫁に選んだの!? -
私を愛してくれる人なんて、現れないと思っていた
エリーは自分とは正反対の美しい妹が女優として成功するよう応援していた。家を売って父とシェアハウスで暮らし、さらに借金まで背負いつつも…。そんなある日、バイトで公園に行くとひとりぼっちの小さな男の子が。迷子? エリーが声をかけると保護者のルカが現れた。大企業CEOの彼は威圧的に「気にかけてくれてありがとう。御礼だ」と口止め料の小切手を渡してきた。あり得ない金額を拒否して、逃げるように去ったエリーだったが翌日、ルカが現れ…!? -
子供が欲しい。運命の人にはまだ出逢ってないけど
彼にだけはこんな失態を見せたくなかったのに…。堪えていた悲しみがこみあげ、幼なじみのジョンの前でスカーレットは泣いてしまった。幸せな結婚と家庭を夢みていたものの30歳をすぎても運命の人とは巡りあえず、せめて子供が欲しいと人工授精を受けているけれど今月も妊娠はできなくて…。彼女の事情を知るとジョンは信じられない提案をしてきた。「僕を君の子供の父親にしないか? 昔ながらの方法で」そんな…あなたは私を嫌っていたのに。いったいなぜ? -
正反対の私と彼…ふたりの恋が実る方程式はあるの?
海沿いの渓谷で園芸とフラワーアレンジの仕事をしながらひとりで暮らしているブライス。ある朝ドアを開けると、きれいなオルガンの調べが聞こえてきた。同じ渓谷に立つ空き家に誰かが引っ越してきたのね! ビスケットと花束を手に挨拶に訪れるブライスだが、現れたのはとんでもなく不機嫌そうな男性ジャスだった。数学者だという彼は、ある定理の証明に没頭しているという。無愛想だけどどこかやさしいジャスが気になってしかたないブライスだが、彼には悲しい過去が…。 -
愛する夫との幸せな生活を粉々に打ち砕いたのは――
モデルのクロエはギリシアの大富豪レオンに見初められ、結婚した。エーゲ海に浮かぶ美しい島で新婚生活を送るなか彼の子を宿し…幸せな日々が続くと信じて疑わなかった。兄との仲を嫉妬したレオンの異父妹に、階段から突き落とされるまでは。お腹の子は不幸にも亡くなり、妹の仕打ちを知らないレオンはクロエを責めた。ここに私を守ってくれる人はいない…傷ついたクロエは逃げ出した。2年後、職を得て穏やかに暮らすクロエの前に、ふたたびレオンが現れて…。 -
妹と正反対の地味なアリス。海賊富豪にさらわれて!?
アリスが目を覚ますと、そこは豪華な船の中。そばにいるのはまるで海賊のような、見知らぬ黒髪の男性。誰っ!? 彼はアリスのあごをもちあげると、ゆっくりと唇を奪った。私は妹の結婚式に参列するため、観光をかねてギリシャに来たはずなのに…何が起きているの? アリスは彼――ホテル王ステファンに地中海の孤島へとつれさられてしまう。どうやら妹の婚約者と敵対する彼は、アリスを間違えてさらったらしい。華やかな妹と正反対の、メガネで野暮ったい私を? -
夫を抱きしめたい。でも失った記憶が邪魔をして…
スペインの病院で目覚めたアラベルには記憶がなかった。コルテスという隻眼で黒髪の男性に「僕は君の夫だ」と告げられても何も思い出せない。ふたりは2か月前にマドリードで出会って恋に落ち、すぐに結婚したという。美しい彼に「君を取り戻したい」と愛しげに乞われ、その指であごをすくわれただけでアラベルは身も心もとかされそうになる。けれど恐ろしい事実も聞いた。アラベルは彼を捨て、恋人の元へ走ったというのだ。一体何があったの? 本当に私は彼を裏切ったの? -
男が本気か知らぬまま、20歳の娘は求婚を受け入れた
キャシーはみじめなソバカス娘。おまけに赤毛でやせっぽち。母亡きあと、医師の父を助けて家事手伝いをするキャシーの小さな世界に、ゴージャスな珍客がやって来たのは半年前。彼の名はウルフ。端正な顔立ちの異国の医師で、世界的名医なのだという。彼にからかわれると心乱れるし、今日は近寄られただけで動揺し、キャシーは手元にあったナイフを彼の手に突き立ててしまった。すると、「君はボクを嫌いなようだから、お仕置きが必要だな」そう言ってキスをされ…。 -
妹が傷つけた彼を、私が好きになってはいけないのに
エリンの双子の妹が出産後まもなく亡くなった…子供の父親の名を明かさないまま。4年後、エリンは妹の遺品から日記を見つけ、姪の父親が世界的な資産家パーカー・ハミルトンだと知り、彼のもとを訪れる。妻を亡くして以来、世捨て人のように屋敷にこもって暮らしているというパーカーは意外にもすぐに事実を受け入れ、エリンと姪に屋敷に滞在してほしいと懇願してきた。彼の優しい眼差しに心がざわめくエリン。傷つき苦しむ彼を好きになってはいけないのに…。 -
世界が変わるほどの恋。なのに、心は引き裂かれて…
あの夏は、人生で特別にきらめいていた。18歳の誕生パーティー。初めて許された大人びたドレス…。その日、ベスは彼と出会った。ライアン・カントレル。この町と同じ名前の、名門一族のひとり息子。愛を交わし輝くような日々を共に過ごしたのにベスが妊娠すると突然、彼は姿を消した。残酷な仕打ちに胸をえぐられる思いだったけれど、ベスは彼の子を産み育てた。――あれから9年。なぜなの? まさか怒りと嫌悪をあらわに今さらライアンが私に会いに来るなんて…。 -
彼がくれた最高で最低のキス。忘れたいのに――
ギリシアの海運王ダーメンとの再会は、ステフにとって悪夢のようなものだった。なぜなら彼は以前、人捜しのためにステフの恋心を利用し、あっさり捨てたのだから。彼とのキスを思い出すだけで、甘い痛みと屈辱で今でも胸がきしむ。なのに彼は、再会したステフに「偽りの恋人になってほしい」と提案してきた。なんですって!? 百万ドルもらってもお断りと返せば、ダーメンは「二百万ドルなら?」と笑みを浮かべた。…彼は私を利用できる女としか思ってないのね。なんて酷い男。 -
メイドの私が、幼い頃に誘拐された伯爵令嬢!?
「君は伯爵の孫娘だ。君を迎えに来た」マージェリーは、昼は貴族の邸でメイド、夜はお菓子を焼いて娼館の女性たちに届けて生計を立てている。そんな自分が、幼い頃に誘拐された伯爵令嬢だなんて。突然の知らせに戸惑う彼女に、迎えに来たヘンリー卿は冷たく告げた。「ふしだらな女性では困るが…確かに君は無垢だった」そう、彼は初めて会った日の夜、娼館の片隅でマージェリーの唇を情熱的に奪ったのだ。彼は、私がどんな女か確かめるためだけに、あんなにも甘いキスをしたの!? -
ただ楽しむための衝動的なキスを最後にしたのは?
クリーのヘアサロンは経営にいきづまっていた。それもこれも町に突然現れた金融コンサルタント、セブのせいだわ。人のつながりを大事にしたいクリーと、無礼な堅物のセブは事あるごとに衝突する。しかし、銀行への書類を手伝ってもらった夜、むさぼるような彼のまなざしを受けてクリーは喉が焼けつくような熱を感じる。どちらからともなく唇を重ね、キスは甘く理性をとかしてしまう。衝動だけで恋をするには大人すぎる。でも、本当に心が求めているものは何…? -
間違いだと思ったキス。彼はそう思ってないの…?
情熱的な口づけだった。忘れることなどできないほどの…。友人の結婚式で雰囲気に流され、キャシーは雇い主であるキールとキスしてしまう。彼はキャシーが勤めるラスベガスのホテルの支配人。由緒正しきオコンネル家の御曹司だ。住む世界が違う上に、キールの「彼女はただの従業員だ」という言葉を聞いてしまい、キャシーはすべてを忘れるため、新たな職を得て別の土地へと旅立つが――。まさか新しい職場の上司がキールで、毎日顔を合わせることになるなんて? -
秘密を握られた私は、億万長者に翻弄されて……
裕福な老婦人のメイドとして暮らすウィルダの平穏は、予期せぬ人物との再会で打ち砕かれた。ダミアン・デモニデス…彼女の秘密を知る億万長者。2年前、歌手だったウィルダはダミアンが滞在していたホテルで有名人の離婚劇に巻きこまれ、いわれない醜聞を書きたてられた。彼が雇い主の息子だなんて…。過去をばらされたら、また仕事を失うかもしれない。怯える彼女にダミアンは、彼が参加するビジネスディナーに恋人のふりをして同席してほしいと告げて? -
メイドの私を迎えに来た紳士。私がレディなんて!?
8歳で父親を亡くしたジェーンは、母と長く貧困に苦しんだが、今は優しい伯爵夫人のメイドとして穏やかな日々を送っている。ある日、ケンダルという美しい男性が屋敷を訪れた。お茶を出しながらジェーンはつい彼を見つめてしまった。いかにも裕福な身なり。深みのある声。彼はヨークシャーの資産家である大叔父から、ある女性を捜してつれてきてほしいと頼まれたと言う。「その人の名はミス・ジェーン・ベイリーです」わ、私? ジェーンは思ってもみない言葉に驚き――!? -
愛を奪われ、支配され――もう誰も信じられないの
ダーシーの人生は傲慢な父に振り回され続けていた。母はいない。父と離婚して妹だけをつれて出ていってしまったのだ。唯一愛を交わした恋人にも裏切られ、残酷な別れを経験する。…私は誰からも愛されない。そう信じていたが、父が亡くなるとすべてが変わった。まず妹との和解。それから、父は莫大な遺産を大牧場主であり元恋人のカートに信託したのだ。彼の裏切りは今でも許す気にはなれない。けど、身も心も憔悴しきったダーシーは心のどこかで再会を喜んでいて…!? -
天才ピアニストと、残酷な伝説に似た恋が始まる
ピアニストになる夢を追うサンディーはある日、天才音楽家のクリスピンに声をかけられた。彼はコンテストでサンディーの演奏に目を留め、この夏、湖のほとりの屋敷で個人レッスンをしてくれると言う。けれど屋敷を訪れた彼女を待っていたのは思いがけないことばかり。サンディーを見た人々は皆、幽霊でも見たような顔をするし、クリスピンの兄フリンは「傷つかないうちに帰るんだ…!」と謎の言葉でサンディーを追い払おうとしながらも強引にキスを仕掛けてきて!? -
真紅の口紅をしたら、彼につりあう女性になれる?
放浪作家の父を持つ18歳のクレシダ。航海中に父が急死したため、嵐の海原でひとりヨットの舵をとっていた。「もう持ちこたえられない」そう思った瞬間、救助の手が差しのべられた。逞しい腕の美しい男性…彼を見た瞬間、激しい衝撃がクレシダの体を走り抜けた。九死に一生を得たものの行くあてのないクレシダは、彼…ルークに保護され、ひとつ屋根の下で暮らすことになった。彼を見ると苦しくなる。彼には素敵な恋人がいるのに…この気持ちは何? 胸が張り裂けそう──。 -
亡夫の事業を受け継いだのは、私を憎みつづける彼…
亡き夫の遺言にトリスは愕然とした。ふたりで運営していた、恵まれない子供たちのためのハウス…その共同運営者にスティーブが選ばれたのだ。亡夫を父親のように慕っていた彼は、嫁いできたトリスを嫌いハウスを出て行ってしまった。あれから6年…葬儀のため帰郷したスティーブは以前と変わらぬ嫌悪の表情を浮かべ、トリスを財産めあての女と罵ってきた。やっぱり彼は私を憎んでいるんだわ。スティーブの秘めた情熱に気づかず、トリスは不安に駆られるが…。 -
恋かもと気づいた、でも彼は結婚してしまうのに
夏至の日の朝、丘の上で願い事をすると叶うという。「運命の相手が現れますように」とビアトリスがお願いすると林のなかから素敵な男性が現れた。長身で感じのいい彼はオリバーと名乗った。この人が運命の相手だといいのに──数日後、ビアトリスは大叔母のつき添いでロンドンでも有名な心臓専門医を訪ね診療所へ…するとそこにはオリバーが!? まさか、また会えるなんて。しかも彼は彼女に「これは必然的な再会だ」と意味深な言葉を残した。これは甘く優しい恋の始まり? -
純粋で誠実な彼に愛される資格なんて私にはないのに
伯爵家の子息リチャードは叔母の屋敷に呼び寄せられた。婚約者を亡くして以来8年間喪に服している幼なじみのシーアが、社交界の有力者との結婚を強いられそうになっているという。彼女と再会したリチャードはその変貌に驚いた。無邪気で明るい少女だった幼い頃の姿は見る影もない…。彼女は僕が守らなければ。一方、シーアはたくましく成長したリチャードとの再会に思いがけず胸が高鳴るのを感じていた。けれど過去のおぞましい記憶がシーアを苛んで…? -
情熱的な一夜のあと、完全な人違いだと気づくなんて
それは簡単なミッションのはずだった。妹の結婚式のために花婿付添人の医者“ハリー”を空港まで迎えに行く、それだけ。なのにハリーを一目見てケイトの心は騒めいた。なんてセクシー…。彼が気だるげな英雄のように振る舞うせいで、ケイトも周囲の目も彼に釘付けになる。捕らわれる。いつもは恋愛に慎重なケイトが特別な出会いだと勘違いしまうほどに…。だが、一夜明けると問題が明らかになった。彼は“ハリー”ではなく双子の弟、ハリウッドで活躍するヒューだと知って!? -
サンチェス家の若き花嫁は、夫の支配と愛に溺れ――
レイチェルは5年ぶりに名ばかりの夫に会うため、カリブ海に来ていた。18歳のとき、彼女は年上の大富豪アンドレと愛しあい、結婚。けれど支配的な夫とはすれ違い、さらに流産のショックからずっとロンドンに里帰りしたままだったのだ。だが今、レイチェルの父の事業が傾き、父自身は病に倒れている。悩んだすえ、援助を求めるレイチェルに対し、アンドレは聞く耳は持たぬとばかり冷たく言い放った。「夫の弟と不貞をするような恥知らずの女の言うことなど」――と。 -
宮廷に渦巻く陰謀の中で再会した、初恋のゆくえは…
姉が婚約者を捨て突然伯爵と結婚すると言い出し、ペネロープは仰天した。さらに貴婦人としての格を上げるため、伯爵は姉妹をエリザベス女王の侍女に推薦したという。宮廷に勤めはじめたある日、ペネロープは懐かしい男性と再会した。オリヴァー! 姉の元婚約者でペネロープが幼い頃から恋焦がれていた人。まさかこんな所で再会できるなんて! 喜ぶペネロープだが、宮廷では彼の主人ダドリー卿の従者が不審な死を遂げる事故がたびたび起こっていると知って…? -
運命の人とは、小指と小指が赤い糸で結ばれている
両親を亡くし、ふたりの姉の世話をしながらつましく暮らすジュリア。姉たちはもうすぐ結婚して家を出てしまうけど、私の赤い糸は誰とつながっているのかしら。あるパーティーでジュリアは、医学界トップにしてオランダ貴族のヘラルト教授に声をかけられる。カーテンを仕立て直して作ったドレスをからかわれて、彼の印象は最悪。二度と会いたくないわ。でも、仕事も家もなくす彼女に手をさしのべてくれたのも教授だった。いじわるなの、それとも優しいの? -
幸せは目の前にあるけど、ふたりの未来は見えなくて
駆けだしのインテリアデザイナー、ゾーイは家族を亡くした悲しみを抱え、パリで修行中。ある日、舞いこんだのは不動産王ジュールの仕事だった。合理主義の彼とイメージ重視の彼女、正反対のふたりだったが惹かれあうのに時間はかからなかった。が、幸福を噛みしめるゾーイに「デートは3回までと決めているんだ」とジュールが言い放った。愛する人を失うことに怯え、愛に真剣に向きあえないのは自分も同じだ。でも、この危険な関係に身をあずけてしまいそうで…。 -
大富豪が突きつけたのは、罰のような愛なき結婚で…
父亡きあと家業の製菓会社の経営が傾き、ケイトは夜のクラブで働きはじめた。だが店の客に見知った姿を見つけて凍りつく。ニコス…なぜこんな所に!? 3年前、旅先で恋に落ちて婚約したものの母の猛反対にあい、ひどい別れ方をしてしまった人。ギリシアでも屈指の実業家になり巨万の富を得たと知ってはいたけれど…。翌日、ケイトのもとにやって来たニコスは「僕と結婚してもらう。合意しなければ会社を乗っ取るまでだ」と冷たく言い放って…!? -
孤独な王女は自由を求め、一夜だけの恋をした…
自由を知らないアブカール国の王女ハリナ。一生に一度だけ自分の時間が欲しいと忍びこんだパーティーで、美しい大富豪リコに出会う。今夜だけは自分のために生きたい…。誘われるまま彼に純潔を捧げたハリナ。結果リコの子を妊娠し、激怒した父に誰も来ない辺境の宮殿での生活を命じられた。2か月後、孤独に暮らすハリナの前にリコが現れた。彼は結婚してほしい、ただし僕が君を愛することはないと告げる。愛のない結婚…これがたった一夜、自由に生きた代償なの? -
叔母の死に関係があると噂の大富豪に雇われた私は…
ギャビーの父が大富豪ディーコンとトラブルを起こし、逮捕されてしまった。どうか告訴を取り下げてほしいと電話で懇願すると、父のせいで辞めたアシスタントの代わりを条件に出され、ギャビーは住みこみで働くことに。ところが屋敷を訪れても彼は姿を見せず、仕事の指示は電話かメールのみ。隠遁生活を送っているとは聞いていたけど…。戸惑うギャビーはある日、伸び放題の髪と髭に覆われた野獣のような男性に出会う。まさか…あなたがディーコンなの!? -
彼が私たち姉妹の敵でなければ、素直になれるのに…
不動産会社に勤めるマーチは、入ってきた男性に驚いた。今朝、私の車の前に割りこんで駐車スペースを横取りした男! 青い瞳のハンサムな彼はウィルと名乗り、短期間借りられる部屋を探していると告げてきた。それならちょうどいい部屋があるわ。今朝の腹いせに悪戯心が湧いたマーチは、そしらぬ顔で彼女の自宅である農場の離れの部屋を紹介してしまう。ウィルが自分たち姉妹の農場を買い取ろうとしている大企業の関係者で、土地の下見にやって来たとも知らずに…。 -
おそろしい野獣に見える彼の優しいほほえみ――
令嬢リアノーラは、ハイランドの氏族長ディランをみて圧倒された。おそろしく長身で、野獣を思わせるほど勇敢でたくましい。しかし、晩餐の席で彼女は彼に捕まってしまう。イングランド側がディランの弟たちを人質に取って不利な誓約を迫ったせいだった。和平のために訪れた国に陥れられたディランは、彼女を肩に担ぎ「弟たちが無傷で戻らないかぎり、おまえたちがこの女を二度と見ることはない」と言い放ち飛び出す。囚われの身になってしまったリアノーラは!? -
ずっと好きだった人に、婚約者のふりを頼むことに?
完璧な婚約者との素敵な毎日を綴ったコラムを連載しているアビー。ある日、彼女と婚約者宛てに、高級誌主催の慈善パーティーの招待状が届いた。どうしよう…全部私の創作なのに! コラムが嘘だとばれれば仕事を失ってしまう。困り果てたアビーは、親友の兄で富豪のルークに泣きついた。彼はパーティーの間、2時間だけならと婚約者のふりを了承してくれた。ところがパーティーのくじで地中海でのリゾート権が当選し…1週間、ふたりきりでバカンスへ行くことに? -
子供を産めない私は、結婚も子供も諦めていたのに…
吹雪の日、メグの勤める病院に赤ん坊を抱いた男性ゼインが駆けこんできた。鉄道のエンジニアである彼は、線路の点検中に捨て子を見つけ、大雪の中走ってきたという。治療の間、赤の他人の子にもかかわらず懸命に見舞うゼインの姿に、メグは心惹かれずにはいられなかった。ダメよ。子供を産めない体の私が彼に恋しては…。ところが赤ん坊の退院が近づいたある日、ゼインは里親になることを決めたと告げ…さらにメグに、結婚して母親になってくれないかと提案して!? -
ハリウッドスターの演技とも知らず、恋に落ちて…!?
姉夫婦が事故で亡くなり、4人の子供の法定後見人になったダラス。レストランを切りもりし、目まぐるしい毎日を送るなか信じられない電話が。末娘の実の父親という男性が、娘を返してほしいと言ってきたのだ。確かに彼女は養子だけど…まさか父親が有名俳優のクリストファー・ストーンだなんて! でも、金なら出すなんて言う人にあの子は渡せない。そんなある日、ダラスの前に魅力的なカウボーイが現れる。彼の正体も知らず、ダラスはひと目で心を奪われて!? -
私が深く愛し、生涯を捧げる相手は――…
死にものぐるいで働き、巨万の富を得た大富豪パスカル。あとは完璧な結婚をするだけだ。理想の妻を探す彼の胸に、かつて出会った天使の笑顔が去来した。セシリア…6年前、事故にあった僕を救ってくれた見習い修道女。惹かれあい愛を交わした彼女は今、どうしているのだろう…。過去の想いが疼いたパスカルは修道院を訪れた。一方、突然現れた彼をセシリアは睨みつけた。私のすべてを奪い、ふたりの将来を期待させたうえで突然消え去ったあなたが、今さら何の用? -
結婚する理由はただ愛だけ。いつかそんな時がきたら
看護師ティリーは両親が事故死したという突然の知らせを受け、目の前が真っ暗になった。婚約者には上司と会食があるとほうっておかれ、ティリーに手をさしのべてくれたのは院内でも一目置かれるドクター・サッカリーだった。「私が送っていく。いますぐに」茫然とする彼女の肩をやさしく抱き、支えてくれた。ずっと良い子で、わがままを言ったこともないティリー。住む家を失い、財産目当ての婚約者に別れを告げた彼女は、自分の本当の心に気がついて…。 -
運命の人がこの人だってはっきりわかればいいのに…
探偵小説のベストセラー作家ラムジーはかつてない窮地に立っていた。締め切り目前だというのに、まだ何も書けていないのだ。苦しむなか、壁から泣き声が聞こえた。上の階に住むアレクシス!? 名家の令嬢である美しい彼女が婚約者に捨てられたらしい。なぜか彼女と交際する男性はみな衝撃的な恋に落ちて、姿を消してしまうという。あと1か月で花婿を見つけないと、父親に結婚相手を決められてしまうというのに…。そんな彼女に、パーティーのエスコート役を頼まれて!? -
私を愛しているのに「兄のものになれ」と言うの?
バイオレットは白昼堂々、自分のオフィスでモンテ・ブランコ王国のハビエル王子に誘拐された。カジノで負けた彼女の父親が王に娘を売ったのだ。借金のカタに王妃になれと言うの? 抵抗むなしく彼女は贅を尽くした異国の王宮に閉じこめられ、王との謁見までの数日間、ハビエルとともに過ごすことになる。野獣王子と呼ばれ、国民に恐れられる彼に街を案内され、ダンスを教わるうち、バイオレットは彼の本当の優しさと内に秘めた脆さを知り、強く惹かれて――!? -
恋も知らずに嫁ぐはずが、花嫁衣裳のまま誘拐されて!?
結婚式当日、花嫁衣裳のまま誘拐されたベス。大嫌いな従兄のライルに頼まれて渋々OKした結婚なのに、誘拐犯には詐欺師呼ばわりされ、いったいどういうこと!? ライルの話では、ある老人の遺産を受け取るために彼は急ぎ結婚する必要があった。一方ベスは仕事場の借地料に困っていたから、この結婚はただの取引きだったのだ。なのに、野生動物のように精悍でハンサムな誘拐犯は、「愛しい王子様が君を捜しに来ると夢見ているならあきらめることだ」とベスを冷たく嘲って…。 -
チャンスをつかむ勇気があれば、人生は変わる――?
ビルの清掃員として働くサラは最上階にある大企業のCEOベン・ガーディナーに声をかけられた。彼は自社商品のために“普通”の女性の意見を聞きたいと、彼女を三ツ星レストランのディナーに連れ出す。まさに平凡なサラにとってそれは夢のような時間だった。するとベンは、サラの意見は参考になるからと、さらに1週間のミラノ視察に同行し、アドバイスをしてほしいと言い出した。プレイボーイとして有名な彼とふたりきりなんて…。それにサラにはある事情が…。 -
記憶を失う前の私は夫に憎まれた離婚寸前の妻だった
夜遅くにけがをして、治安の悪い路地裏に倒れていたリー。一切の記憶を失い、自宅に戻ったものの使用人はよそよそしく、夫のポールの目は憎しみに満ちている。一体、私の人生はどんなものだったの? だが不安の中にも希望は芽生えた。リーにとっては初対面の夫と愛しあうようになったのだ。以前の自分は残酷でむごい仕打ちをポールにしていたらしい。記憶が戻ったらどうなるの? やがてリーはすべての記憶を取り戻すが、そこには想像以上の最悪の事態が待っていた…! -
呪いで妻を殺すという噂の領主に、求婚された私は…
多額の金と引き換えに領主ブレイデン・ウィンウィッドとの結婚を命じられたジョアンナ。かの一族に嫁いだ花嫁は呪われ、代々出産で命を落としてきたという。そんなこと耐えられない…ジョアンナは髪を切り男装して逃げ出すが、ほどなくして見つかってしまう。感情のない悪魔のように恐ろしい目をしたブレイデンに怯えるジョアンナ。けれど無表情の下で、彼が幼い頃から呪いのせいで両親や愛する人々が亡くなっていったことに心を痛めつづけていたと知り…? -
キスするたび、隠したい恋心があふれてしまいそうで
亡き母の遺産である南フランスの家を相続したジョシー。この数年間、母の看病と仕事の両立で苦労してきた…心機一転、地中海の見える家で新しい生活を始めたい。希望に胸を膨らませるジョシーだが、新しい家で彼女を待っていたのは隣人リオンの手荒な歓迎。ジョシーの父からこの家を買う予定だと主張する彼は「君がここに来た理由はわかっている」と突然唇を奪ってきた。なんて無礼な人! どちらが正当な持ち主かわかるまで、彼と隣同士で暮らさないといけないなんて。 -
ぶっきらぼうだけど優しくて…この気持ちが恋なの?
堅実なライアは自由奔放な妹の面倒を親がわりになって懸命にみてきた。でも今度だけはだめ。妹は無免許運転で事故を起こし、一緒に乗っていた恋人は昏睡状態だというのだ。その恋人の叔父ジャレッドが怒鳴りこんできて、ライアは逃げ出した妹のふりをすることになってしまう。意識を取り戻した恋人が、妹に会いたがってるというけど…いくら目が見えなくなってるとはいえそんなの無理よ! しかし、傲岸不遜なジャレッドにプライベートジェットでつれていかれて…。 -
敵国の王に嫁ぐはずの娘を愛してしまった騎士は――
領主の娘と敵国ウェールズ王の縁談をまとめるよう命じられた騎士のスティーブンは国境の城へ向かう道中、銀髪の娘に目を奪われた。なんと美しい…だが今はこの勅書を届けなければ。任務を終えたとき彼女を探しだそうと心に決めるスティーブンだが、城に到着した彼を待っていたのは先ほどの娘…敵国に嫁ぐ予定の令嬢フェリスだった。王の命とは言え彼女の縁談を成功させねばならないとは…。スティーブンは想いを押し殺そうとするが、彼女を知るたび想いは募り…? -
傷ついた私の前に現れたあなたは…運命の恋人?
結婚式前夜、婚約者とキス以上のことをしていないと友人たちに打ち明けたパメラは、セクシーなサプライズを企画されてしまう。これで彼もその気になってくれる…と思いきや、逆に思いがけない彼の裏切りを知るはめに! 婚約を破棄し、浜辺でうなだれるパメラの前に、男性ケンが現れる。彼はパメラの事情を知ると優しく慰めてくれた。ケンに癒やされたパメラは、ひとりで行くつもりだったハネムーンについて来てほしいと誘ってしまう。彼の隠す秘密を知らずに…。 -
失敗ばかりの新米ウエイトレスには秘密があって…!?
「お嬢さん、そんなところで何を?」それは初めて訪れた小さな町でのこと。ウエイトレス募集の貼り紙を読んでいたジェシーが振り返ると、やさしげな微笑みを浮かべた男性がいた。保安官だという彼にジェシカは緊張した。まさか怪しまれてる? 名門ウォーカー家の相続人であるジェシーは、母親と祖父に押し付けられた結婚から逃げるために家出してきたばかりで、仕事を探していた。身元を知られてはならないのに、なぜか保安官はジェシーをほっておいてはくれなくて? -
傷ついた恋がふたたび私の前に現れ、想いは溢れ…
ローラの出版社に無名作家の原稿が送られてきた。「これはベストセラー作家リーアム・オライリーの作品に間違いないわ!」 8年前、学生だったローラはリーアムと結ばれたが、彼は小説の映画化のためにアメリカに行き、その後連絡が来ることはなかった。妊娠に気づいたときにはもう、彼は別の女性と結婚していた。つらい過去を抱えたままローラはリーアムと再会を決意する。彼にキスされると甘い想い出が甦る…でも、私は彼には伝えていない重大な秘密があり──。 -
初対面の私に、なぜ新しい上司は軽蔑のまなざしを!?
「その子を妊娠しなければ、私は幸せだったのに…」絶望のどん底にいたハリエットが思わず口走った心にもないひどい言葉。嵐の海岸で急に産気づき、意識は朦朧としていた。だから知らなかったのだ。その時助けてくれた命の恩人である医師が彼女に「望まぬ妊娠をした身勝手な女」と決めつけ、蔑みの目を向けたことを。3年後、ハリエットは看護師として復帰するが、新しい外科医長のパトリックが、なぜか自分にだけつらく当たる理由がわからなくて…? -
ひとりで生きるのが夢だった。あなたに会うまでは…
勤め先の託児所でフェニアがひとり幼いルーシーのお迎えを待っていると、身なりのいいハンサムな男性が現れた。イェーガーと名乗る彼はその子のおじで、交通事故に遭った弟夫婦の代わりに姪を迎えに来たと言う。信用してもいいの…? 不安にかられたフェニアはルーシーとともにイェーガーのペントハウスに行くことに。ほどなくして彼の身元がわかり安心したものの、イェーガーは、弟夫婦が退院するまで住みこみでルーシーの面倒をみてくれないかと頼んできて…!? -
不実な夫に傷ついたケイトに甘い誘惑が忍び寄る
浮気者の夫との結婚生活にケイトは疲れ果てていた。それでも今夜は、大物実業家アレックス・ダルトンを招いたパーティーがある。アレックスに気に入られれば、夫の事業は安泰だ。ワインや料理で家計は火の車でもやり遂げるしかない。だが、やって来たアレックスはなぜか初対面のケイトに静かな怒りを向けてきた。なのに、すぐに彼はささやいた。「僕と親しくすれば、ドレスでも宝石でもなんでも望みのままだ。どうする?」一体、彼は私をなんだと思っているの? -
孤独に生きるあなたを癒やせるのは、私じゃないのに
孤島の海岸に打ち上げられていたところを救出されたものの、記憶を失っていたシドニー。助けてくれた男性ダニエルは不愛想ながらも、ケガが治るまでここにいていいと言ってくれた。彼は数年前、息子を誘拐されたうえに妻まで亡くし、悲しみから孤独に暮らしているという。ダニエルの美しい碧い瞳…なぜ懐かしい気持ちになるの? 胸が締めつけられるシドニーだが数日後、突然思い出した。そうよ、私は…自分の息子の父親が彼なのかを確かめに、ここに来たんだわ!
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