幼稚園年少の11月、幼稚園の課題として始まった絵日記。2冊購入して1週間交代で書いて出すというもので、当時、文字はもちろん、絵もまったく描けなかった柊の手を持って、書き始めた。識別できる絵や文字は母、父のもので、本人のは形にならない点や線、薄く塗ったクレヨンなど。始まった当初は絵日記がその後、20年も続き、絵や文字などがここまで変わるとは思っていなかった。最初薄かったえんぴつやクレヨンの筆圧がだいぶ濃くなってきて、思いっきりオイルパステルで色を塗る楽しみが出てきた様子がうかがわれる。 母が描いた下描きの絵に全く関係なく塗っていた色が、だんだんと下絵の輪郭を意識してその上に色をのせていこうとする意志が感じられるようになってきた。 このあたりはホルベインのオイルパステルを使っているので明るい色調（明度の高いいわゆるパステルカラー）の絵が多くみられる。 絵日記開始からほぼ1年がたち、自分で下書きした文字をなぞったり、下絵（親が描いている）の塗り分けもかなり精度がたかくなってきた。顔の絵以外にも、栗の絵（10月3日の絵日記）など、自分で描いたりするようにもなってきている。

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