『文春e-Books、1001円~、3か月以内、0~10冊(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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注目の池井戸潤最新長編を最速・無料で試し読み!
【電子版、紙書籍版とも4月24日(水)発売】
逆境を、越えてゆけ
池井戸潤の最新長編の舞台は、
「東京箱根間往復大学駅伝競走」――通称・箱根駅伝。
若人たちの熱き戦いが、いま始まる!
古豪・明誠学院大学陸上競技部。
箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。
本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」……。
隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?
一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。
プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降ってきた難題に頭を抱えていた。
「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。 -
東京、ひとり暮らし。生きるって楽しい!!! 「新しいことに挑戦したい」アラサーつづ井さんが決めたのは、ワクワクの上京生活! 健康のためトレーニングしていたら女武闘家になってしまったり、東京の犬と触れ合いたくて悶絶したり、ひとり暮らしで衰えた表情筋を鍛えるため工夫したり……大都会で新しい自分をどんどん発見していきます! シリーズ累計90万部、「腐女子のつづ井さん」「裸一貫! つづ井さん」に続く、自由に生きる女子の日常コメディ最新作が、ついに刊行!! 描きおろし50ページ以上を収録。
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あなたのセンスが良くなる本!
哲学三部作のラストを飾る一冊がついに誕生
服選びや食事の店選び、インテリアのレイアウトや仕事の筋まで、さまざまなジャンルについて言われる「センスがいい」「悪い」という言葉。あるいは、「あの人はアートがわかる」「音楽がわかる」という芸術的センスを捉えた発言。
何か自分の体質について言われているようで、どうにもできない部分に関わっているようで、気になって仕方がない。このいわく言い難い、因数分解の難しい「センス」とは何か? 果たしてセンスの良さは変えられるのか?
音楽、絵画、小説、映画……芸術的諸ジャンルを横断しながら考える「センスの哲学」にして、芸術入門の書。
フォーマリスト的に形を捉え、そのリズムを楽しむために。
哲学・思想と小説・美術の両輪で活躍する著者による哲学三部作(『勉強の哲学』『現代思想入門』)の最終作、満を持していよいよ誕生!
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さて、実は、この本は「センスが良くなる本」です。
と言うと、そんなバカな、「お前にセンスがわかるのか」と非難が飛んでくるんじゃないかと思うんですが……ひとまず、そう言ってみましょう。
「センスが良くなる」というのは、まあ、ハッタリだと思ってください。この本によって、皆さんが期待されている意味で「センスが良くなる」かどうかは、わかりません。ただ、ものを見るときの「ある感覚」が伝わってほしいと希望しています(「はじめに」より)。
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放送作家・鈴木おさむが引退と同時に贈る、覚悟の一冊!
これは「小説SMAP」である。
メンバーの脱退、トップアイドルのまさかの結婚、
誰にも言えなかった苦悩、戦い。
国民的スターとして沢山の夢を与えてきた彼らの全てが、
たった一夜の「放送」で壊れていった。そして日本中が悲しんだ解散。
彼らと20年間走ってきた放送作家にしか書けなかった奇跡の物語。
新たなテレビ文学、ここに誕生。 その先に明日はきっと、ある……。
目次より
第1章 素敵な夢をかなえておくれ
第2章 あれからぼくたちは
第3章 世界で二番目にスキだと話そう
第4章 1・2・3・4 FIVE RESPECT
第5章 WELCOME ようこそ日本へ
第6章 とってもとっても僕のBEST FRIEND
第7章 くじけずにがんばりましょう
第8章 20160118
第9章 もう明日が待っている -
笑って笑って66年! 舞台、映画、テレビ……。伊東四朗はいつも「そこ」にいた
粋にして骨太、スマートにして軽妙。てんぷくトリオ、電線音頭、笑ゥせぇるすまんから「おしん」の父親、白河法皇まで。
当代一の喜劇役者・伊東四朗の「むかし・いま・これから」を約百年に亘る“東京喜劇史”を軸に鮮やかに描き出す本格的評伝。
「喜劇にはあらゆる役が登場します。二枚目から老け役、女形、それこそ動物の役まで。
喜劇をやっていれば、どんな役が来ても驚かなくなりますよ。だから私は、喜劇ができれば
どんな役でもできると思っているんです」(本文より)
目次
第一章東京喜劇の現在
第二章軽演劇とストリップ小屋の原風景
第三章喜劇界のパラダイムシフト
第四章「B級バラエティの王様」として疾走
第五章笑ゥせぇるすまんから白河法皇まで――演技者・伊東四朗
第六章 終わらない挑戦 -
日本を駄目にした政治家と官僚は誰だ?
前駐オーストラリア大使が40年間の外交官人生を懸けた覚悟の手記!
「本書は、外交官としての私の遺言である。
遺言である以上、かつての先輩、同僚、後輩との人間関係に遠慮して
行儀よく丸く収めることは、とうにあきらめた。
むしろ、今後の日本外交のために、
歯に衣着せずに、敬称を略して語ることとした。
劣化の深刻さは、待ったなしだからだ」
日本外交はなぜここまで劣化したのか?
*ロビイング力の決定的不足
*惨憺たる対外発信力
*歴史問題での事なかれ主義
*日の丸を背負う気概の弱さ
*永田町・霞が関での外務省の地盤沈下
*内向き志向といびつな人事 -
どうしてなんだろう――
それでも人はつながろうとする
高梨家の一人娘・真奈が婚約者の渡辺優吾を連れて実家に来た。優吾は快活でさわやか、とても好青年であることは間違いないが、両親の健一と智子とはどこか会話が噛み合わない。
真奈は優吾君とうまくやっていけるのか? 両親の胸にきざす一抹の不安。
そして健一と智子もそれぞれ心の中にモヤモヤを抱えている。健一は長年勤めた会社で役職定年が近づき、最近会社での居心地が良くない。週末は介護施設の母を見舞っている。将来の見通しは決して明るくない。
智子は着付け教室の講師をして忙しくしているが、家で不機嫌な健一に辟易している。もっと仲のいい夫婦のはずだったのに……。
娘の婚約をきっかけに一家は荒波に揺さぶられ始める。
父母そして娘。三人それぞれの心の旅路は、ときに隔たり、ときに結びつき……
つむがれていく家族の物語。 -
人気お笑い芸人、初の中編小説集
柚木麻子さん絶賛!
「勇気を出して誰かの心にふれてみた時の手触り。心にさわられた時のかすかなざらつきと温度。どうしてこんなに思い出させてくれるんだろう。この本がどうしようもなく好きだ。」
人気お笑い芸人にして注目の著者の初の中編小説集。
「黄色いか黄色くないか」
高校生の頃からお笑いに魅せられて、お笑いライブハウスに就職した主人公・唯(ゆい)。ある年末年始、賞レースが集中して芸人の悲喜こもごもが色濃くあらわれる、その季節に繰り広げられる、華やかな「笑い」の舞台裏の人間ドラマに迫る。
「かわいないで」
高校の日本史の授業中、千尋は必死に耳を研ぎ澄ます。隣席の香奈美がひそひそ声で後ろの席のふたりに語る、昨日のデートの一部始終に。千尋がどうしても聞きたいのは、聞き手の透子から香奈美に放たれる「かわいないで(笑)」という絶妙な相槌の一語なのだ。誰もが覚えのある、教室内で織りなされる関係の機微を見事に浮かび上がらせる。 -
いざ、パリへ――“持たざる国”でも勝てる。身体能力に恵まれているとは言えない、バレーボール女子日本代表を率い、2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得。この夏、再びニッポンを世界に導く名将の戦略とは。現代版「五輪書」。
(本書のポイント)
・監督の視点から見た女子バレー日本代表チームのドキュメンタリー。
・試練と成功の物語。「監督の日記」を読んでいるような臨場感。
・女子日本代表選手たちの魅力、監督論、バレーボールというスポーツの奥深さを描く。
・バレーボールのみならず、政治、経済、社会の停滞が続くニッポンを元気にする、復活へのヒント。
第5回WBC野球日本代表監督栗山英樹氏推薦。
「なるほど、そうか! 勝ちたい、結果の欲しい人は、何も考えず、この本をまず読んでほしい。自分の答えがはっきり見えてくるはず。
誰もが必要な自分を活かす、成功への最後のワンピース。それは何のか、真鍋監督があなたの道を示してくれます。
勝利、結果を残すことがどれだけ命をかけて向き合っていくことなのか、必ずあなたの負けじ魂に火がつきます!!」 -
こんなに面白い日本代表はない!
石川祐希、高橋藍、西田有志、関田誠大……雌伏の時を越えて、頂点に挑むバレー日本代表。フィクションより面白いリアルストーリー。
【目次】
プロローグ 彼らが今、ここに集った理由
第1章 石川祐希 天才少年が絶対エースになるまで
《パリ五輪予選第1日 vsフィンランド》「自分に失望しているんです」
第2章 高橋藍 “怒り”がボクを強くする
《パリ五輪予選第2日 vsエジプト》 「俺にトスを出してくれ」
第3章 小川智大/山本智大 世界のリベロ「最強のふたり」
《パリ五輪予選第3日 vsチュニジア》“魔の第3セット”を乗り越えて
第4章 山内晶大/高橋健太郎
小野寺太志 高校生から始めた“素人集団”の誇り
《パリ五輪予選第4日 vsトルコ》ブラン監督が求めるミドルの“世界基準”
第5章 西田有志 ヤンチャ少年が大人に“脱皮”した日
《パリ五輪予選第5日 vsセルビア》笑顔が戻ったオンコートインタビュー
第6章 関田誠大 藤井直伸が気づかせてくれたこと
《パリ五輪予選第6日 vsスロベニア》“遊び心”と背番号3のユニフォーム
第7章 宮浦健人 この一本にすべてを懸けて
《パリ五輪予選第7日 vsアメリカ》 覚醒するジャンプサーブ
第8章 石川祐希 キャプテンがコートで吼えるとき
《アフター・ザ・ゲーム》「失望」からの帰還
エピローグ 終わらない物語 2024年7月パリ五輪へ
バレーボール男子日本代表 2022~2023試合結果 -
【この電子書籍は、『俺たちの箱根駅伝 上』『俺たちの箱根駅伝 下』をひとつのコンテンツにまとめた合本です】
池井戸潤の最新長編の舞台は、
「東京箱根間往復大学駅伝競走」――通称・箱根駅伝。
若人たちの熱き戦いが、いま始まる!
古豪・明誠学院大学陸上競技部。
箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。
本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」……。
隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?
一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。
プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降ってきた難題に頭を抱えていた。
「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。 -
現代社会でかき消されがちな小さな声に耳を澄ませる――
なにかを美しいと感じると呼吸が深くなる――
深い感動を呼んだデビュー作『ここじゃない世界に行きたかった』から3年。
総フォロワー数15万人超のSNSで、ライフスタイルから社会に対する問題提起まで、独自の視点が人気を博す著者が贈る新世代エッセイ集!
不妊治療の日々、ポカリスエットの少女たち……大反響noteからよりすぐった珠玉のエッセイ――
・秋の夕暮れ、桔梗の花
・古く美しい暮らしは、なぜ消えた?
・弱った心にてきめんに効く、欲しかった言葉
・スープストックで休ませて
・“意識高い系”おんなともだち
・“Farsickness”それは遠い場所への憧れ
・誰もが静寂の奏者となるこの場所で……etc.
現代社会でかき消されがちな小さな声に耳を澄ませると、新しい景色が見えてくる。
日常が静かに輝き出す“読むセラピー”本がここに。 -
貨物鉄道ファンの皆さん、お待たせしました!
全国に200万人いるとされる鉄道ファン――「鉄」。
「鉄」は乗って楽しむ「乗り鉄」、撮って楽しむ「撮り鉄」、など、
細かく分類されますが、その中で少数派ではあるものの、
岩盤とも呼べる強固なファン層を築いているのが「貨物」ファンでしょう。
しかし、お金を払えば月にでも行けるご時世に、
貨物列車だけは、鉄道会社の社員にならなくては、乗りたくても乗れない。
ぐやじー……わかります、その気持ち。
この世界には、貨物列車に乗らなくては見えない風景があり、
それはきっとこの世でもっとも素晴らしいものであるだろうに……。
そんな貨物ファンの皆さんの夢を、本書はかなえました! しかも、4度も!
少年時代から貨物鉄道に魅せられた筆者は、
50歳を超えてから、ついに貨物列車に添乗することが出来ました。
また、普通なら訪ねることが出来ない貨物駅を
すみずみまで探訪することも出来ました。
乗った路線は、
1、常磐線~常磐貨物線(土浦駅~隅田川駅)
2、南武線~東海道貨物線(新鶴見信号場~東京貨物ターミナル駅)
3、山陽線(広島貨物ターミナル駅~瀬野八~西条駅)
4、津軽線~海峡線~道南いさりび鉄道線~函館線(青森信号場~函館貨物駅)の4つ。
訪ねた施設は、
1、土浦駅 2、隅田川駅 3、新鶴見信号場 4、東京貨物ターミナル駅
5、広島車両所 6、広島貨物ターミナル駅 7、青森信号場
8、函館貨物駅 9、札幌貨物ターミナル駅の9つ。
路線図や構内図に加え、貨物列車に乗らなくては見えない場面の
激レア写真を105点も掲載。さあ、夢の国へどうぞ! -
作家デビュー50周年に放つ、至高のクライム・ノヴェル
狙いは決して外さない凄腕の殺し屋、ビリー・サマーズ。依頼人たちには、銃撃しか能がないちょっと抜けた男を装っているが、真の顔はエミール・ゾラを愛読する思慮深い人間であり、標的が悪人である殺ししか請け負わない。
そんなビリーが、引退を決意して「最後の仕事」を受けた。収監されているターゲットを狙撃するには、やつが裁判所へ移送される一瞬を待つしかない。狙撃地点となる街に潜伏するための偽装身分は、なんと小説家。街に溶け込むべくご近所づきあいをし、事務所に通って執筆用パソコンに向かううち、ビリーは本当に小説を書き始めてしまう。
だが、この仕事は何かがおかしい……。ビリーは安全策として、依頼人にも知られぬようさらに別の身分を用意し、奇妙な三重生活をはじめた。そしてついに、運命の実行日が訪れる――。 -
愛と裏切りと、衝撃の真実!
ときは戦国。陰流の祖・愛洲久忠(移香斎)は、神々の国・出雲で「この世にないはず」の刀剣と出会います。
「とうに滅びた備中青江鍛冶の新作に見えた……」
この刀こそ、若き剣豪の理想を体現していました。
久忠は又四郎という陽気な若侍と、山奥をさまよいます。ようやくたどり着いたのは、年寄から赤子まで、女だけで暮らしている隠れ里。そこで出会うのは、女たちの驚くべき風習、いのちを脅かすものたち、雪舟という奇妙な老人……。
なんとしても生きのびようとする誇り高き女たちは、久忠の求める刀をつくることを条件に、「私たちを守ってほしい」と、次から次へと難題を持ち込みます。
久忠たちの運命や、いかに? -
〈世界一の教養〉とは? 英国エリートに伝授される奥義を全公開!
ビジネスパーソン必読「究極の学び本」
英国の名門パブリックスクール(中高一貫校)が伝授する
「本物の教養」が学べる一冊!
〈世界の大学ランキング8年連続1位〉のオックスフォード大学やケンブリッジ大学へ、
卒業生の多くが進学。歴代首相を40人近く輩出、
全寮制で『ハリー・ポッター』の舞台にもなった。
秘密主義のヴェールに包まれエリートのみに伝授されてきた
〈教育の奥義〉を、あますことなく公開する。
◆「本物の教養」を支える〈読み〉〈書き〉〈ストーリーづくり〉とは?
・アリストテレス、ヘーゲルに学ぶ、知的で魅力的な文章を書く秘訣
・ 相手を説得するには「エトス」「ロゴス」「パトス」を駆使せよ
・「エトス=倫理」「ロゴス=論理」「パトス=感情」の本質とは
・「何を議論するか」「相手は誰か」「あなたは誰か」に応じ比率を変えよ
・「科学」と「文学」とが対立した場合はどうするか
・ 思考と教養のベースとして数百冊の選び抜かれた本を読め(動画はNG)
・「伝統的な貴族」ではなく「知の貴族」たれ
◆英国エリート名門校生徒の必読書114冊を解説つきで紹介!
・『わたしを離さないで』『グレート・ギャツビー』『自負と偏見』『不思議の国のアリス』『銀河ヒッチハイクガイド』『動物農場』『サピエンス全史』『ホーキング、宇宙を語る』『妻を帽子と間違えた男』『フェルマーの最終定理』『緋色の研究』ほか登場
・『源氏物語』は、恋愛、栄光と没落、権力闘争を描いた名作だ
・『武士道』は、日本以上に世界で有名 -
映画監督の毎日は、平凡で、ドラマチック(ときどき爆笑)
血の味がしたランニング、幻のオリンピック・チケット、宣伝地獄からの東京脱出、替え玉受験疑惑……。
数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔
「またオリンピックか。困るんだ、こうしょっちゅうやられては」
にもかかわらず、始まってしまえば猫にマタタビ。手に汗握り、自律神経が狂うほど興奮し、夜中に全ての中継が終わった頃にはぐったりして机に向かう気力も失っている。「勇気を与えられた」はずなのに、いま目の当たりにしたアスリートの万分の一も頑張らずに寝る。お前はバカか、と自分でも思う。(本文より)
西川美和さんといえば、作品を発表する度に国内外で大きな話題と高い評価を得る人気映画監督です。また同時に、小説作品も直木賞候補に選ばれるなど、映画業界という枠を超え、文筆の世界でも名文家として知られています。
これまでも映画にまつわるエッセイ集などを多く刊行されている西川さんですが、本書はスポーツや時事問題など、映画から離れたテーマも数多く、第一線で活躍する映画監督の日常を綴ったものとして、これまでのエッセイ作品とはひと味もふた味も違った表情を見せています。
自身のランニング体験や青春時代の思い出をユーモラスに綴ったかと思えば、コロナ禍でのオリンピックやウクライナでの戦争、ハラスメント問題などに、日常ボケした私たちの心をひと刺しします。西川美和さんってこんなにチャーミングで、こんなに日々の問題に誠実なの!? と驚くことうけあいです。たとえば一日の終わりに一篇ずつ、名エッセイと映画監督の意外な素顔に浸ってみてはいかがでしょうか? -
引退を機に明かす、人気番組の舞台裏
「これは僕の、テレビ界への遺言です」
32年間続けた放送作家を辞める鈴木おさむ氏が辞めるまでの半年間で綴った、
テレビの真実とヒット番組の裏側。
「これはテレビがテーマのエッセイ本ではありません。
32年間放送作家をやってきた僕からテレビへの遺言です。
大きく変わるテレビ。
変わるしかなくなったテレビ。
今までは書けなかったことを全部書きました。
辞めるからこそ伝えたかったこと、残すべきことを。
さよなら、テレビ。
ありがとう、テレビ。」
―― 鈴木おさむ -
会議に執筆、今年もマリコは大忙し
去年から勤め人となったマリコは年始から大忙し。
元気を出すためしっかりお餅を食べて、朝ドラの「舞い上がれ!」はかかさない。
理事長になって初めての卒業式。
エッセイよりだいぶ早い「挨拶文の締切」に面喰いつつも、
しっかり書き上げるマリコであった。夏になるころには「週刊文春」の
エッセイの担当者であったイイクボ青年が何と社長に就任。
コロナが明けてからは台湾を楽しみ、ルーマニアへの弾丸出張もなんのその。
「週刊朝日」が休刊し、山の上ホテルが休館になったり寂しいニュースもあったけど、
いつでも前向きなマリコに今日も世間の目は釘付けである。
「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイ、ついに35巻! -
大人気! 哲代おばあちゃんの本、第二弾
「長う生きてきた集大成が今の自分です。しょんぼりしよったら、人生を否定したみたいになりますね。心だけは柔らこうにして、おばあさんはいつも機嫌よう過ごしていたいです。なーんちゃって」(「はじめに」より)
「こんなかわいいおばあちゃんになりたい!」「人生の目標にしたい」という声が広島から全国に広がり、ベストセラーとなった『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』の石井哲代さんのその後を追った続編。これまでの人生経験から得た「哲代さんが自分の心に言い聞かせている言葉たち」を一冊に。
足の痛みで入院したり、できることが少なくなったりして気落ちする日もあるけれど、弱気の虫を退治して自分を励ましながら、明るく、機嫌よく、しなやかに生きている哲代さん。そのありのままの姿を「中国新聞」のふたりの記者(53歳と50歳、合わせてちょうど103歳)がじっくりと取材し、心に響く哲代さんの言葉を丹念に紡いだシリーズ第二弾。
石井哲代(いしい・てつよ)
1920年、広島県の府中市上下町生まれ。20歳で小学校教員になり、56歳で退職してからは畑仕事が生きがいに。近所の人からはいまも「先生」と呼ばれている。26歳で同じく教員の良英さんと結婚。子どもはおらず、2003年に夫が亡くなってからは親戚や近所の人に支えられながら一人暮らしをしている。100歳を超えても元気な姿が「中国新聞」やテレビなどで紹介されて話題になり、2023年1月に刊行した初めての著書『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』がベストセラーに。 -
あらゆるスモールビジネスを志す人にオススメしたい!
――深津貴之(インタラクション・デザイナー)
クリエイティブの力で逆境を突破する「非連続な思考」の技術とは?
東大在学中に起業、常識破りの打ち手で「ホテルめぐり」ムーブメントを興し、過疎地の旅館を再生させ、「泊まれる演劇」から産後ケアサービスまで展開する異能のZ世代経営者による初の本!
・ホテルの可能性を次々と拡張させた「アセットの再定義」法とは?
・「インサイトの深掘り」が生んだ、温泉旅館の逆転大ヒットプランの秘密
・「指名買い」されるブランドをつくる“時代や土地の空気感”の言語化
・「異質なものとマッシュアップ」する、常識を裏切るアイディア発想法
・「どう発信するか」から「どう発信していただくか」の時代へ……etc
仕事をしていれば誰しもが、目の前に壁が立ちふさがり、悶々とするような状況に直面することがあるでしょう。でも時として、眼前高くそびえ立っていた壁を、魔法のようにふわっと軽やかに飛び越えていけることがあります。つい“魔法”という言葉を使ってしまいましたが、これは魔法でも奇跡でも偶然でもなく、ある思考回路をインストールすることで誰もが成し得る、再現性の高いメソッドなのです。
目の前の難題を突破していく不思議な力の正体――それが“非連続な思考”から生まれる「クリエイティブジャンプ」です。
――「はじめに」より
「持たざる者」の最高の武器となるクリエイティブジャンプ――“小さなユートピアをつくり出す”驚きの仕事術がここに。 -
第45回野間文芸新人賞受賞作
「東京都同情塔」が芥川賞を受賞して更なる注目を集める著者が、
ほとばしる想像力で描く、馬と人類の壮大な歴史をめぐる物語。
太古の時代。「乗れ!」という声に導かれて人が初めて馬に乗った日から、
驚異の物語は始まる。この出逢いによって人は限りなく遠くまで
移動できるようになった――人間を“今のような人間”にしたのは馬なのだ。
そこから人馬一体の歴史は現代まで脈々と続き、
しかしいつしか人は己だけが賢い動物であるとの妄想に囚われてしまった。
現代で競馬実況を生業とする、馬を愛する「わたし」は、人類と馬との関係を
取り戻すため、そして愛する牝馬<しをかくうま>号に近づくため、
両者に起こったあらゆる歴史を学ぼうと
「これまで存在したすべての牡馬」たる男を訪ねるのだった――。 -
サラブレッド大河ロマン小説
現代→1916年。日本人騎手が「蹄鉄」に転生!
フランスの凱旋門賞に出場した日本人騎手・藤晩夏は、レース中の落雷で異世界に転生してしまう! 口の悪い「蹄鉄」になった晩夏は、アラブ系の少年アリーの相棒として、ロンドン郊外からアメリカのケンタッキーへ、馬たちの成長を見守ることになった……。愛と裏切りと、狂気と堕落と執念と。さまざまな苦難と対峙して、世界的な名馬たちの誕生から、悲劇的な死に至るまで、アリーと晩夏は時代を走り抜ける。サラブレッドロマンあふれる大河小説! -
あなたの脳をスーパーチャージする方法。日々の「習慣」を変えれば、「脳力」は伸ばせる!
「自分史上最高の脳」になるための最新メソッドを「大全」にまとめた決定版!
「運動」「食事」「睡眠」「腸」「栄養」「性欲」「知力」「孤独」「幸福」...
科学によって証明された「脳にとっていいこと」を、この一冊ですべて網羅。
大人になってからの知力の「4分の3」は、環境や生活習慣で決まる。
仕事のパフォーマンスを最大化するには? 認知症の予防に大事なことは?
――「習慣」を変えれば「脳」も変わる。
■脳トレは役に立たない。知力アップには「語学」と「ダンス」
■知能が決まるのは、「遺伝」か? それとも「環境」か
■アルツハイマー病の原因となる変性は、35歳から起きている
■「ジム通いの都会人」より「羊飼い」の方が健康な理由
■1日3食+おやつ、は人間の進化の歴史を無視している
■ヴィーガンの8割が疲れやすい理由。脳への恒久的ダメージも
■学習能力や認知機能は、腸内の善玉菌が関係
■「孤独」は脳を縮ませる。「SNS孤立」にも注意
■定期的なオーガズムが脳を活性化する―JUST DO SEX
■睡眠不足が、中高年期の認知機能に悪影響を与える
■一週間に150分の有酸素運動を。だが、長時間座り続けると帳消しに
■グリーン・ジム(登山、釣り、ハイキング、草刈りなど)もおすすめ
■ヨガ=心身一体化は、脳のデフォルト・モード・ネットワークに効果あり
■「不安」や「恐怖」にとらわれるな。脳の活動が低下してしまう...!
アメリカ大統領の健康アドバイザーが本書を推薦! -
ありきたりな「いつもの暮らし」にも、ときどき小さな幸せがある
コロナ禍前から半分隠居状態、同居の猫とも少々ディスタンスあり気味な関係。たまに出かけることもあるが、基本的にひとりで過ごす。事件と呼べるほどのことは何も起きない極めて平穏な日々。そんな生活の中でふと見つけた「茶柱」のような、ささやかな発見や喜びを綴ったエッセイ集。
インスタグラムに現れる動物にほのぼのし、絶景に縮み上がる。ベランダ菜園で生まれてきた野菜たちを親父気分で歓迎する。気のおけない先輩たちとの「婦人会」で、暑苦しくなくお互いを応援し合う。幼なじみとのバスツアーで「おつまみこんぶ」とバスガイドの素晴らしさを噛みしめる。キャットタワーが捨てられなくてひとり途方に暮れる――。日常を面白がろうとする姿勢から生まれた、ユーモアあふれる着眼点に思わずクスッと笑ってしまうこと間違いなしの一冊です。
【プロフィール】
小林聡美(こばやしさとみ)
1982年、スクリーンデビュー。以降、映画、ドラマ、舞台で活動。主な著書に『ワタシは最高にツイている』『散歩』『読まされ図書室』『聡乃学習』『わたしの、本のある日々』など。 -
とある高校の喫茶部。それぞれ好みのおやつを持ち寄る四人は、
不思議な噂を耳にする。
「うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい」
それはただの都市伝説か、それとも――!?
ゆる部活のメンバーがたどりついた「答え」とは。
「おやつ部」のメンバーが、世界の謎にゆるく挑む。
スナックをつまむ指先が光るのは、油のせいだけじゃない、かも。
おいしく楽しく、ときどき切ない5つの物語。
うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい――
学内で囁かれる噂の真相とは?(「うまいダッツ」)
おばあちゃんが失くしたブローチを探すことになったおやつ部の面々。
探し物の過程で見えてきたものとは。(「チロル・ア・リトル」)
お菓子当てクイズに参加することになった四人。
果たして、その勝敗はいかに。(「バカみたいにウケない」)
SNS上の友達と気まずくなってしまったメンバー。
会いたくない彼女と会いたい彼女、それぞれの理由とは。(「それは王朝の」)
学年が上がり、初めてできた後輩。
しかし彼らは全員、妙にまじめで――。(「百年の愛」) -
”全身脚本家”驚愕の真実!
『羅生門』、『七人の侍』、『私は貝になりたい』、『白い巨塔』、『日本のいちばん長い日』、『日本沈没』、『砂の器』、『八甲田山』、『八つ墓村』、『幻の湖』など、歴史的傑作、怪作のシナリオを生み出した、日本を代表する脚本家・橋本忍の決定版評伝。
著者が生前に行った十数時間にわたるインタビューと、関係者への取材、創作ノートをはじめ遺族から譲り受けた膨大な資料をもとに、その破天荒な映画人の「真実」に迫る。
目次
序 鬼の詩
一 山の章
二 藪の章 『羅生門』
三 明の章 『生きる』『七人の侍』
四 離の章 『蜘蛛巣城』『夜の鼓』『女殺し油地獄』『風林火山』
五 裁の章 『真昼の暗黒』『私は貝になりたい』
六 冴の章 『切腹』『仇討』『侍』『日本のいちばん長い日』『上意討ち』『首』
七 血の章 『張込み』『ゼロの焦点』『人斬り』『黒い画集 あるサラリーマンの証言』『砂の器』
《特別インタビュー》山田洋次の語る、師・橋本忍との日々
八 計の章 『人間革命』
九 雪の章 『八甲田山』
十 犬の章 『八つ墓村』『幻の湖』
十一 鬼の章 『愛の陽炎』『旅路 村でいちばんの首吊りの木』『鉄砲とキリスト』『天武の夢』
橋本忍 脚本映画一覧 -
村上さんが愛してやまないジャズ・レコードについて語る極上のエッセイ
「僕の大好きなジャズ・レコード188枚のことを書きました」
チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ……ジャズの黄金時代に数多くのジャケット・デザインを手がけた伝説的アーティスト、デヴィッド・ストーン・マーティン。彼がデザインしたレコードを敬愛し蒐集してきた村上さんが、所有する盤すべてをオールカラーで紹介。
手にとって見ているだけで素敵な音楽が聞こえてくる、極上のジャズ・エッセイ。 -
「まだ人生に、本気になってるんですか?」
この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。
「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」
慶應の意識高いビジコンサークルで、
働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、
「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、
クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……
”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。
彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか?
2021年にTwitterに小説の投稿を始めて以降、瞬く間に「タワマン文学」旋風を巻き起こした麻布競馬場。
デビュー作『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』のスマッシュヒットを受けて、
麻布競馬場が第2作のテーマに選んだものは「Z世代の働き方」。
新社会人になるころには自分の可能性を知りすぎてしまった令和日本の「賢すぎる」若者たち。
そんな「Z世代のリアル」を、麻布競馬場は驚異の解像度で詳らかに。
20代からは「共感しすぎて悶絶した」の声があがる一方で、
部下への接し方に持ち悩みの尽きない方々からは「最強のZ世代の取扱説明書だ!」とも。
「あまりにリアル! あまりに面白い!」と、熱狂者続出中の問題作。 -
洋服選びもクローゼット整理も、もう迷走しない!
コーディネートのカウンセリングはもちろん、ショッピングや美容室への同行、自宅のクローゼットチェックやメイクレッスンまで行って、17年間で約3万人の人生を変えてきたパーソナルスタイリストが、自分らしい装い=「名刺服」で気持ちよく生きるための「似合わせテク」を大公開。
クローゼットを「収納場所」から「ワクワクする場所」に!
「週刊文春」連載コラムを書籍化。
*クローゼットの中の何を処分して、何を買い足せばいいの?
*ヌケ感、こなれ感ってどうすれば身につくの?
*おしゃれに見えるテッパンの色の組み合わせが知りたい!
*年を重ねても、ジーンズを格好よく穿きこなすには?
……ほか、大人のファッションのお悩みをすっきり解決!
霜鳥メソッドで幸せになった人々の素敵なエピソードもたっぷり収録。
この月には何を準備すればいいか一目でわかる「1年間のファッション・スケジュール表」、自身や家族の定年を機に片付けをしたい人必読の「65歳からのクローゼット整理術」のページも。
人生100年時代のバイブル!
第1章 「似合う」を見つけるテクニック教えます
第2章 春夏秋冬、おしゃれな大人の年間スケジュール
第3章 クローゼットを見れば人生がわかる
スペシャル企画 65歳からのクローゼット整理術
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