地質学を初歩から学ぶための入門的シリーズの第9巻。
第四紀は気候変動によって特徴づけられる時代であると共に人類の時代であり、火山噴火によるテフラは、この分野における研究の必須の手段ともなっている。本書では新しい第四紀の定義と第四紀学のカバーする分野とともに、火山にまつわる諸現象をわかりやすく解説しており、概説編と実践編で構成されている。
第四紀では、第四紀の新定義の意義と共に、第四紀を通しての気候変動、環境変動の特徴について詳しく解説する。また環境変動に関わる最近の話題についても述べている。同時に、新定義における日本の第四系の層序区分について更新世前期、中期、後期、完新世ごとに紹介している。そのほか第四紀の重要な事項について触れている。
火山では、火山地質の調査に必要な基礎知識だけでなく、噴火現象を地質データから如何に解釈するのかについて、最近の話題をもとに紹介している。従来の類書にはない項目として「噴火と地盤変動」を扱っており、地質学的データに基づく噴火の連動性、噴火と関連した地震や津波の研究についても紹介している。
2,200円〜2,310円(税込)
本書はフィールドジオロジーを独学したい方にも十分理解できるように書かれています。
従来、フィールドジオロジーに関する調査技術は、大学の地質学関係の学科に入学した学生に対して、教員が個別職人的に伝授してきました。
初心者が本書を片手にフィールドに出て直接自然を観察することにより、フィールドジオロジーの基本が身につくように懇切丁寧に解説しており、調査道具の使用法や調査法のコツも他書よりも詳しく説明してあります。
本書は、地質現象の前後関係を明らかにするための手法である層序学と、それらの現象が地球が何歳のときに起きたかを明らかにする手法である年代学を解説した。
層序学に用いられる用語の概念、層序をたてるための野外地質調査および大型化石・微化石研究の具体的な手法に主眼をおいた。
年代学は、読者の大部分が年代測定技術を開発するより、年代データを利用する立場であることを想定し、年代測定の手法と原理を概説した。
堆積岩は、風化・侵食・運搬・体積の過程における環境やその際に受ける営力の違いによって、異なった形態をとることになる。そこで現存している堆積岩・堆積物に記録された運搬や体積の履歴を読みとることによって、過去の堆積環境を推定することになる。その履歴を読みとるための手法はさまざまである。
概説編で砕屑性堆積物を構成する基本単位である砕屑粒子の成り立ちと運搬・堆積機構と、生物・化学岩である炭酸塩岩・珪質岩の分類と形成の関係について概観する。実践編では、砕屑性堆積岩と炭酸塩岩の記載と研究の方法について述べる。
地質学を初歩から学ぶための入門的シリーズの第4巻。
1980年代後半に北米大陸で地層研究に用いられ、その後1990年代に入り日本、ヨーロッパなど世界中に急速にその概念が知られるようになったシーケンス層序学と、水中火山岩類について紹介する。
日本は付加体の重要な模式地の1つであり、さらに、日本そのものが付加体からできている、といっても過言ではない。「付加体」という用語は、ここ20年で、今では普通に耳にするようになった。
では「付加体」とは何であろうか? どのようにして、また何故できるのだろうか? どこへ行けば見られるのだろうか? 本書はこのような問いに具体的に答えようとした入門書である。
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