『文藝春秋、東山彰良(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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まだ小さな世界しか知らないぼくに、大人たちはこの広い世界の秘密や真実を教えてくれた
台北の猥雑な街、紋身街。狡猾で強欲なだらしない大人たちに囲まれて、少年は世界の広さを知る。切なく心に沁み入る傑作連作短編集。
本書を編集しながら何度も笑いました。気づけば、泣いていました。この物語に出合うために自分は大人になったのかもしれない。ここは温かくて、時に残酷な、生きることへの問いと答えが詰まっています。どうか、現代を生きる子供たちへ、かつて子供だった大人たちへ。この物語が届きますように。――文庫担当編集者
※この電子書籍は2019年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
夏休みが終わる2日前。13歳だったぼくたちの人生は、大きく狂いはじめた。
1984年の台湾と2015年のアメリカを舞台に、数奇な運命に弄ばれた少年たちを描く、青春ミステリーの金字塔!
2015年冬、アメリカを震撼させた連続殺人鬼〈サックマン〉が逮捕された。
彼の弁護を担当することになった国際弁護士の「わたし」は、30年前に台湾で過ごした少年時代を思い出していた。
当時、13歳だった「わたし」は〈サックマン〉のことを確かに知っていたのだ――。
台湾を舞台に贈る青春ミステリの金字塔。
織田作之助賞、渡辺淳一賞、読売文学賞小説賞をトリプル受賞!
解説・小川洋子
※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
直木賞作家の魂の叫びが、ここにある
幼いころ過ごした台湾の原風景、
直木賞受賞作『流』のモデルになった祖父の思い出、
サラリーマンになりたての頃の愚かな喧嘩、
マエストロの資格を取るほど惚れ込んだテキーラ、
そして、愛する本と音楽と映画のこと――。
売れなかった時代も、受賞直後の狂騒の日々も、この人の姿勢は変わらない。
作家の魂に触れるエッセイ集。 -
あなたは走っていますか?
人生には、走るシーンがつきものだ。
中田永一、東山彰良、柴崎友香など、十四人の多彩な作家が「走る」をテーマに競作した異色のラン小説アンソロジー。
【収録作品】
中田永一「パン、買ってこい」
柴崎友香「ベランダと道路」
王城夕紀「ホープ・ソング」
佐藤友哉「熊の野戦」
遠藤徹「桜の並木の満開の下」
前野健太「いびきが月に届くまで」
古川日出男「藤村加奈芽のランニング・ストーリー」
岩松了「走る男」
小林エリカ「飛田姉妹の話」
恒川光太郎「リスタート」
服部文祥「小さな帝国」
町田康「ずぶ濡れの邦彦」
桜井鈴茂「誰にだって言いぶんはある」
東山彰良「或る帰省」
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