『文藝春秋、花村萬月(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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神の王国の建設をめざす朧の野望は実現するのか?
不可思議な力を発揮する朧の息子、太郎は〈神の子〉なのか?
王国に君臨する「王」たるべき人間は果たして朧か太郎か?――
抗いがたい運命に導かれるように、物語はいよいよクライマックスを迎える。
『ゲルマニウムの夜』に始まる「王国記」第一部ここに完結!
※この電子書籍は単行本『風の條 王国記VIII』を底本としていますが、電子書籍版の通し巻数は「IX」になります。 -
朧の息子・太郎がついに外界へ!
太郎に続いて、次郎、花子と次々に〈神の子〉が生まれ、膨らみつづける「悠久寮」。やがて16歳になった太郎は、ジャンとともに京都を旅するが、ここでも出逢う人びとを次々と魅了してゆく――興奮のシリーズ第八弾!
※この電子書籍は単行本『神の名前 王国記VII』を底本としていますが、電子書籍版の通し巻数は「VIII」になります。 -
八ヶ岳に拠点を移し「悠久寮」は神の「王国」へと動きはじめた。だが朧は不可思議な力を発揮する息子・太郎をみて、自分が真の「王」ではないことを悟る。そして赤羽、百合香、教子、ジャンらはそれぞれ「王国」のなかに自分の居場所をみつけようと苦闘するのだった。
「王国記」シリーズ急展開の第七弾! -
修道院を離れ、赤羽たちが共同生活をおくる「悠久寮」に身を寄せる教子。数々の奇蹟によって集団を虜にする朧の息子・太郎は、五歳とは思えぬ言辞で教子を翻弄、やがて彼女は太郎に「神」を直観するに至る。ミュージシャンになったジャンと新たな一歩を踏み出した教子は――。
危うい予兆に満ちた「王国記」シリーズ第六弾。 -
五島列島から長崎に戻る飛行機の中で、朧は、つくろうとしていた王国の「王」が自分ではないことを悟る。真の王たるものは、誰か? いっぽう太郎と名づけられた朧の息子は、次第に不思議な力を見せ始めて――。
「王国記」シリーズ緊迫の第五弾。『むしろ揺り籠の幼児を』と『青い翅の夜』を収録。 -
アスピラントの教子とともに修道院を抜け出し、長崎・五島列島を訪れていた朧は、教子に「王国」を目指していることを告白する。隠れキリシタンの島で深く感応しあう二人に、“ヴィジョン”は到来するのだろうか――。
『ゲルマニウムの夜』に始まる「王国記」シリーズ第四弾! 『雲の影』『PANG PANG』の二編を収録。 -
身を潜めていた修道院を抜け出し、長崎・五島列島に向かった朧(ろう)とアスピラントの教子。島に残る隠れキリシタンの痕跡を巡る旅の中、朧は“殺人者の横貌”を垣間見せる。そして教子は自分が心身ともに朧に囚われてゆくことを確信した――。
『ゲルマニウムの夜』に始まる「王国記」シリーズ第三弾。『汀にて』と『月の光』の二編を収録。 -
殺人の咎(とが)を逃れるため、修道院兼教護院に身を寄せている青年・朧(ろう)。暴力と性の衝動の中で、自分の倫理を構築しようとする朧は、ある日施設を辞めた元修道士の赤羽をひそかに訪ねる。朧の傍らには妊娠したシスターの姿が……。
第119回(1998年上半期)芥川賞を受賞した「ゲルマニウムの夜」の続編、「王国記」シリーズ第二弾。 -
街で人を殺し、身を隠すため、自分が育った古巣の修道院兼教護院に舞い戻った青年・朧(ろう)。その修道院でもなお、修道女を犯し、神父に性の奉仕をし、暴力の衝動に身を任せて教護院の少年たちや動物に鉄拳をふるい、冒涜の限りを尽くす。あらゆる汚辱を身にまとう──もしや、それこそ現代では「神」に最も近く在る道なのだろうか? 世紀末の虚無の中、〈神の子〉は暴走する。目指すは、僕の王国! 第119回芥川賞を受賞した戦慄の問題作にして、「王国記」シリーズ第一作。
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