『海王社、沙野風結子(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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技術大国ノイエは、国の技術を駆使して造られた機械人形を「神」とする。
神のメンテナンスを担う「管理者」は有能な科学技術者で、ノイエの総括者でもあった。
新しくその任に就いたのは先代管理者の孫であるレイ。
彼の手によって目覚めた神・セルガは、密かに痛覚と官能を搭載される。
レイは神への復讐を遂げるために管理者となったのだ。
長く胸に澱む狂気に駆られるまま神を貶めるべく、レイは痛みも官能も知らなかった神に快楽を植えつけていくが――。 -
「神」は淫らで美しく、人々を魅了する存在――
商業国・ガラで神となるのは、美貌と技芸に優れた最上階女郎。
だが、神は数年で命を落とす。
次の神に選ばれたのは東の楼閣の最上階女郎であるタキの姉だった。
報を受けて恋人と心中を図る姉を見たタキは、二人を逃がし身代わりとなる。
死を覚悟していたが、黒豹国主と呼ばれ恐れられている国主・リイドは、男と知ってなおタキを神に仕立てようとした。
無垢な身体を拓かれ、タキは夜ごと快楽を植えつけられることになり…。 -
天の浮き島に住む長命な天人の桐羽は、人間に騙され「神」として地上に囚われた。
神は国の宗主と「契り」を結びその身を明け渡さなければならず、歴代の宗主に慰み者にされてきた。
今また代替わりすることになるが、新しい宗主に起ったのは桐羽が最も敬遠する男――軍の最高統括者である敷島だった。
傲岸で冷徹な敷島は冷ややかな視線で桐羽を無下に扱う。
そして敷島に対し反抗的な態度の桐羽は、触手を操るおぞましい淫具で苛まれることになり――。 -
人気アナウンサー・倉科恂のストレス発散方法は、極秘会員制クラブで男を買い、セックスをすること。優しい愛撫なんかいらない、ひどく抱いてほしい――。過去のトラウマから、倉科は乱暴なセックスで精神の安定を保っていた。その危うい秘密はクラブ内で長く守られていたが、ある夜の相手・津雲が仕事帰りの倉科の前に現れる。それから、6歳年下の粗野な男は、ベッドの上でもプライベートでも倉科を翻弄し…!?
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精神科医の紺野和基は、将来を嘱望される若手国会議員・弥上時澄の担当医となった。
原因不明の頭痛と不眠を抱え、どんな治療も効果がなかった弥上だが、和基のもとで症状は改善されていく。
そうして治療を進めるなか、二人は惹かれ合い結ばれた。
しかし、ある日を境に紳士的で優しかった弥上の人格が変わってしまう。
和基の自由を奪いひどく蹂躙するようになった弥上は、本来の姿に戻ったと言う。
非情な扱いを受けながらも、和基は弥上への恋情を捨てきれず――。 -
美貌の弁護士・篠束灯は視線を合わせることで人の精神を操る力を持ち、一族には“天人”と崇められていた。
力のおかげもあり真実を見誤らない篠束は裁判で負け知らずだったが、
ヤクザとも見紛う粗暴な検事・西賀に不正を疑われ突っかかられるようになる。
力のことは一般人に知られてはならず、邪魔に思った篠束は自分の身体を餌に西賀を貶め支配しようとした。
だが彼に力は効かず、荒々しく犯されてしまう。
以来、不本意にも淫らな関係を繰り返すことになり──。 -
皇帝専属の神官であるハルは、皇帝・レオンを密かに想い続けていた。
性戯のごとき淫らな「告解」も多情なレオンの戯れでしかないとわかっていながらも、想い人と肌を合わせる悦びに身を震わせる。
成就を願うなど畏れ多く、ただずっと傍にいられれば…と恋心を封印していたハル。
だが、新任の聖騎士・ゼインに苦い片恋を悟られてしまう。
その上、ゼインは口説いてくるようになり、その氷塊の瞳で真摯に見つめられると心はあさましくも揺れ、ハルは二人の狭間で翻弄され――。 -
「お堅そうなくせに、ずいぶんと情の深い孔をしてる」
与党議員・藤末彰良の政策秘書を務める椋一。
彼にとって従兄の彰良は絶対的存在で、かつては性の道具にもなっていた。
その彰良の汚職ネタを政敵の野党議員・四堂匡鷹に握られる。
四堂の新聞記者時代の弱味を探り当てて交渉に赴いた椋一は、彼の逆鱗に触れ、身体を蹂躙されてしまう。
以来、たびたび四堂に抱かれることになるが、荒々しくも彼の愛撫は甘やかで、いつしか男の熱を心地よく感じるようになり――。 -
「どちらがいい? 他の人間が喰われるのと、その身を犯されるのと」冤罪で死刑宣告を受けた建築士の萱野。刑務所で虚ろに過ごす中、個人教誨を受けることになる。現れた僧侶は端正な美丈夫。だが、彼は不思議な力を使い萱野を組み敷き蹂躙した。彼の正体は、紅い髪と瞳の鬼――。以来、訪れのたびに嬲り者にされるが、酷く穿たれながらも不思議と身体は淫蕩な悦びを覚える。なぜ自分がこんな目にあうのかと困惑する萱野だったが、前世の因縁があるようで…。
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幼い頃に神隠しにあった経験から人に馴染めず、家族とも疎遠な大学生の依冶。雨の日に弱った黒猫を拾い、翌朝目覚めると野性的な美貌の男にのし掛かられていた。彼・藍染は自分が拾われた猫で、山の守り神だと言う。そして、依冶に会いにきたと迫り、依冶から力を補充しなければ人型を保てないと、きわどい接触をしてきて…。不遜ながらも優しい藍染に惹かれていき、やがて依冶は心身ともに委ねるようになるが、平穏は続かず、二人はある者から狙われ始め…!?
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「せいぜい俺を愉しませるといい」学生時代から恋情を抱く友人・ベノール王国の第一王子であるナイルスに請われ、王国に赴いた望。そこで頼まれたのは、離宮に囚われた第四王子・ムスタファの無聊を慰める仕事だった。鬱屈に荒んだムスタファは手負いの獣のようで、淫らな行為をも強いる。初めはナイルスの役に立ちたい一心だったが、ムスタファの優しさを垣間見るうちほだされていき――。想う男と戯れを許す男―二人の王子の間で心は惑い…?
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父が社長を務める出版社の経営難を救うべく、副社長となり手を貸すことになった橘 和叉。社運を懸けた企画―――人気の元戦場カメラマン・塔野の写真集を刊行するため彼を訪ね、条件として住み込みでモデルをすることを強いられる。だが、かつて撮られながら陵辱を受けた和叉は、写真と他人との接触を嫌悪していた。「素直に感じてみろ」カメラの前で懸命に己を保とうとするが、塔野は淫らな表情を要求するばかりか強引に身体を奪う。男に穿たれ屈辱に塗れる心とは裏腹に、和叉の身体は快感に喘ぎ―――。
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憧れていたあの人が想うのは兄。弟の自分は疎まれていた――死を願われるほどに。その哀しい記憶から十三年、航希は兄の采登が失踪したことで焦がれていた男・莉一と再会する。采登の借金を肩代わりするという莉一は、その代償として自分が愛した采登の代用品になることを航希に求めた。甘い言葉も優しい愛撫も、自分へのものじゃない。抱かれるたび傷つきながらも、莉一への想いは今なお降り積もる…。狂おしくて甘い、危うい愛。
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