『秘蜜らぶ文庫(ライトノベル、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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恋人にフラれたばかりの美波を慰めるため、一人暮らしのアパートで「慰める会」という名目の飲み会が始まった。
深夜一時……
「あっ、あん……っ、ちょっと、聞こえちゃうってば」
「もう濡れてんじゃん、ほら」
飲みつぶれたサークル仲間がリビングで所狭しと寝転がっている中、ベッドで“はじめちゃう”カップルが現れた。
美波の横では、自分を可愛がってくれている侑子先輩の彼氏:知樹が寝ている。
実は美波は、密かに知樹へ想いを寄せていた。
(知樹先輩の横で寝ているってだけでドキドキしてるのに)
(こんなの聞かされてちゃ、Hな気分になっちゃう)
くちゅり……
友人の情事を目の当りにして、既に濡れてしまっていた。
その時、隣で眠っていたはずの知樹先輩と視線がぶつかったのだ。 -
「はい、あーんっ」
薄い茶色のサラ髪に、大きくて綺麗な二重瞼の瞳。筋の通った鼻筋に、薄く女性的な唇。
そんな美少年の佐野が差し出すのは、いつも休憩で食べているケーキ。
「……あの、摘まむの、やめてって、言ってるんだけど」
「だって気持ちいいんだもん」
洋菓子店でウエイトレスをしている碧依は、いつも休憩で一緒になる大学生アルバイトの佐野に、ケーキを食べながら二の腕の肉を揉まれている。
「四つも年下のくせに、バイトのくせに、後輩のくせに、ため口で子ども扱いをして、なおかつ二の腕を摘まむんだから」
と、碧依は怒っているが、目の前で佐野が笑えば、顔はゆでだこのように赤くなっていった。
ほんのり甘くて、気持ちがあったかくなる、逢見るいのラブストーリー。
ぜひお楽しみください。
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