『東海大学出版部(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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弁証法的唯物論は、いかなる点で科学理論の発展や科学専門家のもつ世界観・科学観と合致し、あるいは齟齬をきたしたか。ソヴィエト連邦で共産党の機関誌上等においてたたかわされてきた物理学理論を巡る論争を検討する。
本書は、ソヴィエト連邦におけるマルクス主義自然哲学(弁証法的唯物論)と物理学理論との関係についての論争(物理学哲学論争)を時系列に沿って分析することにより、根本的・実証的批判を加えた。より精彩に富んだ歴史像を提示する。 -
崩壊の危機にある大台ヶ原の森はよみがえるか?
本書では,大台ヶ原で長年調査を行ってきた著者たちが,シカをめぐる生物間の相互作用ネットワークを明らかにし,それをもとに森林生態系の再生を考える。 -
2007年4月に行われた、熱帯植物の権威ピーター・アシュトンの日本国際賞受賞講演をはじめ、日本の熱帯林研究者らの最新の研究発表、それに関する議論などを収録。
熱帯植物の権威であるピーター・アシュトン博士とわが国の第一線で活躍する熱林研究者による熱帯林研究、保全に関する研究をまとめた一冊。熱帯林の最前線であり、最新学。 -
分子環境科学への招待。ダイオキシン、難燃剤、原油、内分泌攪乱物質、抗生物質などの汚染物質の分子およびその分子に反応する生体分子に焦点をあて環境汚染を解説する。
地球レベルでの環境汚染の現状、環境科学における化学手法の有用性、重要性、生物が汚染に対して反応する際の分子・化学反応レベルでの事象と対処法を解説する「分子環境科学」の一冊。 -
2011年 第9回 パピルス賞受賞。
地中海からパキスタンまでの広大な地域を扱っており、膨大な数の地名が出てくるヘロドトスの「歴史」。その魅力をより味わうことができるよう、各巻ごとに数葉、地図を作成し電子書籍に収めた。 -
経済社会の諸活動を自助・公助・共助という3つの観点からとらえ、それらをどう組み合わせることが望ましいかという問題意識に基づいて、金融機関、社会的企業、郵政、社会保障のあり方を検討する。
現在の日本の経済環境・社会環境のもとでは、自助・共助・公助をどのように組み合わせるのが公正公平であり、なおかつ効率的であるのかを考察し、金融機関、企業、郵政、社会保障のこれからのあり方などを提言する。 -
最新の深海調査・海洋底掘削の技術や機器を紹介しながら、海の姿・地球の構造に迫る。
災害予測や資源開発に欠かせない海洋探査技術を,海中ロボット(潜水艇)や海洋底掘削を中心にやさしく解説する。地球を覆う海洋の真の姿から,具体的な海中探査用潜水艇,水中音響学,海洋底掘削技術を数多くの図版とともに紹介している。 -
共生社会フィンランドの「言語権」と「言語多様性」。
「生徒の学習到達度調査」「環境持続可能指数」「世界男女格差報告」など、何れの指数も世界トップクラスのフィンランドは「言語権」の確立した「言語多様性」国家でもある。複数言語社会が生み出した共生社会を描く試み。 -
徳川初期から明治維新期にいたるまでの日本とデンマーク両国間の文化交流史に関する史料を紹介し、日本人とデンマーク人が相互の文化の理解度を深めていった過程を、重要な役割を果たした人々に焦点を合わせて描写する。
日本に向け船を送りながらその夢を果たせなかったクリスチャン四世時代から1873年の岩倉使節団デンマーク訪問までをデンマーク語文献と日本語文献を丹念につき合わせ描く。近代日本の異文化交流史として貴重な文献である。 -
芥川賞作家による世界文学へのイニシエーション第2弾。
世界文学史に燦然と輝くセルバンテスの不朽の名作『ドン・キホーテ』を中心に据え、日本文学を含む世界文学の中に普遍的キャラクターとしてのドン・キホーテの原像を求める。 -
まるごと百科マダガスカル島。歴史、地史、民族、言語、宗教、生物、政治、経済、人々の生活までを網羅。
インド洋に浮かぶ島マダガスカル。近年観光としても脚光を浴びるこの島のおいたちから気候、民族、言語、宗教、歴史、ワオキツネザルやバオバブの木などの動植物の生態、人々の生活・病気・葬儀までその魅力のすべてまとめる。 -
棚田の復元、自然回帰、ふるさと志向、レトロや伝統、スローライフなどが、なぜ人々の心を捉えているのか。進化の過程で結びついた“内なる自然”を探る。
棚田の復元、自然回帰、ふるさと志向、レトロや伝統、スローライフなどが、なぜ人々の心を捉えているのか。単なる文明の反動やノスタルジアではない何かがあるのではないか。進化の過程で結びついた“内なる自然”を探る。 -
東海大学文学部心理・社会学科の教員陣によるテキスト。
本書では、移りゆく現代社会とその社会に不適応を起こしている人間の問題を、社会学的・心理学的両面からアプローチし、問題を独自の方法で読み解き、分析・考察することを試みる。 -
体内時計に支配された生物リズムが示す適応のダイナミックス10の話題
生物が生まれつきもっていると想定されている時間測定機構である体内時計の生体機能をまとめたものである。様々なフィールドで生物がその体内時計をどのようにうまく生活に利用しているかを10章にわけて解説する。 -
サンゴ礁のちむやみ「肝(心)病み」を学ぶ。
私たち人間の活動はサンゴ礁を撹乱し、多くの生物の生活を危うくしている。サンゴ礁を一つの生きもの、あるいはシステムとして捉え、その機能がどのように維持されるのかを解明し、私たちがなすべき保全策を探る。
美しいサンゴ礁の海や、サンゴから生まれる白い砂浜の景観といった自然環境の価値は客観的な数値で表せないものとされている。本書はサンゴ礁をCVMなどの経済的価値評価という新たな手法を用いて、その重要性をしめし、自然環境の保全を訴える。 -
異文化接触場面の分析を、J.V.ネウストプニーの言語管理理論を枠組みとして行う。
中国・韓国・タイの留学生と日本人学生の会話とフォローアップインタビューを元に、ネウストプニーの言語管理理論を枠組みとして、インターアクションの「規範」の管理と変容を分析する。 -
水産物と語らう一献の楽しみ。居酒屋に必携のおもしろ魚類学。水産物に感謝を。
朝日新聞西部本社に連載された「居酒屋の魚類学」を再録。居酒屋の料理に出てくる様々な水産生物(魚・イカ・タコ・カニ・貝など)を著者の美味しい経験と生物学的知見で語る。居酒屋に必携のおもしろ魚類学。 -
緑とサンゴ礁の楽園、西表探訪ガイド
イリオモテヤマネコ研究の第一人者として著名な著者による西表島ガイド。西表島をフィールドワークの原点とする著者ならではの実体験にもとづく島の自然から人の営みまでをわかりやすく紹介する。 -
「あ」で始まり「ん」で終わる。子どもから大人まで楽しめる、カルタでつづる海の不思議。
本書は、朝日新聞西部本社に週1回連載した「海の不思議カルタ」をまとめたもの。内容は、子どもたちも楽しめる「生物」カルタになっている。魚介類、軟体動物、海獣までの生態やエピソードを軽妙に解説する。 -
失われゆく動物たちの知られざる生態にせまる。
現役の研究者たちによる現場を経験した者しか知り得ない自然界やフィールドの魅力、醍醐味を伝えていくシリーズの第一弾。失われゆく東南アジアの熱帯の森と、そこに生きぬく野生動物たちの知られざる生態にせまる。 -
日本の昆虫館はこうしてできた。
日本で最初の昆虫館建設から現在にいたるまでその中心に立ってきた著者が、自身の記憶を織り交ぜながら社会的・文化的側面からその歴史を振り返る。 -
西郷頼母と戊辰戦争から明治期を対照的に生きた榎本武揚。呪縛意識としての「白河以北一山百文」と東北の格差
戊辰戦争から明治期を対照的に生きた西郷頼母と榎本武揚を基軸に、呪縛意識としての「白河以北一山百文」を巡る東北考。戊辰戦争を境に、東北に根付いた後進性と精神性を抉り出し、東北の再生を願う辛口エッセイ。 -
時の流れの中で姿を現した問題、国家権力という暴力装置、新たな身分格差、倫理観の喪失、人間疎外などについて、きわめて巨視的かつ唯物的視点から批判や訴えを込めて展開する哲学的人間論。
社会における格差や不平等は本質的に不可避なものである。本書では、人類の長い歴史と賢者の思想を解読しながら、勝者や支配者を重視する権力史観は誤りであり、この世界観を変えることによってのみ人類滅亡の遅延を図ることが可能であると説く。 -
植物、動物、保全の視点から、東南アジアの熱帯雨林の自然史を紹介する。熱帯雨林研究の新人が、東南アジアの国々に飛び込んで試行錯誤を繰り返しながら進めていったフィールド研究の記録。
本書は、学生の時から東南アジアの熱帯雨林で研究を続ける研究者たちによるフィールド生態学である。熱帯雨林の生物地理、生態学、保全など熱帯に生息する動植物全体を描く。生態学のテキストとして最適な一冊。 -
絵本で学ぶジュゴンのくらし。キュートなジュゴンと仲良くするために私たちができること。
タイにおけるジュゴン研究の第一人者による絵説きのジュゴンの物語(絵本)と、ジュゴンの生息域である琉球の海で自然保護の活動を行う団体・研究者により生態・分布・保護マニュアルほかを、自然保護の象徴とされるジュゴンをとおして学ぶ一冊。 -
森に生かされ、森に生きるツキノワグマ。その生態の不思議を探る。
森に生かされ、森に生きるツキノワグマ。その分布、形態、生理、行動、生態、社会、進化などの生物学的な特徴を解説する。また、ツキノワグマと人間の共存は果たして可能かなど、人間とツキノワグマの関係について探る。 -
南西諸島を中心とした九州地域を含む日本の南西地域で採取したきのこ35種を、詳細な形態学的データ、特徴を正確にとらえた生態写真、微細構造を明確に表した拡大図を含む標本写真および顕微鏡写真で紹介する。
沖縄を中心とする南西日本で新たに発見された軟質きのこ35種を、詳細な形態学的データ、特徴を正確にとらえた生態写真、微細構造を明確に表した拡大図を含む標本写真および顕微鏡写真で紹介する分類学的学術図書。
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