『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー(実用)』の電子書籍一覧
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2011年10月、
スティーブ・ジョブズが死去した。
彼の数々の偉業を称え、
多くの人々がアップルストアに花を手向けたニュースは記憶に新しい。
創業したアップルを追放され、
その間にピクサー・アニメーション・スタジオを設立。
そして再び、破産寸前のアップルを立て直すために復帰するなど、
アメリカを代表する偉大な革新者となった
ジョブズの伝説はそれだけではなかった。
常識にとらわれないやり方、
強烈に放つ情熱や完璧主義などの逸話もその一つだが、
やはり、彼の成功のカギともいえる経営理念やリーダーシップこそ、
学ぶ価値のあるものだ。
本書では、
ジョブズの取材を許された唯一の人、
ウォルター・アイザックソンが、
リーダーとしてのジョブズの真髄を語る。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年11月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
世界的なデザイン会社のIDEOは、
立場に関係なく互いに助け合って仕事を進めている。
そうした助け合いの文化が、
素晴らしいデザインを生み出す源泉となっているという。
他者の助力を受けることで新たな気づきを得られ、
また助けた側もその結果に満足することで
生産性が向上するのである。
本書ではIDEOを観察して得た4つのカギを紹介する。
これらを実践できれば、
いかなる企業であっても、
創造性の高い組織文化を築くことができるだろう。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年6月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
アナリティクスがビジネスに取り入れられるようになったのは、
1950年代のことである。
それは主に生産工程や販売、
顧客などの企業内のデータを収集・分析したもので、
意思決定のパフォーマンス改善に役立った。
この状況が大きく変わったのは2000年代半ばである。
グーグルなどのインターネットを基盤にした企業や
ソーシャル・ネットワーキング企業が、
新たな種類の情報を蓄積・分析し始めた。
いわゆるビッグデータの時代が到来したのだ。
そしていま、
これらのアナリティクスの技術を用いて
いっそう価値の高い製品やサービスを
つくり出そうとする企業が現れている。
新たな段階を迎えたアナリティクスを
どう戦略に活かすべきだろうか。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年5月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
マーケティングの意思決定は、
長い間、属人的な勘と主観を頼りに下されてきた。
しかし、本稿が発表された1960年代後半になると、
高度な定量分析を取り入れようとの動きが、
企業の間に少しずつ広がり始めてきた。
新商品の開発・投入、プライシング、広告、物流、
営業部門のマネジメントといったさまざまな分野で、
実地への応用も進んできていたのである。
オペレーションズ・リサーチをマネジメントに
生かし始めた黎明期のマーケティング手法を知るものだ。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2004年2月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
筆者のクレイトン M. クリステンセンは
『イノベーションのジレンマ』などで知られる経営学者だが、
本書はビジネスを論じたものではなく、
彼自身が人生の意味を見つけるうえで役立った指針を、
ハーバード・ビジネス・スクールの2010年の卒業生に語ったものである。
この考えの根本にあるのは彼の厚い信仰心だが、
指針自体はだれにでも活用できるため、
HBRで紹介された。
本書では、
クリステンセンが授業の最後に問いかけるという、
3つの質問(経営の理論をキャリアや家族について当てはめてみる)を紹介し、
人生の目的を考えることの重要性を説く。
時間、エネルギー、能力という人生における資源の配分を考える際には、
長期的な視点を持つことを勧める。
また、間違った行為に伴う限界費用は、
「この一度だけ」であればいつでも小さく思われ、
それが、人生を誤らせてしまうとも警告する。
そして最後に、人生を評価する物差しを持ち、
人生の終わりに成功だったと評価できるように毎日を過ごすべきだと、
アドバイスする。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年3月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
企業変革やイノベーションには、新しいアイデアが不可欠である。
にもかかわらず、そのようなアイデアは、
ほとんどの組織で、最終的につぶされてしまうことが多い。
リーダーシップ研究の権威であるジョン・P・コッターによれば、
我々はアイデアを生み出すことばかりに関心が向いており、
アイデアを成就させることには比較的無関心であるという。
これは一種の集団力学といえる。
また彼は、反対派や懐疑派を翻意させ、
アイデアに巻き込んでいくために、
「ライフ・スキル」(日常のさまざまな問題に効果的かつ建設的に対処する能力)や
人間の感情面の重要性を指摘する。
コッターは、ブリティッシュコロンビア大学教授の
ローン・A・ホワイトヘッドとの共同研究により、
これら反対勢力を巻き込み、
新しいアイデアへの支持を取りつける方法を見出した。
これをまとめたのが最新著 Buy-in である。
本インタビューでは、
アイデアを推進・実現するための基本アプローチ、
反対勢力が常套とする24種類の攻撃パターン、
それへの対処法と5つの「べからず」など、
この最新著のエッセンスについて紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年2月号)』に
掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
グーグル、ベスト・バイ、P&G、
シスコ・コーポレーションなどの先端企業は、
高度なデータ収集技術と分析技術を駆使して、
人材から最大の価値を引き出そうとしている。
こうした「人材分析学」を活用する企業は、
社員の「やる気」の定量化、
自社にマッチした社員の特性、
離職の可能性の高い社員の分析などの手法により、
社員のマネジメントから憶測を排除し、
人事関連のさまざまな分野で効果的な管理を実現している。
本書では人材分析学の主な手法──
組織の総合的な健全性を監視する単純な指標の構築から、
人材不足や過剰の予測まで──を紹介する。
また分析学を使いこなすためには、
良質のデータを手に入れ、
企業レベルでこれを管理し、
分析のリーダーたちをサポートし、
現実的な分析目標を選び、
幅広い知識を備えたアナリストを雇わなければならない。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2010年12月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
ヘンリー・ミンツバーグは
CEOの実際の仕事をつぶさに観察し、
1973年に発表した処女作『マネジャーの仕事』のなかで、
これまで描かれてきた経営者像とのギャップを明らかにした。
コッターもこれに倣い、
事業部門のマネジャーを対象に、
その人数と調査期間をさらに広げた調査を試みた。
その結果、優れたマネジャーたちに共通する
12のパターンが浮かび上がってきた。
そしてこれらは、教室で教えられている
マネジャー論とは異なるものであった。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2010年5月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾス、ピエール・オミダイア、アラン・G・ラフリーなど、25人のイノベーターのほか、イノベーティブな企業を立ち上げた、あるいは新製品を開発した3500人超の人々を調査したところ、「イノベーターDNA」と呼ぶべき五つの能力が明らかになった。
これら「関連づける力」「質問力」「観察力」「実験力」「人脈力」は先天的なものではなく、後天的に育成可能である。
本書では、個人と組織のイノベーション能力を向上させるために、各能力の特徴とその開発方法について解説する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2010年4月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
国際宇宙ステーション(ISS)のコマンダー(船長)には、国籍も文化も違う個性的なメンバーをまとめ上げることはもちろん、限られた期間で高い成果を上げることが求められる。
そのISSコマンダーに日本人で初めて任命されたのが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士である若田光一氏だ。
チームとしての生産性を高めるために、リーダーとして何を心がけ、実行したのか。
酸素も重力もない極限の環境下における、コミュニケーションの重要性が語られる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年11月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
世界のビジネス・スクールのなかで、起業論はいま最も盛り上がりを見せる分野である。
全米の多くの大学で、起業プログラムを立ち上げる動きがあり、起業論に特化した教育で世界的に有名なバブソン・カレッジ、伝統的に起業論を重視するスタンフォード大学やインディアナ大学だけでなく、ここ10年ほどは、多くの大学が起業プログラムを中心に据える動きを見せている。
属人的と思われがちな起業家精神。
学者たちがそれをどのように定量化して分析しようとしているのか。
そして起業家たちに共通する素養はどのようなものなのか。
本書では起業研究のフロンティアから、日本への示唆に富んだ3つの論点「起業家精神とは何なのか」「大企業こそベンチャーを活用すべきか」「グローバルなローカルの視点は有効か」について論じていく。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年8月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
データの取得が容易になり、その活用や分析によって新たなビジネスチャンスを得られるのではないかという期待が高まっている。
とりわけビッグデータの活用に注目が集まるなか、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文氏は、データはあくまでもツールにすぎないと説く。
IT活用で実績のある鈴木氏はデータをどのようにとらえて活用したのか。
そして、データより大切なものとは何か、その真意に迫る。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
550円(税込)レーベル: DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー出版社: ダイヤモンド社変化の激しい現在のビジネス環境では、従来の枠組みを超えて、新たなビジネスの土俵を生み出すことが求められている。
その方法として注目されているのが「行動観察」である。
行動観察では、“場”に必ず足を運び、そこで起こっている事実をていねいに集める。
そのうえで、事実を構造的に解釈し、新しいフレームを生み出すのだ。
本書では行動観察における5つのステップについて論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
成熟市場における消費者の嗜好は、かつてないほど多様化している。
消費者のニーズは一人ひとりすべて異なると考えられ、いち早く察知することに企業は躍起になっている。
くわえて、ビッグデータなど情報収集ツールの進化によって、個人の消費活動が詳細かつ正確に捕捉できるようになったことも、その傾向に拍車をかけている。
しかし、本当にそれで消費者の心を射止めることができるのか。
消費者は自分自身の本心を把握しているとは限らない。
気づいていないことは、いくら聞かれても答えられないのである。
マーケティング・リサーチの結果をうのみにすることは危険である。
本書では、むしろ人間の本質を見極めたうえで、社会の環境変化からニーズの変化を探り当てることが大切であり、それこそが本来のマーケティングであると説く。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年10月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
550円(税込)レーベル: DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー出版社: ダイヤモンド社いかに有用なインプットを得て、それをコンセプトに昇華し、アウトプットにつなげていくか。
いま、IDEOやスタンフォード大学d-schoolが提唱したことで、デザイン思考は近年注目を集めている。
行動観察はデザイン思考において、重要な手段として位置づけられているが、ともすればやや技術論に走りすぎる感もある。
百花繚乱のデザイン思考の系譜を整理しつつ、実務家から見た本来の目的、つまりクリエイティブの手段としていかにあるべきかを考えていく。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年8月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
550円(税込)レーベル: DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー出版社: ダイヤモンド社貨幣が生まれる以前の贈与交換が行われていた時代、交換は「顔」が見える行為であり、人間関係と密接に結びついていた。
しかし貨幣の登場で、交換の効率性や自由が高まるにつれて、交換はモノやサービスを単に受け取るだけの無機的で他人とのつながりを意識しない行為へと変化した。
ポスト産業資本主義の現代、企業が小さな差異を見つけて利潤マージンを確保することが求められている。
贈与交換の時代にあった「顔」を見せることが、差異を生み出す戦略の一つとして再び注目されている。
顔を見せることによって得られる、信用や信頼が企業のプライシングにどのように影響を与えているのか、経済学者の岩井克人氏に伺う。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
キャリアの成功とは何だろうか。
キャリア形成コンサルタントの著者は、
次の3つが達成された状態だという。
すなわち、
(1)自分が職業人生で達成したい使命が明確になる、
(2)その使命の達成を自分の職業とできる、
(3)職業人生におけるコントロールを自分で握る、である。
そのために最も必要なのが、実はリーダーシップであると説く。 -
変革の必要性が声高に叫ばれても、うまくいくケースはきわめて稀だ。組織の構成メンバーが変革を望んでいながらなぜか失敗してしまう。変革を成功に導く8つの心得を学ぶ。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2010年2月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
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550円(税込)レーベル: DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー出版社: ダイヤモンド社フェイスブックで2008年からCOOを務めるシェリル・サンドバーグは、ハーバード大学とハーバード・ビジネス・スクールを最優秀の成績で卒業し、アメリカ財務省の首席補佐官、グーグルのバイス・プレジデントなどを務めてきた華麗な経歴の持ち主だ。
そして2013年4月には初めての著書Lean Inが刊行され、全米で大きな反響を呼んでいる。
Lean Inとは「控えめにならず、勇気を出して身を乗り出そう」といった意味で、サンドバーグはこれまでの経験を基に、女性も男性も本当の意味で同等に参加できる社会をつくろうと呼びかけている。
しかし同書に対しては、サンドバーグの姿勢が称賛される一方で、環境と資質に恵まれたからこその成功であって多くの働く女性には当てはまらない、という批判もある。
本インタビューでは、同書の狙い、また現在の社会や女性のあり方をどう見ているかなどについて語っている。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
アメリカを代表する社会心理学者のロバート・チャルディーニは、影響力の研究分野で第一人者とされる。
2001年に上梓したInfluence(邦訳『影響力の武器』)は200万部を超すベストセラーとなり、27カ国で翻訳された。
チャルディーニは「説得」における人間心理のメカニズムを解明し、説得力には6つの原則があると論じている。
本インタビューでは、相手の立場や文化によって、影響力を行使する際の原則が異なることを、ビジネス・シーンの実例を用いて解説している。
また、影響力の倫理面に関する新たな研究についても、考察を述べている。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
創造性と生産性の共存は、根源的な経営課題である。
そのどちらか一方だけでは、企業は存続し続けることはできない。
いまあるものを磨き込み、削ぎ落とす行為と、まったく新しいものをつくる行為を、トレードオフに陥ることなく両立させることは可能なのだろうか。
本稿では創造性と生産性の両立という、経営に関わる研究者と実務家が長年取り組んできた根源的なこの問いについて、過去から現在に至るまでの研究の流れを踏まえつつ、新たな解を提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年11月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
日常生活からビジネスに至るまで、多くの人に求められる決断力。
特に経営者においては、意思決定がその企業の命運を左右するほど重要であり、優柔不断であることは許されない。
不確実性が増し、環境が頻繁に変化する時代にあって、より素早い意思決定が求められていることを困難に感じる経営者は多い。
しかしながら、ビジネスにおける意思決定はけっして難しいものではない、と出口治明氏は説く。
素早い意思決定は集中力を磨くことで生まれ、よい意思決定は「自分自身」「歴史」「周囲の人間」という3つの鏡をよく見ることによって生まれるという。
戦後初の独立系生命保険会社を設立し、即断即決を実践してきた経営者が、意思決定の要素を分解し、何が必要とされるのかを語った。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年3月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
環境変化に惑わされ、そのつど戦略を変え、迷走する。
そして業績悪化の負のスパイラルをたどる……。
昨今、「日本企業には戦略がない」と指摘する声がしばしば聞かれる。
誤った戦略を立てているのか、実行不全なのか、それとも、本当にそもそも戦略がないのか。
企業再生と成長支援に関わってきた冨山和彦氏は、戦略を問う前に考えるべきことがあると言う。
シェアを取ろうが、競争相手に勝とうが、持続的に利益を上げられなければ意味はない。
最も重要なことは、事業の経済構造だというのが氏の指摘だ。
さらには、いかなる戦略も実行されなければ水泡に帰す。組織の強みとの整合性が取れるかどうか、戦略を実現できる組織体制をつくれるかどうかが大きなカギを握ると説く。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
いまやイノベーションは時代の合い言葉であり、その必要性が多くの企業で語られている。しかし、その一方でイノベーションという概念に対するそもそもの誤解が蔓延している。イノベーションは技術進歩ではない。次々と市場化される新しい製品やサービスや技術。こうした現象のほとんどは「進歩」であって、「イノベーション」ではない。クレイトン M. クリステンセンが提唱した「破壊的イノベーション」という概念の最大の功績は、イノベーションの「古典的定義」に立ち戻りつつも、経営が置かれている今日的な文脈に注目してイノベーションの本質を再発見したことにある。「新しい何か」という意味では共通しているものの、イノベーションと技術進歩は一面では正反対のベクトルであり、トレードオフの関係にあるとすらいえる。筆者である一橋大学大学院教授の楠木建氏は、イノベーションと技術進歩の違いを理解したうえで、目の前にある日々の「技術進歩の競争」を安直に追いかけないことが重要だと指摘する。腰を据えて本来の意味でのイノベーションを追求するのであれば、技術進歩に逃げてはいけない。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年6月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
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「普通のビジネス書を読むより大変」といわれる月刊誌『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』。その読者は、どのような経営書を評価しているのだろうか。「人に薦めたい本」「後世に残したい本」を教えてくださいという編集部の呼びかけに対し、数多くの読者に応じていただいた。目の肥えた読者が選んだランキングは、読み応えのある濃厚な内容のものが並んでいる。ぜひ、次に読みたい一冊を見つけていただきたい。
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「プロフェッショナル・ファーム」を標榜するマッキンゼーは、業務ごとにチームを形成する。そして組織内でチームを形成する仕組みは、市場モデルを用いている。つまり、クライアント・ワークごとに最適なメンバーが集められるのだ。この仕組みを支えるのは、個々の人材の特性であろう。その採用基準は、論理的な思考ができる頭脳明晰さというより、リーダーシップの総量だという。そしてチームのメンバーすべてがリーダーシップを発揮することを求めるのがマッキンゼー流である。そこには、リーダーとフォロアーの違いはほとんどない。マッキンゼーの元採用マネジャーで『採用基準』の著者が最強チームのつくり方を明かす。【主な項目】・チーム・システムによって運営される組織・すべての人事プロセスで問われるチーム意識・社内労働市場によって組成されるクライアント・チーム・インターナル・チームの役割・最強チームの条件1:コンフリクトを恐れない活発な議論が行える条件が整っていること・最強チームの条件2:メンバー全員がリーダーシップを持っていること
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「共通価値」(shared values)という概念は、経済的価値を創出しながら、社会的ニーズに対応することで社会的価値も創出するというアプローチであり、成長の次なる推進力となるだろう。
GE、IBM、グーグル、インテル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ネスレ、ユニリーバ、ウォルマートなどは、すでに共通価値の創造に取り組んでいるが、まだ端緒についたばかりである。
共通価値がもたらすチャンスを見極める方法は、「製品と市場を見直す」「バリューチェーンの生産性を再定義する」「事業を営む地域に産業クラスターを開発する」の3つである。
これまでの資本主義の考え方は、「企業の利益と公共の利益はトレード・オフである」「低コストを追求することが利益の最大化につながる」といったものであり、依然支配的である。
しかし、もはや正しいとはいえず、また賢明とは言いがたい。
共通価値の創造に取り組むことで、新しい資本主義が生まれてくる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2011年6月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
【『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号/2014年12月10日発売)』の特集は「CSV経営」です。併せてご購読ください。】 -
創業以来、日本のインターネット業界を牽引してきたヤフー。
PC時代の雄は、しかしスマートフォン/タブレット市場では後れを取りつつあった。
いつのまにか「高収益だがつまらない」組織となった5000人規模の大企業をいかにして変えるかが、2012年に社長兼CEOに抜擢された宮坂学氏の挑戦課題であった。
高業績を上げ、なおかつ「ヤフーバリュー」を掲げ、人材の質を大きく上げていく試みを聞いた。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
かつてIBMは時機を逃さず事業の構造改革を断行し、今日でも高い株主価値を誇る有力企業であり続けている。一方、ルネサス エレクトロニクスは優秀な人材を抱えていながら「失われた10年」と揶揄されるほど経営不在の時期が続き、いまや会社解体に近い過酷な合理化と向かい合うはめになってしまっている。いったい何が道を分けてしまったのか。そのためにはまず、会社とは何かを知らなければならない。そしてよい会社とは何かを考えることとは、よい経営とは何かを考えることに他ならない。株主中心モデルと従業員中心モデル、2つのモデルを統合し、株主から信頼され、従業員から誇りに思われるよう、企業を持続的な発展に導くのは経営者の責務である。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年12月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
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語学習得に正攻法などない。個性と適性に合った学習法を試行錯誤で見つけていくしかない。真のグローバル・コミュニケーション力を高めるには、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングという4つの言語スキルの基本学習のみならず、英語の語感や思考力を磨く鍛錬も必要である。本書では、グローバルで通用する英語力を高めるための代表的なツールをいくつか紹介する。さまざまなツールを手に取ってみれば、自分に合った語学習得の道が必ず開ける。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年10月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
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2009年にユニリーバのCEOに就任したポール・ポールマンは、イギリスとオランダに本社を置き、長い歴史を有する同社を世界で最も革新的な企業へと変身させた。
就任当日に利益予測の発表と四半期報告を廃止するという大胆な方針を打ち出し、さらに2011年、2020年までに売上げを倍増させると同時に、環境負荷を半減させるという意欲的な計画をスタートさせたのだ。
このきわめてチャレンジングな目標は達成すれば称賛の的になるだろうが、数字が伴わなければ退陣を求められることになる。企業としての本質は守りながら社会的使命をまっとうしようと指揮を執るポールマンに、社会と環境に貢献するビジネスモデルとは何か、株主や投資家との関係、また消費者との企業との関係をどう考えるか、CEOとしてあるべき姿とは何か、などを聞く。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
【『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号/2014年12月10日発売)』の特集は「CSV経営」です。併せてご購読ください。】 -
550円(税込)レーベル: DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー出版社: ダイヤモンド社『ワーク・シフト』で描かれた未来では、企業と従業員との関係は、根本から変わる。その時、企業には何が求められているのか。また私たち一人ひとりは個人として何を意識して働いていくべきか。著者リンダ・グラットン教授は、自分にとって価値ある仕事を見つけることが最も大切だと説く。【おもな項目】●働き方の変化に対する「備え」はできているか●ヨーロッパで先行する組織の多様性マネジメント●これからのリーダーは弱みや欠点をさらけ出す●自分にとって価値ある仕事なら80歳でも成長できる*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年5月号)』の論文を 電子書籍化したものです。
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経営者やコンサルタント、さらに若手リーダー層に読者が多い、本誌「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー」。
読者はどのような経営書を評価するのだろうか。
「人に薦めたい本」「後世に残したい本」を教えてくださいという編集部の呼びかけに対し、数多くの読者に応じていただいた。
目の肥えた読者が選んだランキングは、読み応えのある濃厚な内容のものが並んでいる。
ぜひこの冊子で、次に読みたい一冊を見つけていただきたい。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号)』に掲載された記事を加筆修正のうえ、電子書籍化したものです。 -
イラク侵攻、サブプライム問題などは、つまるところ意思決定の失敗である。多くの場合、意思決定は属人的であり、それゆえ偏見、不正確、非合理を伴う。いま求められているのは、意思決定プロセスのリエンジニアリングであり、最先端の科学の成果を用いて、体系的なプロセスを再構築することである。しかし残念ながら、科学的意思決定手法が数々開発されているにもかかわらず、これらを積極的に導入・実践している企業はきわめて少ない。本書では、意思決定プロセスを改善する四つのステップについて解説し、シェブロン、EDS、スタンレーワークスなどの例を紹介する。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2010年3月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
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世界に冠たるゼネラル・エレクトリック(GE)ほど人材の豊富な企業はないといわれる。GEの卒業生の何人もがフォーチュン500のトップに就任している。そのGEでアジア人として初めて本社上級副社長に上り詰めたのが藤森義明氏だ。ジャック・ウェルチやジェフリー・イメルトという稀代の経営者から、絶大な信頼を勝ち得た。世界各国で大型プロジェクトを成功させてきた藤森氏は、グローバル・ビジネスの最前線を知る。大きな商談をまとめるために必要な手腕とは何か。氏は営業スキルとはリーダーシップの資質と同じだと言う。また営業力こそ企業の競争優位の源泉となりうるとも言う。つまり、営業で目指すべきはオンリーワンの価値提案をすることなのだ。そのための資質はリーダーシップと同じである。 グローバルでの手腕を買われ、2011年日本企業のLIXILグループのトップに転身した藤森氏に、コモディティ化する市場でも通用する、本物の営業力について聞く。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
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企業の社会的存在が巨大となった20世紀。
もはや経済活動を担う存在のみならず、社会的な責任を求められるようになった。
CSR(corporate social responsibility)の考えの台頭である。
一方でCSRは株主価値を高めることとの関係が曖昧であると批判されることもあった。
その頃、戦略論の大家マイケル・ポーターが提唱したのが、CSV(creating shared value)である。
つまり、経済価値と社会的価値の両立を追求する新たな戦略論である。
今日、CSVを最も積極的に取り入れる企業の一つが、ネスレだ。
世界最大の食品メーカーである同社は、スイスに本社を置き、世界のほとんどの国々で事業展開するグローバル企業の代表でもある。
ネスレがCSVに取り組んできた背景には、会長のピーター・ブラベック-レッツマット氏がリーダーシップを発揮してきた点が大きい。
世界を代表する企業が、なぜCSVを推進してきたのか。
ブラベック会長にインタビューした。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
【『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号/2014年12月10日発売)』の特集は「CSV経営」です。併せてご購読ください。】 -
集中するとは、一般的に頭のなかから雑念を追い出し、一つのことだけを考えることをいう。
しかし近年、集中にはいくつもの形態があることがわかってきた。
大きく分けると、自分への集中、他者への集中、外界への集中の3つである。
優れたリーダーはこれらの集中力を自由に操ることができる。
自分の内なる声に耳を傾けながら、他者に関心を示し、社会の動きをいち早くつかむ。
EQ(心の知能指数)を提唱した心理学者、ダニエル・ゴールマンの最新論文。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年5月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
モバイル・コンピューティングの進化とクラウド・コンピューティングの登場により、収集できるデータ量は飛躍的に増大した。こうした膨大な情報が蓄積されることで企業や経営、そして社会にはどんなインパクトがもたらされるのだろうか。 ITと経営に関する研究の第一人者である國領二郎教授は、データや情報がつながり続けるようになったことで、社会の可視性が高まり、相手の情報が見えない「匿名」の経済から双方の情報がわかる「顕名」の経済へ転換しつつあると言う。こうした経済社会でカギとなるのは「信頼」である。信頼できない相手にはだれも自分の情報を預けたくないからだ。企業が信頼の基盤を築くことは、これからの重要な競争優位となると指摘する。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
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手の内が見えにくく、変化への対応も俊敏である──それゆえ、コンサルティング業界は長らくの間、製造業その他に起きたような破壊的変化の脅威を免れてきた。
しかし、聖域ももはやこれまで。
企業向け法務などのプロフェッショナル・サービス業界に見られるように、知識の普及とオープン化が進むにつれて、その優位性は脅かされつつある。
これらの変化は何を示唆しているのか。
コンサルティング・ファームに依頼する顧客企業は何に留意すべきか。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年4月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
1999年、オークション・サイト〈ビッダーズ〉のサービスから始まったディー・エヌ・エー。
2005年に東証マザーズ上場、2007年に東証1部、瞬く間に〈Mobage〉で世界展開を図る大企業となった。
ほとんどのベンチャー組織が、その成長に伴って成熟化を迎えてしまう。
はたして同社は、起業家精神を保ち続けることができるだろうか。
そのためには、「ヒト」ではなく「コト」に集中する組織であれ、と南場智子氏は説く。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
かつての「4マス媒体」といわれた、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌はいずれも消費者の減少に苦しんでいる。
ネットの台頭で、人々は自分の好きな情報を好きな時間に接する時代に完全に変わった。
もはや企業が計画するように広告を見てもらえる時代が終わったのだ。
コミュニケーションの主導権が消費者に移ったいま、企業はどのように宣伝広告活動を行うべきだろうか。
『MEDIA MAKERS』の著者、田端信太郎氏は、情報をコントロールできない前提での広告施策の重要性を強調する。
情報のコントロール有無の軸と、プッシュ型かプル型かの軸で広告活動を分類すると4つの領域に分けられる。
従来のマス広告は、このなかの「コントロール可能で、プッシュ型」の施策となる。
これから重要となるのは、未知なる「アンコントロール」の領域である。
具体的には、ソーシャル・メディアでのプッシュ型や、SEOやコンテンツ・マーケティングなどのプル型である。
これらの領域でいち早く成功した企業が、リーダー企業となる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年7月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
550円(税込)レーベル: DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー出版社: ダイヤモンド社素早く立ち上げ、見込みがなければ素早く撤退する──。
そんな昨今の起業スタイルの逆を行くのが、スマイルズの遠山正道社長である。
Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)、ネクタイ・ブランドgiraffe(ジラフ)、リサイクル・ショップPASS THE BATON(パスザバトン)……
いずれも軌道に乗るまでにかなりの踏ん張りが必要だったという。
一見すると共通項のないそれらの事業の背後にあるのは、数字ではなく「やりたいことをやるというビジネスモデル」だった。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
変化のスピードが速く方向性も見えない時代において、従来型の階層組織では、変化に対応できない。
その一方で、事業を効率的に運用していくうえで階層組織がいまなお最も効果的であろう。
この組織形態を維持しつつ、変化を先取りし迅速に事業転換していく組織にするには、ネットワーク組織を共存させることである。
役職も部署も異なるボランティアから構成されるネットワーク組織のメンバーは、既存の階層組織にも籍を置く。
そのうえで、メンバーは全員がリーダーシップをもって社内のあらゆる問題に対し解決策を策定し、実行していく。
当然、階層組織のトップのコミットも必要である。
この形態は、組織をコンピュータのOSに例え、「デュアルOS」と呼ぶ。
本書では、組織論の大家であるジョン・コッターが、著書『企業変革力』の考えをさらに膨らませ、組織変革を確実に実現させる組織のデュアルOSシステムを提唱し、その8つの実践メカニズムを紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年3月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
「5つの競争要因」や「バリューチェーン」の考え方を提唱し、企業戦略論において研究者や経営者に最も影響力を及ぼしてきたのがマイケル・ポーター教授である。
30年前に提唱されたこれらの理論は、企業を取り巻く環境が大きく変わった今日でも通用するものなのか。
また、近年、ポーター教授が発表した「共通価値」の原則は、企業の置かれた環境が変わったからこそ、生まれた概念なのだろうか。
経営環境が節目を迎える今日、従来の経営学で考えられてきたことがどのように変化するのだろうか。
ポーター教授は、これまでの理論が変わることはないと力説する。
そのうえで、企業が経済価値のみを追求することが、自社の競争力を弱める時代に突入したという。
本書では、マイケル・ポーター教授本人に、これからの競争優位について語ってもらった。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
【『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年1月号/2014年12月10日発売)』の特集は「CSV経営」です。併せてご購読ください。】 -
従来のデータベース管理システムでは扱い切れないほどの大量のビッグデータに囲まれている現代、組織は新しいタイプの専門職を必要としている。
それは「データ・サイエンティスト」と呼ばれる人々である。
彼らは大容量の非構造化データに構造を見出し、分析可能にし、ビジネスに役立つ知見を導き出すことができる。
実際に、SNSの〈リンクトイン〉の躍進の背後には、彼らの貢献がある。
優秀なデータ・サイエンティストは稀少なので、獲得競争が熾烈で、離職を食い止めるのも難しい。
金銭面の報酬だけでなく、自由度のある職務環境を用意し、意思決定者とデータをつなぐ「かけ橋」となって価値あるものをつくり上げたいというニーズに応え、やりがいのある課題を与えることが重要である。
今後は、データ・サイエンティストを養成する大学が増えてくると思われるが、それを待たずに、いまから積極的に確保していかないと、情報化社会では致命的な遅れにつながるおそれがある。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年2月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
海外売上高が2590億円、そのうちアジア新興国市場での売上高比率が73%を占め、いまや日本を代表するグローバル企業となったユニ・チャーム。
海外市場に進出するに当たり、戦略や人材マネジメントを変える企業は多いだろう。
しかしユニ・チャームは、日本市場で成功したみずからのパターンを、海外へそのまま持ち込んだ。
特殊といわれる日本市場でのやり方は海外市場では通用しないと思えるが、みずからの型を国内でしっかりと築き、現地でもよいサイクルを生み出している。
なぜ市場環境の異なる新興国で、日本でのやり方が通用するのか。
日本企業が持つ強みを活かした海外戦略について、同社代表取締役社長執行役員の高原豪久氏にインタビューする。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
人は何かを決める時、合理性だけでは説明できないような意思決定を行うことがある。
たとえば、買おうかどうか迷っていた新しいスマートフォンを、自分が尊敬している人が高評価していると、それをきっかけに買ってしまうことはないだろうか。
あるいは、同じことを言っても、ある人の提案は受け入れられるが、別の人の場合は受け入れられないという場面を見たことがある人も多いのではないだろうか。
人の意思決定を左右するような力、すなわち影響力を持ち、それを行使するにはどのような条件が必要なのか。
本書では、影響力を「コミュニケーションの受け手に最終的な決定権が残され、かつ自律的に判断していると意識しているが、コミュニケーションの発信者が事実上、その判断を左右させることができる力」と定義する。
そのうえで、影響力の4つの特徴とリスク、そして影響力を強める方法について論じていく。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年1月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。 -
顧客ニーズが複雑化し、他社との差別化を図るため、営業スタイルは、かつての「売り込み営業」「御用聞き営業」から顧客の課題に合わせて提案を行うソリューション型営業へと移行してきた。
しかし、ペットから住宅まで、インターネットで何でも売れる時代にあって、一部業界では「もはや営業はいらない」とまでいわれ始めている。
営業は本当に不要なのか。
営業でなければ果たせない役割があるのではないか。
そうであるなら、何を変え、何を強化すべきなのか。
日本企業の競争力の源泉を「現場力」に見出した経営コンサルタント遠藤功氏は、いまこそ「行動する営業」が重要だと説く。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。
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