『文藝春秋、井上荒野、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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豪華寝台列車「ななつ星」をめぐる7つのストーリー
豪華寝台列車「ななつ星」での旅を舞台に、7人の人気作家が紡ぐ極上の小説と随想。あなたなら、この旅に誰と一緒にでかけますか?
※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
恋も愛も裏切りも、すべてが詰まっていた――。
井上荒野が昭和の歌謡曲をモチーフに書いた短編集。
病院で出会った男と女の行き場のない愛(「時の過ぎゆくままに」)、
カルト宗教の男を愛してしまった女の悲劇(「あなたならどうする」)、
冷酷非情に女を乗り換える男の理屈(「うそ」)。
他に「東京砂漠」「ジョニィへの伝言」など昭和歌謡曲の詞にインスパイアされ生まれた9つの物語。
解説・江國香織
※この電子書籍は2017年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ
とびきり美味しいアンソロジー。
うまいものは、本気で作ってあるものだよ――
最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス……
おやつに金平糖はいかがですか?
物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。
「エルゴと不倫鮨」柚木麻子
「夏も近づく」伊吹有喜
「好好軒の犬」井上荒野
「色にいでにけり」坂井希久子
「味のわからない男」中村航
「福神漬」深緑野分
「どっしりふわふわ」柴田よしき
【本書登場の逸品たち】
塩むすびと冷たい緑茶
ハルピンのイチゴ水
全粒粉のカンパーニュに具を挟んだサンドイッチ
きときとの富山の海の幸・ゲンゲ汁
生クリームと栗の甘煮のパンとアイスコーヒー
食堂のカレーライスと福神漬
星屑のような白い金平糖 -
或る家族の半世紀を描いた、愛をめぐる8つの物語。
小料理屋の女主人・百々子(79歳)と、若いころから女が切れない奇妙な魅力をもった夫・拓人(72歳)。半世紀連れ添った男を、ある日水で濡らしたタオルを顔にかぶせ、その上に枕をおき全体重で押さえ、殺した。
急きょ集まった三人の子供たちに向かって「あんたたち、お昼食べていくんでしょう」と、百々子は米をとぎはじめる。
「ママはいいわよ。べつに、刑務所に入ったって」警察に連絡するしないでもめている三人に、のんびりした口調で話す。
死体処理の相談をする姉たちは弟・創太にブルーシートを買ってくるよう命じるが、創太の足は父親との思い出の店・小鳥屋へ向いていた――
表題作ほか、「五、六回」「ミック・ジャガーごっこ」「コネティカットの分譲霊園」「恥」「はやくうちに帰りたい」「自転車」「縦覧謝絶」の全八篇。
解説:池上冬樹 -
裕福な子弟が通う私立T学園。カリスマ学園長の死期が近いと知らされ、学園内が神経過敏になっていた頃、二人の女生徒に赤い封筒が届いた。もしやこれは、受け取った者にはバラ色の学園生活が待っているという伝説の<赤い手紙>!? 美術教師と密会する美少女・真衣と、絵の才能はあるが内気な木綿子(ゆうこ)、そして“たらし”の転校生・恭…倦怠に満ちた彼らの日常を、赤い手紙が塗りかえていく。羽化直前のサナギのような十代を妖しく描いた、ほろ苦い青春小説。
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郊外の古いビルの最上階に住みながら、その地下で喫茶店NADAを営む夫と妻。常連客が集う中、睦まじく振る舞う2人だったが、その裏では、夫の背徳が密やかな嘘を呼んでいた――。夫婦それぞれの心の内を、子供時代の追憶を織り交ぜて描き、不穏な日常を静かに浮び上らせた、こわいまでに美しい物語
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