金融不安と失業率の増大に日本中が縮こまっていた1996年４月、大前研一氏を塾長とする起業家養成塾「アタッカーズ・ビジネススクール（ＡＢＳ）」が開塾した。講師は、柳井正（ファーストリテイリング）増田宗昭（ＣＣＣ）などの現役起業家、高橋俊介や波頭亮など事業計画立案のプロフェッショナル、そして塾長大前研一。それまで日本になかった理論と実践、そして《勇気》を体得するこの「学びの場」は、確実にこの国のビジネスを変えてきた。ＡＢＳ講義録は、そのまま起業家たちのバイブルとなっている。本書はその記念すべきシリーズ第１作である。

デジタル時代の新事業を創造する戦略がここにある。複雑系、インターネット、デジタル放送……マルチメディア市場の研究と、そこで活躍する起業家たちを迎えての充実した講義。コンテンツ、サービスからデバイスまで、具体的な事業計画書制作と、そのプレゼンテーションもすべて収録。これが超実戦的な起業のための教科書だ。大前塾長による終章「デジタル時代の発想の勘どころ」は必読。1997年刊行「アタッカーズ・ビジネススクール」シリーズ第２弾。

「アタッカーズ・ビジネススクール」シリーズ第３弾。孫正義、渡邉美樹、松井道夫……トップ起業家たちが惜しげもなく語る「事業構想と戦略のノウハウ」、竹内弘高・高橋俊介両氏による「仮説検証思考スキル」取得の方法、そして超実戦的なプレゼンテーション・テクニックの磨き方。あなたが起業家になるための武器は、すべてここに用意されている。文中に登場する「起業家チェックシート」で、あなたの起業家適性度を測定しよう。

講師陣には柳井正（ファーストリテイリング）、渡邉美樹（ワタミ）、金丸恭文（フューチャーシステムコンサルティング）、安田隆夫（ドン・キホーテ）……。プレゼンテーションテクニックを講義するのは『戦略シフト』の石倉洋子。さらには知的財産権、マーケティング、投資など、ベンチャー企業が直面するリーガルリスクのマネジメントまで、豪華な講師陣と、実戦にもそのまま役立つ実用性を併せ持った「アタッカーズ・ビジネススクール」シリーズ第４弾。

起業家志望者がほんとうに必要としていたのは、この本だった。投資家を納得させる「事業計画書」の書き方、ビジネスの戦場を正しく捉えるための「戦略的マーケティング」、ベンチャー経営者の必須条件「計数マネジメント」、そして誰も教えてくれなかった「資金調達」の超具体的技術。豪華講師陣による「実践アントレプレナー講座」も。底本刊行時（2003年）の時点ですでに3000名を超える卒塾生を世に送り出していた「アタッカーズ・ビジネススクール」の講義録、シリーズ第５弾。