『富士見L文庫、富士見L文庫、1年以内(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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家族に見下されてきた明彩は、癒やしの力を発揮して…異界の王に溺愛される
┣━━ 運命の恋が、いま始まる ━━┫
悪質な怪異を退治する一族の娘・明彩(めい)は、退魔の力がなく冷遇されて育った。一方、傲慢な弟は禁忌を荒らし、異界の王・涼牙(りょうが)を呼び起こしてしまう! その場に明彩は置き去りにされて……。
危機に陥る明彩だが、実は涼牙は穏やかで理知的な美青年だった。彼は明彩の秘めた希少な"癒やしの力"の価値を教え「俺の姫(もの)となれ」と彼女を誘う。涼牙の治める異界で明彩は力を発揮して尊重され、居場所をくれた彼に惹かれていく。
しかし、現世では家族が涼牙に罪を転嫁し、あろうことか異界への侵攻を企てていて――!? -
すぐ死ぬ少女と不憫な最強陛下は、無事に結婚式を迎えられるのか……!?
◇◇◇あらすじ◇◇◇
若き皇帝の唯一の妃『最愛』に選ばれた底辺貴族の娘、ソーニャ。
【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死ぬと時間が戻る祝福】を持つ彼女だが、皇帝エルクウェッドの努力により死に戻りしない日々を積み重ねていた。そんな中、ソーニャはニか月後の婚姻式典に向け《妃教育》を受けることに。
後宮で出会った人々の力を借りながら、皇帝のために頑張るソーニャ。その一方、エルクウェッドも彼女をどうしたら幸せにできるのかと頭を悩ませていて……?
とびきり不幸な妃と不憫な皇帝が、一緒に幸せを模索するお話。
※WEB版エピローグまでを収録。本編は大幅な加筆修正をしています。
※完全新規書き下ろし! 巻末に5つの番外編をたっぷり収録。
◇◇◇登場人物◇◇◇
◆ソーニャ
元最下級妃。皇帝からの指名で、唯一の妃、『最愛』に選ばれる。
【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死んだら時間が戻る祝福】を持つ。
◆エルクウェッド
『賢帝』と呼ばれるほど有能な若き皇帝。
数々の偉業により世界で一番知名度の高い人物とされる。
ソーニャが死なないように全力を尽くす。 -
食べられるはずが花嫁に!? 生贄乙女と龍神様、運命すれ違い婚礼語り
荒ぶる神に生贄として捧げられた如月千代。彼女は弟を守るため、神の力を封じる毒と一緒に食べられたい。その瞬間を待つ千代の前に、秀麗な龍神・銀嶺が現れる。誰もが恐れる龍神は、けれど千代を花嫁として丁重に扱うばかりで――いっこうに食べてくれない!
銀嶺の優しさに癒やされつつも、食べられようと自分磨きに励む千代。一方で、千代の不憫な境遇を神の力技で解決しようとする銀嶺。から回りながら共に暮らす二人は、やがて互いの隠し事を通じて向き合うようになり――。生贄乙女と龍神様、運命の婚礼物語が始まる。 -
銀市を救うため、珠は封印の中へ。けれど銀市は記憶を失っていて……
■□■ 大重版が続く超人気シリーズ、待望の6巻! ■□■
珠(たま)を守るため自らを封じた銀市(ぎんいち)。彼を救うべく、珠は命を賭けて封印に入り込む。刻限は彼女を守る"髪飾り"の牡丹の花が散りきるまで――。
しかし、封印の中で再会した銀市は記憶を失い、珠を「知らない」と言い放つ。珠はそこで、人を拒絶していた遠い過去の銀市を知ることに。それでも一心に彼のことを想い……。一方の銀市も、見知らぬはずの少女・珠に記憶を揺さぶられ、どうしようもなく彼女に心寄せてしまう己に戸惑っていた。
刻々と時が迫るなか、封印の内側では、銀市の人生の岐路(きろ)となった江戸の大火事件が再現され……?
■□■ 登場人物紹介 ■□■
上古 珠(かみこ たま)――数えで16歳となる小柄な少女。銀市に助けられ、雇用される。
古瀬銀市 (ふるせぎんいち)――外見は20代後半の青年。寒空に放り出された珠を拾い、見守る。
瑠璃子(るりこ)――ボブカットの美女。カフェーで働いているモダンガールだが、その正体は……。
御堂智弘(みどうともひろ)――眼鏡をした、三十代半ばの黒髪黒目の軍人。銀市と付き合いがあるようなのだが……。 -
珠蘭の記憶力と決断が、この国の謎と歴史を塗り変える!
◆──◆魔法のiらんど大賞2020<ファンタジー・歴史小説部門>特別賞受賞作品◆──◆
特別に記憶力の良い瞳をもつ珠蘭は、先帝の子・劉帆とともに後宮の謎に向かい合い、不死帝の秘密を守り国家の不穏を防いできた。
しかし市井では不死帝への不信感があおられ、存在しないはずの"2人目の不死帝"が街に現れ――? さらに珠蘭は国家の転覆を狙う企みに巻き込まれ、後宮から攫われてしまう! 彼女に迫る危機を前に、劉帆たちは黒幕の存在に迫っていくが……。
一方珠蘭は、自由を奪われながらも、その瞳で"2人目の不死帝"の謎に立ち向かい、この国と大切な人々を守ろうと奮闘して……。
◆──◆登場人物紹介◆──◆
◇董珠蘭(とう しゅらん)
特別な記憶力をもつが、孤独な贄だった。兄を解放する条件として、後宮の不穏をその瞳で探ることになり――?
◇楊劉帆(よう りゅうほ)
兄を解放する条件で、珠蘭に後宮に赴くことを提案した美青年。次第に珠蘭に心を動かされて……?
◇董海真(とう かいしん)
珠蘭の兄。孤独な珠蘭を唯一気にかけてくれた肉親。学問の才があり期待されていたが、三年前に失踪していた。 -
アラサー漫画家、「モブ妃」に転生し同人活動で皇后の悪事を暴く!?
真っ白な原稿を手に、千華宮の賢妃・桃華は決意していた。
実は彼女の正体は、鳴かず飛ばずのアラサー漫画家・由里。事故に巻き込まれ、漫画の中のモブ妃に転生してしまったのだ。
おかげで物語が変わり正義のヒロインが不在。代わりに悪事を暴くのは――。
「三コマしか出ないモブ妃がやるの?」
皇后の告発をしないと自分の命も危うい。
漫画を描くことだけが取り柄の由里は、神技アシの謎の美青年・月舟と出逢い、同人誌での告発に望みを託すが……!?
目指せ重版出来! 転生修羅場を漫画で乗り切る後宮布教物語! -
愛らしいお嬢と過ごす一週間。護衛ミッションは、若頭との遊園地デート!?
かつて家族に虐げられて育ち、今は若頭の桐也に愛される毎日を過ごす菫。極妻として自分に出来ることとも向き合えて、いつしか組の仲間を大切な家族と思うようになっていた。それは桐也も、同じ気持ちで――「俺の家族になってくれて、ありがとうな」
そんな折、桐也の叔父貴の雪臣から、愛娘を預けたいと依頼が入る。雪臣の娘の椿は愛らしい園児でありながら、そこは極道のお嬢。賢く毅然とした振る舞いに、さすがの桐也や子分たちも翻弄されるばかり。菫はなんとか歩み寄ろうと、奮闘することになり……!? -
「私のために生きて私のために死ね」その戯れ言から、騎士は服従を誓う。――魔術師と騎士の物語が合本版で登場
戦場で瀕死の騎士を助けた男装の魔術師のハルカ。死を望む騎士を叱り飛ばし、お前が生き残ったら一生を拾ってやると伝える。しかしその戯れ言を本気にした男は、戦後ハルカを訪ねてきて強引に主従の契約を結び――。
※本作品は『払暁』シリーズ全2巻を収録しています。
※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。 -
★*---若旦那を支えるのは、美味しいごはんとひたむきな想い---*★――老舗酒蔵物語が合本版で登場
人に慕われる青年・響の酒蔵は、三百年続いた老舗。だが数々の難題が。目下、重要な収入源である梅酒の仕込みが人手不足だ。 そこに現れたのが、世慣れない乙女・三葉だった。響の役に立とうと、一途に勤める彼女は周囲に認められ、まかないも担うことに。 ふわふわ玉子焼き、採れたてトマトの胡麻酢和え、五目いなり。三葉の絶品料理と前向きな言葉の"おまじない"は、響や杜氏の背中を押す。信頼を培っていく二人だが、三葉には不可思議な点がーー? そんな中、響と三葉が挑んだ花火大会での販売が転機になり…!?
※本作品は『老舗酒蔵のまかないさん』シリーズ全3巻を収録しています。
※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。 -
「透子を守るよ、絶対に」孤独な少女の運命が花開く和風ファンタジー第二弾
鬼を封じる「守り姫」として、星護神社に迎えられた透子。穏やかな年末、同居する千尋との距離もさらに縮まる。ところが、年始早々透子は神坂本家での修業を命じられてしまう。心配した千尋は傍で透子を守ると宣言する。
早速、千尋に心を寄せる当主の娘・千不由の取り巻きによる嫌がらせが始まる。だが透子は千尋に支えられ、術者の千瑛や千尋の兄・和樹の教えで異能を習得していく。
一方、本家の開かずの蔵。透子への嫉妬を募らせる千不由は禁忌を犯そうとしていた。それは、本家への鬼の襲撃につながって――。
===キャラクター紹介===
芦屋透子
高校2年生。
行方不明の母を捜すためにも、本家で異能の修業をすることに。
引き続き千尋と同居中。
神坂千尋
高校2年生。
異能をもたないことに悩んできたが、式神のだいふくは千尋の中に眠る「力」について、何か知っているようで――?
だいふく
透子と千尋が作った猫又の姿をした式神。
人間の言葉をしゃべる。鬼のにおいには敏感。 -
濡れ衣の悪女と、冷酷無慈悲な王。政略結婚から始まるシンデレラロマンス。
大国ドルマンの第一王女ジョジュは王位継承争いに敗れ、継母殺しを企てた悪女と汚名を着せられてしまう。さらに国を追放され、辺境の小国ロニーノへ嫁ぐことに。失意のジョジュを迎えたのは冷酷無慈悲と噂のエミリオン王だった。
「愛を求めるな」と言ったエミリオンだが、敵ばかりの祖国とは違いジョジュを公正に扱ってくれた。ジョジュは生来の聡明さを取り戻し、若き王に反発する者の陰謀が渦巻く王宮で味方を増やしていく。凛とした姿は頑ななエミリオンを変え、二人は次第に心を通わせるが、元王妃候補の令嬢が現れ――。
==人物紹介==
○ジョジュ
ドルマン王国第一王女。
将来女王となるべく学んできた。
王位継承権を奪われ絶望していたが、エミリオンと過ごすうちに気力を取り戻していく。
○エミリオン
前国王夫妻が事故死したため、若くしてロニーノの国王となった。
大国と渡り合う力をつけるために改革を推し進めており、「冷酷無慈悲」と恐れられている。 -
孤独な高校生と不思議な少女。さびしい二人が「家族」になった、夏の物語。
祖父が死んだ――二億の遺産と、一人の少女を遺して。
高校生の詩音(しおん)は高圧的な父に反抗し、孤独に生きてきた。
しかし祖父の遺言で五歳の少女・龍音(りと)の面倒を見ることに。
隠し子と噂される龍音は、遺言では《龍の子》とされていた。
他人に頑なな詩音と感情に乏しい龍音。ぎこちない共同生活の中、二人は次第に歩み寄っていく。
だが龍音が人ならざる力を使う場面に遭遇し、詩音は戸惑う。
《龍の子》とは……真実を求め紐解いた祖父の手記には、龍音の使命が記されていた。
不思議な少女と、世界の秘密に出会う、ひと夏の物語。 -
美大の怪談は、おもしろい
都内美大の映像科に通う芦屋啓介は困っていた。
「写真に男が映る。削除できない」と言う親友の様子がおかしい。
啓介が彼の怪奇現象に巻き込まれそうになった時、日本画科の美しい少女、月浪縁に救われる。
縁には「絵に描いた人間に怪奇現象が起こると絵に異変が現れる」という特殊能力があった。
それを生かして人助けをする彼女に啓介は手伝いを申し出る。
そして啓介は縁を中心に巻き起こる不可思議な世界を知っていき――。
「君にも語るべき怪談があるはずだ」
美大の怪談は、おもしろい。 -
「君と一緒なら世界が輝くんだ――」大ヒット作品が遂に文庫化!
私は、過去を変える。
それがたとえ――許されないことだとしても。
付き合っていた少年・新から、突然別れを告げられた少女・旭。
思い出を引きずったまま高校生になったある日、新が病死したという知らせを受ける。
彼がつけていた日記帳を受け取った旭は、その日記に書かれた驚くべき【秘密】を知ってしまう。
「何度でも――何度でも、新に、大好きだよって伝えたい」
旭はそう願うが、それはとても不幸せで、幸せな【初恋のやり直し】のはじまりだった――。
カクヨムWeb小説コンテスト受賞の大ヒット作品が、遂に文庫化。号泣必至のラブストーリー。 -
幻想に満ちた魔術学院で、二人の魔術師が歩み出す。恋と再生を紡いだ物語
幻想に満ちた魔術学院ドラクロウ。偉大な師の元で愛され育った天才少女・シャロムは、突然魔力を失い、今は学院の落ちこぼれだ。
ある朝シャロムが妖精の悪戯に困っていると、一人の少年に助けられる。
口の悪い彼は学院一優秀な生徒・ユエルで、なぜかシャムルは試験のパートナーに見込まれてしまった。
躊躇いながらも協力し、次第に心通わせる二人。だがシャロムは悲しい真実を知る。呪いに蝕まれ、もう決して元の<雨の魔術師>に戻れない事を――。
すれ違いながらも二人の魔術師が歩む、恋と再生を紡いだ物語。 -
「生きている人間って、だいたい退屈」独立独歩の最強令嬢ジャンヌ、登場
「生きている人間って、だいたい退屈」
彼女の名前はジャンヌ・クーロン。独立独歩の最強令嬢、登場
伯爵令嬢のジャンヌは霊が見える。
さらに歯に衣着せぬ物言いを母親に疎まれ、十歳から修道院に入れられていた。
月日は流れ十六歳のある日、女伯爵である姉マリーズから帰宅を促す手紙が届く。
クーロン家でジャンヌを待っていたのは、大量に生き霊を憑けたマリーズと、伯爵家存続のための意に沿わない結婚の話だった。
ジャンヌはマリーズに「生き霊を払ったら結婚の話をなしにする」という交換条件を持ちかける。
そこで明らかになったのは、マリーズのとんでもない裏の顔で――。
霊を蹴散らし従える令嬢ジャンヌのホーンテッドコメディ、開幕! -
お隣さんのパスタ職人と、押しかけ弟子によるパスタな日々、始まる!
『お隣さんってば料理上手のイケメンだけど、すごく面倒くさい』
二人の出会いは最悪だった――。
隣室の萱代が振る舞ったのは、感動を覚えるほど美味しいパスタ。
「ワタシだって料理ができる!」
料理の腕を証明したくて百合子もパスタをご馳走するのだが……。
「これはローマ人に対する冒涜だ」
辛辣すぎる感想と圧倒的な料理の蘊蓄に打ちのめされてしまう。
それでもやっぱり美味しいパスタを作りたい! そこで百合子が萱代に願いでたこととは……!?
感動のパスタに出会ったズボラ女子が、再び料理にいどむ物語。
※特典として、書き下ろし特別掌編【バターと未読と青い深皿】を収録しています。 -
後宮を解体せよ――。一介の宮女が元婚約者の陛下とともに難題に挑みます!
後宮の宮女・翡翠の日常は突然一変する。反乱が起き、新皇帝が後宮全員の死罪を宣告したのだ。決死で抗議に行った翡翠は、思いがけず元婚約者の旺柳と再会する。
旺柳は憤る翡翠をなだめつつ内心焦っていた。――彼こそ新皇帝だからだ。今も翡翠を愛する旺柳は自分は皇帝の側近だと嘘をつき、死罪撤回を掛け合うと約束する。
かくして死罪は免れるも後宮解体の方針は変わらない。翡翠は妃や宮女総勢千人の行き先を探す「始末官」に任命される。翡翠と旺柳は彼女らの希望を聞き出そうとするが、無理難題の山積みで……!?
==登場人物==
翡翠(ひすい)
美しい筆跡を買われて女官として後宮に入ったが、現在は下働きをしている。
今でも旺柳が好きだが、立場が違うと自分に言い聞かせている。
旺柳(おうりゅう)
地方出身。腐敗した政治を行っていた前皇帝に代わって、現皇帝として即位した。
翡翠には皇帝であることを隠している。
元婚約者の翡翠を溺愛している。 -
伝説の妃・ライラーは皇帝の寵姫……じゃなくて腹心として活躍します!?
◆――1巻が発売即重版の注目新シリーズ!――◆
寵姫として持て囃されたり、はたまた教養のない妃候補たちに舐められたり。
コネと派閥だらけの後宮に辟易したライラ―は気づく。有能な妃を育てれば、注目も減り、この面倒な状況も覆るのでは!? そこで後宮改革を決意。女たちを教育して導き、人材を登用していく。しかしその結果、後宮(ハレム)内にライラーの派閥が浸透して……意図せずさらに立場を固めることに!
一方、反抗的な軍部を掌握すべく、ついに皇帝(スルタン)・アスィールも動き出す。ライラーは軍部との"ある賭"で、いちかばちか皇帝の味方を増やす秘策を思いつくが――?
新たな大河ロマン、待望の第二巻!
◆――登場人物紹介――◆
ライラー……元は和国の姫君。聡明で明るく、領民に慕われていた。謀略で捕われてしまい、ダリル帝国の後宮(ハレム)に入れられたが……?
アスィール……若きダリル帝国皇帝。後世には、斜陽にあった帝国を見事な手腕で復活させたと語られる名君。ある出来事からライラーを気に入り――?
母后……現・ダリル帝国皇帝の母。非情で冷酷な一面ももつ女性。一方で、あるライラーの行動から、彼女になにかを期待し、注目している様子も。
デュッリー……後宮でライラーの側付きとなった少女。素直な性格で、はっきりものを言い、強かな一面ももつ。
ヤーサミーナ……皇帝にはべるのを許された愛妾。高慢で贅沢が好き。次の母后の立場を狙い、ライラーを敵視している。
カマール……奴隷商人として、ライラーを故郷から帝国へ連れ去った男。しかし、実は彼の正体は……? -
皇帝の衣装係に大抜擢! 悪女ですが、初恋の君【皇帝】をお支えします!
苑国へ五名の妃嬪が嫁がれる日、對国の末姫・夏雲<シャーイン>の姿もあった。
輿入れでは民衆から花が手向けられるはずが、勇ましい夏雲には野草が似合うと、三叶草が投げられた。美麗で冷酷に見えるが故に「悪女だから」と噂もされた。
けれど本当は可愛いもの好きで、特技は刺繍。衣装はもちろん平たい胸を補強する肉饅頭もお手製だ。
服を脱がなければ大丈夫……と夏雲は堂々と振舞うが、かえって注目を浴び、皇帝・佩芳<ベイファン>から寵愛を受けることになってしまい――!?
困難にも縫い針一本で挑む。大胆乙女の後宮恋愛ファンタジー! -
一つの食材から生まれる十の絶品レシピ! “口福”な二人暮らし。
小説家の陽平と会社員の和樹は一緒に暮らす恋人同士。ある日、陽平が大量の空豆を買ってくる。あきれる和樹を前に陽平は空豆を使い十の料理を作り始める。料理上手な陽平が指示して和樹が手伝い完成した料理は、まさに“口福”の味。陽平は他の食材でも十品作って小説に書くと言い出して――。
空豆と豚のトマト煮、鯛皮の湯引きポン酢、山葵のマッシュポテト、とうもろこしのかき揚げ。一つの食材から生まれた十の絶品レシピが、二人の日常を彩る。江戸時代の料理集『百珍物』から着想を得た、幸せでおいしい短編集。 -
力を失った堅物聖女に残された道は、幼馴染の軽薄魔法士と『契る』こと!?
教会で働く聖女・リゼルカは突然魔力を失った。焦るリゼルカを、魔法士のシャノンが保護しに来る。多くの浮名を流すシャノンとは幼馴染だが、昔から苦手だった。
力がない自分は無価値だと悩むリゼルカに、研究者が提案した回復方法は、建国の祖の血を引くシャノンと『契る』こと。シャノンは堅物のリゼルカには無理だと言うが、少しずつ彼に慣れると決める。
保護のための同居生活の中、リゼルカはシャノンと触れ合う練習を始める。初めての経験に戸惑うリゼルカだが、遊び人のはずのシャノンもどこかぎこちなく――?
※紙書籍初版&電子特典として、書き下ろしショートストーリー【冬が来る前に。】を収録
詳細は紙書籍の帯、電子書籍の巻末をご確認ください
==キャラクター紹介==
○リゼルカ
教会の聖女として、人々の治療に当たっている。
強大な魔力をもつ。
13歳から教会に所属し、外の世界のことはあまり知らない。
「魔力を取り戻すためならなんでもします」
○シャノン
代々王の側近を務める家の出身で、優秀な魔法士。
「女性好きの遊び人」という噂だが――?
「潔癖な君には無理なんじゃない?」 -
「紅霞後宮物語」名脇役たちの唯一無二の人生と、小玉の「その後」の物語
「紅霞後宮物語」の名脇役たちにも唯一無二の人生があった。
死を目前にした賢恭の病床に現れた清喜は、彼と過去を語り合う。
清喜は幼い頃の自分は根暗だったと言い……。(「清喜と賢恭」)
後宮の重鎮、梅花と麗丹の初対面は険悪なものだった。梅花の知られざる過去も明らかになる。(「梅花と麗丹」)
さらに後宮を出た後の小玉のもとに、あの人が尋ねてくる。そして迎えた本当の結末とは――。
大人気シリーズ「紅霞後宮物語」名脇役たちの物語と最高の幕引きを含む、珠玉の短編集。
【電子特典付き】巻末に『流蘇の花の物語 銀の秘めごと帳』試し読み付き! -
「忘れられた妃」は、知り得ぬ未来に生きるため、いまいちど花開く――。
汪国の妃玲秋は、かつて陰謀に巻き込まれ、幼き公主珠玉とともに命を落とした。だが彼女は時を遡って蘇り、同じく過去を繰り返していた皇子紫釉と巡り合う。玲秋を愛する紫釉の協力で、ついに珠玉を助け生き延びたのだった。
そして現在。一時の皇帝となった紫釉の指揮で、汪国の改革は進む。だが紫釉は玲秋が殺される夢を見てしまう。やがて勃発する後宮襲撃事件。そして玲秋の護衛についたのは、過去に彼女を殺した将軍劉偉だった――。
愛憎の果てに待つ未来へ、二人は向かう。中華後宮輪廻恋物語! -
欠けた魂を接ぎ、黄泉へと送る。黄泉平良坂骨組堂で垣間見る今際の際の物語
少年、雛が目を覚ますと、川岸に倒れていた。自分は誰か? どうしてここに? 記憶をたどるもはっきりと思い出せない。当て所なく彷徨ううちに、奇妙な二人の男に出会う。人形の体を持つ無感動な形代と、彼に付き添う慇懃無礼な継喪。彼らによると、ここは生と死の間“黄泉平良坂”。そして彼らは彷徨う魂の行き先を導く“骨組堂”の住人だという。
雛は欠けた記憶を探すため、彼らの仕事を手伝うことに。しかし魂の未練を接ぐ骨組堂での生活は、やがて形代と継喪が抱える咎へと連なっていくことになり――。 -
両片想いは両想いへ! じれったい歳の差恋愛ストーリー、大団円!
★●●●★ あらすじ ★●●●★
僕、ダックスフントの"フンフン"。
春。わくわくの新しい季節。藍(あい)ちゃんもついに大学生……ってどうしたの藍ちゃん、なんか毛皮が爆発してるよ!!
片想いの相手、鴨井(かもい)から動物園に行こうと誘いを受けた藍。これってデート?
はりきってパーマをかけてイメチェンを狙ったはいいが、失敗してボンバーヘッドになった藍。落ち込む藍に、心晴が知り合いの美容師を紹介してくれた。彼女は鴨井の実の妹、燿里(かがり)だった。
藍は燿里から、鴨井家ではいまだにキャロルの死についてわだかまりがあることを聞く。鴨井が家族の猫だったキャロルを連れて就職してしまった上、ひとりで死なせてしまったことを下の妹、陽咲(ひさき)が怒っているというのだ。
キャロルの死の遠因である藍は動揺する。この関係、本当に進んでいいの……?
あと一歩が踏み込めない、両片想いの二人に本物の春は来るのか?
★●●●★登場人物紹介★●●●★
★三隅藍(みすみあい) …… 朗らかで素直な女子高校生。フンフンの飼い主。鴨井と動物病院で出会いお友達になる。受験勉強に苦戦中。
★鴨井心晴(かもいこはる) …… 20代の穏やかな好青年。藍のことが気になっている。子猫様のお世話に奮闘中。
★フンフン …… エクレアみたいな色をした、五歳のミニチュアダックスフント。飼い主の藍のことが大好き。
★プー子(プンプリプイッコ)……鴨井が保護した白黒ブチの子猫。フィンランド語で『綿棒』という意味の名前をもらったけれど、みんなからは「プー子」と呼ばれている。
★キャロル……白くて長毛な、鴨井が長年かわいがっていた猫。気位の高い姫君。 -
私が愛されるのは解釈違いなので、推しカプのために歴史改変してきます。
「もしかしてお市になった今なら推し【光秀】と推し【信長】をくっつけられる!?」
光秀×信長カプをこよなく愛する腐女子のアラサー会社員・藤芳壱子は、歴史ゲームをプレイ中に過労で倒れてしまう。気づくとそこはゲームの戦国時代で、壱子は信長の妹・お市に転生していた。
推しカプの光秀と信長を間近に興奮する壱子だが、近い将来、彼らは本能寺の変で殺し合う。そこで壱子はゲームと歴史の知識を駆使し、本能寺の変の回避を試みるが、なぜか美形の武将たちからは次々と言い寄られてしまい……? -
可愛いペンギンがもてなすあつあつ料理が、小さな奇跡を呼び起こす――。
「ゆるっと登山サークル」で念願の彼氏ができた夏帆。けれど気づけば説教ばかりしてくる彼に、夏帆はため息を零す毎日。
そんな時に偶然出逢った洋食店、ビストロ『PENGUIN』。紳士なペンギンマスターが作ったオニオングラタンスープは、熱々で甘みもあり、それに心から温まる。
とびきりの美味しさとマスターの言葉に背中を押された夏帆は、ある決心をして……?
黄色い眉毛(?)をしたペンギンも、ギャルソンになり小さな奇跡のお手伝い。想いが繋がるビストロで、優しい料理を召し上がれ。 -
ここは国内最高峰の魔法学校。記憶喪失の少女の、波乱の学園生活が始まる!
国内最高峰のフィンゼル魔法学校に落ちてきた少女・ミア。彼女は記憶を全て失っていた。ミアを保護した養護教諭のアブサロンは、学内に潜り込むことを提案する。もし首席集団【オペラ】になれれば王立図書館の閲覧資格が得られる。記憶喪失の謎も解けるはずだ。
戸惑うミアだがオペラの上級生・ブルーノの魔法に魅了され、ここで学ぶと決める。ブルーノはミアの素性を警戒するが、まっすぐな彼女に観念し学園生活を支えることに。しかし強すぎる魔力が災いして、ミアは名家の令嬢・カトリナから決闘を申し込まれて――。
==キャラクター紹介==
ミア
フィンゼル魔法学校に「落ちてきた」少女。
記憶を失っているが、強い魔力と負けん気で次々に魔法を習得していく。
ブルーノ
学内の自治組織・オペラの3 年生。
何者かわからないミアを信じきれずにいる。
魔法使いには珍しい離島の出身。 -
現実主義女子と、長い時を生きる神さま。相異なる二人のすれ違い婚姻物語。
勤勉で、安定第一。結婚願望も持たない千景は、地方公務員試験前に訪れた神社で、銀髪蒼眼の男・秋水にいざなわれる。気づくと裏世界《月世》に連れ去られていた。
秋水によると、千景は世界を支える《命花》を育てる巫女だという。主神である自身と結婚し、花を咲かせるよう請われるが……。
「花が必要なら協力はします。ですが花嫁になる必要はないのでは?」
元の世界に帰る条件で、お仕事として巫女をすると宣言して!?
何かと噛み合わない千景と秋水。二人の思いは、やがて月世を、そしてお互いを変えていく――。 -
30歳の私と、50歳の桂木さん。この町で、ゆっくり恋を始めます。
安住の地と定めた海辺の町に引っ越した紗枝。ところがその晩、家が全焼。途方に暮れる紗枝に手を差し伸べたのは、隣人の桂木だった。紗枝は30歳、桂木は50歳。20歳差の二人の同居が始まった。
過去を隠して根無し草のように生きてきた紗枝。美しい容姿と能力の高さで常に他人の興味を引き、疲れてしまった桂木。だからこそ、つかず離れずの距離感を守った同居が心地よかった。しかし、紗枝に東京の刑事から電話があり――。
おいしいものがたくさんあり、ゆったり時間が流れるこの町で始まる、歳の差ラブストーリー。 -
敵対組織による仮面舞踏会へのいざない――。菫と桐也の潜入作戦、開始!
家族に虐げられて育った菫。今は若頭の桐也に見初められ、極妻として幸せな日々を送っている。
その日は桐也の子分のマサの誕生日。マサは桐也を敬愛するあまり、何かと菫に噛みつきがちだ。仲良くなるため、菫は誕生日会にマサの好物を用意する。ところが祝い酒が思わぬ波乱を呼んで――。
そんな菫の働きを見て、愛おしく思う桐也は、日頃の御礼も兼ねてディナーに菫を誘う。帰り際、「──俺から離れるな」急に桐也に抱き寄せられる菫。驚くまもなく、二人を狙う新興の敵組織が現れ、同盟交渉を持ちかけてきて!? -
幽閉の廃妃が皇后候補に!? 並外れた嗅覚で全てを解き明かす後宮大逆転劇
「贖罪妃」薫香は祖先の罪を理由に後宮に幽閉されている。ある日、めったに人など訪れない自分の宮の前で宦官・黒曜が倒れていた。彼を介抱した薫香は、皇帝の赦しを得て一族の立場を回復したいと協力を頼む。一蹴されるが、薫香は黒曜の《秘密》を言い当てる。その根拠は「におい」。並外れた嗅覚に目をつけた黒曜は協力を承諾する。
翌日、薫香は一躍皇后候補となっていた。皇后になれば全てが叶うはずと語る黒曜の策略だ。しかし早速試練が。薫香は、皇后を目指す曲者ぞろいの四妃の前で、香の嗅ぎ当てに挑むこととなり――。
==人物紹介==
薫香(くんこう)
後宮に幽閉された「贖罪妃」。
皇帝に祖先の罪を赦してもらうことを望んでいる。
並外れた嗅覚をもつ、においマニア。
黒曜(こくよう)
美貌の宦官。
嗅覚を失っており、薫香に探してほしい「におい」があるらしいが――。
不遜な性格。
東けい妃(とうけいひ) ※「けい」はくさかんむりに「惠」
凛とした美しさをもつ威厳のある妃。
北麗妃(ほくれいひ)
武術に優れる豪胆な妃。
西華妃(せいかひ)
計算高く、策謀を好む妃。
南貴妃(なんきひ)
いちばん年若い妃。南の王家の養女。 -
「紅霞後宮物語」の雪村花菜が贈るアジアン・スパイ・ファンタジー!
美しく飄々とした性格の女官の銀花(ぎんか)には秘密がある。
それは、女王直属の間諜組織「天色(てんしょく)」の一員ということ。
冷徹でありながら抜群の人当たりの良さを持つ銀花に、新たな任務が命じられる。
宗主国の将軍の妻になり、国外に潜伏するという長期の仕事だ。
祖国に別れを告げた銀花が出会ったのは、無骨な優しさを持つ男、涛声(とうせい)だった。
恋心を持ち合わせない銀花は淡々と「妻」をこなすが、予想外に涛声は彼女に執着し……?
「紅霞後宮物語」の雪村花菜が贈る、面白さ太鼓判のアジアン・スパイ・ファンタジー! -
ローザの瞳の秘密を知る謎の男が現れた。アルヴィンは警戒するが――!?
◆◇◆ストーリー◆◇◆
妖精にまつわる"花嫁の宝飾品(パリュール)"のため、ある館を訪れたローザとアルヴィン。そこにはローザそっくりの娘が描かれた絵画が! さらに館にはローザの瞳に金粉が舞う秘密を知る男ロビンが現れ……?
不思議な運命のなかアルヴィンはローザに近づく男を無意識に警戒し、彼女の笑顔に胸がざわめく自分に驚く。一方のローザも、彼(アルヴィン)が己の安全を顧(かえり)みない様子に心を
痛めつつ、健気に寄り添っていた。
ふたりの心が変化し、交差するとき。パリュールに秘められた謎(メッセージ)は、ローザを渦中に巻き込む事件へと発展していく――。
◆◇◆登場人物◆◇◆
ローザ ……母が亡くなり天涯孤独になった少女。上流階級の美しい言葉と所作を身につけている。不思議な瞳をもっていて――。
アルヴィン ……地位と財をもつが、風変わりで謎めいた貴公子。伝承上の妖精に対して強い関心を寄せる背景には秘めた過去が。
謎の男・ロビン ……光の加減ではピンクにも見える、赤毛の青年。時に黄金が舞い散るローザの青い瞳の秘密を知っているようで……?
セオドア ……ルーフェン警視庁の警部で、堅物で実直。アルヴィンの幼なじみ。大柄でいかめしい顔立ちのため、怖がられることが多い。
モーリス ……アルヴィンに雑役婦(チャーウーマン)として雇われている50代の婦人。おおらかでお茶目さをもった女性。
エセル ……青薔薇骨董店に居着いている猫。ローザには懐いていて、彼女を慰めたり守ろうとすることも。まるで気分屋な人間のような一面も。
◆◇◆コミカライズ情報◆◇◆
『青薔薇アンティークの小公女』の紙書籍コミックス1~2巻、FLOS COMICから好評発売中(電子書籍も配信中・2023/7時点) -
ゴールは帝と円満離縁!? 皇后候補の成り下がり“逆”シンデレラ物語!!
下級貴族の生まれながら、人数合わせで急遽入内することになった暁下姫(きょうかひめ)。大貴族出身の后候補が揃う宮廷で、若き帝を巡る女たちの争いに巻き込まれるのだが……。 女性だてらに薬師を目指していた暁下姫は『ゴールは帝と円満離縁』とばかりに、香(こう)や召し物に医薬の知識をフル活用した工夫を施し、あの手この手で帝を遠ざける。しかし、そのことが宮廷を巻き込む大貴族の権力争いにまで発展し――? 降りかかる火の粉は医薬で振り払う! 薬師(くすし)を志す姫君の、“皇后を目指さない”平安宮廷ファンタジー開宴!
※本電子書籍は『暁花薬殿物語』全8巻を1冊にまとめた合本版です。 -
才ある姉は文官に、美しい弟は女官に――? 中華とりかえ物語、開幕!
貧乏官僚の家に生まれた春蘭と春雷。姉の春蘭はあまりに賢く、弟の春雷はあまりに美しく育ったため、性別を間違えられることもしばしば。「姉は絶世の美女、弟は利発な有望株」という誤った噂は皇帝の耳にも届き!?
※本電子書籍は『榮国物語 春華とりかえ抄』全7巻を1冊にまとめた合本版です。 -
美世と清霞、ついに祝言――
様々な困難を乗り越えて、ついに迎えた祝言の日。
美世は朝から気が気ではなかった。
前日に緊急の呼び出しがあり仕事に向かった清霞が、婚礼のはじまる時刻が近づいても帰ってこないのだ。
花嫁衣装に身を包み、
「誰よりも私が、明日を心待ちにしている」
という清霞の言葉を信じて待つ美世。
けれどその裏では、五道と深い因縁のある強力な異形の影が動いていた。
少女があいされて幸せになるまでの物語は、婚礼を迎え、幸せな「家族」の物語へ――。 -
鬼の眼を持つ青年との『政略結婚』。そして少女は恋を知る――。
母を亡くし、男爵家へ身を寄せる没落令嬢・春寧。
使用人のように扱われ、遂には母の形見である紫水晶の簪まで売られてしまった。
春寧は簪を買収した、鬼の美術商と噂の景臣の元を訪れる。取り戻す条件は『政略結婚』。春寧の家柄を稼業に利用するためだった。
「鬼の眼を持つ俺は、呪われた品を管理するためだけの存在だ」と心を閉ざす景臣。けれどその眼は簪の紫水晶のように輝き、春寧を包み込んでくれた。
そこで今度は春寧が、誰にも愛されずにいた彼を救いたいと心から望むが――。
恋と呪いの和風シンデレラ物語。 -
この嫁入りが契約ならば、花嫁は自分でなくて良いと、そう気付かされて――
『廃屋令嬢』と蔑まれても誇りを失わず生きてきた雛は、冷酷な実業家の鷹と、契約でのみ結ばれた夫婦となった。けれど雛はその賢明な生き方で鷹を助け、鷹もまた雛に利用価値以上の、暖かな何かを見出しつつあった。
巷で浅草十二階が賑わう時分。宝石事業の展開に腐心する鷹のもとに、かつて彼を裏切った元婚約者の寧々が、資金と家柄を持って現れる。彼女は復縁を条件に、援助の契約を交わすという。そう、この嫁入りは契約だから、花嫁は自分でなくて良い。気付かされた雛に、鷹が示した態度は――? -
小さい用に1分、大きい用に5分で読める。トイレの物語、傑作集!
夫が帰宅する前に、彼女は目の前のコイツをどうにか処理しなくてはならなかった。深い穴を掘るにも、ゴミ収集場に捨てるにも時
間が無い。そこでふと思いつく。バラバラにしてトイレに流してしまえばいいのだ――。(証拠隠滅)
ご当地蕎麦日本一を目指す大会で、僕らは「高尾山名物冷やしとろろそば」を引っさげて挑んだ。そんな中、一番人気だった「信州
戸隠そば」。敵情視察を兼ねて食べるはずが、僕は恋に落ちてしまったんだ。(トイレのそばで)
「トイレ小説」シリーズから人気作を厳選し、まとめた傑作集! -
心を閉ざした少女を迎えたのは、狐面で顔を隠した画商の旦那様でした。
「ようこそ、婚約者殿」そう言って恵茉を迎えたのは、狐面で顔を隠した青年だった――。
祖父を亡くした恵茉は、言いつけに従い訪れた代官山の屋敷で、律と出会う。彼は婚約者であると同時に、祖父が菓子を納めていた店の主でもあるというのだが。
(菓子店ではなく、画廊を経営?)
律の画廊には、怪奇現象を起こす絵の相談が寄せられる。それを解決する菓子作りの力が、祖父から恵茉へ継がれているようで……。
心の傷と、秘密を抱え、絵に込められた思い出を解きほぐす、二人の恋愛ファンタジー。 -
「神隠し」の言い伝えが残る村で、契約嫁はついに北御門の秘密に触れる――
「神隠し」の言い伝えが残る村の廃校で、幼い少年が行方不明になった。芹たちは、北御門の元門人・夕木薙子の紹介で調査を請け負う。訪れたのは、石仏が立ち並び子供の霊があちこちにいる異様な村。そこで対面した依頼人は、過去のある事件と関わる人物だった。
手分けして少年を捜すが、皇臥と式神・珠は珍しくぎくしゃくした様子。珠は「奥方に預ける」と、複雑な心情を芹だけに話し始める。皇臥の祖父・享慈に造られた珠の話から、北御門の花嫁に隠された秘密の一端も明らかになり――退魔お仕事嫁物語、緊迫の第八弾。
==登場人物==
北御門(野崎) 芹
幼い頃に両親を亡くし、一人暮らしで京都の大学に通う学生。
偶然会った皇臥とビジネスライクな婚姻契約を結ぶ。
式神が視える。姑・史緒佳の大人げないいびりにもへこたれない逞しさを持つ。
北御門 皇臥
代々陰陽師を生業とする北御門家の二十八代目当主。
式神使い以外能力がないぼんくら陰陽師で、お祓いや退魔呪術系の仕事を避けていたが、芹に煽られ少しずつまともな陰陽師仕事を受けるように。 -
ベイビー誕生に大慌て!? 大人気シリーズ、待望の第2弾番外編!
★===★待望の全編書き下ろし★===★
まもりの妊娠が分かって、幸せいっぱいの葉二。同時に新居や出産など、やることは盛りだくさん。
ところが葉二は育休を取れないと判明――! 二人は里帰り出産と準備を分担して乗り切ることを決める。
決意のもと、まもりは妊娠中も飲めるお茶や、葉二が収穫したての素材で作る天ぷらに元気を得て、着々と準備を進めていく。
しかし新居のリフォーム案で波乱!? これじゃあ庭や書斎に声が届かなくて、葉二さんが熱中したら出てこなくなっちゃいます……! 大幅なプラン変更で、準備は逼迫!?
★===★ 登場人物 ★===★
★栗坂まもり
大学一年生のときに亜潟葉二に出会い、ベランダ菜園の沼にはまるとともに、葉二と恋人に。大学卒業後、葉二と暮らすため神戸に就職して、夫婦としてにぎやかな生活を送っている。
★亜潟葉二
身長180cmのイケメンデザイナー。「食べられるものしか育てない」がモットーの園芸男子。ベランダは鉢植えとプランターの緑でいっぱい。今は神戸のデザイン事務所で社長も務める。
★具志堅湊
まもりの大学からの親友で沖縄女子。就職して距離が離れてからもまもりと仲が良い。いまは学校の先生として働いており、大学のころからの恋人と同居している。なんと実はその住まいはあの……!
★六本木志織
関東在住だったときの、葉二の行きつけの園芸店「六本木園芸」の店長。気さくな笑顔と確かな商品知識で、お客の心を鷲掴みするやり手でもある。店舗の隣はおしゃれなレストランになっている。
★栗坂ユウキ
まもりの弟で、いまは京都の大学生。顔はまもりとそっくりだが、性格は反対。普段は口数が少ない男の子だが、頭のなかではいろいろと考えているようで……。葉二のつくる料理が好き。 -
歴史好きキャバ嬢、伝説の花魁となる――!
歴史好きなキャバ嬢だった杏奈は、目覚めると花魁・山吹に成り代わっていた。彼女は現代に戻れない覚悟とともに、花魁の頂点になることを決心する。しかし直後に客からの贈り物が汚損され……。山吹花魁の伝説開幕!
※本電子書籍は『江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる』全3巻を1冊にまとめた合本版です。 -
あやかし和カフェに二度目の夏。そして転機の夏――。
檀家さんに招待されて真白と龍成(とミケーレ)は温泉旅行に行くことに! そこで本体のかけらを見つけた真白。それを手にした真白は尻尾と耳が消えたことに気づく。けれど同時に、ミケーレが見えなくなって……!?
※本電子書籍は『寺嫁さんのおもてなし』全5巻を1冊にまとめた合本版です。 -
伝説の女官吏「黒猫金庫番」は決して不正を見逃さない
後世に語り継がれる伝説の女官吏「黒猫金庫番」こと蔡月花。彼女は今猛烈に困っていた。
後宮費の半減か、戸部尚書の柏偉光との結婚か。
海千山千の後宮妃たちを相手に半減は難しく、仕事が楽しいので結婚はまだしたくない。
さらに追い打ちをかけるように「皇帝が月花を妃にしようとしている」という噂が流れ、妃たちから嫌がらせをされる。
そんな中、若い妃が井戸に落とされる事件が起こる。
月花は容疑者にされ後宮は不穏な空気に包まれるが……。
「一銭を笑うものは、一銭に泣くのよ!」
身に振る火の粉は自分で払う、黒猫金庫番の伝説は、まだはじまったばかり。 -
立花玲子27歳、小説編集者。嫌いな先輩と体が入れ替わりました!?
小説編集者として働く玲子だが、仕事では失敗し、結婚目前の彼氏は音信不通に。同じ編集部の山崎に不平をぶちまけ泥酔した翌朝、二人の体が入れ替わっていた!
やむをえず二人は互いを演じて仕事を乗り切ると決めるが、ズボラで感覚派の玲子と潔癖で効率重視の山崎は元々天敵どうし。渋々始めた同居生活でも「俺の体で変なことすんなよ」と常に山崎の目が光っている。そんな中「山崎」(中身玲子)が担当することになった作家は意見を一切言わず、新作が早々に難航。二人は幾多の仕事を乗り越え元の体に戻れるのか!?
==登場人物==
立花 玲子
富田文庫編集部所属。
激怒した作家に「担当替えてよ!」と怒鳴られ、自信喪失中。
ズボラで感覚派。
山崎 一馬
富田文庫編集部所属。
半年前に異動してきた。異動初日の事件以来、玲子とは犬猿の仲。
潔癖で効率重視。 -
「怪異を討つのが私の使命だ」「来たな、死にたがり。待ちくたびれたぞ」
◆◆◆あらすじ◆◆◆
帝都軍で怪異を討伐する神宮寺彰人は、冷酷な軍人として民衆に恐れられている。
その彼に《千鬼の頭目》と呼ばれる鬼――嵐花の討伐命令が下った。
嵐花は絶世の美貌と強大な力を持ち、帝都中で騒ぎを起こすが、気まぐれに人助けもし、どこか憎めない。
そんな嵐花に彰人は無意識に惹かれてしまい、この鬼を討つことは正しいのか、と苦悩し始める。
迷いつつも軍人として任務を果たそうとする彰人。
だが鬼を討つ術には彰人自身の命が必要で……!?
孤高の軍人と美しき鬼。桜舞う帝都の追走劇、ここに開幕――!
※電子特典として、巻末に『妖狐の執事はかしずかない』の書き下ろしコラボSS1篇を収録
◆◆◆登場人物◆◆◆
◆神宮寺彰人(じんぐうじあきひと)
帝都軍陰陽特務部少尉。
当代随一の術者で、怪異討伐のためなら容赦がないと恐れられている。
◆嵐花(らんか)
《千鬼の頭目》と呼ばれる伝説の悪鬼。
帝都中で騒ぎを起こすが、どこか憎めない一面がある。 -
この悪女は何者にでもなれる――寵妃と皇太子の弟を演じる二重生活、開幕!
誰もが恐れる『悪姫(あっき)』、胡令花。
けれど正体は、悪女とは真逆の愛らしい顔と純粋な性格。
それは誰も知らない……はずだった。
皇太子・伯蓮から密命を受けるまでは。
「我が妃、そして我が弟になれ」
自身の秘密を守るためにやむなく二重生活を始めたものの、問題が続々と発生。
『悪姫』は寵妃だと勘違いされ、弟の時は伯蓮による溺愛が過ぎてかき乱される。
そんな中、東宮でおぞましい事件が起こってしまい……?
「悪を誅する悪の出番ね」
己の使命を胸に、悪姫と弟、二つの顔を使って事件を解決に導きます!
●〇●著者・甲斐田紫乃の大人気シリーズ『旺華国後宮の薬師 7』も2023年7月~同時配信開始!●〇●
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■2冊同時刊行キャンペーン
期間限定! 購入特典SSが読める二次元コードを収録♪
特典は、『旺華国後宮の薬師』のキャラクターが演技に挑戦する、
書き下ろしSS「結成!? 後宮劇団」です。
<閲覧期間:2024年7月14日正午まで>
※本特典はダウンロードはできません。
※特典内容は紙書籍と同様のものです。
※一部の携帯電話・スマートフォン機種によっては読み取れない場合がございます。
※パケット通信料を含む通信費用はお客様のご負担となります。
※第三者やSNS等での公開・配布は固くお断りいたします。
※システム等のやむを得ない事情により、期間内であっても予告なく公開を終了する場合があります。
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気弱な少女は化粧を纏い、悪女となる。痛快後宮ファンタジー待望の続刊登場
曄燎国(ようりょうこく)一番の悪女と名高い、後宮に暮らす賢妃(けんひ)の皐琳麗(こう りんれい)。
圧倒的な美貌と強さを持つ彼女の本性は、化粧を愛し、化粧品の開発に命を賭ける、地味顔の気弱な少女だった。
市井に戻って化粧箱の開発・販売に没頭したいという琳麗の意に反し、皇帝の唯一の寵愛を得てしまう。仕方なく後宮内で化粧品の営業活動に精を出していたけれど、本当は心置きなく夢を追いかけたかった。
そんな折、これまで姿を隠していた皇太后が公の場に現れ、琳麗は皇太后からある取引をもちかけられる。
皇帝を裏切ることになるその取引をのんだことで、琳麗は皇帝の怒りに触れてしまい……痛快後宮恋愛ファンタジー、待望の続刊登場! -
失踪中の兄から連絡が!一方、三葉は役目を終えて…でも一緒に居たいのです
★*――感動の完結巻!――★*
響たちは新しい酒の銘柄づくりに着手し始めた。その最中に失踪していた兄・環から連絡が。驚く蔵の皆。響はその思いも受け止め、三葉を連れてある行動を起こす。
一方、江南酒蔵の状況は改善し、「蔵へ幸運をもたらした」三葉は、ついに故郷から"役目"終了の連絡を受け取る。それは蔵の皆との別れを示すもの。三葉はいっそう強い思いを込めてまかないを作る。
春の天ぷら盛り合わせ、手まり寿司、菜花の和え物、唐揚げや玉子焼きで彩り豊かなお花見弁当…。
そのお弁当を広げた宴席で、三葉は静かに席を立ち――?
★*――登場人物紹介――★*
江南響 ――苦境に立つ江南酒造の蔵元。従業員からも慕われる青年で、元ラガーマン。
赤穂三葉 ――江南家に“奉公”にやってきた、ひたむきで不思議な少女。実は…?
江南聡子 ――響の母。夫が亡くなり、長男が失踪してしまった心労から入院していた。
中浦左千雄 ――傾きかけた酒蔵を支える誠実な経理部長。聡子の幼馴染みでもある。
秋田健太郎 ――江南酒造を支える若き杜氏。美味い酒づくりに熱心に取り組んでいる。
塚越楓 ――江南酒造に勤める金髪の従業員。姉御肌で仕事の飲み込みが早い。
高階海斗 ――江南酒造に勤める若手従業員。高卒で入社しやりがいを感じ始めている。
佐宗翔太 ――響の幼馴染み。地元で有名な旅館の息子でもあり、商売センスがある。 -
黎暉大国と杏津帝国。緊張状態の両国に挟まれた寵臣夫婦を待ち受けるのは?
黎暉大国の冬の朝。宮廷に呼び出された優蘭たち寵臣夫婦は、二つの重大事案に直面した。一つは杏津帝国皇弟の娘・魅音の亡命希望。もう一つは後宮妃の藍珠から、同皇弟の愛妾・神美が両国を滅ぼす計画を持つと情報を得たこと。問題はそれらの信憑性だった。
優蘭は藍珠を信じ、唯一の手がかりである指輪の紋章について調べるため、紋章学に詳しい皓月の友人を訪ねて一路、珠麻王国へ。ところがそこは、優蘭を遥かに凌ぐ大商人たちが牛耳る国で!?
緊張状態の大国の裏で蠢く策動。寵臣夫婦を待ち受けるのは……?
※電子特典として、巻末に『髪結い乙女の嫁入り』冒頭試し読みを収録。 -
座敷牢で育つ少女は、決して幸せに結ばれることのない「秘密」があった――
華族の父親に嫌われ、座敷牢で育った少女・せつな。京の都に住むあやかし警邏隊・藤十郎のもとへ嫁ぎ、徐々に二人は好き合うようになる。だがせつなには決して結ばれることのない、生まれもった運命があった。
※本電子書籍は『せつなの嫁入り』全3巻を1冊にまとめた合本版です。 -
悪名高き「死の森の魔女」。彼女は誰も愛さない。
欲深で冷酷と噂の「死の森の魔女」。正体は祖母の後を継いだ年若き魔女のリコリスだ。ある日森で暮らす彼女のもとに、毒薬を求めて王兄がやってくる。断った彼女だけれど王兄はリコリスを気に入って……?
※本電子書籍は『死の森の魔女は愛を知らない』全3巻を1冊にまとめた合本版です。 -
ミステリアスな海外民俗学の教授による「人ならざるモノ」の講義開幕――。
大学生・神崎理緒は、とある事情で海外民俗学を担当する美貌の外国人・氷室教授の助手となる。まるで貴族のように尊大で身勝手、危険な役目も平気で押し付けてくる教授にも、「人ならざる」秘密があって……。
※本電子書籍は『氷室教授のあやかし講義は月夜にて』全3巻を1冊にまとめた合本版です。 -
至高の『おいしい薬』を……永久に。薬師か皇后、英鈴が決心した道は――?
ついに立后直前。
街は皇帝朱心の帝位継承を祝う『龍恵祭』の準備で賑わっていた。
――が、
「選べ。皇后か、薬師の道か」
英鈴は、夢を諦め皇后になるか、後宮を出て薬師の道に進むか、究極の選択を迫られてしまう。
そんな中、『龍恵祭』の準備で妃嬪らの揉め事に巻き込まれたり、薬師として対処が必要な問題が起こったりする。
二つの面を通して、英鈴が気付いたこととは――?
「私は、旺華国後宮の薬師だから」
英鈴が選んだ未来、そして渾身の『不苦の良薬』をご覧あれ。
歴史に名を刻む薬妃伝、堂々完結!
※本作品の電子版には本編終了後に同著者の作品、富士見L文庫『悪姫の後宮華演』(著:甲斐田紫乃)のお試し版が収録されています。
●〇●著者・甲斐田紫乃の新作『悪姫の後宮華演』も2023年7月~同時配信開始!●〇●
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■2冊同時刊行キャンペーン
期間限定! 購入特典SSが読める二次元コードを収録♪
特典は、『悪姫の後宮華演』のキャラクターが薬毒について語る、
書き下ろしSS「白粉の秘密」です。
<閲覧期間:2024年7月14日正午まで>
※本特典はダウンロードはできません。
※特典内容は紙書籍と同様のものです。
※一部の携帯電話・スマートフォン機種によっては読み取れない場合がございます。
※パケット通信料を含む通信費用はお客様のご負担となります。
※第三者やSNS等での公開・配布は固くお断りいたします。
※システム等のやむを得ない事情により、期間内であっても予告なく公開を終了する場合があります。
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すぐ死ぬ少女と不憫な最強陛下の、【死に戻り禁止】の後宮攻略ストーリー!
◇◇◇あらすじ◇◇◇
若き賢帝の唯一の妃『最愛』を決めるため、後宮に集められた妃達。
その中で最も格下の、五十番目の妃ソーニャには秘密があった。
それは【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死ぬと時間が戻る祝福】を持つこと。
玉の輿を狙う妃達により魔境と化した後宮で、彼女は毎日『死に戻り』続けていたのだ。
(早く『最愛』を決めてくれないかな。そして家に帰りたい)
そう願うソーニャだったが――
「貴様を私の『最愛』にする!」
皇帝エルクウェッドが指名したのはソーニャ。
その上『最愛』のはずなのに陛下は大層お怒りのご様子で……!?
※電子特典として、巻末にエルクウェッド目線の過去編を描いた書き下ろしショートストーリー1篇を収録
◇◇◇登場人物◇◇◇
◆ソーニャ
後宮で五十番目の底辺妃。
【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死んだら時間が戻る祝福】を持つ。
◆エルクウェッド
「賢帝」と呼ばれるほど有能な若き皇帝。
数々の偉業により世界で一番知名度の高い人物とされるが……。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。