『文春文庫、1か月以内、雑誌を除く(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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メガネ男子が共同生活!? でも〈蔦屋敷〉には秘密が――
順風満帆な人生を送っていた会計士の幾ツ谷理(いくつや・さとる)は、
突然、妻から離婚を切り出され、シェアハウス〈蔦屋敷〉に流れ着く。
離島からやって来た純朴な弓削洋(ゆげ・ひろ)や、
毒舌イケメン准教授の神鳴シズカ(かんなり・しずか)など、
風変わりな住人と賑やかに暮らしながら、妻との復縁を目指す幾ツ谷だが、
ある夜、神鳴の怪しい行動を目撃してしまい……。
不器用な心の交流が愛おしい〈ひとつ屋根の下〉ストーリー。 -
娘の命を救うために不可能に挑んだ家族の物語。2024年6月、映画公開!
【娘の心臓に残された時間はたった10年――】
生まれながらに、心臓に疾患をもっていた娘は医師から、余命10年を宣告される。
娘の心臓に残された時間はたった10年。
何もしなければ、死を待つだけの10年。
これを運命だと諦めるか。抗うか。
町工場を営む家族は、『「人工心臓」をつくり、娘の命を救うという不可能に挑む』ことを決意した。
実話をもとにした感動のノンフィクション。
2024年6月14日(金)、映画『ディア・ファミリー』として公開されます。 -
劇場支配人兼名探偵・ウィリアム近松太郎、登場!
サブカルチャーの聖地・下北沢で起こる怪事件に、
東西の2大劇作家の名を持つ謎のイケメンが挑む!
進学のため上京した竹本光汰朗は、亡き祖父が作り、今は祖母が経営する
下北沢センナリ劇場でアルバイトとして働き始める。
演劇人やミュージシャンたちが夢を追いかける街で起こる
「甦る死者」や「人間消失」など様々か怪事件を、
劇場支配人・ウィリアム近松太郎とワトソン役の光汰朗が快刀乱麻解決!
ACT1 神様のたまご
シャーロック・ホームズや金田一耕助が出るパロディ芝居の初日に、
小道具の宝石が盗まれた!?
コナン・ドイル「青いガーネット」のパスティーシュ。
ACT2 死と乙女
芝居小屋を狙った連続空き巣事件が発生。
一人で留守番していた光汰朗の前に謎の黒い人影が!
ACT3 シルヤキミ
島崎藤村の詩「知るや君」に曲をつけたロックナンバーを歌う
女性ボーカルの正体は?
ACT4 マクロプスの旅
下北沢の街が靄に包まれる”シモキタの白い夜”に、
死んだはずの暗黒舞踏のカリスマが出現!?
ACT5 藤十郎の鯉
劇団藤十郎一座が上演した歌舞伎の演目「鯉つかみ」の舞台から
役者が消えそのまま失踪した。
横溝正史「幽霊座」のパスティーシュ。 -
満開の桜も素晴らしいけれど、散り際にも楽しみはある――。
『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』『伝言猫がカフェにいます』の
著者が贈る、かけがえのない人生の物語。
庭にヤマザクラの大きな古木がある〈キャフェ チェリー・ブラッサム〉。
祖母と母から受け継いできた洋館で、緋桜(ひお)は、
季節の和菓子と茶を提供している。
訪れるのは、犬を連れて散歩にくる老人、
長年連れ添う国際結婚の夫婦、
保育園からの帰り道に通りがかった親子、
自分が進むべき道に迷う少女……。
桜の木は、今日もゆったり、行きかう人々を眺めながら、
各々が抱える悩みや秘めた思いに耳を傾け、静かに寄り添う。
四季の移ろいと人々の交流を、優しくゆったりと描く再生の物語。
文庫書き下ろし。 -
長く愛されている日本初のタウン誌「銀座百点」から生れたエッセイ集。
登場するのは朝吹真理子・いしいしんじ・いとうせいこう・岩松了・内澤旬子・金井美恵子・隈研吾・坂木司・佐藤雅彦・岡田茉莉子・松尾スズキ・湯本香樹美・都築響一・寄藤文平・森絵都・中川李枝子・道尾秀介・高野秀行・西川美和・金子國義・千早茜ら、各界で活躍する46人。
母と映画を見た後に買った木村家のあんぱん、歩行者天国の日に見上げる広い空、給料日は煉瓦亭のカツレツ、今はメニュウから消えた老舗パーラーのフルーツポンチ、伊東屋にしかない憧れの原稿用紙――。
銀座のとっておきの思い出を綴る、おしゃべりを楽しむように読みたい極上エッセイ。
※この電子書籍は2017年7月に扶桑社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
※電子書籍版には、宗左近氏の「思い出の街は銀座」は収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。 -
アフターコロナの介護業界の闇、その先の希望を描く。熱き刑事の物語
介護施設経営者が殺害された。容疑者となった友を救うため、警視庁刑事が走る。高齢化社会の絶望と希望を描く社会派ミステリー。
※この電子書籍は2121年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
女絵師の一生を描ききった直木賞受賞作!
不世出の絵師・河鍋暁斎の娘とよは、暁翠の画号をもつ女絵師。
父亡き後、仲がよいとは言えぬ腹違いの兄・周三郎(暁雲)と共に、
洋画旋風の中、狩野派由来の父の画風を守ろうとする。
明治大正の激動の時代、家庭の生活を担いつつ、
絵師として母として、愚直に己の生を全うした女の一代記。
第165回直木賞受賞作。
解説=東山彰良
※この電子書籍は2021年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
不条理な暴力に私たちはどう抗えるのか――
【第53回大宅賞受賞作】
1972年11月、革マル派が支配していた早稲田大学文学部構内で、一人の学生が虐殺された。後に「川口大三郎君事件」と呼ばれるこの悲劇をきっかけに、一般学生は自由を求めて一斉に蜂起。しかし事態は思わぬ方向へと転がり、学外にも更なる暴力が吹き荒れて――50年前、「理不尽な暴力」に直面した著者が記した魂と悔恨のルポ。
1972年、キャンパスでいったい何が?
思想家・内田樹氏 推薦!
「同時代を生きた人間として樋田さんがこの記録を残してくれたことに深く感謝したい。
若い人に読んで欲しいと思う。
人間がどれほど暴力的になれるのかは知っておいた方がいい」
【本作原案映画、公開決定!】
『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』
(2024年5月25日よりユーロスペース他で公開)
※この電子書籍は2021年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
まったく新しい「鬼平」。ハードボイルド時代小説!
「平蔵の顔を見た者は、だれもいねぇのよ」。
盗賊・黒蝦蟇の麓蔵は復讐を遂げるため、いまは平蔵の手先となった女に案内を頼む(「平蔵の顔」)。
両国橋の界隈で、掏摸を働いていた姉弟に目をつけたところ、思わぬ大事件に巻き込まれる(「繭玉おりん」)。
火付盗賊改・長谷川平蔵のまったく新しい魅力を引き出した六編。
特別対談・佐々木譲
挿絵・中一弥
【目次】
「平蔵の顔」
「平蔵の首」
「お役者菊松」
「繭玉おりん」
「風雷小僧」
「野火止」
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