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『中央公論新社、1001円~(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全825件

  • 「天から与えられた才能はどこへ消えた?」

    舞台はヴィクトリア朝京都。
    洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……まさかの大スランプ!?

    -----
    この手記は脱出不可能の迷宮と化した舞台裏からの報告書である。
    いつの間にか迷いこんだその舞台裏において、私たちはかつて経験したことのない「非探偵小説的な冒険」を強いられることになったわけだが、世の人々がその冒険について知ることはなかった。スランプに陥ってからというもの、シャーロック・ホームズは世間的には死んだも同然であり、それはこの私、ジョン・H・ワトソンにしても同様だったからである。
    シャーロック・ホームズの沈黙は、ジョン・H・ワトソンの沈黙でもあった。
    -----(本文より)

    謎が謎を呼ぶ痛快無比な森見劇場、ついに開幕!

    目次
    プロローグ
    第一章 ジェイムズ・モリアーティの彷徨
    第二章 アイリーン・アドラーの挑戦
    第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪
    第四章 メアリ・モースタンの決意
    第五章 シャーロック・ホームズの凱旋
    エピローグ
  • シリーズ5冊
    1,210(税込)
    著:
    大石英司
    レーベル: C★NOVELS

    大統領選挙後、共和党過激派が各州で起こした“大陪審”が、アメリカ分断をもたらそうとしていた。大陪審の判決を目前に控えたある日、テキサスの田舎町を襲った巨大竜巻の爪痕から、半分ミイラ化した古い死体が発見される。
    同じ頃、北米全土では一部放火が疑われる山火事が多発していた。大陪審後の混乱に備え、州軍の活動が制限される中、ワシントン州のヤキマ演習場にいた陸上自衛隊水陸機動連隊の部隊に対し、消防活動への援助要請が下るが……。
    超大国アメリカの未来を占う迫真の新シリーズ、堂々開幕!

    【目次】
    プロローグ
    第一章 トルネード
    第二章 ヤキマ演習場
    第三章 怪しい影
    第四章 ヤキマ作戦
    第五章 大陪審
    第六章 ダラスの熱い夜
    第七章 父と娘
    第八章 崩壊へのカウントダウン
    エピローグ
  • 『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか
    『戦姫絶唱シンフォギア』立花響
    『ポケットモンスター』アイリス
    『ヒーリングっど♡プリキュア』花寺のどか/キュアグレース
    『スパイダーマン:スパイダーバース』グウェン・ステイシー/スパイダー・グウェン
    『薬屋のひとりごと』猫猫

    様々な作品で活躍する人気声優・悠木碧のファーストエッセイ集!

    秘密の友達がいた幼少期、学業と仕事の二足のわらじで駆け抜けた学生時代、声優業への情熱、推しへの愛に、衝撃の前世まで?
    2003年のデビュー以来、現在も声優業界の第一線を走り続ける著者が、30歳を迎えその半生を振り返った書き下ろしエッセイ全20篇。
    巻末には、同期声優、寿美菜子氏&早見沙織氏との特別鼎談を収録。

    ◆目次
    ・はじめに
    ・生い立ちとか家族とか
    ・子役だった頃
    ・声優になるぞ
    ・学生と大人の狭間で
    ・大学と仕事の両立
    ・先輩・後輩・同輩
    ・今の私のおはなし
    ・「好き」を仕事にすること
    ・悠木碧式ルーティン
    ・オフの日だってある
    ・私とオタクと推しと
    ・ケモノの目覚め
    ・神様が性癖
    ・推しが“いた”
    ・メイクに纏わるエトセトラ
    ・ファッションは武装
    ・前世って信じる?
    ・猫、我が主。
    ・おわりに
    ・特別鼎談:寿美菜子×早見沙織×悠木碧
  • シリーズ5冊
    1,210(税込)
    著:
    横山信義
    レーベル: C★NOVELS

    「戦艦などは、遠からず無用の長物になるはずだ」

    昭和一六年。満州国を巡る日米間交渉は、互いの主張が平行線をたどったまま打ち切られる。
    米国はダニエルズ・プランのもと、四〇センチ砲装備の戦艦一〇隻、巡洋戦艦六隻をハワイとフィリピンに配備。アジア艦隊を増強して軍事的圧力をかけ続けた結果、西太平洋の緊張は極限に達していた。
    この強大な国力に比するべくもなく、日本は戦艦の建造を断念する。海軍の主力を空母と航空機とすることで活路を見出そうとするが、航空機で戦艦に勝てるものなのかは確証が得られていなかった。
    日米戦争が勃発すれば、敵の大艦隊が一気に日本本土へ迫り来るであろう。
    連合艦隊は、この事態を食い止めることができるのか!?
  • この物語には、二人の「私」と、二つの「真実」がある。


    結城真一郎氏絶賛!

    読み始めて思った。「王道の辻堂作品だ」と。
    読み終えて思った。「まんまと騙された」と。


    昼と夜で、一つの身体を共有する茜と咲子。
    しかし「昼」が終わりを告げたとき、予想だにしなかった「夜」の真相が明かされる――。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    『男のお尻の描き方』著者・チカライヌ最新刊。「キャラクターに好きなポーズを取らせたい!」という声に応えた、絵師、必携の書!
    「人体ってどうなっているのだろう?」「どうしたら、男らしく描けるのかな?」「女性との比較は?」……そんな悩みに答え、基本の立ち姿勢から座り、歩き、ちょっとしたポーズや、日常の仕草まで、全裸ポーズで徹底的に解説! 動きや角度によって、男子の筋肉や骨格の見え方がどうなっているのかがわかる、360°回転イラスト付き。理想的な男子の描き方のコツをあますところなくご紹介します。

    【目次】
    Lesson1 男子のからだ 基本のき
    男らしいからだ 立たせる
    コラム1 胴体の3つのブロック
    リラックスさせる 左右非対称

    Lesson2 男子の腕を動かす 男らしい上半身
    腕を組む 肩と肘の立体感を出す
    両腕を上げる 上腕と脇下で男らしさを描く
    片腕を上げる 左右差を描き分けて躍動感を
    コラム2 コントラポスト

    Lesson3 男子を歩かせる 重心の移動
    正面 V字のバランス
    横 緩やかな「人」という字
    後ろ お尻も歩いている

    Lesson4 男子を座らせる 男らしい下半身
    椅子 座面を確認
    正座 脚を折りたたむ
    胡坐 大きな三角形
    立膝 曲げた膝から足元

    Lesson5 卒業制作 2人×3場面
    体格差のある2人
    皺の描き分け
    見えないところを意識する
  • 感受性を全開にして読んでもらえば、おのずから分かる――。ブラックユーモア、思いがけない結末、現実を溶かしていく夢の世界。短篇の名手による、研ぎ澄まされたミクロコスモス。一九六一年の「肥った客」から八二年の「夢の車輪」連作まで、掌篇五十篇を年代順に初集成。文庫オリジナル。〈解説〉荒川洋治
  • 二度の本屋大賞受賞、BL作品の世界的大ヒットを成した人気作家が語る、小説への思いとは?
    執筆のきっかけをくれたミュージシャン、BLジャンルの大先輩、ともに業界を駆け抜ける戦友、そして今は亡き最愛の作家――。
    対談やコミカライズ、全作品インタビューを1冊にまとめた、凪良ゆうを深く知るための必読書!
    ここでしか読めない『滅びの前のシャングリラ』スピンオフ小説「ニューワールド」を特別収録。

    【対談】
    橋本絵莉子(ミュージシャン)
    芦沢央(作家)
    ヤマシタトモコ(漫画家)
    町田そのこ(作家)
    榎田ユウリ(作家)
    山本文緒(作家)

    【インタビュー】
    デビュー15年、全作品を振り返る

    【座談会】
    凪良ゆう担当編集者座談会

    【コミカライズ】
    浅野いにお『滅びの前のシャングリラ』

    【掌編小説】
    「ニューワールド」
  • 帝国陸海軍の作戦行動の指揮・決定権限である統帥権。天皇大権に属し、その「独立」は内閣からの干渉を阻止した。そのため満洲事変以降、陸軍の暴走をもたらした最大の要因とされてきた。しかし近年、通説の見直しが進む。明治政府はなぜ「独立」を必要としたのか。否定論者がいながら、なぜ「独立」は維持されたのか。海軍の役割とは。本書は、軍事の特殊専門意識に着目、明治からアジア・太平洋戦争敗北までの通史を描く。
  • 儂は九州をひとつの国にする
    ――読み継がれる北方歴史文学の原点

    叡山を出て六年余、一三四二年のその日、後醍醐天皇の皇子にして十四歳の征西将軍・懐良は、ついに九州の地を踏む。
    それは九州全土を南朝の旗の下に統べるという途轍もない戦いの始まりであった。
    薩南で島津と対峙していた時、菊池武光という若者が訪ねてきたことから、
    懐良の運命は加速する……。
    自分の星を追う男たちの生を、壮大なスケールで描いた不朽の一作。
  • 1,980(税込)
    著:
    馳星周
    レーベル: ――

    疫病に荒れた世を建て直す救国の英雄か、
    古代社会を破壊する稀代の逆賊か。
    謎多き人物の実像に、直木賞作家の筆が迫る。

    時は天平。都には天然痘が蔓延し、朝廷にて我が世の春を謳歌していた藤原一族も権勢に陰りを見せていた。その中において、ひとり異彩を放つ男がいた。藤原仲麻呂(恵美押勝)。祖父・不比等や父・武智麻呂の血を色濃く受け継いだこの男は、叔母の光明皇后や次代の天皇である阿倍内親王の寵愛を受け、急激に頭角を現していく。だが仲麻呂は、祖父や父も持ちえなかった、危険な野望を胸に宿していた。北辰の門――この国の皇帝となる道を開こうとした男の、鮮烈なる一生。
  • 世界で最も多くの米兵が駐留し、米軍施設を抱える日本。米軍のみならず、終戦後一貫して外国軍の「国連軍」も駐留する。なぜ、いつから基地大国になったのか。米軍の裏の顔である国連軍とは。本書は日米の史料をふまえ、占領期から朝鮮戦争、安保改定、沖縄返還、冷戦後、現代の普天間移設問題まで、基地と日米関係の軌跡を追う。「日本は基地を提供し、米国は防衛する」という通説を覆し、特異な実態を解明。戦後史を描き直す。
  • 世界は広いが、それぞれの生き物が生きることができるのは、ほんの小さな場所である。チーターは開けた草原にしか棲めないし、モンシロチョウはもっぱらキャベツ畑を飛んでいる。生き物の居場所は、なぜ決まっているのだろう。これまで餌や配偶者の存在などの理由が考えられてきたが、実は天敵がいないことが何よりも大事だ。様々な生き物を例に、生き残るための巧妙な知恵を紹介する。
  • シリーズ2冊
    1,4301,540(税込)
    著:
    杉本苑子
    レーベル: 中公文庫

    藤原氏の一門ながら無欲恬淡な漢学者の娘として生まれた小市は、幼い頃から和歌や漢籍を学び並外れた才能を発揮した。
    姉弟や伯母とともに暮らすなかで、疫病の流行や治安の悪化、勢力抗争に明け暮れる人々の浮き沈みを犀利なまなざしで見つめながら、自らの生きる道を模索していく。
    永遠の名作を紡ぎ出した一人の女性の生の軌跡をたどる歴史大作。上巻では少女時代から20代までを描く。
  • 1,980(税込)
    著:
    畑野智美
    レーベル: ――

    いとや手芸用品店を営む木綿子は、35歳になった今も恋人がいたことがない。台風の日に従業員募集の張り紙を見て、住み込みで働くことになった28歳の光は、母親が家を出て以来“普通の生活”をしたことがない。そんな男女2人がひとつ屋根の下で暮らし始めたから、周囲の人たちは当然付き合っていると思うが……。不器用な大人たちの“ままならなさ”を救う、ちいさな勇気と希望の物語。
  • 名場面があれば小説は勝てる!人気書評家の著者が、小説の名場面を例に、「読む技術」と「書く技術」を指南。
  • 六一八年、李淵(高祖)が隋末の争乱の中から、唐を建国。太宗、高宗の時代に突厥・高句麗を破り、最盛期を築く。武則天、玄宗の治世は国際色豊かな文化を生み、大帝国の偉容をほこった。安史の乱以降は宦官支配や政争により混乱し、遊牧勢力と流賊の反乱に圧され、九〇七年に滅亡した。本書では、歴代皇帝の事績を軸に、対外戦争、経済、社会制度、宮廷内の権謀術数を活写。東ユーラシア帝国二九〇年の興亡を巨細に描く。
  • 2,090(税込)
    著:
    川上未映子
    レーベル: ――

    2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。
    60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。
    長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。
    まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな〝シノギ〞に手を出す。歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい……。
    善と悪の境界に肉薄する、今世紀最大の問題作!
  • 西はナイル河、北は黒海、東はインダス河、南はアラビア海に囲まれた地域がオリエントである。この地には人類初の文明が誕生し、諸民族が行き来し、数多の王国が栄え滅びていった。シュメルやバビロンを擁したメソポタミア、象形文字や太陽神信仰など独自の文明が発達したエジプト、鉄器を生んだアナトリア、これらに興った国々が激突したシリア、そして東の大国ペルシア……。4000年に及ぶ時代を巨細に解説する。
  • 1,760(税込)
    著:
    今野敏
    レーベル: ――

    義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本雄蔵のもとには、一風変わった経営再建の話が次々舞い込んでくる。今度は公演間近のオーケストラ!? ヤクザということがばれないように、コンサルティング会社の社員を装う代貸の日村。慣れないネクタイを締めるだけでもうんざりなのに、楽団員同士のいざこざが頻発する。そんな中、指揮者が襲撃される事件が発生! 警視庁捜査一課からあの名(?)刑事がやってきて……。
  • 南北戦争によってアメリカは、東海岸から西海岸までを支配する合衆国USAと、メキシコ湾岸の南部連合CSAの二国に分裂。日英同盟が結びつきを強める一方、USAはドイツと接近するが、アラスカ原油もテキサス原油も失ったUSAは深刻な資源不足に直面する。この国難に、USA大統領ジョセフ・ケネディは外部に敵を求め、日本本土への奇襲作戦〈パシフィック・ストーム〉を発動! 太平洋の覇権をかけた日米激突の行方は!?
    著者最後の長篇架空戦記、本篇三巻(未完)と外伝を合本した愛蔵版。超大型陸上攻撃機〈大山〉カラー口絵を再録し、著者直筆のラフスケッチと作画メモを収録する。

    目次より
    Ⅰ 対立要因
     プロローグ 戦略哨戒任務
     1 二つの家
     2 原色の敵
    Ⅱ 想定状況
     3 会話と喧噪の日々
     4 ゲーム・プレイヤーズ
     5 発動
    Ⅲ 可能行動
     6 奇襲効果
     7 アイランド・キャンペーン
     8 ブルー・クリスマス
    外伝
     チンパンジーがシェークスピアをタイプする日
     真田中佐は戦争を愛する
     黄色い悪魔
     かくも素晴らしき場所
     そして我らが女神は死にゆく
     連れ帰っておくれ、故郷へ
    創作メモ――〈大山〉
  • 生涯に一度、私の演劇観を具体的に述べ、一冊にまとめておきたい――。演劇人、シェイクスピアの翻訳者としての旺盛な著作活動の中から戯曲論、翻訳論、演出論、演技論等を自ら厳選。待望された著者唯一の入門書であると同時に演劇理論家としてのエッセンスを提示する。全集未収録の単行本版に「醒めて踊れ」を増補した決定版。 〈解説〉福田 逸

    ■目次

    劇と生活/演劇の特質/劇場への招待

    戯曲読法/ことばの二重性/シェイクスピア劇のせりふ

    演技論

    演出論/シェイクスピア劇の演出

    日本新劇史概観

    醒めて踊れ

    あとがき

    解説 演劇理論家としての福田恆存 福田逸
  • 戦国時代の日本国内に、「奴隷」とされた人々が多数存在し、ポルトガル人が海外に連れ出していたことは知られていた。しかし、その実態は不明であり、省みられることもほとんどなかった。ところが近年、三人の日本人奴隷がメキシコに渡っていたことを示す史料が見つかった。「ユダヤ教徒」のポルトガル人に対する異端審問記録に彼らに関する記述が含まれていたのだ。アジアにおける人身売買はどのようなものだったのか。世界の海に展開したヨーロッパ勢力の動きを背景に、名もなき人々が送った人生から、大航海時代のもう一つの相貌が浮かび上がる。
    増補にあたっては、豊臣秀吉の朝鮮出兵によって大量に連行された朝鮮人捕虜、その捕虜たちの扱いに直面したイエズス会、さらに、長崎に連れて来られたアフリカ人奴隷など、アジアにおける奴隷貿易の実態をさらに深く紹介する。
  • 南北戦争(1861~65年)は、アメリカ史上、もっとも重要な戦争である。黒人奴隷の問題に端を発した争いは、アメリカ全土を二つに裂き、各地で激しい戦闘が繰り広げられ、その後の歴史にも巨大な影響を及ぼした。
    本書は、日本ではあまり知られていない南北戦争の実態を描き出す試みである。戦いの軌跡や、リンカーンやリー、グラントなどキーマンたちの動きなどを記す。そこからは超大国の源流も垣間見えるだろう。
  • 「脳のために運動しませんか?」というのがこの本でみなさんにご提案したいことです。
    もしも、あなたが「運動って身体のためのものでしょ?」と思っているなら、急いでその認識を改めていただく必要があります。
    もちろん、運動が身体の健康にいいことは疑いようのない事実ですが、最新の脳科学では運動が脳に及ぼす驚くべき効用の数々が明らかになってきています。
    ――本書より
  • 海を、わが庭のように駈ける。人智の及ぶかぎり、海とともに
    海の民を率い、ついに朝廷の水軍との対決が! 夢を追い、心のままに生きた男の生涯を描く歴史巨篇。
  • シリーズ20冊
    1105,500(税込)
    著:
    佐藤大輔
    レーベル: 中公文庫

    氷雪舞う皇国北端の地に、鋼鉄の奔流が押し寄せた。圧倒的軍事力を誇る帝国軍怒濤の進撃に、皇国軍は為す術もなく潰走する。殿軍を担う兵站将校・新城直衛中尉は、死力を尽くして猛攻に立ち向かうが――!? 真の「救国の英雄」の意義を問う大河戦記、開幕! C★NOVELS版を全面改稿。
  • 3,300(税込)
    著:
    佐藤大輔
    レーベル: ――

    ※収録作品(単行本に収録したインタビューや文庫解説等は含みません)
    レイテ海戦の大戦果はソ連軍の北海道侵攻を招き、日本は南北分断国家となった……。激動の時代を戦艦〈大和〉そして超大型護衛艦〈やまと〉として戦った一隻の艦と、歴史に翻弄されながらも未来へと歩み続ける軍人一族・藤堂家を軸に、日本の戦争と戦後を描く戦記巨篇。
    急逝した著者の初期代表作三巻を合本、初期短篇「晴れた日はイーグルにのって」を併録。

    ※収録作品(単行本に収録したインタビューや文庫解説等は含みません)
    征途
     I 衰亡の国
     II アイアン・フィスト作戦
     III ヴィクトリー・ロード
    晴れた日はイーグルにのって
  • 世界一の人口、急成長する経済、世界最大の民主主義、グローバルサウスの盟主……国際舞台で存在感を増す「大国インド」。だが、足元では権威主義化が急速に進む。2014年にナレンドラ・モディが首相に就任して以降、権力維持・拡大のために、実態と離れた「大国幻想」を振りまき、一強体制を推進しているからだ。本書は、政治・経済・社会・外交に至るまで「モディ化」が進行するインドの実像と問題を冷徹な視点から描き出す。
  • 古代アンデス文明の最終期、一五世紀に台頭した巨大な政治組織を、現在われわれはインカ帝国と呼んでいる。その領域は南北四〇〇〇キロに及び、およそ八〇もの民族集団を統治した。本書では当時の人々が使用した言葉と具体的なモノに着目し、個別的な分析を積み重ねながらインカ帝国の全体像を生き生きと再現する。ひいては、文字を持たなかったアンデス文明を普遍的な人類史的視野のもとに位置づけることを目指す野心的な試みである。
  • ロシアは過去一〇〇年ほどのあいだに、帝政から共産党独裁へ、そして大統領制国家へと変転を遂げた。だが、ロシア史を貫く基本構造は同じである――。ロシア史を大づかみにとらえた上で、ロシア革命期の自由主義政党カデットや社会主義者最左派のボリシェビキの活動の実態から、プーチン政権の権力のあり方までを考察。そこに生きた人間の運命を通して、世界史の今後にとって大きな意味をもつ「ロシアとは何ものか」を見極める。
  • シリーズ4冊
    7261,980(税込)

    江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。彼女の元には、奉公先の若旦那と恋仲になった女中、あやかしの子を孕んだと訴える武家の奥方など、複雑な事情を持つ者たちがやってくる――。
    時代小説の名手が、悩める女たちが自分の人生を切り開いてゆく様を彫り深く描いた、祈りと再生の物語。

    【収録作品】
    「春の夢」
    「空蝉の人」
    「冬木立ち」
  • 3,630(税込)
    著:
    高原英理
    レーベル: ――

    泥臭い野心と権威への追従――。残念に生きたその人は、いかにして巨大かつ精緻な交響曲を生んだのか? 21世紀の今、多くの聴衆に支持され、時代と響き合うに至った作曲家の実像。その生涯から場面(エピソード)を小説化、事実記録(伝記)と組み合わせたハイブリッド評伝。【ブルックナー生誕200年記念企画】
    *目次より

    第一章 出生から教師時代まで(1824-1855)
    第二章 リンツでの修業時代(1856-1868)
    第三章 ヴィーンでの苦難の日々(1868-1878)
    第四章 遅れに遅れた名声(1879-1889)
    第五章 晩年(1890-1896)
    エピローグ 死後の名声
    後記
  • 夏の芝生、雨の午後。その手触りは決して褪せることがない――

    〈これが記念すべき、安西水丸さんとの初仕事〉
    村上春樹の最初の短編小説集を当時の装幀のまま単行本で復刻。
    復刊に寄せて、著者による序文を新たに収録。
  • 身体全体がふくれあがるような日々だった。ふれるものすべてに問題を発見し、ぎりぎり集中して行った。――一九五九年に本島、久高島、宮古島、石垣島、竹富島、そして六六年に久高島を再訪。沖縄に恋をした芸術家が見た舞踊、歌、そして神事からの日本再発見。毎日出版文化賞受賞作。著者撮影による写真口絵六四ページを収録。
    〈随筆〉岡本敏子
    〈解説〉外間守善/赤坂憲雄

    (目次より)
    沖縄の肌ざわり
    「何もないこと」の眩暈
    八重山の悲歌
    踊る島
    神と木と石
    ちゅらかさの伝統
    結 語

    増補
    神々の島 久高島
    本土復帰にあたって
    あとがき

     「一つの恋」の証言者として岡本敏子
     新版に寄せて 岡本太郎の『沖縄文化論』を読む外間守善
     解説赤坂憲雄
  • 全員が中学受験をする「洗足学園小学校」。学校が受験をサポートする方針を打ち出しています。
    中学受験は、親子が一体となって取り組むものと言われます。塾とのかかわりも不可避です。子どもたちは小学校でどのように学び、親はどのようなフォローができるのでしょうか? 
     
    著者は、受験をサポートする体制を作りあげた校長先生。学校法人洗足学園に44年にわたり在籍、中学高校では入試広報委員長として、進学校へと大躍進を遂げた洗足学園中学高等学校の改革を推し進めてきました。

    中学受験を目指すうえで、小学生には自分で考え、乗り越える力を身につけてほしい。そのために、親にできることは無数にあると言います。
    受験を難なく乗り越えて未来へ羽ばたく「生きる力」は、
    親の接し方、言葉がけ、日々の生活の送り方によっても、大きく育っていくのです。
    中学受験を知り尽くし、親子を数多く見つめてきた校長先生の言は、親が子どもと向き合うヒントになります。

     ・SNSのつきあい方は、親に似るもの 
     ・待って、待って、ただ聞いてください
     ・否定語は子どもの自信を奪います
     ・正しいことは小声で
     ・比べる子育て、やめませんか
     ・理想からの引き算ではなく、現状からの足し算を
     ・子どもの嘘は、親に信用されていない不安から
     ・親自身の“自分育て”を大切に
     ・「あたりまえ」を辛抱強く。結局はそれが近道。
     ・「中学受験は人生の役にたつ」。子どもはもちろん、親にとっても
  • 歴史小説家たちが紡ぐ時代の違う5つの物語が、あるひとつの「怪異」で繋がる。
    読後に訪れるこの震えは、恐怖か、驚愕か――?
    異端にして傑作の歴史小説集、ここに誕生。

    5つの「畏怖」が、この国の歴史を塗り替える
    矢野 隆 有我 ――鎌倉時代、壱岐。元寇に抗う男に訪れたある異常。
    天野純希 死霊の山 ――室町時代、近江比叡山。霊峰に現れた狐憑きの正体は。
    西條奈加 土筆の指 ――江戸時代初期 中部地方。墓の土饅頭から土筆が生え……。
    蝉谷めぐ実 肉当て京伝 ――江戸時代後期、江戸市中。山東京伝の妻は、自らを「人魚」だという。
    澤田瞳子 ねむり猫 ――江戸時代末期、大奥。城内に現れる不可思議な病。
  • シリーズ2冊
    4,950(税込)
    著:
    B・H・リデルハート
    訳:
    上村達雄
    監修・解説:
    石津朋之
    レーベル: ――

    指揮官は何を考え、いかに決断したのか? 20世紀で最も偉大なイギリスの軍事史家が、第一次史料をもとに生涯をかけて、さまざまな局面を詳細に分析した不朽の名著。戦況図付


    まえがき キャスリーン・リデルハート

    第一部 プレリュード
    第一章 戦争を早めたもの
    第二章 開戦時における両陣営戦力

    第二部 開 戦―一九三九年~四〇年
    第三章 ポーランド侵略
    第四章 『奇妙な戦争(ファニー・ウォー)』
    第五章 フィンランド侵略

    第三部 激 浪―一九四〇年
    第六章 ノルウェー侵入
    第七章 西部の蹂躙
    第八章 英本土防衛戦(バトル・オブ・ブリテン)
    第九章 エジプトからの反撃
    第十章 イタリア領東アフリカの制圧

    第四部 戦火拡大―一九四一年
    第十一章 バルカン諸国とクレタ島の攻略
    第十二章 ヒトラーのソ連志向
    第十三章 ソ連侵攻
    第十四章 ロンメルのアフリカ進撃
    第十五章 《十字軍(クルセイダー)作戦》
    第十六章 極東の戦雲
    第十七章 日本軍の圧倒的勝利

    第五部 転換期―一九四二年
    第十八章 独ソ戦局の転換
    第十九章 ロンメルの絶頂期
    第二十章 アフリカ戦局の転換
    第二十一章 《たいまつ(ト ーチ)作戦》―大西洋からの新援軍
    第二十二章 チュニスへの競走
    第二十三章 太平洋戦争の転機
    第二十四章 大西洋の戦い
  • (上巻 1939-42)指揮官は何を考え、いかに決断したのか? 20世紀で最も偉大なイギリスの軍事史家が、第一次史料をもとに生涯をかけて、さまざまな局面を詳細に分析した不朽の名著。戦況図付

    まえがき キャスリーン・リデルハート

    第一部 プレリュード
    第一章 戦争を早めたもの
    第二章 開戦時における両陣営戦力

    第二部 開 戦―一九三九年~四〇年
    第三章 ポーランド侵略
    第四章 『奇妙な戦争(ファニー・ウォー)』
    第五章 フィンランド侵略

    第三部 激 浪―一九四〇年
    第六章 ノルウェー侵入
    第七章 西部の蹂躙
    第八章 英本土防衛戦(バトル・オブ・ブリテン)
    第九章 エジプトからの反撃
    第一〇章 イタリア領東アフリカの制圧

    第四部 戦火拡大―一九四一年
    第一一章 バルカン諸国とクレタ島の攻略
    第一二章 ヒトラーのソ連志向
    第一三章 ソ連侵攻
    第一四章 ロンメルのアフリカ進撃
    第一五章 《十字軍(クルセイダー)作戦》
    第一六章 極東の戦雲
    第一七章 日本軍の圧倒的勝利

    第五部 転換期―一九四二年
    第一八章 独ソ戦局の転換
    第一九章 ロンメルの絶頂期
    第二〇章 アフリカ戦局の転換
    第二一章 《たいまつ(ト ーチ)作戦》―大西洋からの新援軍
    第二二章 チュニスへの競走
    第二三章 太平洋戦争の転機
    第二四章 大西洋の戦い

    (下巻 1943-45)戦争の経過を詳細に描き、勝敗を決定した指揮官たちの軍事的判断に対し評価を下す。大戦後半期、すでに戦後の世界を想定していた連合国の指導者たちの駆け引きを活写する。戦況図付

    第六部 衰退期 一九四三年
    第二五章 アフリカ掃討
    第二六章 ヨーロッパ再上陸―シチリア経由
    第二七章 イタリア侵攻―降伏と阻止
    第二八章 ドイツ軍のロシア戦線敗退
    第二九章 太平洋における日本軍の退潮

    第七部 全面的退潮 一九四四年
    第三〇章 ローマ占領とイタリア戦線第二の停滞
    第三一章 フランス解放
    第三二章 ソヴィエト・ロシアの解放
    第三三章 爆撃強化―対ドイツ戦略空軍攻勢
    第三四章 南西太平洋およびビルマの解放
    第三五章 ヒトラーのアルデンヌ大反攻

    第八部 終章 一九四五年
    第三六章 ヴィスワ川からオーデル川へ
    第三七章 イタリアにおけるヒトラーの覇権の崩壊
    第三八章 ドイツの崩壊
    第三九章 日本の崩壊

    第九部 エピローグ
    第四〇章 むすび
    引用文献一覧
    リデルハート著作一覧
    訳者あとがき
    解説 石津朋之
    原注
    年表
    事項一覧
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【書店員が選ぶ絵本新人賞2023特別賞】
    ぼくは「たかいたかい」が大好き。お父さんはわが子のリクエストに応えて、腕を目一杯鍛えます。どんどん“たかく”なるお父さんの腕。ビルを越え、山を越え、ついには宇宙に飛び出す「たかいたかい」に立ち塞がるのは――巨大な隕石!
  • ◎もくじ

    1 大量収容の弊害
    2 なぜ無実の人々が罪を認めるのか
    3 なぜ目撃者の証言はしばしば間違っているのか
    4 死刑制度はなくなるのか?
    5 科学捜査の誤りと未来
    6 脳科学と法律―相容れない仲間たち
    7 高い地位にある重役が訴追を免れる理由
    8 司法の延期は正義の否定
    9 法的監視の縮小
    10 「テロとの戦い、の法との戦い
    11 行政府に対する最高裁判所の不当な服従
    12 裁判所をあてにしてはならない
    13 法廷に立つ日は来ない
      コーダ
      謝辞
      訳者解説
      索引
  • シリーズ4冊
    1,0341,320(税込)
    著:
    竹内正浩
    レーベル: 中公新書

    戦前の地図では、皇居はほとんど空白地として描かれてきた。戦後の地図にも、不可解な地形が表示されている。わずかに残された地図と空中写真を手がかりに、皇居の建物・地形の変遷を追う。さらに、二三区内にたくさんあった飛行場、開通しなかった新幹線の痕跡、東京駅の場所にかつて存在した刑務所、テニス・コートや学校に生まれ変わった射撃場など、東京に残る近代化の名残を新旧の地図とカラー写真で訪ねる好評第二弾。
  • 電子版は本文中の写真をすべてカラー写真に差し替えて掲載。


    鎖国時代のチベットに日本人として初めて潜入した僧・河口慧海。謎に満ちたその経路をついに解明する!

    30年以上にわたり現地を旅し、土地の人々交流し、調査を重ねてきた第一人者が、その集大成として書き下ろしたノンフィクション。
  • いま、批評の「海賊の唄」を聴け――。天才的頭脳、喧嘩、結核、そして真実を熱愛する心。「孤高の批評家」の激動の人生を通して描く戦後日本精神史! 
    片山杜秀氏推薦――「イデアを徹見し、犬語を解し、珊瑚海に日本兵の幽霊を幻視する。それが本当の江藤淳だ。そんな彼が「廃墟」と「奴隷」の戦後と闘う。にもかかわらず江藤は反近代的詩人になれぬ。あくまで近代的散文家。その断裂が江藤を謎めかせる。詩心旺盛な著者はその難関を猛突破。江藤の真実を今日的に解き放つ。雄渾な江藤論かつ激烈な戦後批判の書」。

    【目次】
    第一章「廃墟」と「奴隷」という主題系
    第二章 埴谷雄高と丸山眞男との遭遇
    第三章「作家は行動する」季節
    第四章「批評の批評」という活路
    第五章 国家と私
    第六章 文芸時評は戦場である
    第七章 小説江藤学校
    第八章「戦後」との訣別
    第九章「閉された言語空間」への憤怒
    第十章 名辞以前の世界へ
  • 武器商人として活躍した父から受け継いだ莫大な資産を惜しみなくつぎこんで20億円を寄付、日本初の学術財団「啓明会」を設立し、柳田国男ら錚々たる学者の研究を支援。アメリカからブラックバスを移入し釣りの世界で名を馳せ、弟たちと日本のゴルフ草創期を牽引。樺山愛輔や吉田茂をはじめとする華麗なる人脈を持ちながら、ほとんど何も残さずに世を去った実業家、赤星鉄馬。評伝に書かれることを注意深く避けたかのようにさえ見える、その謎に満ちた一生を追った本格ノンフィクション。【解説】宇野重規
  • 「男子たるものかくあるべし」。現代社会で共有される理想の男性像は、いかに成立し、ナショナリズムの主要素となったのか。騎士道精神の継承、ギリシア的美の礼賛、体操の普及と肉体美の称揚、男性同盟と戦争、そしてナチスによるユダヤ人・同性愛者の迫害へ――。近代社会の成立から二〇世紀末までを射程に描く〈男らしさ〉の近現代史。
  • 彼らから受け継ぐべきものとは何か――
    近代日本文学の代表的な文豪十六人の作家と人生を、独自の批評精神で辿り直し、彼らが現代に残した文学的遺産の正体をさぐる、異色の評伝集。

    本書は、著者の代表的な長篇小説『別れる理由』と同時期に連載(1968~81年)された評伝シリーズの日本文学篇(海外篇はのちに『私の作家遍歴』として刊行された)。
    世界文学にも造詣の深い著者が、いかに深く日本文学を読み込み、その達成を受け継いだかを最も示す評論であり、〈その作家自身の内面にもぐりこんで作品を読み直す〉〈特に、男女関係に鋭く着目する〉など、余人に真似のできない、著者ならではの躍動的な批評眼が発揮された著作でもある(連載中に芸術選奨文部大臣賞)。
    また完結時には、本作で試みられた〈評伝中の作家自身の内面にもぐりこむ〉〈自分を評伝の登場人物のように外面的に書く〉という往還的な筆法が、のちの後期コジマ・ノブオの特異な作風=メタ私小説の領域を切り拓いたことを自身、語っている(中野好夫との対談「伝記文学の魅力」1975より)。
    そうした重要作でありながら、本作は長らく、『別れる理由』などの派手な経歴の陰に隠れ、注目されてこなかった。
    本文庫版は、新潮選書版全三巻(1972~75)を合本にした潮文庫版(1985)を底本とし、さらに、書籍初収録となる柄谷行人・山崎正和との貴重な鼎談を巻末に収録。
    日本文学における近代の遺産と現代の基礎づけ、そして彼/女ら=我々と世界文学との接点を再考する上で、いまなお重要な観点を豊富に内蔵した一書として復刊する。

    【目次】
    永遠の弟子(森田草平)/順子の軌跡(徳田秋声)/狂気と羞恥(夏目漱石)/美貌の妻(森鷗外)/女の伊達巻(有島武郎)/東京に移った同族(島崎藤村)/男子一生の事業(二葉亭四迷)/不易の人(岩野泡鳴)/其中に金鈴を振る虫一つ(高浜虚子)/平坦地の詩人(田山花袋)/明治の弟とその妻(徳冨蘆花)/渋民小天地(石川啄木)/闇汁(正岡子規)/多佳女の約束(続夏目漱石)/神をよぶ姿(泉鏡花)/同じ川岸(近松秋江)/ひとおどり(宇野浩二)
    〈巻末鼎談〉「漱石と鷗外の志と現代」柄谷行人×山崎正和×小島信夫(1973)
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    「えっ? 最初の人類はアウストラロピテクス」じゃないの?」。あなたの教養は30年前の常識かも! ノーベル賞受賞で注目の集まる進化人類学。急速に発展するこの分野の最新成果をコンパクトな一冊に。11万部突破、新書大賞2位(2023年)の篠田謙一著『人類の起源』(中公新書)の要点を直感的に理解できるようにビジュアル化。30万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスは、どのように全世界に広がったのか? 日本人のルーツとは? 巻末には落合陽一氏と監修者のスペシャル対談を収載。
    1章 サルからヒトへの長い道のり
    2章 ホモ・サピエンスの誕生と世界展開
    3章 独自の発達を遂げた!? さまざまな「地域集団」の成立
    4章 日本人とは何者なのか?
    5章 人類の未来
    Special 対談 人類の未来、人類学の未来(落合陽一〔メディアアーティスト〕+篠田謙一〔国立科学博物館館長〕)
  • 電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。
    早稲田大学在学中に起業、卒業するや別荘地や住宅地を精力的に開発した堤康次郎。その軌跡は、公務員・会社員などの新中間層(サラリーマン)の誕生や都市人口の増大と重なる。軽井沢や箱根では別荘地や自動車道を、東京では目白文化村や大泉・国立などの学園都市を開発した。さらに私鉄の経営権を握り、百貨店や化学工業も含めた西武コンツェルンを一代で築くが、事業の本分はまぎれもなく「土地」にあった。厖大な資料から生涯を読み解く。
  • 離婚して一年。荒んだ生活を送っていた幸彦は、ある「学校」を紹介される。そこには様々な事情を抱える生徒たちが通っていた――。忙しすぎて“生活”が後回しになっている、大人たちへの応援歌!
  • 1,980(税込)
    著:
    中尾巧
    レーベル: ――

    検事は転勤が付きもの。赴任地で目にする風物や、出会った人々との交流を、エッセイに綴る――。『中之島の風景』を増補・改題。
  • 「情けない人生でした」――器用に生きていた後輩の死、海で溺死した父……
    岸本佐知子さん、能町みね子さん推薦!忘れられない喪失の記憶を炙り出すエッセイ集。岩井秀人さんとの特別対談収録。

    「面白くて途中で読むのをやめられない。前田さんの文章には、読む人を前へ前へと駆り立てる不思議なエンジンがある。」
    (岸本佐知子)

    「死なれちゃった時は、まえさんみたいにたくさん話したほうがいい、って思う。マヌケなことや、細かいことまで、なにもかも。」
    (能町みね子)
  • 1,815(税込)
    著:
    ヒオカ
    レーベル: ――

    【目次】
    Ⅰ お金のこと
    ●奨学金は人生に重くのしかかる。
    ●〈経験〉はお金で買える最たるものだ。
    ●〈人に迷惑をかけてはいけない〉社会の圧力と自助の呪い。
    ●勇気を出して有給休暇を取ってみた。
    ●〈栄養バランス〉なんて余裕がないとできない。
    ●孤独を埋めるのにもお金がかかる。
    ●奨学金返済を苦に亡くなる人がいる国で。

    Ⅱ 心と身体
    ●殴られていなくても、〈虐待被害者〉だと気づく
    ●〈1日24時間〉は同じでも、動ける時間は人それぞれだ。
    ●優先席の権利を誰が決められるのか。
    ●マイノリティは常に説明を求められ続ける。
    ●人づき合いに必要な〈食べる〉ということ。

    Ⅲ 愛について
    ●「稀代のおしゃべりすと」柚木麻子さんとついに対面。
    ●人生ただ1冊の〈デビュー作〉ができた!
    ●肩書きや経歴で人を判断しない人たちに生かされてきた。
    ●知識や情報、文化。無形のものを与えられて生きる意欲を得た。
    ●ちゃんみなの『美人』に胸を射抜かれた。
    ●羽生結弦、ついに訪れた推しのプロ転向。
    ●平手友梨奈、強烈な光ゆえにアンチも多いが、彼女らしく輝いてほしい。
    ●推しは〈生きる意味〉を教えてくれる。
    ●ちゃんみなライブ初体験、豊かさについて悟る。
    ●ついに羽生結弦くんを見た!

    Ⅳ 未来へ
    ●貧困者に世間が向ける目は厳しい。
    ●たくさんの取材を受けて感じた〈リアル〉
    ●私が取材にド派手な服で武装する理由。
    ●内面化したルッキズムは人を殺す。
    ●ある日、記事がバズって世界が変わった。
    ●〈死〉を考える。
    ●〈自分は幸せになってはいけない〉の呪いを超えて
    ●中川家のこと。
  • 2,310(税込)
    著:
    新井素子
    レーベル: ――

    正彦さんが定年を迎え、さてこれからは、一緒に旅行を……と期待していた二人。しかし、折しも世の中はコロナで自粛中。そんな中で、新たなフェーズに入った二人の生活は? 俳句、骨董と、趣味の道をきわめる正彦さんと、二次元コードに苦しめられたり、日々のちょっとした生活の変化を楽しんだりする陽子さんの日常を綴る、シリーズ最新作。
  • 独身、57歳、現在フリーランスの元会社員。「悪条件」の私でも、
    老後まで住み続けられる家は見つかるでしょうか。

    賃貸物件は高齢だと借りられないというけれどホント?
    購入するなら、ローン審査は通る? 通らない?
    地方移住はリアルな選択? 

    元会社員、物件大好き、引っ越し魔のフリーライターが、
    住み道楽の経験値をフルに活かして
    ひとり老後を楽しむための家を探します。

    東京の物件事情や、買える物件価格の割り出し方、
    シングル女性が家を買うとき・借りるときに
    知っておきたいポイントも学べます。
  • 「本書で皆さんにお伝えしたいのは、いくつになっても、どんな状況になっても、新しい扉を開くための方法です」。著者は、独学ブームの元祖・柳川教授。『独学という道もある』に、いま注目のリスキリング(学び直し)論を増補した決定版。年齢、世代を問わず一生モノの本質だけを集めました。
     会社や世間から嫌々やらされるのではなく、自分で自分の新しい可能性を切り開くために学ぶこと。それは自分の未来をマネジメントすることにもつながります。
    そして独学のコツの一つは、頑張りすぎないこと。三日坊主に終わった自分にがっかりしてムリだなんて決めつけはもったいありません。「ふまじめ」なほうがいいのです。
    異色のキャリア(大検→慶應通信部→東大院)を歩んだ著者ならではの「非常識」な学びのすすめ。
    まえがき――誰でもやり直せます、いつでも学び直せます

    第一部 働くみんなの「リスキリング」入門
    1章 「なぜいまリスキリング?」の疑問に答えます
    2章 これからの人事と経営はこう変わります

    第二部 独学で人生を切り拓く
      3章 オフロードだって道のひとつ
      4章 私はこんなふうに独学してきました
    5章 大学院を使った学び直しのススメ

    第三部 大人のためのマイペース独習法
    6章 「キャリアの振り返り」から始めましょう
    7章 独学は「ふまじめ」なほうがいいのです
  • この一冊で見渡す作品世界――。
    若くして洞察に富むデビュー期の輝き、早すぎる晩年の作ににじむ哀切。
    二十年でついえた作家としてのキャリアの中で、フィッツジェラルドが生み出した幾多の小説から、思い入れ深く訳してきた短篇を村上春樹が厳選。「エッセイ三部作」を加えたベスト十作を収録。
  • (上巻)1945年に第二次世界大戦が終わると大国の協調は崩壊し、アメリカ中心の西側陣営とソ連中心の東側陣営による冷戦が始まった。ヨーロッパではドイツが東西に分断され、東アジアでは中国の国共内戦、朝鮮戦争という「熱戦」が勃発。さらに脱植民地化の潮流に米ソが介入し、冷戦は第三世界にも拡大した。上巻では、1962年のキューバ・ミサイル危機で核戦争寸前に至るまでを描く。世界的な視野から冷戦を俯瞰する通史。
    (下巻)キューバ・ミサイル危機後、泥沼化するベトナム戦争が世界に衝撃を与えた。1960年代末から米中ソはデタント(緊張緩和)へ向かうものの、70年代末には再び対立が深まり「新冷戦」と呼ばれた。だが、その背後では西側経済の優位と東アジア経済の躍進により、第三世界の国々が社会主義を放棄しつつあった。そしてソ連にゴルバチョフが登場し、冷戦は終焉を迎えるが――。戦争と対立が続く現代に、冷戦は何を遺したのか。
  • 人間の本能は現実との接触を失っており、適応の機能を果たさない。本能の代わりに自我がその機能を果たさなければならない。――日本は黒船来航ショックを病因的精神的外傷とする精神分裂病質であると診断した「日本近代を精神分析する」以下、歴史、性から自己まで、五つのテーマに迫る唯幻論の代表作。
    〈解説〉伊丹十三 〈対談〉橋本治

    (目次より)
    歴史について
    日本近代を精神分析する/吉田松陰と日本近代/国家論/日常性とスキャンダル
    性について
    性の倒錯とタブー/エロスの発達/性欲論/性的唯幻論/恋愛論/何のために親は子を育てるか
    人間について
    擬人論の復権/時間と空間の起源/言語の起源/現実と超現実/精神分裂病
    心理学について
    一人称の心理学/心理学者の解説はなぜつまらないか/心理学無用論
    自己について
    ナルチシズム論/自己嫌悪の効用/セルフ・イメージの構造/自我構造の危機/詩人のなりそこね/我発見被殴打的根本原因/忙しい人とひまな人/一期一会/わたしの原点
    あとがき
    解説 伊丹十三
    対談「幻想と妄想」 橋本治×岸田秀
  • シリーズ2冊
    2,0022,090(税込)
    著:
    渡辺裕之
    レーベル: ――

    横須賀で行われた海上自衛隊の観艦式。警備についた朝倉は、NCISのハインズから捜査協力の依頼を受ける。式に参加している米海軍空母内で殺人事件が起こったというのだ。急遽空母に乗り込んだ朝倉だが、事件への関与が疑われるロシア人スパイを追う矢先、艦内で第二の殺人が――。米国、ロシア、そして中国。各国の思惑が渦巻くなか、「特別強行捜査局」は真実に辿り着けるのか。25万部突破の人気シリーズ第10弾!

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

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