山岳会の新人山行として冬の八ヶ岳縦走に参加した加藤武郎。山岳会の常識にとらわれない彼の行動に、リーダーは戸惑い、怒りを覚えるが、その夜、猛吹雪がふたりを襲う--(白き嶺の男)。
『新編 単独行』から『単独行者(ルビ・アラインゲンガー)』に連なる不世出の登山家・加藤文太郎(1905年~1936年)の魂を継いで、南アルプスの渓谷や冬の北アルプス・滝谷、そしてヒマラヤの高峰を舞台に谷甲州が描く「もう一人の加藤の物語」。
1996年度新田次郎文学賞受賞作。
●白き嶺の男
●沢の音
●ラッセル
●アタック
●頂稜(スカイライン)
●七ッ針-山岳ホラー
●ヤマケイ文庫版あとがき(13頁)
※八ヶ岳、滝谷が舞台の「白き嶺の男」「ラッセル」については地図を追加。
(C) 2018 Koushu Tani
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斜面はアイスバーンと化し、人を軽々と吹き飛ばすほどの烈風吹き荒れる冬の富士山。
その頂にある富士山頂測候所で生活する人々のために、30キロの荷物を背負い、21年間、400回以上、厳寒の富士を登り続けた富士山最後の強力、並木宗二郎。
長女が全盲になるという難病と夫婦一緒に闘い、それに疲れ果てた妻が入院、そして自殺……。
幼い三人の子供を男手一つで育てながら、危険と隣り合わせの厳冬の富士山で闘い続けた並木宗二郎の生涯を、ノンフィクション作家・井ノ部康之が描く。
■内容
第一章 さらば富士よ
第二章 富士の見えない町
第三章 はじめての富士登山
第四章 九合目の恋
第五章 長女の発病
第六章 山麓の墓標
第七章 フジアザミの飛翔
第八章 妻は山頂に至らず
第九章 子供たちとの絆
第十章 霧の中の遭難者
第一一章 五百メートルの滑落
第一二章 わが骨は富士に埋めるな
704円〜2,090円(税込)
博物館や植物園で働いてきた植物学の専門家が伝える知られざる植物のすがた!
「虫のオーダーメイドでできた花」
「同じ水草が姿形の異なる葉っぱをつけるワケ」
「敵を死にも至らしめる、植物の化学兵器」
「植物はなぜ毒を持つ?」
などなど、読めば植物観察がいっそう楽しくなる全83編の特別レクチャー!
読めばおどろき、身近な花や草木を見る目が変わる知識や視点が満載です。
■内容
1章 魔術師も驚愕! 芸達者な植物たち
2章 植物が繰り広げるおどろきの生活
3章 多彩な風景を育む植物
4章 動物も手玉にとる植物のすご腕
5章 人間が変える植物の世界
6章 人知が引き出す植物の潜在力
「未開の山稜に、自分たちの手で岩盤を削り、木を伐り、藪を刈って登山道を開設しよう。山小屋も建てよう。そして海水パンツをザックの片隅に忍ばせて、高嶺のお花畑から日本海まで縦走してドボンと海に飛び込むのだ」
標高2418m、北アルプスは後立山連峰の北端・朝日岳から、海抜0m、新潟県糸魚川市の親不知海岸を結ぶ登山道「栂海新道」。
今から50年あまり前、雲上のアルプスと日本海の大海原をつなぐ全長約27kmもの夢の縦走路を手弁当で切り拓いたのは、一介のサラリーマンとその仲間たちだった――。
栂海新道開拓のようすをつづった、さわがに山岳会・小野健さんの名著『栂海新道を拓く 夢の縦走路にかけた青春』をヤマケイ文庫で復刻。
文庫化にあたって、2014年に81歳で他界した小野さんの遺志を引き継ぎ、道の維持・管理を続ける人たちへの取材を通じ、現在の栂海新道のようすを伝える書き下ろしの新章を加えながら、小野さんが遺した開拓当時の貴重な写真をたっぷりの口絵とともに紹介。
開拓の偉業を後世に伝えるさわやかな感動をもらえる一冊。
■内容
口絵 写真で見る栂海新道1
第一部 山族野郎の青春
第一章 栂海新道とはどのような道か
第二章 誕生、さわがに山岳会
第三章 登山道、犬ヶ岳へ達す
第四章 盗伐容疑の成り果て
第五章 山と家族
第六章 朝日岳へ、親不知へ
口絵 写真で見る栂海新道2
第二部 それからの栂海新道
第三部 栂海新道を守り続ける人々
■著者について
小野 健(おの・けん)
1932年、福島県いわき市生まれ。
1956年、早稲田大学第一理工学部鉱山学科卒業。工学博士。
1961年にさわがに山岳会を結成し会長となる。
1962年から1971年まで、10年をかけて栂海新道を開拓。
1972年、第12回山溪山岳賞、2003年、第1回「山と溪谷」山岳環境賞、2004年、第9回NHK地域放送文化賞受賞。
2006年より糸魚川市文化協会会長に就任。
著書に『山族野郎の青春』(1971年、山と溪谷社)、『栂海新道その自然』(1988年、さわがに山岳会)、『糸魚川の自然を歩く』(編著・2007年、谷村建設)、『栂海新道ものがたり その自然と人々』(2010年、考古堂書店)、処女作を復刻した『栂海新道を拓く』などがある。
2014年3月に逝去、享年81。
吉田 智彦(よしだ・ともひこ)
1969年、東京都生まれ。
20代半ばに勤めていた会社を辞め、ニュージーランド、カナダ、アラスカなど諸国をまわる。
カヤックやトレッキングを通じて自然と人間のあり方を考えるようになり、エッセイ、ノンフィクションや写真、絵を発表しはじめる。
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ、チベットのカイラス山など世 界の巡礼路を歩いた。
日本では、熊野古道、四国八十八カ所霊場を踏破。現在は、福井県の山村に住み、生態系を重視しながら災害に強い森づくりに取り組む。
福井かひる山風土舎代表。著書に『熊野古道巡礼』(東方出版)、月刊絵本「たくさんのふしぎ」2009年8月号『おぼん』(福音館書店)、『信念 東浦奈良男一万日連続登山への挑戦』『山小屋クライシス』(ともに山と溪谷社)。
「わが国にはどこへ行っても山の見えない所はない」という文章から始まり、山がもたらした日本人の思想や情操との関係を探る「山と日本人」や、山登りの前後にも存在する楽しみや喜びを考える「登山前後」という、深田久弥ならではの味わい深い文章はもちろん、日本百名山にまつわる「日本百名山(昭和十五年版)」「混まない名山 品格と孤独に憧れて」「わが登山史の決算」なども収録。ふるさとの回想録や東京暮らしの点描などからは、人間・深田久弥を知ることができる。
「日本百名山」の始祖が達意の筆で綴る、山旅の醍醐味、名峰の魅力、ふるさとへの想い……
単行本や全集に未収録の作品を精選して2014年に刊行された『名もなき山へ』がついに文庫化。
■内容
1 山へのいざない
山と日本人/山と私/初夏の山旅/山の食べもの/夏の山/山の話/白い山/山とスキー/春スキー/登山前後
2 私の名山
日本百名山(昭和十五年版)/混まない名山/みちのくの山/富士山/ピーク/ペンよりも足の功/わが登山史の決算
3 静かな山旅
雪渓/旧道趣味/氷雪の富士山頂/ある山頂/上高地/北アルプスのローカル線/立山と黒部/三伏峠/蔵王/深山の秘湯/雪解/ヘソまがり大人とともに/楽しかった日高/四十年ぶりの甲武信岳/名もなき山
4 ふるさと今昔
わが故郷の山/白山のみえる街/未知の山・白山/山中・山代/鴨料理/ゴリ/金沢、人と町/能登/春の岬
5 東京暮らし
川/自然なものが好き/野性の喪失/長命筋/カンバ・カンバ/歌の思い出
6 登山の周辺
登山家という言葉/老登山家/加えて百二十三歳の登山/三角点/十年一日のスタイル/パラレル/リュックザック/夏山の遭難/改悪名/山の書物/山と文学
7 未知なる土地へ
ヒマラヤ熱/ヒマラヤの本/机上ヒマラヤニスト/エヴェレストの記録/ヒマラヤの地図/探検の精神/未知を求めよ/冒険と夢の土地/アジアの大河/韃靼/スタインの墓
解説・雁部貞夫
戦前から戦後にかけて、狼をはじめとするイヌ科動物を独学で研究し、雑誌『動物文学』を立ち上げた平岩米吉という人物がいた。
動物行動学の父・ローレンツに先駆けて自宅の庭で犬、狼、ジャッカル、狐、ハイエナと暮らしながら動物を徹底的に観察。
「シートン動物記」「バンビ」といった動物文学を初めて日本に紹介し、フィラリアの治療開発に私財と心血を注いだ、偉大なる奇人の物語。
本書は在野の研究者や作家が多彩に活躍していた時代の記録でもある。
文庫化にあたり、往時の様子を収めた貴重な写真と作家の直筆原稿を収録。
第十二回小学館ノンフィクション大賞受賞作。
解説/村井理子。
■内容
第1章 狼に憧れた神童
第2章 白日荘のにぎやかな住人
第3章 動物文学に集う人々
第4章 愛犬の系譜
第5章 戦火のなかの動物
第6章 犬は笑うのか?
第7章 狼との対話
第8章 奇人先生の愛した犬たち
文庫版あとがき
解説 村井理子
■著者について
片野 ゆか(かたの・ゆか)
1966年、東京生まれ。
2005年に『愛犬王 平岩米吉伝』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞受賞。
犬をはじめとする動物に関わる本を手掛け、『セカンドキャリア 引退競走馬をめぐる旅』『ゼロ! 熊本市動物愛護センター10年の闘い』『動物翻訳家 心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー』『平成犬バカ編集部』(以上、集英社)など著書多数。
話題を呼んだ『北里大学獣医学部 犬部!』(ポプラ社)は映画化、コミック化されている。
斜面はアイスバーンと化し、人を軽々と吹き飛ばすほどの烈風吹き荒れる冬の富士山。
その頂にある富士山頂測候所で生活する人々のために、30キロの荷物を背負い、21年間、400回以上、厳寒の富士を登り続けた富士山最後の強力、並木宗二郎。
長女が全盲になるという難病と夫婦一緒に闘い、それに疲れ果てた妻が入院、そして自殺……。
幼い三人の子供を男手一つで育てながら、危険と隣り合わせの厳冬の富士山で闘い続けた並木宗二郎の生涯を、ノンフィクション作家・井ノ部康之が描く。
■内容
第一章 さらば富士よ
第二章 富士の見えない町
第三章 はじめての富士登山
第四章 九合目の恋
第五章 長女の発病
第六章 山麓の墓標
第七章 フジアザミの飛翔
第八章 妻は山頂に至らず
第九章 子供たちとの絆
第十章 霧の中の遭難者
第一一章 五百メートルの滑落
第一二章 わが骨は富士に埋めるな
付与コインの内訳
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そのため、現在表示中の付与率から変わる場合があります。
【クーポンの利用について】
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