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『小学館、金子兜太(文芸・小説、新書)』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • こんな時代だからこそ心に沁みる名句がある。

    「孤独」や「孤立」を感じる時代だからこそ、深く心に沁みる名句がある。
    漂泊・独居しながら句作を続けた“放浪の俳人”種田山頭火と尾崎放哉の自由律俳句が今、再び脚光を浴びているという。その厖大な作品の中から、現代俳句の泰斗・金子兜太が生前選んだ山頭火55句と、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹が選んだ放哉55句を合わせて110句を厳選・解説した“奇跡の共著”。

    労れて戻る夜の角のいつものポストよ 山頭火
    ……東京暮らしには多少の余裕が出てきたものの、妻と別れて一人身になった孤独感は、やはり深かったのだろう。そんな折だから、町角のポストに友だちのような親しみを感じるのである。(金子)

    こんなよい月を一人で見て寝る 放哉
    一人で月を眺めていて、「よい月だな」と感慨にふけることがある。……だが、どこかでこの喜びを誰とも分かち合うことができない淋しさも感じてしまう。……一人だからこそ感じることのできた喜びと淋しさが句の内部で循環している。(又吉)

    うしろ姿のしぐれてゆくか 山頭火
    ……感傷も牧歌も消え、生々しい自省と自己嫌悪も遠のいて、宿命をただ噛みしめているだけの男のように、くたびれた身体をゆっくりと運んでいる姿が見えてくる。(金子)

    咳をしても一人 放哉
    ……誰もいない孤独が満ちた部屋で咳をする。その咳は誰にも届かず、部屋の壁に淋しく響く。一つの咳によって部屋に充満していた孤独や寂寥が浮き彫りになる。(又吉)

    「孤独」を磨き続けた2人の自由律の名句を“再発見”する一冊。
  • 俳句の達人をうならせた平和のうた352句。

    東京新聞・中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の朝刊1面に一日一句が掲載中の人気企画「平和の俳句」が一冊の本になりました。

    連載が始まったのは、戦後70年にあたる2015年。その前年に、現代俳句の第一人者である金子兜太氏と、作家のいとうせいこうさんは語り合います。
    戦争体験を、また体験していないけれど戦争体験をどう考えるかということ、平和を願う気持ちを、俳句にしてはどうか。
    それを新聞で募集して載せたらいいのではないか--と。

    言葉の力に期待したふたりの声かけにこたえ、2015年末の時点で5万7000通の「平和の俳句」が寄せられました。
    下は3歳から上は106歳まで、日本だけでなく世界中から、ドキドキする俳句が集まったのです。

    この本では、2015年に選ばれた352句を一挙掲載。

    選者ふたりによる選評や対談記事もあわせて掲載!

    いとうせいこうさんは、この投稿を「軽やかな平和運動」と呼んでいます。
    “戦後”が71年、80年、100年、永遠へと続くよう、あらためてこの年に選ばれた「平和の俳句」を、ぜひまとめて、声に出して読んでみてください。

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