『徳間書店、新津きよみ(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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「夫を殺したい」
と、思ったことがありますか?
二十三年前に殺された父。母が殺人依頼したのかも……(「見知らぬ乗客」)。
熟年離婚で手に入れたこの自由は手放したくない(「セカンドライフ」)。
老後と呼ぶには若すぎる、寿命が延びた現代社会において第二の人生をどう生きるかは男も女も切実だ。
そんなとき邪魔になるのは長年連れ添ったあの人――。
定年世代の来し方行く末を七つの人生の情景で綴る、毒あり華あり上質のミステリー短篇集。 -
「殺意が見える女」
(第五十一回日本推理作家協会賞短編部門候補作)を収録した名作短篇集
仕事がしたい。
なのに、あの男は“私の家”に帰ってきて偉そうに「夕飯」だの「掃除」だの命令する。
苛立ちが募る女性作家のもとに、
家事を手伝いたいと熱望する
奇妙なファンレターが届く(表題作)。
嫌いな女友達より、恋人を奪った女より、
誰よりも憎いのは……夫かも。
あなたが許せないのは誰ですか。
第五十一回日本推理作家協会賞
短編部門候補作を含む極上ミステリー七篇。
(解説:杉江松恋)
<目次>
夫が邪魔
マタニティ・メニュー
二十五時の箱
左手の記憶
捕えられた声
永遠に恋敵
殺意が見える女 -
婚姻届を出すのは待ってほしい──彼が結婚を決断しない理由は、思いもよらぬものだった(「二年半待て」)。このお味噌汁、変な味。忘れ物も多いし……まさか。手遅れになる前に私がなんとかしないと(「ダブルケア」)。死の目前、なぜか旧姓に戻していた祖母。“エンディングノート”からあぶりだされる驚きの真実とは(「お片づけ」)。人生の分かれ道を舞台にした、大人のどんでん返しミステリー。
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