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卒業も近づく高校3年生の冬。年末年始のイベントに浮き立つ世間をよそに、小熊はひとり、冬休みを迎えようとしていた。「やっぱり、私にはカブしか無いのかもしれない」そんな折、小熊をヘッドハンティングしたいというバイク便会社の社長・浮谷が現れ、新たなバイトを始めることに。敏腕経営者とは思えない、どこか子どもっぽい浮谷。個性の違う同僚ライダーたち。大晦日の夜に出くわした、幽霊のような少女・史。馴染みのバイク解体屋で起こる、予想外のメロドラマ──両親も友達も趣味も、何も無かった。そんな小熊にカブがもたらした、人とのつながり。【書き下ろしショートストーリー「ライディングウェア」を収録した、電子特別版】
両親も友だちも趣味もない、何もない少女だった小熊が、スーパーカブと出会って、もうすぐ1年。礼子・椎と今までよりも少し賑やかな毎日を過ごす彼女は、高校3年生になる。友だちと一緒の昼ご飯。当てもなく寄り道する放課後。バイクでしか出来ないアルバイト――カブは小熊の生活を変えた。「私はどこにでも行ける」東京の大学へ進学が決まり、新天地に思いを馳せる小熊だったが、大学生活は【バイク禁止】とわかり……。【書き下ろしショートストーリー「頂の景色」を収録した、電子特別版】
両親も友達も趣味もない、何もない日々を過ごしていた小熊が、スーパーカブを買って数ヶ月。季節は変わり、南アルプスの麓に吹く風は日に日に冷たくなっていく。かじかむ指。かかりにくくなるエンジン。肺が凍りつく向かい風。雪の積もった道路――同じくバイク乗りの礼子と共に、試練の季節へ挑む小熊。カブとの出会いで少しずつ変わる彼女のことが、同級生の恵庭椎は気になっていて……。少女たちとバイクの、厳しく楽しい冬が始まる。【書き下ろしショートストーリー「助けておやっさん」を収録した、電子特別版】
山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、中古のスーパーカブを手に入れる。初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことでちょっと冒険をした気分。仄かな変化に満足する小熊だが、同級生の礼子に話しかけられて――「わたしもバイクで通学してるんだ。見る?」一台のスーパーカブが彼女の世界を小さく輝かせる。ひとりぼっちの女の子と世界で最も優れたバイクが紡ぐ、日常と友情。【書き下ろしショートストーリー「セカンドマシン」を収録した、電子特別版】
ある日小熊は、浮谷から一風変わった仕事を依頼された。物と人、人と人をバイクが繋いでいる。仕事を通じてそれを実感した小熊は「生業」について向きあい始めて……。少女とバイクの青春ストーリー、ここに完結!
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スーパーカブといえばHONDAが誇るバイクですが、素晴らしい機能、実績とは裏腹にどこか野暮ったい印象があるのもまた事実…。
しかし、それは誰にでも乗りこなせる万能さゆえ。原付初心者の女子高生にだって、スーパーカブは寄り添ってくれます。
主人公・小熊は片田舎の女子高生。父に先立たれ、母は失踪して天涯孤独の身。奨学金で高校に通い、友達もお金も趣味もない慎ましい生活の中、ふとしたきっかけで一台のスーパーカブを購入(いわくつきで一万円)。通学手段としか考えていなかったカブは、破天荒なカブ廃人・礼子との交流や、数々のトラブルを乗り越える中で、小熊にとってかけがえのない相棒となっていきます。
女子高生が主人公なのに、出てくる単語はオイル、ガソリン、カブのパーツのことばかり…。基本的にあらゆることに無頓着な小熊が、カブとなるとほんの些事にも一喜一憂。超リアリストなのに、自分のカブなら富士山登頂もできるとか言っちゃうわけです。もはやカブがヒロイン。
カブに興味がなくても大丈夫。読み終われば必ずカブに乗って走り出したくなっていますよ。50ccのモデルなら普通自動車免許でも乗れちゃいますし、あなたも相棒と暮らしてみてはいかが?ギア操作に癖がありますが、それもまた愛嬌!
2018/12/19