『山と溪谷社(インプレス)、甲斐崎圭(実用)』の電子書籍一覧
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狼の血を引き、本来はイノシシを獲る猟犬として活躍する紀州犬。紀州犬・熊五郎は、北海道の羅臼の地で果敢にエゾジカやヒグマにまでも立ち向かった伝説の名犬。名猟犬の血を正統に受け継ぐ熊五郎と犬を取り巻く人々との共生の姿を描く。奇跡的に紡がれた純血と、人と犬の信頼関係が、一頭の紀州犬を通じて語られる。
狼の血を引き、本来はイノシシを獲る猟犬として活躍する紀州犬。紀州犬・熊五郎は、北海道の羅臼の地で果敢にエゾジカやヒグマにまでも立ち向かった伝説の名犬。名猟犬の血を正統に受け継ぐ熊五郎と犬を取り巻く人々との共生の姿を描く。奇跡的に紡がれた純血と、人と犬の信頼関係が、一頭の紀州犬を通じて語られる。
【目次】
第一章 紀州犬伝説
狼の血、天然記念物指定と呼称統一、猪と闘う犬伝説の紀州三名犬、ほか
第二章 「熊五郎」誕生
名犬の血、最果ての地へ、ほか
第三章 エゾシカとの闘い
宿命の糸、エゾシカを単独猟、牛を追う熊五郎、ほか
第四章 ヒグマを斃す
最果てのカムイ、追跡能力、魚獲り、「迎え芸」、ほか
第五章
危機一髪
魔の大角、悪夢のような一瞬、ほか
第六章
あくなき闘志
欺きの果て、親子羆との闘い、凄まじき魂、ほか
補筆 熊五郎、イチ、その後 -
失われゆく「山の民」の足跡を辿るルポルタージュ。
作家・甲斐崎 圭 氏が1986年に山と溪谷社より上梓した名作を文庫で復刊。
底本に一編を加えた13人の「山の人生」を、冴えた筆致で活写。失われゆく「山の民」の足跡を辿るルポルタージュ。
作家・甲斐崎 圭 氏が1986年に山と溪谷社より上梓した名作を文庫で復刊。
底本に一編を加えた13人の「山の人生」を、冴えた筆致で活写。
目次
プロローグ 山また山。そして、人…
北の山の羆撃ち・行方正美(北海道)
北の涯に森の声を聞く・青井俊樹(北海道)
阿仁のマタギ・松橋時幸(秋田)
絶壁の岩茸採り・松本源一(群馬)
白馬岳のボッカ・太田健三(長野)
浅草生まれの山小屋主人・嶋 義明(長野)
イワナの養殖師・池田留雄(滋賀)
修験者の宿坊守・五鬼助義价(奈良)
大峯に賭けた父と子・赤井邦正(奈良)
最後の木地師・新子 薫(奈良)
北山の老猟師・勝山倉之助(京都)
京都修道院村・日向院主と八人の村人(京都)
職業的釣り名人・松岡武雄(岡山)
エピローグ -
自然を相手に生きる人物を描かせたら右に出る者のいない作家・甲斐崎圭の筆が冴える代表作を復刻。
名マタギの一生にみる失われた日本。いま読まれるべき名著。自然を相手に生きる人物を描かせたら右に出る者のいない作家・甲斐崎圭の筆が冴える代表作を復刻。
名マタギの一生にみる失われた日本。いま読まれるべき名著。
秋田県内陸部、マタギの里として知られる阿仁の里。
ここには、自然を活用しつつ、調和しながら生きてきた人々の暮らしがあった。
代々マタギとしてこの地で暮らしてきた家系に産まれ、シカリ(マタギの統領)として知られた第十四世マタギ、故・松橋時幸氏の一代記。
絶大な信頼と実績を残した実在のマタギの人生をたどり、失われつつある伝統的な山の民の暮らしを後世に伝え、現代への警鐘も鳴らす、甲斐崎 圭 氏の筆が冴えた秀作。
*本書は、1989年に筑摩書房より刊行され、その後、中公文庫として文庫化されたものの、その後久しく入手できなくなっていた甲斐崎氏の代表作を、ヤマケイ文庫として復刻したものです。
ヤマケイ文庫化に際しては、筑摩書房版を底本として、一部、新たに手を加えました。
甲斐崎 圭 かいざき・けい 1949年、島根県生まれ。
主に自然を相手に生きる人々のルポルタージュを手がける。
著書に『山人たちの賦 山暮らしに人生を賭けた男たちのドラマ』(山と溪谷社)、『海を喰らう山を喰らう 全国「猟師・猟師」食紀行』(日本経済新聞社)、『もうひとつの熊野古道「伊勢路」物語』(創元社)ほか多数あり。
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